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2020年6月の記事一覧

久しぶりの会議

 昨日は昼前に学校を出て、千葉市の教育会館に向かいました。県内の各地区から役員が集まっての会議です。4,5月も予定はありましたが、感染症の影響により、中止になったり、書面決議になったりと、例年とは違う2か月でした。役員が勤務する学校での対応に忙しかったこともあるでしょう。まだまだ安心はできませんが、少し落ち着いた面が出てきた故の会議開催、そんな感じも受けました。この会議では県内の様々な情報を得ることができます。統廃合により、昨年よりも10数校の学校が減ったこと、長期の休校への対応として、夏休みの期間が10日という地区もあれば、31日という地区もありました(ちょっとこの差にはビックリ!)。また授業時数を確保するため、今後、土曜日に授業を実施することを考えている地区、運動会や修学旅行などを実施する方向で考えている地区、昨年の台風被害を今もなお引きずっている地区など、千葉県内には様々な状況を抱えている地区があることを改めて実感しました。「そんな状況を踏まえて、子供たちに成長のためどんなことに取り組むことが必要か。学校間で連携すること、そして取組の目的を保護者と共有すること」これはどの地区においても共通していると感じました。
 久しぶりに電車に乗り、千葉駅から県庁近くの教育会館まで歩きました。電車は冷房中でも窓が少し開いています。私がいた車両の人たちはみんなマスク着用していました。船橋、千葉と駅構内は当たり前ですが、人は多く、ほとんどマスクをしています。特に会議終了後、17時過ぎの千葉駅は学生の帰宅時間とも重なり、大勢の人が行き交っています。こういう光景は学校と自宅を往復していたんではわからないですね。テレビで見る光景を生で実感しました。テレワークが進んできても、学校もそうですが、まだまだ実際に行かないと始まらないことは一杯あります。公共交通機関を利用する保護者の皆様もたくさんいると思いますが、大変さを改めて感じます。
 昼過ぎから陽射しも戻り、蒸し暑さを感じながら歩道を歩きました。駅から離れると人通りは少なくなり、また歩道も広いのでマスクを取って歩きました。やはりホッとします。先日、教育委員会から「感染症対策ガイドラインについて」という文書が届き、「熱中症予防を優先した上でのマスク着用を」という項目がありました。8月7日まで続く1学期、「7、8月は気温が高め」と言われており、熱中症への対応は欠かせません。かといって感染症対策も必要です。実は富勢地区の4校で、マスク着用について協議をしており、「登下校中はマスクを外して良い」としていきたいと考えています。登校する子供たちを見ていても、学校が近づくにつれ歩いた距離も長くなっているので、顔が紅潮している様子が見られます。これから暑くなってくることを考えると、マスクを外すことは必要です。マスクをつけたり、外したりが場に応じてできれば良いのですが、低学年はなかなか難しいと思います。「こういう場合にはマスクをする」ということを伝えた上で、マスクを外すことに取り組んでいきたいと思います。教育委員会からの文書にも「公共の場でマスクを外すことについては近隣を含め、多くの方々の理解が必要。教育委員会からも広く知らせしていくようにするが、各学校においてもお便り等を利用し、積極的に呼びかけを」とあります。「こういう状況でマスクを外すとは何事だ」と、様々なトラブル事例も聞きますが、熱中症による命の危険を考えると、ぜひ取組への理解をお願いしたいと思います。来週にメールや手紙等でお知らせしますのでよろしくお願いします。
 「久しぶりの野球で楽しかった!」とは先週の土日、校庭で久しぶりに練習した子供たち。声が弾んでいました。一斉登校が始まって2週間が過ぎ、週末は疲れも増しているはず。その疲れはゆっくり休むことや好きなことをすることで、元気になりますよね。今日と明日、楽しく過ごしてくださいね!

