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市内小中学校63校の学校図書館活用の様子を紹介しています
第1回 司書教諭・学校図書館指導員合同研修
5月28日(火)沼南近隣センター大ホールにて、令和6年度 第1回 司書教諭・学校図書館指導員合同研修が実施されました。
はじめに、指導課 平野課長より、柏市の学校図書館の存在の重要さについてお話をいただきました。
<研修内容>
① 「司書教諭と学校図書館指導員の役割について」指導課 羽山指導主事
司書教諭と学校図書館指導員は、学校図書館運営の両輪であり、協働し、連携していくことが重要であるというお話でした。改めて、司書教諭と学校図書館指導員の役割や共通理解しておきたいことの項目を確認しました。その上で分業ではなく分担して業務を行い、児童生徒の学習活動を支援する学校図書館を共に運営していくことが大切ということが分かりました。
② 「柏市学校図書館 今年度の重点について」指導課 笹間教育専門アドバイザー
令和6年度の重点目標は、「教科学習での学校図書館活用」です。様々な教科で学校図書館を使えるよう5つの項目を掲げ、参考になる授業や方法を教えてくださいました。
「学校の教育課程の展開に寄与」する学校図書館を実現するために、様々な教科から図書やインターネット資料どちらも使いこなし、「調べる力」を身に付け、考えを深めることは、これからの社会を生き抜くための授業になります。児童生徒の主体的な学びを支えること、「健全な教養の育成」これが学校図書館の目的であると再認識しました。
③講演「学校図書館の活性化を図るⅡ ~問いと情報リスト作り+オリエンテーション~」
講師 足立区教育委員会 学校図書館スーパーアドバイザー
NPO法人学校図書館実践活動研究会 理事 藤田利江先生
今年度も藤田利江先生をお招きし、昨年度よりステップアップした内容で講演をしていただきました。普段子ども達に教えている調べ学習の指導方法や図書館の実践的な活用方法について、実際に体験しながら、声かけの仕方などについて教わりました。
調べ学習は、「問い」が重要であり、きっかけ作りに便利とされる多様な「考えるツール」を、また図書オリエンテーションでは、小学4年生で行うものを参考に伝えたいポイントなども含めて教えていただきました。「知らないことがわかる楽しさを子どもに体験させてほしい」とお話していました。「知る喜び」の体験が深い学びに繋がっていくと熱い思いのある講演でした。
講演の後には、今年度の取り組みについて、中学校区で話し合いました。
たくさんの気づきや学びがあり、共に研修を受ける貴重な機会となった研修でした。
例年通り、研修会場の2階でTRC図書館流通センター主催「子どもの力 図書館のためのブックフェア2024」が開催されていました。(期間:5月27日~5月29日)実際に手に取って選書ができる希少な機会です。研修前後に多くの司書教諭や学校図書館指導員が実際に本を手に取って意欲的に選書する姿が見られました。
今年度も学校図書館を支える司書教諭と学校図書館指導員が協働し、魅力ある図書館を目指して、様々な取り組みが始まります。
初任者研修・2,3年目研修
新年度が始まり1か月がたちました。
【初任者研修】
5/9(木)AM 沼南庁舎において第2回目の新人研修が行われました。
授業支援、柏市立図書館との連携、実務について確認しました。
研修の内容は次の通りです。
・実務について・実習(学校図書館コーディネーターより)
・授業支援について(教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生より)
・柏市立図書館との連携について(指導主事より)
勤務が始まり1か月、緊張の中、新年度の進級処理やオリエンテーションを行い、久しぶりに同期の仲間と再会です。たくさんの笑顔が見られました。今日の研修で学んだことも自校の図書館で生かせるように新たな気持ちでそれぞれの勤務校に戻ります。
【2・3年目研修】
5/9(木)PM 沼南庁舎において2・3年目研修が行われました。
研修の内容は次の通りです。
・学校図書館の整備・実務の確認(学校図書館コーディネーターより)
・オリエンテーション報告
・授業支援の課題について(教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生より)
・今年度チャレンジしたいこと
今年度行ったオリエンテーションの報告では昨年度の経験を踏まえ、それぞれに工夫が見られました。今年度取り組みたいことは、勤務校に合わせて各人が考え、すでに取組みを始めていました。1.2年前に新人であった方々は、心強い仲間に成長しています。
