柏市学校図書館紹介blog

市内小中学校63校の学校図書館活用の様子を紹介しています

第6回 学校図書館指導員全体研修

3/22(水)沼南庁舎にて全体研修が実施されました。

指導課の太田先生のお話から研修がスタートです。

【研修① 活動報告発表】

「学校図書館活用実践記録」の冊子をもとに、今年度の活動報告をグループごとに行いました。

各学校の実践発表を聞いた後は、質問コーナーと交流会へと続きます。

 

 

【笹間コーディネーター 講評と来年度へ向けて】

笹間コーディネーターより「活動報告発表」を受けての講評がありました。

学校図書館指導員として、どのような授業支援が必要か考える時間になりました。

 

 

【研修② オリエンテーション】

来年度に向けて、指導課の先生方、小・中学校リーダーがオリエンテーションの実演を行いました。

4月のオリエンテーションですぐに実践できるように、資料も準備しました。

 

 

今年度最後の研修は、63名が一堂に会して実施することができました。

来年度に向けての心の準備も完了です!

 

誰でもウェルカム♬ 本との出合いを応援します 大津ケ丘第二小学校図書館

 「学校図書館大好き」「やっぱり学校図書館は落ち着く」…大津ケ丘第二小学校の子どもたちの言葉です。中には「住みたい!」という子まで。大津ケ丘第二小学校は、児童数約300人。校舎2階にある学校図書館は、窓一面に校庭の桜の木が見える、明るくて気持ちのよい空間です。本をゆっくり読みたい子はもちろん、時には友だちとケンカした子が、心を落ち着かせるためにやってくる場所にもなっています。

図書委員、がんばっています♪ ~図書じゃんけん~

 秋の読書フェア「読書ビンゴ」に引き続き、3学期も図書委員発プチイベントを実施しました。その名は「図書じゃんけん」。本を返しに来た子は、図書委員とじゃんけんをします。連続2回勝つとしおりをもらえます。いつもはシャイな図書委員も、「じゃんけん」と書かれた札を首から下げて台の上に立ち、挑戦者相手に頑張ってくれました。

 

授業ではこんなふうに活用されています ~本の帯づくり、読書会~ 

 

 こちらは、5年生の本の帯の展示です。図書室前の廊下に並べました。通りがかった児童や先生が目をとめるような素敵な帯ができました。さらにこの帯をかけた本の中から、各クラス3冊ずつ選び、学年でビブリオバトルを実施。本への思いを自分の言葉でしっかりと語り、聞いている人の心をつかんでいました。なお、帯の下書きやビブリオバトルの原稿作り、チャンプ本の投票や感想の記入など、随所にタブレットが活用されていたのが印象的でした。

 2月には、今年度最後の読書会を2年生で実施しました。

 

本は『ペンギンのヒナ』です。同じ本を読んで、お互いの感想などを発表し合います。一人一冊の本を手にする特別感がある楽しい時間となりました。「またやりたい」との声がたくさん聞かれました。一人で行う読書とはまた違った読書の楽しさを発見できたのではないでしょうか。

これからも本とともに ~6年間の思い出の本~

 もうすぐ卒業式。そこで、6年生に小学校の思い出の一つとして「6年間で一番心に残った本、思い出の本」を書いてもらうことにしました。大津ケ丘第二小学校では1~6年生までの読書の記録をファイルにまとめて保管しています。それも見ながら、6年間の読書を懐かしく振り返っていました。

 

 書いてもらった用紙は廊下に掲示しました。それぞれに請求記号を添えたので、気になった本を下級生が本棚で探している姿が見られました。もうすぐ卒業する6年生に、これからも素敵な本との出合いがたくさんあることを願っています。

 

 大津ケ丘第二小学校図書館は、今後も心の栄養になるような本や新しい情報との出合いの場となり、子どもたちと一緒に発展していけるよう頑張っていきます。

生徒の学びを支える学校図書館 田中中学校

 田中中学校の図書館は、校舎3階の明るく見晴らしのよい場所にあり、読書センター、学習センターとしての役割をもつ「読書室」と、情報センターとして様々な学習活動を支える資料がそろう「図書室」の2部屋があります。1,2年生の教室と同じフロアで、生徒が利用しやすいため、読書だけでなく、学習課題のための本を借りに来る生徒もいます。

 〈読書室の入り口には、朝読書におすすめの本を展示しています。〉

〈読書室の入り口には、朝読書におすすめの本を展示しています。〉

 学習図書委員と清掃担当の生徒によって、日常的に書架整備や館内清掃がおこなわれており、気持ち良く読書できる空間となっています。

 

〈新着本展示会には多くの生徒が来館しました。〉

 

 

 〈廊下には、学習図書委員のおすすめ本の紹介や読書通帳のイラスト応募作品など、本に関わる掲示物が常時展示してあります。〉

 

  今年度貸し出し1位は、田中スタンダード本の『カラフル』(森 絵都 著 文藝春秋)です。田中中学校区では、小中連携読書活動に取り組んでおり、多くの児童、生徒が朝読書などの時間を使って、田中中学校区の推薦図書である田中スタンダード本を読んでいます。今年度は、学習図書委員が「本の面白さや読書の楽しさに気づき、読書の習慣を身につけよう」という目標を掲げ、学校図書館の本を使った、朝読書全校一斉ブックトークに取り組むなど、積極的な読書推進活動が主体的に行われています。