学級委員の任命式

 今日の昼休み、第1学期の学級委員・任命式を行いました。今までは廊下で待機し、校長室で学年ごとに任命書を渡しましたが、今回は3年生以上の学級委員を体育館に集めて、任命書を渡しました。欠席した児童もいましたが、学級委員はしいの木学級とすまいる学級は各学級1名で、後の学級は2名ずつです。「初めて学級委員になった人?」の問いに約半分ほどの児童が手をあげ、「自分から進んで学級委員になった人?」の問いに対しては、半分以上の子供たちの手が勢いよくあがりました。この光景には嬉しかったですね!休校が続き、なかなかいつものペースになれず、何か消極的になってしまう中、「学級委員として頑張る!」という気持ちを持ってくれたことは、とっても貴重だと思いました。そんな子供たちに一言。
 「『良いクラスにしたい!』『何でも頑張れるクラスにしたい!』という目標があるでしょう。でも、学級みんなの気持ちを1つにまとめることって大変。とっても難しいんだ。でも必ずできることがある。それは、今、みんなが持っている気持ちで自分からやっていくこと。挨拶をしたり、教室のゴミを拾ったり…。そんな姿は誰かが見ていて、『学級委員も頑張っているんだから…』そんな気持ちに少しずつなっていく。それを信じて、ここにいる学級委員みんなで頑張ろう!くじけそうになったら、いつでも話は聞くからね」
 感染症による影響がまだまだ続いている状況にもかかわらず、昨日の委員会活動に続いて、子供たちの意欲が学校を支えてくれています。今朝の登校時は激しい雨でした。が、放送委員会の児童の声でスタートができました。それにしても今日は早朝の地震といい、登校時の雨といい、子供たちには印象に残る自然現象が起こった1日になりました。「地震で目が覚めて、ゲームをやって学校にきた」そんな子もいました。結構、雨でぬれてしまった子が多かったように思います。風邪などひかないように。 

継続は力なり!

 数日前の夜のこと。テレビを観ていたら、イチロー選手が教壇に立ち、“先生”として、子供たちの前に立つ場面がありました。「先生、宿題はどうしてやらなければならないんですか?」という質問がイチロー先生にありました。「大人になればいやなことでもやらなければならないことはある。その時、できるようになっておくための準備かな」そんなことをイチロー先生は答えていたように思います。「大人になって忘れ物をすると大変。今から練習して困らないため」ということは私も話します。でもイチロー先生が話すと子供たちの心のスイッチはONになるかもしれませんね。
 ここ数日、検温忘れや健康観察カード忘れが20名を超え、職員室前に検温しに来る子供たちが増えています。連日、という児童も少なくありません。改めて2つのことを考えます。
 まずは1つ目。今、検温や健康観察カードは「大事な物」です。それを子供なりに理解して欲しいことです。検温は大人に言われてやるものではありません。何のためにやるのか、その必然性が理解できれば、行動に結びついていくはずです。早く結びつく子と、時間がかかる子はいるでしょう。時間がかかる場合には、大人のサポートが必要です。ぜひ子供たちに、「大切なことは忘れない」力を身につかせ、成長につなげるためにサポートしてください。継続は力なり…サポートし続けることで習慣化されていきます。
 2つ目。昨日、県内の小中学生が感染し、通学する学校が休校になるという報道がありました。新型コロナウイルス感染症への治療方法は整っていないため、休校という措置をとらざるを得ません。感染防止のリスクを少しでも下げるために、毎日の検温、様症状がある場合には登校しない、家族に症状がある場合にも様子を見る、登校後、少しでも具合が悪くなったら早退などの協力をしていただいています。またマスクを着用や手洗い、うがいをしたり、換気をしたり、消毒をしたりなどの、できる範囲での防止策をとっており、その中での検温活動、健康観察カードは大切な役割を占めています。いろいろな手を打った上で感染する場合は仕方ないことですが、「休校」となると影響も大きいことも事実です。そのためにリスクを少しでも下げたい…ぜひ、検温、健康観察カード提出のため、子供たちをサポートしてください。保護者の皆様の理解と協力は子供たちの成長につながります。感染症によるピンチを、忘れ物をしない子に変身させるチャンスに! どうぞよろしくお願いします。
 今朝、地震がありました。千葉県内で震度5弱、柏市は震度4でした。昨日のこと、避難訓練を実施、緊急地震速報の放送が流れ、授業中の子供たちは一時避難として、教室では机の下にもぐり、校庭では中央に集まりました。初参加の1年生の様子を見ていました。事前に担任からの指示はあったでしょうが、黙って机の下にもぐってジッとしています。放送の指示や担任の指示で椅子に戻り、話を聞いていました。昨日は一時避難のみでしたが、次回は校庭への避難も実施します。これもいざというときの準備です。「自分の命は自分で守る」という意識を、昨日のような避難訓練を通じて、そして毎日の登下校から高めていって欲しいと思います。
 今週23日の委員会活動を経て、昨日から高学年児童による、“制約がある中での”委員会活動が始まりました。23日の顔合わせでは、集まる場所を工夫し、体育館であったり、外であったり、いつもとは違いますが、「私は○○委員会!」という自覚は持てたはずです。昨日の昼休みも、給食委員会の児童が休み時間にもかかわらず、当番活動を実施、その姿には“やる気”を感じました。「学校の活気は子供たちの姿から」を再認識しました!

