柏市学校図書館紹介blog

市内小中学校63校の学校図書館活用の様子を紹介しています

第6回学校図書館指導員研修会

12月8日(月)沼南庁舎にて、第6回学校図書館指導員研修会が行われました。

 

(1)実践報告 講師:市内小学校 司書教諭

「総合的な学習の時間『行こう!日光!修学旅行!』の実践および司書教諭としての年間の取り組みについて」

 教育課程に沿った図書館の利用や、計画的な読書活動、学校図書館を利用した学習の充実と情報活用能力の育成などについて、詳しく聞くことができました。学校図書館全体計画や年間計画を学校全体で共有することや、教員向け図書館オリエンテーションを実施することなど、具体的な方法について説明がありました。

 小学6年生の修学旅行の事前・事後学習で情報活用能力を育む授業の紹介もありました。「問い・引用・出典・要約(問いの答え)・自分の考え」を分けて考えられるワークシートを用意することや、ルーブリック評価を用いて活動の振り返りをすること、学校図書館指導員の支援のポイントなど、参考になる点がたくさんありました。

 

(2)基本の仕事

 選書や除籍などの実務について、学校図書館コーディネーターから説明があり、学校図書館に欠かせない業務の基本を確認しました。

 

(3)令和8年度版学校図書館活用単元例リーフレット改訂作業

 新たな活用単元や実践例を出し合い、リーフレットを改訂することは、来年度の授業支援に向けて貴重な情報共有の機会になりました。

 

(4)選書検討会

 小・中学校各10名程度のグループに分かれ、自校の学校図書館の課題を踏まえながら、今年度どんなねらいを持って選書したのかを発表し、意見交換しました。また、各校の選書リストの中から、授業で使いやすい本、読書におすすめの本などを紹介しました。

 

 選書検討会後には、柏市教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生より、日頃からねらいをもって本を選んでおくことが大切である、と講評がありました。

 

 今回の研修では、貴重な実践報告を聞き、学校図書館活用の推進には学校全体で協働して取り組むことが重要だということを学びました。そして、活用しやすい学校図書館を目指すためには、授業で使える本を揃えておくことが大切だということを再確認しました。それぞれが学んだことを各校に持ち帰り、これからの学校図書館活用につなげていきます。

 

第5回学校図書館指導員研修会

11月4日(火)、第5回学校図書館指導員研修会が実施されました。

まず、学校図書館コーディネーターより、「基本の仕事」の確認として、日々の業務にかかわる変更点や改めて共有すべき点について説明がありました。

次に、担当者ごとのグループに分かれ、パスファインダーの更新作業を行いました。

柏市の図書パスファインダーは、児童生徒の学習に最適な情報を提供できるよう、毎年、学校図書館指導員全員で更新作業を行っています。掲載した情報が学習内容やテーマに合致しているか、指導員が事前にチェックした原稿を持ち寄り、グループ内でひとつひとつ丁寧に確認しました。

 

今年度は、柏市学校図書館運営マニュアルの改訂にも取り組んでいます。マニュアルは、柏市学校図書館のあり方を示すもので、手に取った人に、柏市学校図書館の理念や、年間を通して図書館が学校のためにどのような役割を果たしているのかが伝わる内容のものです。改めてマニュアルを読むと、前回改訂作業を行った6年前に比べ、業務の内容が進化していることに気づきます。指導員一人ひとりが日々取り組んでいる地道な業務の積み重ねです。

 

ステップアップ研修では、学校図書館紹介を行いました。

まず、柏市教育専門アドバイザー笹間ひろみ先生より、今年度、校舎長寿命化工事によりリニューアルされた学校図書館の様子が、動画で紹介されました。

その後グループに分かれ、図書館活用の様子や書架の風景、自校の図書館の特色など、あらかじめ指定されたテーマに沿った写真を手に、各自の工夫を紹介し合いました。早速取り入れたくなるような魅力的な実践がたくさんあり、どのグループでも、熱心にメモを取ったり、質問したりする姿が多く見られました。

 

今回の研修も、時間があっという間に過ぎ去る密度の高いものでした。新たな学びを持ち帰り、学校での業務に活かしていきます。

 

学びの場、いこいの場として  柏市立土南部小学校図書館

 柏市立土南部小学校は児童数512名の、緑に囲まれた自然豊かな学校です。学校図書館は3階建ての細長い校舎の、2階の端に位置しています。2階反対の端のクラスまでには13の教室が間にあることを考えると、どのくらい長い廊下が続いているのか想像してもらえると思います。教室から遠い位置にもかかわらず笑顔で来館する児童の顔を見ると、嬉しい気持ちでいっぱいになります。

 

 土南部小学校図書館は2教室分の広さがあり、中央に1クラスの児童全員が座れる椅子と机が置かれ、周りを書架が囲んでいます。本は1万2千冊ほどあり、児童が使いやすい・分かりやすい図書館であるように心がけています。廊下には、地域ボランティア「おはなしジャングル」さんに読み聞かせしていただいた本を展示する棚もあります。いつも素敵な本を読んでいただいています。

 

 また、季節の展示や、児童の作品の展示も行っています。休み時間には1年生から6年生まで、「おはよう!」「こんにちは!」と元気いっぱいで図書館に来館します。

 