 

〈朝読書の時間に、班ごとにブックトークを行いました。〉

 

 また、主体的で深い学びを実現するために、全学年、様々な教科で積極的に本とインターネットを使用した授業も行われています。オンライン百科事典(Sagasokka!)を効果的に使用することで、多岐にわたる資料から、学習活動に役立つ適切な情報を見つけ出し、学習に役立てることができました。

 

〈本とインターネットを使用し、SDGsについて調べ、意見文を書きました。〉

 

 これからも、学校生活におけるすべての活動を支える図書館として、田中中学校図書館は生徒とともに進化し続けていきます。

第3回 司書教諭・学校図書館指導員合同研修

 1月30日(月)、第3回 司書教諭・学校図書館指導員合同研修会が、Teams(Web)で実施されました。

 今年度も柏市学校図書館は、『学校図書館活用実践記録』を作成しました。市内各学校図書館の紹介、および学校図書館活用授業の記録をまとめたもので、今回のWeb研修でも実践報告の資料として使用しました。

 そして『子ども司書講座「こんな図書館あったらいいな」』も完成しました。柏市立図書館とともに取り組んでいる「柏市子ども司書養成講座」を受講した児童の、アイデアいっぱいのレポート「あったらいいな こんな図書館 本」を冊子にしました。

★著作権研修
 柏市学校図書館コーディネーターの笹間ひろみ先生より、「学校図書館における著作権」について御指導をいただきました。
 著作権の研修は、一昨年、昨年度に続き三回目になります。今までの研修を踏まえて、「改正著作権法第35条」・「SARTRAS (授業目的公衆送信補償金等管理協会)」など、著作権に関する制度について確認しました。
 続けて、学校における著作権の具体的な事例について、クイズ形式で考えました。

 司書教諭と学校図書館指導員で話し合い、チャットで回答する双方向の研修は、著作権の理解が深まりました。

 

★中学校区での実践報告
 中学校区ごとのチャネルグループに分かれ、自校の学校図書館活用の実践報告をしました。授業実践だけでなく、地域の課題や小中学校の連携について意見交換をする貴重な時間になりました。
 その後、チャネルを移動して4つの地区(北部・中部・南部・東部)ごとに交流し、成果と課題を共有しました。

 

 今年度の柏市学校図書館は「本とICT(インターネット資料)の併用」を重点に掲げています。学習・情報センターとしての学校図書館活用がさらに進んでいくよう、研修で学んだことを学校に広げていきます。

読んで知る楽しさがいっぱい!笑顔あふれる大津ケ丘第一小学校図書館

  情報センター(0類から8類)と,読書センター(9類)の2つの部屋から成る大津ケ丘第一小学校図書館は,校庭の向こうに広がる田畑や木々ののどかな風景を見渡すことができる4階にあります。ほぼ全てのクラスが週に一度来館し,読み聞かせやブックトーク,調べ学習や並行読書などを行います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<笑顔あふれる図書館は憩いの場所>

 昼休みになると,外で遊ぶ元気な子どもたちの声が聞こえてきます。図書館も子どもたちであふれ,活気づきます。

読書の記録を持ってきて絵本を読む低学年。
友達と図鑑を楽しそうに眺める中学年。
お手伝いありませんか?と笑顔でボランティアに来る高学年。

読書好きな子どもたちが集まる図書館は,子どもたちの憩いの場所です。

 また,月に一度,昼休みには読み聞かせボランティア「おはなしランド」さんによる,読み聞かせが読書センターで行われており,毎回満員御礼となる人気振りです。さらに,毎週水曜日には1学年ずつ,朝の読み聞かせもしてくださり、子どもたちがますます本を好きになる時間になっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<情報センターの活用>

 2学期に入った折,情報センターに大型モニターが設置されました!

 情報センターは,主に調べ学習で利用されており,理科・社会・総合など,様々な教科で,活用されます。また,タブレット端末を併用することで,アナログとデジタルの双方の良さを効果的に活用し,読書力の向上を図りながら,子どもたちのより一層の理解と学びを深めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<秋の読書フェア>

 11月には,図書委員主催の読書フェア“読書で”ビンゴ”と“ポップコンテスト”を開催しました。

 子どもたちが自ら選んだおすすめの本を紹介する“ポップコンテスト”には,1年生から6年生まで全学年から,合計60点の応募がありました。子どもたちがそれぞれの気持ちをこめて作成した数々の力作を廊下に掲示すると,休み時間に自分のポップを見に来た子どもたちの嬉しそうな声が響き渡りました。フェア終了後は,ポップを見て気になった本を探して借りる,という光景が見られました。子どもたちは初めて知る本を嬉しそうに手に取り,選ぶ本の幅が着実に広がりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<新刊展示会>

 3学期は新刊展示会からのスタートです!新しく購入した本を1週間展示しました。

 低学年向け・高学年向けの本,スポーツや生き物の本,子どもたちはさまざまな本を手に取って興味深く眺めており,どの本を借りようかな,とワクワクする楽しそうな会話が聞こえてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これからも,子どもたちに読んで知る楽しさを届ける,笑顔あふれる図書館を目指します。