月曜日の朝

 6月も後半です。昨日から雨の降る時間が長く、「また雨か…」そんな思いになる場面が続いています。梅雨特有の蒸し暑さはなく、肌寒さを感じるので体調には気をつけなくてはいけませんね。昨日から雨音が気になるのですが、音と言えば、19日から無観客で実施されているプロ野球での試合でのこと。今までには感じられなかった音が聞かれます。ボールを打ったり、キャッチしたりする際の心地よい音や選手のかけ声など、実際に球場に出かけて間近で見ないと聞こえない音が耳に入ってきます。何とも言えないライブ感に、今までとは違う新鮮さを感じました。
 さて今日は月曜日、そして雨。これだけでも何だか憂鬱になってしまいますよね。今朝は保護者の方に連れられて登校する1年生が多くいました。また検温忘れや健康観察カード忘れも20名を超えました。その他の忘れ物も多かったとも聞きました。1年生は3月の卒園して2か月の休校。6月になり入学式、分散登校、給食と、大きな変化の連続なので戸惑う子はきっと多いでしょう。それだけに一緒に登校してくださった保護者の皆様には感謝です。家庭としっかりと連携し、しっかりと寄り添いながら少しでも早く慣れるようにしていきたいと思います。
 2年生以上の子供たちに伝えたいこと。それは「忘れないための努力をし、今の自分を少しずつ変える!」ということです。休校の不安による影響はきっとあるでしょう。でも忘れ物が多いことを、「月曜日だから仕方がない…」と諦めるわけにはいきません。忘れずに持ってきている子はたくさんいるし、多くの子供たちが自分でその必要性を感じてマスクをかけ続けているんです。「自分のために」と思えば、減らす努力はできるはずです。そのあたりを励ましながら、できることに結びつけていきたいと思います。
 5月にWebアンケートによる決議で承認された、今年度のPTA役員の方々による役員会が開催され、私も参加しました。今年は、4月の懇談会による役員決め、PTA総会、専門部活動という例年実施してきた過程を踏んでおらず、今あるのは今日集まっていただいた本部役員のみです。例年実施してきた行事はできないものが多いものの、確実に来年度以降へと引き継がなければなりません。「どうなるんだろう?」という不安はあるものの、「現状をしっかりと踏まえて、PTA組織を見直す良い機会にしていこう」ということになりました。必要に応じて、皆様の意向をアンケートという形でとらせていただくこともあります。その際はどうぞご協力ください。始めは不安一杯であった役員会でしたが、最後は「見直す年にしていこう」という雰囲気になったように感じました。子供たちの成長には学校と家庭との連携は必須であり、その連携のためにはPTAは欠かせない組織だと思います。ぜひ関心を持っていください。
 雨が降り続く1日になりました。子供たちの下校の際には傘はさしても、結構ぬれてしまうほどの降り方でした。風邪をひかないように、と願います。先日、「行事予定について」の手紙を配付し、その中にも記載しましたが、7月の個人面談は実施しません。お子様のことについて何か気になることがあれば、いつでも担任に連絡してください。早めに連絡していただければ、対応も早くでき、不安の解消にもつながります。どうぞよろしくお願いします。