他校の様子や、ほかの指導員の取り組みを知る研修は、とても貴重な時間です。仲間と一緒に学び、高め合いながら、これからも柏市の学校図書館を支える業務を続けていきます。
第2回学校図書館指導員研修会
4月24日(水)、第2回学校図書館指導員研修会が実施されました。
今年度のスタッフ紹介の後、4月から新しく柏市学校図書館指導員に仲間入りしたメンバーから自己紹介がありました。一人一人の言葉から、この仕事に向かう新鮮で前向きな思いが感じられました。
まず初めに、「学校図書館指導員の役割」について、羽山指導主事より講義を受けました。作業の効率化を目指して変更になった業務の手続きを1つずつ確認し、学校での1日の時間の使い方を組み立てていきます。
より良い授業支援のためには、先生方とのコミュニケーションを欠かすことができません。
ステップアップ研修では、教育専門アドバイザー 笹間先生から、「レファレンスにこたえよう」というテーマで先生方の授業づくりに寄り添うレファレンスサービスの工夫を学びました。講義を受けた後、数人のグループに分かれ、各自の経験に基づいた情報交換をしました。今年度の業務にさっそく役立てていきます。
この研修は、新年度を迎えて柏市の学校図書館指導員全員が顔を合わせる最初の研修です。
グループワークでは、4つのグループに分かれて、新人指導員からの質問を中心にそれぞれが日ごろ疑問に感じていることについて意見交流しました。同じ疑問でも小学校と中学校で対応が異なることを知ったり、新たな視点での気付きを得たりと、学びが多く、絆の深まる時間となりました。
たくさんの知識と元気を受け取り、今年度も柏市63校の小中学校の学びを支えていきます。
本はともだち! 図書館はみんなの居場所 ~柏第七小学校~
柏第七小学校は,柏駅からバスで15分ほどの緑豊かな篠籠田地区にあります。周辺では,年々住宅地が増え,児童数も増加し,現在861名になりました。
昨年度は,3年生が総合学習で,1年を通して,柏の「歴史」「観光」「特産物」「自然」について調べました。その成果物はかしわインフォメーションセンターで掲示され,太田市長から「柏七小こども観光大使」の認定書をいただきました。
★壁一面に飾られた柏観光マップ(2024.2.15~3.31)
4月には全クラスで学校図書館オリエンテーションを行います。担任の先生に読み聞かせやブックトークをしていただき,そのあと中学年は分類クイズや本探しゲーム,高学年は調べ学習をします。
★マッピング~修学旅行の下調べ(6年生)
どの学年も図書館割り当ての授業には必ず図書館を訪れ,並行読書や調べ学習が盛んに行われています。
また,図書館はただ知識をインプットするだけの場ではなく,成果物の展示やビブリオバトルなど,学んだことをアウトプットする場としても活用されています。
★おはなしびじゅつかん(2年生)
★本の帯づくり(5年生)
図書委員や子ども司書も,本とみんなをつなぐ架け橋として活躍しています。子ども司書は読み聞かせボランティアさんといっしょに,朝の読み聞かせにも参加しています。図書委員は今年もたくさんの楽しいイベントを企画し,七小図書館を盛り上げてくれることでしょう。
★柏七小POPコンテスト
“あったかやなぎ”なメディアセンター!~高柳中学校~
令和6年度が始まりました!
静かな住宅街の中にある高柳中学校は、全校生徒528名で
元気良くスタートしました。生徒たちがお昼休みに利用する学校図書館は、
メディアセンターと呼ばれています。生徒や先生、地域の方々などみんなが
読書と学習、情報を楽しめる“あったかやなぎ”なメディアセンターを
今年度も目指しています。
4月23日は、『子ども読書の日』です。
1年生のオリエンテーションがこの日から始まりました。
利用の仕方を国語科の先生や学校図書館指導員から学びます。
ルールを守って気持ちよく利用したいですね。
先生たちからの説明を聞いた後は、メディアセンターの中を
確認します。小学校の学校図書館とどこが違うかな?
読みたい本を選びながら「違うところ」を一生懸命探します。
グループの中で小学校の学校図書館との違いを話し合った後は、
読書に取り組みました。小説を選んだ人、地震の本を選んだ人、
重たい百科事典を選んだ人…、手に取ったその本が中学3年間の
スタートブックになりますね。
高柳中学校には全校で取り組む「Tタイム」という朝読書の時間があります。
10分間という短い時間ですが、読書で自分に向き合うことの出来る貴重な時間です。
今月のおすすめは、日本文学の短編集!
