柏市学校図書館紹介blog

本に親しみ,本を楽しむ様々な取り組み~富勢西小学校

◆ようこそ!富勢西小図書館へ◆
 富勢西小学校は,柏市の北部に位置し,近くには利根川やあけぼの山公園がある
のどかで自然豊かな場所にある学校です。
 全校生徒は174名,6年生のみ2クラスで他は全て1クラスです。
小規模ですが,その分アットホームで何をやるにも全校生徒が一致団結しています。
 廊下をはさんで教室が向かい合わせになっているため,図書館の目の前に低学年の
教室があり,のぞいていく子,声をかけてくれる子,子どもたちがいつでも入りやすい
環境です。
 昨年度は一人当たり平均73冊の本の貸出がありました。高学年でも読書の時間に
しっかりと本を読み,借りる児童が多いのも富西っ子の特徴です。

◆読書だけじゃない!いろいろな試み◆
 学校では,読書だけではなくいろいろな本に
親しむ取り組みを行っています。
 以前から漢字検定の試験会場となっていましたが,
昨年度より算数・数学検定の会場にもなり,
子どもたちは自校で検定を受けることができます。
 そのため,検定の問題集も図書館に置いてあり,
試験前になると,勉強をしに来る子や借りに来る子も
多くいます。


 5月には,ポプラ社のポプラディア出張授業が行われ,4年生が図書館とPC室を
使用して,百科事典の使い方を学びました。

 大きな本を開いて言葉を探していくのは大変ですが,調べ学習でこれから使う機会も増えていくので,子どもたちは真剣に聞いていました。

 このほかにも,ベネッセの出張授業「辞書引き講座」を低学年で行っています。
辞書の学習をする3年生だけではなく,遊びを取り入れながら1,2年生でも辞書にふれることで言葉や漢字に早くから親しみ,辞書に興味を持つ児童も増えました。
 
 百科事典や辞書を「勉強で使う道具」として紹介すると身構えてしまいますが,
このように遊びの中で自然に使えるようになると,楽しく便利な道具として活用は
さらに広がりますね。

◆「読書イベント」もうすぐ始まるよ◆
 10月からは「秋の読書週間」に合わせて「読書イベント」が始まります。  
  
  昨年度はいつもと趣向を変えて,子ども
 たちから「しおり」のデザインを募集して
 「しおり総選挙」を行いました。       
  少ない児童数に対して,なんと61個の
 応募がありました。これらを全て張り出し
 てみんなに投票をしてもらい,上位12個
 の「しおり」がスタンプラリーの達成者へ
 のプレゼントになりました。

  今年も楽しいイベントを通して「読書の
 秋」を満喫してもらおうと計画中です。



 
 本を読むことが好きな子もいれば,まだまだ苦手な子もいると思います。
イベントや遊びを通して「読むことの楽しさ」を知ってもらうため,これからも
学校図書館は,子どもたちに寄り添う場所として,たくさんの本を提供していきます。