柏市学校図書館紹介blog

市内小中学校63校の学校図書館活用の様子を紹介しています

読書を通して 豊かな心を育てる 十余二小学校図書館

柏市立十余二小学校は, 柏市の北部にある, 全校児童542名の小学校です。

近隣には, 柏ICや, 柏の葉キャンパスTX駅, 柏の葉公園があり, 交通の便の良い, 緑豊かな住宅街の中にあります。

また, 近くには, 東京大学や国立がん研究センターがあり, 国際色豊かな転出入の多い学校です。

休み時間になると, かわいい1年生が, 離れている図書館を目指して集まって来ます。

 

~第1回 お話給食の日~

「ルルとララのカップケーキ」より, 栄養士の山口先生がメニューを考えてくださり, {こまつなとごまのマフィン}を, 作ってくださいました!

図書委員会さんが給食時間に, 本の紹介をしました。

 

 

 

図書館では「ルルとララシリーズ」を展示しました。

あっという間に, 借りられて行きました!

出典 書名「ルルとララのカップケーキ」

   作者 「あんびる やすこ」(作・絵)

   出版社 「岩崎書店」

 

 

~先生方による 新刊のおすすめポップコーナー~

先生方が, 2学期の新刊展示会に向けて, 夏休みの間にポップを書いてくださいました。

新刊展示会が楽しみです。

 

 

休み時間や, 割り当て時間に来た児童が, 集まって来て, 担任の先生に「先生も書いたんですか?」と

「書いたよ!」「どの本ですか?」と, 会話が生まれ, じっくり本の世界へと入り込んでいく児童が, 多く見受けられました。大人気のコーナーです。

 

 

9/11(月)~  9/15(金)に, 1年生~6年生まで, 新刊展示会を行いました。

6年生は, 小学校生活最後の新刊展示会ということもあり, 食い入るように見ていました。

図書館指導員が, 各テーブルを回りながら単元に関わる図書の紹介をしたり, お勧めの図書を紹介して回りました。

「借りたい本が多すぎる!」と嬉しい声も!

 

10月には, 図書委員会さんが中心になっての, 読書イベントがあります。

わくわくするような楽しいイベントになるように, 図書委員会さんが頑張っているところです!

第3回 学校図書館指導員研修

 7/28(金)沼南庁舎にて、第3回学校図書館指導員研修が実施されました。

 2学期からの業務につながる実践的な内容を、講義やグループワークで学びました。

①レファレンスについて

 学校図書館コーディネーター笹間先生より、レファレンスの質問の深め方について、先生向けと児童生徒向けの場合に分けて講義をいただきました。講義の内容を踏まえ、ペアでクイズ形式のレファレンス課題に取り組み、学んだことを確認しました。最後に、あらかじめ作成していた資料を元に、グループに分かれて、実際のレファレンス質問に答えるときにどのように取り組んでいるのか意見交換を行いました。

 

②講義「特別な支援を必要とする児童生徒と学校図書館」

    児童生徒課 指導主事 鶴谷先生より、特別な支援を必要とする児童生徒のために、学校図書館がどのような支援をすることができるのか、講義をいただきました。

 学校図書館指導員は、教員ではありませんが、児童生徒一人一人を理解し、じっくり話を「聴く」こと、愛情を持って声をかけることが、子どもたちの心を育てていく上で大切であるということを学びました。そして、児童生徒が安心して過ごすことのできる居場所として学校図書館の環境を整備することの重要性についても再認識しました。

 

③グループワーク「選書検討会」

 小学校と中学校のグループに分かれ、1学期に購入した図書について、選書検討会を行いました。

 どのグループでも、選書をする上で重視した点や、おすすめの本について活発に情報交換を行う様子が見られました。

 

 短い時間ではありましたが、大変多くの知識を得ることのできた研修でした。この研修を活かし、学校図書館を児童生徒の学びの場としてますます充実したものにしていけるよう、意気込み新たに 2学期を迎えたいと思います。

いつでも、どこでも、自ら学ぶ豊かな心 風早中学校

風早中学校は生徒総数312名、学校図書館はB棟3階西側、両側に窓のある風通しの良い場所にあります。読書を通じて幅広く興味を広げ、情報を活用し、生徒が自ら学べる力を養うことを目標にしています。

 

豊かな心の育成に、本は欠かせないものです。図書委員は、本と生徒の架け橋として活躍しています。毎月の「読書の記録」のチェックのほか、生徒が本をより身近に手に取れるように学級文庫の選書を行ったり、新着本のPOPを作成しています。図書コラボ給食の放送も行いました。

 

 

風早中学校には「風早タイム」と呼ばれる朝の時間があり、1学期前半には朝読書を行いました。

朝読書のひとときは、一人一人が本の世界に入り込み、落ち着いた時間が流れます。

 

各学年の授業でも、色々な教科で調べ学習サイト「Sagasokka!」などのICTと併用しながら、本を活用した調べ学習を行っています。情報ツールを使い分ける力を養いながら、学ぶ力を深めています。

