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継続は力なり!

 数日前の夜のこと。テレビを観ていたら、イチロー選手が教壇に立ち、“先生”として、子供たちの前に立つ場面がありました。「先生、宿題はどうしてやらなければならないんですか?」という質問がイチロー先生にありました。「大人になればいやなことでもやらなければならないことはある。その時、できるようになっておくための準備かな」そんなことをイチロー先生は答えていたように思います。「大人になって忘れ物をすると大変。今から練習して困らないため」ということは私も話します。でもイチロー先生が話すと子供たちの心のスイッチはONになるかもしれませんね。
 ここ数日、検温忘れや健康観察カード忘れが20名を超え、職員室前に検温しに来る子供たちが増えています。連日、という児童も少なくありません。改めて2つのことを考えます。
 まずは1つ目。今、検温や健康観察カードは「大事な物」です。それを子供なりに理解して欲しいことです。検温は大人に言われてやるものではありません。何のためにやるのか、その必然性が理解できれば、行動に結びついていくはずです。早く結びつく子と、時間がかかる子はいるでしょう。時間がかかる場合には、大人のサポートが必要です。ぜひ子供たちに、「大切なことは忘れない」力を身につかせ、成長につなげるためにサポートしてください。継続は力なり…サポートし続けることで習慣化されていきます。
 2つ目。昨日、県内の小中学生が感染し、通学する学校が休校になるという報道がありました。新型コロナウイルス感染症への治療方法は整っていないため、休校という措置をとらざるを得ません。感染防止のリスクを少しでも下げるために、毎日の検温、様症状がある場合には登校しない、家族に症状がある場合にも様子を見る、登校後、少しでも具合が悪くなったら早退などの協力をしていただいています。またマスクを着用や手洗い、うがいをしたり、換気をしたり、消毒をしたりなどの、できる範囲での防止策をとっており、その中での検温活動、健康観察カードは大切な役割を占めています。いろいろな手を打った上で感染する場合は仕方ないことですが、「休校」となると影響も大きいことも事実です。そのためにリスクを少しでも下げたい…ぜひ、検温、健康観察カード提出のため、子供たちをサポートしてください。保護者の皆様の理解と協力は子供たちの成長につながります。感染症によるピンチを、忘れ物をしない子に変身させるチャンスに! どうぞよろしくお願いします。
 今朝、地震がありました。千葉県内で震度5弱、柏市は震度4でした。昨日のこと、避難訓練を実施、緊急地震速報の放送が流れ、授業中の子供たちは一時避難として、教室では机の下にもぐり、校庭では中央に集まりました。初参加の1年生の様子を見ていました。事前に担任からの指示はあったでしょうが、黙って机の下にもぐってジッとしています。放送の指示や担任の指示で椅子に戻り、話を聞いていました。昨日は一時避難のみでしたが、次回は校庭への避難も実施します。これもいざというときの準備です。「自分の命は自分で守る」という意識を、昨日のような避難訓練を通じて、そして毎日の登下校から高めていって欲しいと思います。
 今週23日の委員会活動を経て、昨日から高学年児童による、“制約がある中での”委員会活動が始まりました。23日の顔合わせでは、集まる場所を工夫し、体育館であったり、外であったり、いつもとは違いますが、「私は○○委員会!」という自覚は持てたはずです。昨日の昼休みも、給食委員会の児童が休み時間にもかかわらず、当番活動を実施、その姿には“やる気”を感じました。「学校の活気は子供たちの姿から」を再認識しました!