誰にでも気軽に楽しめる物語を集めた本なので、学年を問わずみんなに読んで
もらいたい本です。今年度も子どもたちが読書を通じて成長できるように、
メディアセンターは応援しています 。
初任者研修・第1回学校図書館指導員研修
新年度が始まりました。令和6年度も柏市立の全小中学校に学校図書館指導員が配置されます。
【初任者研修】
4/3(火)に沼南庁舎において新人研修が実施されました。
3時間の研修で、学校図書館の機能・役割と、学校図書館指導員の実務について確認しました。
研修の内容は次の通りです。
・勤務の心得と学校図書館の一年(指導主事より)
・学校図書館指導員として大切にすること(教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生より)
・学校図書館指導員の実務について(学校図書館コーディネーターより)
・情報BOX、進級処理(ITサポート員 本間達哉氏より)
・学校図書館オリエンテーションについて (実演)
子どもたちの学びを支える学校図書館づくりのために、63校の仲間と一緒に取り組んでいきます。
【第1回 学校図書館指導員研修】
4/5(金)、Webにて学校図書館指導員研修が実施されました。
今年度の勤務や業務についての確認、学校図書館の活用推進についての講義をいただきました。
内容は次の通りです。
・配置や勤務について(指導主事より)
・前年から変更された業務について、指導員としての心構え等(指導主事より)
・今年度の重点について(教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生より)
令和6年度の重点は「教科学習での学校図書館活用」です。
いろいろな教科で学校図書館が活用されるよう、気持ちを新たに、学んだことを学校図書館づくりと支援に生かしていきます。
第7回 学校図書館指導員研修会
3月21日(木) 沼南庁舎にて、本年度最後の学校図書館指導員研修会が実施されました。
(1)活動報告発表会
「学校図書館活用実践記録」を元に、各校の学校図書館の様子や授業支援について発表会を行いました。
授業支援にあたり特に力を入れて取り組んだ内容や、児童生徒を読書に誘う工夫をこらした企画の紹介など、各校の特色ある取り組みが多く報告されました。 来年度の実践のヒントにしたいと思います。
(2)講評と次年度へ向けて 笹間コーディネーターより
活動報告発表会を受けて、笹間コーディネーターより、講評がありました。令和五年度の重点は、「調べる学習活動の充実」でした。
令和六年度の重点は「教科学習での学校図書館活用」です。今年度の経験を活かし、いろいろな教科で学校図書館を活用していきたいと思います。
(3)実技研修「学校図書館オリエンテーション」
どの学校でも新年度必ず実施する「学校図書館オリエンテーション」について、指導課の先生方と小学校・中学校それぞれのリーダーが実演しました。
学校図書館を「学習に活用する場所」と位置付けて、貸出返却等の利用指導に加え、調べ学習のための文献の正しい活用方法を紹介する内容でした。 来年度は全ての学級でオリエンテーションを実施し、授業を支える学校図書館の取り組みをさらに進めていきます。
短い時間でしたが、学校図書館指導員の1年間の集大成となる、学びの多い研修となりました。
~たのしく なかよく かっこよく~ 田中小学校
田中小学校図書館は、令和4年4月新校舎完成とともに新しくなりました。
広くて明るく、木のぬくもりが感じられる温かい図書館です。
子どもたちは図書館が大好きで、休み時間には友達と誘い合って図書館へ来てくれます。
田中小学校図書館の、今年度の取り組みを紹介します。
♪新刊展示会♪
夏休み前と秋の読書フェアー期間の2回、新刊展示会を開催します。
みんな仲良く、味見読書を楽しみ、お気に入りの1冊を探します。休み時間も図書館は大賑わいです。
★田中小の給食室のいちにち★
今年度、青少年読書感想文全国コンクール、小学校中学年の部の課題図書『給食室のいちにち』
を使って、栄養士の先生から「田中小給食室のいちにち」を教えていただきました。
毎日あたりまえに食べている給食が、こんなにもたくさんの人が関わり、丁寧に作ってくださっている
ことを学びました。実際に給食室で調理に使われていた大きなしゃもじやひしゃくをさわらせてもらい
子どもたちは大興奮でした。
♫6年生から1年生へ読み聞かせのプレゼント♫
6年生は、総合的な学習の時間、1年生へ読み聞かせを行いました。
お気に入りの本を選び、図書館を活用した授業の時間や休み時間を使って一生懸命練習しました。
さすが6年生、練習の成果を発揮し1年生は食い入るように読み聞かせを聞き、お話の世界へ
引き込まれていました。
☆田中小図書館オリジナルキャラクター決定!!☆
図書委員会では、1年間様々な取り組みをしました。
「図書クイズ」「夏のスタンプラリー」「読書でビンゴ」「おすすめ本ポスター」…
3学期には6年生が中心となり、田中小図書館オリジナルキャラクターを募集し、300件
以上の応募がありました。その中から【本ねずみのたっぴー】に決定しました。
たっぴーをもっと知ってもらうために「本ネズミのたっぴーをさがせ!!」を開催し、
図書館に隠れているたっぴーを見つけた子にしおりをプレゼントしました。
♪5年生子ども司書認定♪
【入り口を入ってすぐにある展示コーナー・子供たちの作品を飾ります】
3月1日(金)の全校朝礼で田中小子ども司書講座を受講した5年生11名が認定されました。
田中地区では、田中スタンダードという子どもたちにぜひ読んでもらいたい推薦図書があります。
子ども司書は、田中スタンダードのPOPを作成しました。来年度、子ども司書としての活躍に期待します!!