 本校では、授業に図書を取り入れる活動を積極的に行っています。

 1年生は生活科で校庭の周りにある小さな雑木林や野原で秋の虫探しをし、クラスで飼育しました。その際に図書館で「この虫はどんな名前?どうやって飼えばいいのかな?」など、その虫についての調べものをしました。調べる虫ごとにチームになって、紙芝居や絵本にまとめて発表することができました。最近では、国語の「はたらくじどう車」でも、働く車の仕事とつくりを本で調べています。児童それぞれの「はたらくじどう車」の本が出来上がるのが楽しみです。

 

 その他にも、本校では、柏市で行っている「子ども司書養成講座」を受講している5年生が5名います。昨年受講した6名は6年生になり、「子ども司書」として積極的に活動しています。読書の秋のイベントとして「読み聞かせ会」を自ら企画し、ポスター掲示や放送での宣伝、会場準備まで、協力して行っています。

 

 もちろん、図書委員会でも読書イベントを企画し、「読書の旅」を行いました。今年のテーマは「本の宝探し」です。6つのお題の本を探して読む、2つの問題を図書館の本を読んで答える、合計8つのお題をクリアすると栽培委員会とのコラボしおりがもらえます。どの本を借りるか、本を探して棚を行き来する姿が見られました。新しい本との出会いができたでしょうか?

 

 土南部小学校図書館は、本を読むのが好きな子、本との出会いを見つけにきた子、本で色々なことを知りたい子、好奇心や探求心でいっぱいの子どもたちを精一杯応援していきます。

「やってみよう つながろう」柏第三小学校図書館

 第4校舎の完成とともに新しい学校図書館が開館してから、約3年半が経ちました。

 学校図書館にはたくさんの窓があります。普段はカーテンが閉められていても、自然光がやさしく差し込み、館内は明るく保たれています。落ち着いた雰囲気の中で、読書や学習に集中できる環境が整っています。

【高学年のミニビブリオバトル ~人間性が豊かになる読書活動~】

 児童がおすすめの本を1冊選び、3分間で本の紹介をします。その後に1分間の質問タイムを経て、一番読みたいと思った本に投票します。自分が感動した本や面白いと感じた本を、どうやって言葉で相手に伝えれば良いか考えながら発表し、また相手の発表をしっかりと聞き取ったうえで、疑問を言語化して質問することができました。

 

【夏休み調べる学習教室 ~目標に向かって努力を続ける児童~】

 「柏市図書館を使った調べる学習コンクール」は、自分の興味のあることをテーマに、図書館の本や資料、インターネットサイトを使って深く調べ、まとめていく学びの活動です。

 「なぜ?」「どうして?」と問いを持ち、自ら調べ進める様子がみられました。調べたことを道筋立ててわかりやすくまとめ、図表や写真などを効果的に使う工夫をし、教室に来ていた30人弱の児童は、40枚から50枚の原稿を書きあげていました。

 

【特別支援学級の図書館支援 ~多様な子どもたちの読書機会の確保~】

 柏第三小学校図書館では、すべての子どもが「本と出会い、学び、楽しめる」図書館を目指して、大型絵本や電子書籍の活用、LLブック(やさしく読める本)の導入を推進しています。

 

【児童・ボランティアによる読み聞かせ ~子どもの読書への関心を高める取り組み~】

 図書委員会とあじさいの会による読み聞かせを実施しています。

「今日はどんな本かな?」とわくわくした表情で、たくさんの児童が学校図書館に集まります。「本っておもしろい」「次は自分で読んでみたい」そんな気持ちを育ててくれました。これからも、読み聞かせの時間を大切にしていきたいです。

 今年度の本校のテーマでもある「やってみよう」の気持ちで挑戦し、児童が、たくさんの本や児童と「つながる」図書館を目指していきます。

自ら学び、心豊かに 西原中学校図書館

 西原中学校は、柏市北西部の流山市との市境にある中学校で、1979年に設立されました。本校の学校目標「自ら学び、心豊かに」を大切に、日々図書館では読書活動を支えています。

 図書館では、2学期の始まりに合わせて新刊展示会を開催しました。図書委員の生徒たちは、夏休み前から準備を進めてきました。

 

 本の並べ方を工夫したり、「読んでみたい!」と思えるようなPOPを手作りしたりと、みんなで力を合わせて展示を完成させました。展示された本の前で足を止める生徒の姿も多く見られ、本との出会いを楽しく演出する、あたたかいスタートとなりました。

 

 3年生国語「薔薇のボタン」の授業で、テーマに添った選書をし、ひとり1冊おすすめの本を紹介しました。本を通して自分の考えを伝えたり、友達のおすすめに興味を持ったりすることで、読書の楽しさが広がりました。

 

 

 西原中学校図書委員会初の試み! 朝読書の時間を利用して、図書委員がクラスで読み聞かせやブックトークを行いました。ブックトークでは、委員のおすすめポイントに共感したり、感心したりする生徒も。本を通して、言葉や気持ちを共有する時間が朝の教室にあたたかく流れていました。

読み聞かせでは、物語の場面が進むにつれて、教室の空気が静かに集中モードに。図書委員が紹介する本に、生徒たちは自然と耳を傾けていました。

 

 

 本との出会いは、知識だけではなく、心の豊かさも育んでくれます。西原中学校の図書館は、本がきっかけとなって生徒が自ら学び、感じ、考える力を育てる場所になれるように、これからも成長をそっと支えていきたいと思います。