1年生は総合「キャリア教育」・理科「脊椎動物」、2年生は国語「夢を跳ぶ」、3年生は社会「沖縄戦」について調べ学習を行いました。また、ゆりの木学級では、生徒が一人1冊、好きな作品のビックブック(大型絵本)を用いて読み聞かせにチャレンジしました。

 

【3年生「沖縄戦」調べ学習の様子】

 

今年度の風早中図書館は、1学期は空調工事のため、A棟に臨時開館しています。

場所が変わっても、読書センター・情報センター・学習センターとして、生徒の豊かな学びを支えることに変わりはありません。風早中図書館は、いつでも、どこでも、生徒が自ら学び続けることのできる環境を用意し、これからもまい進していきたいと思います。

第2回 司書教諭・学校図書館指導員合同研修

7/4(火)沼南庁舎にて第2回司書教諭・学校図書館指導員合同研修が実施されました。

今回は会場が小学校・中学校の2か所に分かれた実践的研修です。

 

①学校図書館コーディネーター笹間先生より、「調べる学習」についての講義をいただきました。

今年度の重点である「調べる」活動の充実について、まずは5月のワークショップをふりかえり、そして「調べる学習ハンドブック」R5改訂版や、「調べる」学習の問いを引き出す様々なツールが紹介されました。

さらにワークショップで『朝日ジュニア学習年鑑2022』の活用法を学び、また、調べ学習の一連の流れとしてテーマ決めからまとめまでをグループで体験しました。

 

②ポプラ社の電子百科事典「Sagasokka!」の活用について、ポプラ社の上原てるみさんにご指導いただきました。

全員がクロムブックを使って様々なコンテンツを体験しました。

 

司書教諭と学校図書館指導員が「調べる」活動の共同作業をすることで、児童生徒の学びに活かせるヒントやアイデアが生まれました。今回の学びを各校に持ち帰ることで「調べる」学習をさらにもう一歩発展させられるよう、授業に活かしていきたいと思います。

児童と本をつなぐ学校図書館を目指して!高田小学校

高田小学校は、柏市北部に位置する、児童数437名の小学校です。
近くには大堀川が流れており、自然豊かな環境の中、子どもたちはのびのびとした学校生活を送っています。
学校図書館は3か所に分かれています。低学年向け、高学年向け、資料関係が置いてある図書館があります。
どの図書館も校庭に面した場所にあり、日当たりがよく落ち着いて読書ができる環境です。
休み時間には子どもたちの集まる憩いの場所になっています。

        〈高学年向け図書館の様子〉

 

どの学年も、様々な教科で学校図書館を利用しています。館内には新聞コーナーを設置。その横にはSDG'sコーナー。
各学年でSDG'sに関する取り組みを行っているため、手に取る児童が多く、毎回あっという間に貸し出しされます。
1・2年生は、毎時間読み聞かせやブックトーク、本にまつわるクイズを行っています。クイズを使った本の紹介は特に好評で、毎回大変盛り上がります。関連本も紹介することで、普段手に取らない本が借りられるようになりました。

      〈3年生の学習の様子〉

3年生は「国語辞典の引き方」を学びました。最初は戸惑っている姿もみられましたが、だんだんと辞書引きにも慣れてきました。 

       〈4年生の学習の様子〉

4年生は「分類をもとに本を見つけよう」の単元で、学校図書館で日本十進分類法の確認をし、ワークシートを使用したクイズを行いました。

【図書委員会】
新しいメンバーが集まり、今年度も図書委員会の活動がスタートしました。
さっそくおすすめの本をPOPにかき、廊下に掲示しました。それをみた児童から、おすすめの本を書きたいという声が多かったため、おすすめの本が書けるブースを設置し、廊下に掲示しました。それらをみて気になった本を探して借りていく児童の姿も多くみられました。4年生の中には習った分類記号を書く子も。たくさんの素敵な本との出会いがありますように!

6月は、梅雨の季節で室内で過ごす時間が多くなります。そこで、図書委員が計画して、昼休みに「いこいの部屋」にて低学年向けの読み聞かせを行うことになりました。ポスターを作り、読む練習をし、放送でお知らせもしました。当日は、大盛況に終わりました。「楽しかったね。また来よう!」と教室に戻る児童の姿もみられました。

      〈読み聞かせの様子〉

各教室にある学級文庫に差があり、老朽化も進んでいたため、今年度より学校図書館の本を各クラスに持っていく「お届け便」を始めました。「お届け便」の本は各学年に合わせて図書委員と一緒に選び、小さなコンテナに入れて各教室にお届けします。「うれしい!」と楽しみにしている声が聞こえ、図書委員は大活躍です。

たくさんの本に触れ、読書の幅を広げ、ICTと併用して活用できるよう取り組んでいきます。
これからも、力を合わせてみんなが楽しめる学校図書館を目指します。