令和5年度の柏第三中学校図書館
柏第三中学校の学校図書館は、校舎3階東階段正面に第一、第二と二部屋に分かれています。0類から7類までの本が置かれた第一図書館と、8類と9類の第二図書館です。
年度初めには、1年生から3年生まですべてのクラスで学校図書館オリエンテーションを実施しました。
初めての中学校の図書館にドキドキの1年生。
昨年のことを思い出しながらの2年生。
3年生は国語の授業の中に組み込んで情報の扱い方などを再確認しました。
夏休み前には一回目の新刊展示会。
館内に並べられた新しい本をたくさん手に取ってもらうことが出来ました。
5月から準備を開始した「市内中学生ビブリオバトル(知的書評合戦)」。
2学期に入ってブロック予選が始まりました。
図書委員会で校内予選を行い、学校代表がブロック予選を突破し、決勝戦では準チャンプ本賞を受賞しました。
秋の読書週間に合わせて、国際子ども図書館から抽選で貸し出された「中学生向け 科学セット」の展示会を行いました。
普段なかなか手にすることが難しい貴重な本約40冊を展示し、楽しむことができました。
12月には、図書委員会主催の「冬の読書まつり」を行いました。
お楽しみ企画は図書委員お手製のビンゴゲームです。期間中は、通常の倍以上の貸出数となりました。
また、図書委員は1年を通して毎週火曜日のお昼の放送で本の紹介をしています。
全校生徒に向けてのブックトークは緊張しますが、原稿を準備し発表の練習をして本番に臨みます。紹介した本のPOPを作成し、掲示するところまでが図書委員の仕事です。
令和5年度もまとめの時期となりました。今年度の目標は達成できたでしょうか?
達成した人も、そうでない人も学校図書館は皆さんを応援しています。いつも変わらずにそこにある図書館にぜひ足を運んでください。
手西っ子と共に「学び」・「進む」学校図書館 手賀西小学校
手賀沼の南部,周囲を自然に囲まれた高台にある手賀西小学校。
112名の児童は,年間通して1年生から6年生までが8つのグループに分かれて様々な活動を行うので,
学年関係なく仲がいいです。低学年が高学年と手をつないで図書館に来る姿をみることもあります。
★授業ではICTと本を使って★
1年生は,2学期の国語「はたらくじどう車」の単元で自分が調べたい車を,本とタブレット端末を活用して
「のりものカード」を作成しました。本を選ぶのも早くなってきました。
4年生は手賀沼について調べました。インターネット上にある難しい言葉などは,本で確認しながら進めています。
他の学年でも,ICTと本を上手に併用して学習しています。
★新しいことを取り入れています★
今年度から低学年の図書館活用授業に,教頭先生が入ってくださっています。
時には大型絵本の読み聞かせも…。みんな大喜びです!
