柏市学校図書館紹介blog

市内小中学校63校の学校図書館活用の様子を紹介しています

学びと成長のある富勢中学校図書館へ

 本年度で開校78周年を迎えた富勢中学校は、根戸の高台にあり、正門前の坂道からは見事な富士山が見えるのが自慢です。学校図書館は1階の中央にあり、大変利用しやすく、昼休みなどにはいつもたくさん生徒たちがやってきて本を借りていきます。本年度から図書の配架位置を大きく見直し、利用頻度の高い分野ではラベルも細かく表示して探しやすくしました。館内案内図も見やすく改善しました。

  

 

 

 

 

 

 

 毎年4月には、1年生に図書館利用のオリエンテーション、5月には全学年に調べ学習に必要な引用と著作権の指導を行っています。廊下掲示では、図書に関するニュースや図書館だより、指導員だよりによるお知らせなどを掲示しています。秋の読書週間では、先生たちによる「推し本」コーナーを設けて、校長先生の学校ブログでも紹介されました。3学期には、3年生の家庭科作品(小学生に読み聞かせする想定で作成したオリジナル絵本)の展示も行い、他教科との連携に努めています。

 

 

 

 

 

 

 

  読書の幅を広げることを目的に、7月と12月に行われる「新着本展示会(味見読書)」が大好評で、これをきっかけに来館する生徒が増えてきました。また、生徒の関心や要望、ニュース等に合わせて設ける特設コーナーは、話題の提供と貸出の促進を図る上で大きな力となっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 本校で力を入れているのが調べ学習です。「体験したことを『学び』という経験に変える」をテーマに、図書館資料やネット情報などを活用して、課題解決に向けた調べ学習を共同で進め、発表しています。そのため図書館では、先生方との事前打ち合わせを繰り返し、図書の選定から借用などを進め、結果をレファレンスにまとめています。

 

 

 

 

 

 

 

 「お話給食」は、令和4年度から始まり、本校の特色ある図書館活動の一つになっています。「読書から食事を、食事から読書を」テーマに、図書委員会が推進役となり、毎年4、5回ほど実施しています。図書館活動を支え、推進する図書委員会では、全員で、新着本のPOPづくりを行って図書のおもしろさなどを紹介しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 これからも富勢中学校図書館は、生徒がまた来たくなる「学びと成長を支えるリソース・センター」として、一層の充実を図り、活動の改善に努めてまいります。

 

「自分で考え、判断し、行動できる逆井っ子」に 逆井小学校図書館

柏市の南に位置する逆井小学校は、現在児童288名、1クラスの人数が25人前後の小学校です。 
そんな逆井小学校の図書館は、0類から8類までを中心とした図書室と9類と絵本を中心とした読書ルームの2部屋に分かれています。 

自分で考える力のベースになるように、図書の時間には教科書に紹介されている本を1人でじっくり読む活動をしています。 
国語の教科書に掲載されている本のリストを手に読みたい本を探し、読み終わったら先生にスタンプをもらいます。 
「読んでみたら意外とおもしろかった」という声も聞こえ、読書の幅を広げる良い出会いになっているようです。

 

5年生の≪「図書すいせん会」をしよう≫という国語の学習で作成した「新聞」「ポスター」「POP」「帯」を読書ルームに展示しました。作品を見た全校児童と先生に投票してもらった結果、4名の作品が優秀作品として選ばれ表彰されました。 
4年生は来年は自分の番だと感じていたようです。

 

 

秋のブックフェアでは、指定された本を読むことでスタンプをもらう「読書でビンゴ」を行いました。今年は、図書委員が考えた「図書クイズ」に解答することでもスタンプをもらえるようにしました。 
図書委員が一生懸命問題を考えたので、参加した児童は楽しく問題に取り組めました。 

 

本を読むことや知ることを楽しいと思う居心地の良い図書館、また「自分で考え、判断し、行動」するための知識を育む図書館を目指しています。

第3回司書教諭研修会

 1月27日(月)沼南庁舎にて第3回司書教諭研修が行われました。

➀学校図書館オリエンテーションの実際

 柏市教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生

 柏市学校図書館は基本方針として全学年でオリエンテーションを行います。オリエンテーションでは「図書館の利用指導」と「文献利用指導」をそれそれの学年に合わせた内容で行うことが必要です。オリエンテーションの重要性を確認するとともに授業の中でどのように位置づけ、取り組んでいけばよいか、具体的なお話がありました。

・学校図書館オリエンテーションの実演

 教育専門アドバイザー笹間ひろみ先生と学校図書館指導員リーダーによる小学校オリエンテーションの実演

6年生修学旅行(日光)の調べ学習をオリエンテーションとして、さらに国語「考えを図や表に」の学習を合わせた授業の実演が行われました。教員が行う授業の中で、資料活用の説明は学校図書館指導員が行います。役割分担は明確で、柏市が目指す「教員と学校図書館指導員が両輪」となり行われる授業の形を見ることができました。

 

指導課羽山英男先生と学校図書館指導員リーダーによる中学校オリエンテーションの実演

 中学2年生国語「夢を跳ぶ」の単元を取り入れたオリエンテーションの実演です。小学校から学んできた調べ学習の方法を、中学校ではより深く、正しく伝え、確認していきます。小学校・中学校両方のオリエンテーションを見ていただくことで広い視野で理解することができました。

②体験ミニビブリオバトル

 日頃授業で取り組んでいるビブリオバトルを、先生方が体験しました。各グループからは熱いスピーチと熱心な質問が聞かれました。各学校でのビブリオバトルが今後さらに広がることを期待します。