“大人”のパフォーマンス

 今週は蒸し暑い梅雨、特有の陽気が続いていただけに、昨日の肌寒さは「寒い!」と感じる1日でした。一斉登校が始まった今週、きっと子供たちの疲れもたまる週末です。気温の変化もあって昨日は、体調の不良を訴える子供たちが多かったようです。朝の検温、健康観察カードへの記入、そして体調不良の場合の迎えと、保護者の皆様に協力をしていただいており、本当に助かっています。ありがとうございます。検温忘れやカード忘れはまだありますが、少ない状態が続いています。目指すは子供たち自身が取りかかる姿。習慣づくようにもう少しご協力ください。
 一斉登校が始まった今週、子供たちの様子はいかがですか?マスク越しの仲間との再会、授業の様子、黒板を向いたままの給食と、今までとは違う環境の中、子供たちは過ごしました。「分散登校時は人数が少ないこともあり、活気がなく心配だった。それが全員集まった今週、おしゃべりはなくとも活気を感じる。マスク越しではあるけれど、みんな嬉しそう」とは6年生の担任教諭です。メリハリがあり、騒々しいと感じる場面もなく、給食準備も協力的でスムーズという感想も付け加えていました。今、6年生は1年生の給食の片づけを、数名の当番活動で手伝ってくれています。配膳台の前に立ち、1年生が食器類をかごに片付ける際の手伝いです。落とさないように、間違えないように、時には優しい声かけも。そんな献身的な6年生の姿から、大切な関わりを感じました。きっと1年生には目の前の6年生の姿はしっかりと焼き付いていくのでしょう。それが数年後、下級生に対する上級生の優しさにつながっていくんだと思います。
 18日には部活動について、担当職員から子供たちへの説明会があり、吹奏楽部は家庭科室、運動部は体育館に集まりました。部活動も高学年児童にとっては大切な教育活動の1つですが、感染症の対策もあり、その上、暑さへの対策もあり、1学期は通常のような活動ができません。吹奏楽部は来月からパートごとに少人数で練習開始、運動部は入部手続きだけをして練習開始は2学期から、という形にしました。「運動部員という自覚を持って、今日から体を鍛える意識を持って過ごすことが大事。普段の学校生活での頑張りも役に立つ。鍛えた体で2学期から練習しよう」と吉田教諭は運動部説明会に集まった子供たちに話していました。吹奏楽部の練習は7月から始まり、朝の登校も早くなります。感染症への対応も疎かにならないようにしていきますので、どうぞご理解ください。
 昨日は職員会議を体育館で行いました。これも感染症防止対策の1つです。
 「教師のパフォーマンス」と聞くと、「いや、私はそういうキャラクターで はないので」「子供とふざける関係はどうか」と軽視する人も少なくありません。しかし、それはうわべだけのとらえ方です。同じ内容の授業でも、授業者にっよって子供たちの興味関心は全く異なります。学ぶ意欲に影響を与える教師の役割は大きいのです。・・・自分のキャラクターを活かし、得意なことで子供たちにアプローチしていけば良い。マスクで表情がよく見えない状況でも、目線や服装、体の動きで伝えていくことは可能です。パフォーマンスは教師に求められる大切な力なのです。
 以上は教育雑誌「総合教育技術」に掲載されていた教育実践研究家・菊池省三氏の記事ですが、これを職員には紹介しました。「教師」を「大人」に置き換えても良いですよね。できたり、できなかったりを繰り返しながら成長していく子供たちです。できななったときは叱りますが、できたときは十分にほめているでしょうか?「頑張ったね、よくやったよ」という大人の気持ちをパフォーマンスと一緒に伝える…大事なことだと思います。マスク着用で過ごす子供たち、一斉登校で1週間頑張った子供たち、1年生の給食片づけを献身的に頑張る子供たち、よく見ていくと子供たちにはほめることが一杯あります。
 朝からまぶしい光が注いでいます。今日から校庭だけではありますが、学校開放団体の利用も再開されます。サッカー、野球、ラグビー、フラッグフットボール、…感染症対策はまだまだ欠かせませんが、きっと子供たちには待ちに待った活動で、元気な声と笑顔が戻ってくるんでしょう。