「二人読み」・「辞書引き」・「読書会」など,学年に応じて学校図書館活用授業を進めています。
秋の読書イベントとして,全校参加で「ことばの宝箱」を実施しました。
お気に入りの本から,たくさんの素敵な言葉が集まりました。
先生方にも参加していただき盛り上がりました。
冬の読書イベントは校長先生提案の「ブックサンタ」です。
図書館の本から,友だちに読んでほしい本を選びメッセージカードを添えて渡します。
みんな楽しそうに真剣に本を選んでいました。
イベントの景品(しおり)や掲示物は,8名の図書委員が協力して作成してくれました。
年間を通して,手西っ子と学校図書館は新しいことを取り入れながら繋がっています。
これからも,「学び」・「進む」学校図書館でありたいと思います。
司書教諭研修会
1月29日(月)沼南庁舎において「令和5年度司書教諭研修会」が開催されました。
柏市では昨年度まで学校図書館指導員との合同研修との形で司書教諭研修が行われてきましたが、今年度より「司書教諭研修会」として学校図書館の専門的職務を担っていただく司書教諭の研修を開催することになりました。
教育委員会指導課では、学校図書館指導員との2回の合同研修と合わせ、年間3回の司書教諭研修で柏市内63校の学校図書館活用が広がっていくことを目指しています。
★司書教諭の役割 ~学校図書館指導員との連携~
羽山指導主事より
学校図書館における司書教諭としての業務と学校図書館指導員との連携についての講義のあと、各学校図書館での業務について交流し、確認しました。
★学校図書館オリエンテーション
学校図書館コーディネーター 笹間ひろみ先生 より
来年度の学校図書館始動に向け「学校図書館オリエンテーション」の意義についてご講義いただきました。
年1回のオリエンテーションでは「利用指導」によって身についた基本的知識や技術の延長上に「情報活用能力の育成」があり、教科担任(担任)と学校図書館指導員の協働で行うことが確認できました。
引き続き、学校図書館指導員リーダーと共に実践例の実演がありました。
①小学校 4年国語「学校図書館利用指導と本の分類について」
②中学校 3年国語「俳句の味わい」
★「体験読書会」
笹間コーディネーターからの「読書会について」のご講義のあと、事前に読んできていただいた本で3グループに分かれ「読書会」を体験していただきました。
①「ジオジオのかんむり」 小学校低学年
②「キング牧師の力づよいことば」 小学校中・高学年
③「杜子春」 中学校
半数以上が「『読書会』は初めて」との声がある中、司書教諭は読書会での読書の新たな楽しみ方を感じていたようです。
★実践報告会
「令和5年度 学校図書館活用実践記録」に掲載した実践例を示しながら、学校図書館活用の発表を行いました。各校学校図書館の活用にどのような工夫をしたのか、国語だけではなく幅広い教科での活用事例の報告がありました。
柏一小図書館へGO! 柏第一小学校図書館
柏駅前の賑やかな一角に,四季折々の木々に囲まれた柏一小があります。今年創立115周年を迎え,数々の伝統が受け継がれてきました。多くの卒業生が学んだ学校図書館は,教室から遠い第三校舎にありますが,図書館へ向かう階段には『図書館へGO!』の張り紙!毎週の授業や休み時間には,児童でいっぱいです。
図書館活用が進む,柏一小の取り組みを紹介します。
【調べよう!本とICTの併用】
1年生が初めてSagasokka!を活用する調べ学習の授業です。一つ一つ確認しながら,操作を覚えていきます。簡単なクイズに答えながらどんどん進めていくと,鳥の鳴き声も聞くことができました。
これから本と併用しながら,たくさんのことを調べて学んでいきます。
【新着本展示会】
今年柏一小図書館に新しく仲間入りした本の展示会を行いました。
新調した布を机に敷き詰め,図書館はいつもと違う雰囲気です。全クラスが来館し,一冊一冊少しずつの味見読書をしました。多くの本と出合い,触れ合うことができました。
【おはなし隊さんのゾロゾロこわ~いおはなし会】
創立記念行事『いちょうっ子まつり』で,読み聞かせボランティアのおはなし隊の方々が,怖いテーマのおはなし会を開いてくれました。怖い本が好き,苦手の児童たちもみんな興味津々です。
ある食べる場面では,大きなそしゃくの音も流れ…とてもドキドキした様子!