③実践報告

 グループで今年度の自校での授業実践を報告しました。授業で作成した作品もあり、他校の取り組みを熱心に聞いている姿が印象的でした。

 これまでの研修でも、体験されたことをすぐに自校で実践しくださる先生がたくさんいらっしゃいました。今回の研修で体験されたことも、これからの授業に役立てていただけると感じられる、充実した研修になりました

 

つながる ひろがる 本の世界 柏の葉小学校図書館

 柏の葉小学校は、開校12年、児童数1300人を超える大規模な学校です。

中庭に面した大きな窓、吹き抜けの高い天井、広々とした明るい学校図書館は子ども達のお気に入りの場所です。

 

【5年生おすすめの本】

 5年生国語『図書すいせん会をしよう』では、おすすめの本のPOPを作成しました。

 POPの構成や推薦の言葉を工夫して表現していました。6クラス全員の作品を学校図書館に掲示して全校児童に紹介します。

 

【図書委員会】

 図書委員会は、みんなにいろいろな本をたくさん読んでもらうために、楽しいイベントを企画しました。

 1学期は『本のクイズ』『読み聞かせ』。2学期は『スタンプラリー&ビンゴ』を行いました。どの企画も大成功!

子ども達は「知らない本が知れてよかった」「今まで読んだことのない分類の本にチャレンジできた」と喜んでいました。みんな、本の世界が広がりましたね♪

 

【子ども司書】

 今年度は、13名が子ども司書を目指して『子ども司書養成講座』を受講しています。

本が大好き!学校図書館が大好き!な子ども達は自ら進んで様々な実習を行ってきました。

 読み聞かせや各学年におすすめの本のPOP図書新聞を作成しました。図書新聞は、43クラスすべてに掲示しました。

 

【夢のかけ橋を渡って‥】

 柏の葉小学校と柏の葉中学校は『夢のかけ橋』という名の空中通路でつながっています。

 1年生の教室に、授業の一環として中学3年生が手作り絵本の読み聞かせに来てくれるのも今年で3回目を迎えました。上手な手作り絵本に1年生は大喜び。さすが中学生、1年生に寄り添った声かけや読み聞かせはとても素晴らしく、絵本の世界にみんな引き込まれていました。

 また、6年生は柏の葉中学校の学校図書館見学に行きました。小学校とは違う雰囲気にドキドキ、ワクワク!!中学校の図書委員会が6年生のために作成してくれた学校図書館動画や、小学校には無い本、中学校で使用している教科書など真剣に見ていました。とても充実した時間になりました。

 

 今後、学校図書館は、さらに増えていく児童の多岐にわたる興味、関心に応えるとともに、子ども達がつながり、世界を広げていく中心となるような場所でありたいと思います。

 

第5回学校図書館指導員研修

 12月9日(月)沼南庁舎にて第5回学校図書館指導員研修が行われました。

①授業実践研修

 柏市立土小学校 舟橋 諒先生

 小学6年 国語 新単元「『読書タイムライン』を作って交流しよう」の授業実践を報告していただきました。

「『自分を形作った読書ルーツ』を増尾西小の6年生と語り合おう」を単元のゴールとし、

1.1〜6年生までの読書タイムラインをつくる 
2.テーマを決めて読書ルーツ3冊を決める 
3.増尾西小の6年生と「読書ルーツ」を語り合う 
4.振り返り 
という4つのステップで、児童の様子や先生の授業のねらいをお聞きしました。 

 この単元では、6年分の読書の記録や図書の時間の読書指導の積み重ねが鍵となります。6年間を通して、読書経験を積ませるため、長期の計画を立て、教員と学校図書館指導員が連携し、進めることが重要になると実感しました。

 

 新単元のお話を踏まえ、指導課 教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生より、小・中学校の読書単元には、学年ごとのステップがあることを教えていただきました。学校図書館の学習・情報センター機能では「発達段階に応じた情報活用能力を身につける」、読書センター機能では「目的を持った『読書指導』により『読む』力を身につける」といった9年間通した学びがあるとお話がありました。

研修3

 

②柏市立図書館連携事業について 柏市立図書館 日高 久美子さん

 「司書教諭カード」と「学校支援貸出」について利用の仕方を〇×形式で、日高さんに解説していただきました。学校図書館を活用した学習活動や読書活動では、十分な資料の収集が必要です。そのために市立図書館との連携は欠かすことができません。この校外連携システムを運営し、持続させていくためにも使い方のルールを改めて再確認しました。

 研修2

 

③グループワーク1「リーフレット更新作業」

 すべての教科で学校図書館を活用するために、柏市では「学校図書館活用単元例<柏モデル>」というリーフレットを毎年作成しています。小学校担当は、3〜4名のグループに分かれ、今年度実践した授業の単元例の掲載を検討していきました。中学校担当は、2グループに分かれ、来年度から使用予定の新・教科書の単元名の変更等の確認を加え、作業を行いました。

研修3

 

④グループワーク2「選書検討会&おすすめ本紹介」

 今年度、後期購入した図書について、購入図書リストを持ち寄り、選書検討会を行いました。限られた時間でしたが、おすすめ本の紹介、自校の蔵書傾向をもとにどこに力点を置いて選書をしたか、どんな授業の支援をするための選書かなどの情報交換をしました。

研修5

  本日も充実した3時間の研修でした。学校図書館指導員としての立場をもう一度振り返り、業務に対して誠意を忘れず、明日からまた子どもたちの学びのため支援できるよう、気持ちを引き締めることができました。