おはなし隊さんは,毎月学年ごとに定期的に読み聞かせをしてくれます。
「今日はどんな本かな?」児童たちの待ち遠しい時間になっています。
【日本の特産品が勢ぞろい】
4年生が,社会で日本の都道府県を学びました。自分たちで本を選び,インターネットも活用して,どんどん調べていきます。千葉県や他県の各地域の名所や特色,くらしがわかり,特産品を紙粘土で作りました。
工夫をこらした品々が並んでいますね。『いちょうっ子まつり』では,都道府県マスターや日本一周すごろくなど,楽しく学べるブースとなりました。
【読書の木】
全校の取り組みとして,読書の木を掲示しています。本で調べたり読んだりした後は,読書の記録(学年によって用紙やPC)に記入していきます。後の振り返りとして,また記録して整理していくことの大切さを学ぶ機会になります。読書の木には,学年ごとの目当ての冊数によって増える3色の名前のお花が咲いています。
一定数読んだ児童は,殿堂入り!1冊多く借りられるブックパスポートがもらえます。
これからもたくさんのお花でいっぱいになるといいいですね。
学校図書館へGO!きっと,知りたかったことや読みたかった本,新しい発見があるはずです。
そんな何かが見つかったら…。これからもさまざまな活動を通して,学び続ける子どもたちを応援していきます。
第6回学校図書館指導員研修
12/11(月)沼南庁舎にて第6回学校図書館指導員全体研修が行われました。
★授業実践研修
柏市立柏中学校 伊原 紘平 先生
「学校図書館とICTを効果的に活用した国語科授業」について実践報告をいただきました。中学2年生国語「二千五百年前からのメッセージ ―孔子の言葉―」の授業実践です。
学校図書館指導員との連携により、生徒が主体的に資料を選択でき多面的な考え方につながったこと、情報の取捨選択と本当の意味での知識の蓄積が、学校図書館活用の意義につながる、など様々なお話をいただきました。また、小学校の単元が、中学校につながっているということも実感できたお話でした。
★グループワーク「リーフレット更新作業」
小学校と中学校のグループに分かれ、令和6年度版 学校図書館活用単元例<柏モデル>への更新作業を行いました。
小学校グループは来年度新しくなる教科書の内容に合わせ、中学校グループは各校の実践を持ち寄り、全教科について検討しました。
★グループワーク「選書検討会・交流」
今年度後期に購入した図書について、選書検討会を行いました。
お互いに意見交換をしながら、授業に活用できる新しい本を知り蔵書構成の見直しをすすめていきます。
研修前や休憩時間には、指導員同士で情報交換をする様子が見られます。研修で得た学び、仲間たちと共有するアイデアを、勤務校にもちかえり、更に充実した学校図書館活用に活かしていきたいと思います。
読みたい!知りたい!を叶える場所へ 酒井根中学校
酒井根中学校は現在、669名の生徒が在籍。学校図書館は昇降口の前にあります。
年に2回、新着本の展示会が行われ、味見読書をした後、貸出が開始されると
長蛇の列に、担当する図書委員たちは大忙し!嬉しい悲鳴を上げています。
授業では、本とタブレットの両方の利点を生かし、調べ学習を行っています。
こちらは授業内でのビブリオバトル、おすすめ本を熱く語る予選の様子です。
今年度の秋のブックフェアは、“一行一会(いちぎょう いちえ)”
本は封筒の中に入っています。わかるのは、図書委員のおすすめ本の中の一行だけ!
一期一会ならぬ、一行からはじまる本との出会いを楽しんでもらえたらと思います。
知識にも、心にも、そっと寄り添える場所でありますように…。
学校図書館は、今日も扉を開けて、皆さんをお待ちしています。
第5回学校図書館指導員研修
11/7日(火)沼南庁舎にて第5回学校図書館指導員全体研修が行われました。
★パスファインダーについて 大野学校図書館アドバイザー
柏市学校図書館では児童・生徒の調べ学習に役立つパスファインダーを作成しています。情報を正しく活用するためには毎年更新作業が必要です。更新の注意点を確認しました。
★ステップアップ研修「学校図書館紹介」
笹間コーディネーターより
今年度新設された田中北小学校の学校図書館紹介がありました。児童の学習の場、読書を楽しむ場として、学校の中心に設置されている明るい図書館の様子を見ることができました。
グループに分かれ、勤務校の授業支援の様子や学習コーナー、書架の様子を紹介しました。他校の様子を知ることはとても勉強になります。他校の工夫に興味深く聞き入っていました。
★グループワーク
小学校は来年度から使用する教科書が変わります。小学校担当者は新しい教科書を見て内容を確認し、気付いたことや図書館活用について情報交換しました。
中学校担当者は、授業支援について情報交換を行いました。
児童・生徒の学びを支えるために図書館指導員ができることはたくさんあります。研修で学んだことを生かすために指導員一人一人が思いを新たに自校での勤務にもどります。
いつもにぎやか♪学習でもたくさん活用されています 旭東小学校図書館
旭東小学校は柏駅から近い所にありながら,閑静な住宅地の中にあります。桜の木に囲まれた落ち着いた雰囲気の中にある,全校児童328名の学校です。
児童はとにかく本が大好き!学校図書館は教室の近くにあるので,児童にとって常に身近な存在です。
【休み時間は図書委員やボランティアさんが大活躍】
休み時間には低~高学年までの児童がたくさん本を借りに来ます。
図書委員は大忙しですが,カウンターに入る子,本の整頓をする子と,係を分けてテキパキと取り組んでいます。
また,「なにか手伝うことありますか?」と声をかけてくれる児童のボランティアさんがよくいます。そして学校図書館のお手伝いをよくしてくれます。
学年の本を運んだり,棚に本を戻してくれたりと大活躍です。
【ICT授業では本と端末を上手に使います】
ICT授業も盛んに行われています。
一人一台端末を駆使して,様々な調べ学習を展開しています。
今年は2年生以上にデジタル百科事典「Sagasokka!(さがそっか)」の使い方を図書館オリエンテーションに組み込みました。児童は端末と本を併用しながら,上手に調べ学習を進めています。
【ブックパスポートが欲しい!】
「読書の記録」は児童にとって,読書意欲のモチベーションとなっています。
記録を付けて,各学年の目標数に達すると「ブックパスポート」がもらえます。
これがあると,1冊多く借りられるのです。オレンジ色のブックパスポートは,児童にとって自慢の一品です。「私,もう少しで40冊!!」と,読書冊数を知らせてくれる声がよく聞かれます。
【これからも児童の癒しや学びの大切な場所であるように】
旭東小学校は,本への親しみが深い学校です。
読み聞かせボランティア「おはなしピーナッツ」の活動も盛んで,保護者の積極的な本への関わりが,児童の読書意欲へ繋がっていると感じます。
学校図書館が,これからも児童にとって居心地がよく,また活発な学習活動が行われるような場所であり続けたいと願います。
深い学びへの支援と心安らぐ学校図書館 柏第四中学校
柏市が誇るプロサッカーチーム、柏レイソルのホームグラウンドにほど近い立地に柏市立柏第四中学校があります。(全校生徒428名)各休み時間・放課後と図書館指導員が在館時は常時開館しており、いつでも生徒を受け入れる態勢になっています。来館者の多い昼休みは、読書だけではなく学習や気分転換など「心の整理整頓」に利用され、生徒たちを細やかに見守る場所となっています。
学校図書館年間計画に基づき、国語科を中心に図書館資料が多く使用され「一歩深い学び」への支援を行っています。またその際はICT活用に不可欠なメディアリテラシー等についても触れます。特別支援学級では毎週図書館の時間を設け、学びに図書資料を利用しています。
★3年国語「和歌の調べ」の様子
★1年国語「ベンチ」の様子
今年度より全学年で「朝ライブラリー」が導入されました。(図書館で朝読書と朝の会を行うもの)いつもと違う場所での朝の時間は特別感を高め、また読書による心の落ち着きを促します。これは図書委員が積極的に教室準備を担うため、委員の意識向上にもつながっています。
★朝ライブラリーの様子(読書後の朝の会)
作家の小手鞠るいさんから四中生に向けて直筆メッセージを頂くご縁があり、学校給食とのコラボレーションを実施。
『ごはん食べにおいでよ』((著)小手鞠るい 講談社)の主人公ゆき君が作る「レンズ豆とゆで卵のカレー」を再現し、プロの作家さんを身近に感じながら美味しく頂きました。
今後も「一歩先の深い学び」と「生徒たちの笑顔」をフォロー出来る魅力的な学校図書館を目指していきます。
知りたい!学びたい!に応える学校図書館をめざして 酒井根西小学校
酒井根西小学校は,柏市の最西南部に位置し,手つかずの林や「下田の杜」が学区内にあり
豊かな自然に恵まれた児童数205名の小規模な学校です。
校舎の中心にある学校図書館は,授業時間,休み時間と児童が訪れやすい環境になっています。
今年からは,机上の個人用に仕切っていたパーテーションもなくなり,調べ学習に,読書にと
利用しやすくなりました。
6年生の調べ学習の様子です。修学旅行に向けて,本とインターネットの情報を利用し,
オリジナルパンフレットを作成しました。これまで調べ学習を繰り返し行っていることで
パンフレットへの引用の記入の仕方もスムーズです。
修学旅行へのワクワクが伝わるパンフレットが多く作成されていました。
こちらは2年生。二人で一冊の本を読み,自分の意見をタブレットで入力。
まずはじっくり「ふたり読み」の作業中です。
こちらは「新刊展示会」の様子です。この期間はいつもの図書館の様子が少し変わります。
机上には分類別に並べた新刊があり,その机をぐるりと囲むように椅子を
配置します。この準備をしてくれるのが図書委員さんたちです。
休み時間を利用してテキパキと準備を進めてくれました。
気になる本が早く読みたい!と授業時間の他に,休み時間にも多くの児童が
訪れました。
授業中には先生からの読み聞かせも行われます。この日は,4年生の食育に絡めての
読み聞かせでした。
学校の周りの木々の様子も秋らしくなり,10月は読書イベントも行われます。
心豊かな読書の時間,また「知りたい!」「わかった!」の声が多く聞ける
調べ学習の時間,児童に寄り添う学校図書館でありたいと思います。
第4回学校図書館指導員研修
9/5(火)沼南庁舎にて、第4回学校図書館指導員研修が実施されました。 2学期スタートにあたり、63校の学校図書館指導員が一堂に会し、実践的な研修となりました。
★2学期の業務について
大野学校図書館アドバイザー
「学校図書館の整備」「学校図書館での学び」「選書の実務」等について講義をいただきました。
児童生徒の学びを支援するため、図書資料を計画的に更新し、「学校図書館図書廃棄規準」を参考に適切に廃棄すること、新聞等様々な資料を備えることが大切だと確認しました。
★情報BOXのバージョンアップについて
教育システム 本間達哉氏
柏市の学校図書館に導入されている図書館電算化システム「情報BOX」をバージョンアップするにあたり、各学校で必要な作業について、説明をしていただきました。
★グループワーク「特設コーナー(展示)の紹介」
小学校と中学校のグループに分かれ、各学校の展示「特設コーナー」を紹介しました。
単元学習に関する展示、児童生徒の作品、季節や行事に合わせた飾りなど、実物や写真を持参しての発表は分かりやすく、「さっそく自校で取り組もう!」とアイデアをたくさん得ることができました。
グループワークの後、学校図書館コーディネーターの笹間先生から、市内の学校図書館の「特設コーナー」を写真で紹介していただきました。
児童生徒が本を選ぶ道しるべとなり、学びを支える「特設コーナー」を作ることが大切だと学びました。
学習が深まり、行事も多く、実り多い2学期が始まります。研修で学んだことを活かし、子どもたちが発見・感動し、学びを深める学校図書館となるよう取り組んでいきます。
読書を通して 豊かな心を育てる 十余二小学校図書館
柏市立十余二小学校は, 柏市の北部にある, 全校児童542名の小学校です。
近隣には, 柏ICや, 柏の葉キャンパスTX駅, 柏の葉公園があり, 交通の便の良い, 緑豊かな住宅街の中にあります。
また, 近くには, 東京大学や国立がん研究センターがあり, 国際色豊かな転出入の多い学校です。
休み時間になると, かわいい1年生が, 離れている図書館を目指して集まって来ます。
~第1回 お話給食の日~
「ルルとララのカップケーキ」より, 栄養士の山口先生がメニューを考えてくださり, {こまつなとごまのマフィン}を, 作ってくださいました!
図書委員会さんが給食時間に, 本の紹介をしました。
図書館では「ルルとララシリーズ」を展示しました。
あっという間に, 借りられて行きました!
出典 書名「ルルとララのカップケーキ」
作者 「あんびる やすこ」(作・絵)
出版社 「岩崎書店」
~先生方による 新刊のおすすめポップコーナー~
先生方が, 2学期の新刊展示会に向けて, 夏休みの間にポップを書いてくださいました。
新刊展示会が楽しみです。
休み時間や, 割り当て時間に来た児童が, 集まって来て, 担任の先生に「先生も書いたんですか?」と
「書いたよ!」「どの本ですか?」と, 会話が生まれ, じっくり本の世界へと入り込んでいく児童が, 多く見受けられました。大人気のコーナーです。
9/11(月)~ 9/15(金)に, 1年生~6年生まで, 新刊展示会を行いました。
6年生は, 小学校生活最後の新刊展示会ということもあり, 食い入るように見ていました。
図書館指導員が, 各テーブルを回りながら単元に関わる図書の紹介をしたり, お勧めの図書を紹介して回りました。
「借りたい本が多すぎる!」と嬉しい声も!
10月には, 図書委員会さんが中心になっての, 読書イベントがあります。
わくわくするような楽しいイベントになるように, 図書委員会さんが頑張っているところです!
柏市大島田48番地1
04-7191-7369(指導課)