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令和2年度 校長室より
明日は“1日授業参観”
新型コロナウイルスへの不安が中々、減ることがありません。千葉県の感染者数が「最多」とのこと。柏市での感染者数も気がついたらすでに700名を超えています。「今は感染してもしかたない」ことはわかっていても、連日の感染者数の多さに、不安が増すばかりです。柏市内の学校でも、感染する児童生徒が増えてきたのかなあと感じます。このような状況でも学校では感染防止策をとって、できる活動を工夫して行っています。“新しい生活様式”の中の学校生活ですが、子供たちはマスク着用や手洗いへの取組は本当によく頑張っています。
明日の土曜日は「1日授業参観」を実施します。詳細は先日配付した手紙をご覧ください。教室には入らず、廊下から短時間の参観をお願いしたため、本日、教室後方の扉を外して透明なビニールシートを吊し、子供たちの様子が見やすくなるように工夫しました。明日の参観は夕方にメールを流しましたが、「お願い」の多い参観日です。感染症の現状を憂慮し、10日には市教委から「学級や学年をまたいだ活動は控えるように」との通知文があり、学年活動の一部を見直しましたが、概ね予定通り実施します。天気予報は「曇り時々晴れ」とのこと。数日前は傘マークがあった予報もあったので、天候は回復していて、校庭での活動は実施できそうです。体調は万全で!、各家庭1名、マスク着用、通行制限、「静かに…」、…と、今までとは異なる参観ですが、学校内での感染、そして濃厚接触者数を減らすためにも、ご理解とご協力をお願いします。明日の最高気温は13~15℃とのこと。廊下や体育館はかなり冷えるかと思います。防寒対策も万全にしてお出かけください。どうぞよろしくお願いします!
“夢”の実現に向けて
「ただ歌うだけでなく、演じながら歌うのがオペラ。1ステージ終えると2~3㎏、体重が減ることも」そんな説明で始まった演奏会。「ロミオとジュリエット」「エーデルワイス」「蝶々夫人」など、フランス語やイタリア語のオペラの曲でしたが、子供たちにとって身近な曲もありました。それに加えて「竹とんぼ」「赤とんぼ」の日本の歌も、美しい日本語で歌われて心に染みいったようです。音楽専科・淺野教諭によると、この日の演奏会のために6年生には授業で取り上げたとのこと。曲を紹介したり、普段歌っている曲をオペラ風に歌ってみたり…。これも演奏会に臨む子供たちの興味関心を高めたはずです。横山さんが「授業で教わった?」との問いかけに、「習いました!」そんな子供たちとのやりとりもありました。決して身体が大きいわけでもない横山さん、「何であんなに大きな声、それも美しい声がでるんだろう?」「身体を動かしながらも、変わらない歌声。それもいつも表情豊かに。なんでできるんだろう?」子供たちの思いが伝わってきます。お礼の言葉を伝えた6年生も、「美しい歌声」を強調し、ただただ「良かった」と、貴重な時間を過ごせた嬉しさを伝えていました。
120周年行事で取り組んだことの中に記念誌作成がありますが、この中で子供たちが記したのは“夢”。音楽一家の中で育った横山さんの夢は「オペラ歌手」だったとのこと。昨日の演奏会の中でも子供たちに直接、伝えていました。「夢を実現するってステキだよ!」そんなメッセージが昨日の演奏会には込められていた気がします。今から30年後、富勢小は創立150周年を迎えます。その時の記念誌には「30年前には新型コロナウイルス感染症が流行ったが、富勢小の子供たちは5、6年生中心に工夫をしながら活動して、毎日を元気に過ごした。“夢の実現”に向けたオペラ演奏会も実施」と記載されるかもしれません。その頃の子供たちは40歳代、きっと夢を実現して、横山さんみたいに活躍している人も多いことでしょう。そんなことを思いながら演奏会に参加し、聴き入る子供たちの様子を見ることができた、とても貴重な時間でした。
昨日の演奏会やすでに実施した1~4年生のイベント実施にあたってはPTAの本部役員さんを通じて PTA組織の大きな援助をいただきました。本当にありがとうございました!
子供たちの“あこがれの人”は・・・
昨日の朝は読書タイムで、「おはなしのへや」の皆さんによる読み聞かせがありました。しいの木、すまいるの子供たちは1か所に集まって、絵本を見ながら夢中の様子。教室を覗くのにも思わず、途切れさせないようスローになってしまいました。そんな中、1年生の教室では5年生の子供が読み聞かせをしていました。子供司書の子供たちです。読み終わって拍手をもらい、廊下に出ると「フーっ」と一息。「もう無理だ~」そんな声も漏れました。とても緊張した様子で、後悔しきりです。それでも真剣に聞いてくれた1年生にホッとし、練習を繰り返してきた上での今日であったため、それなりの達成感も味わえたようです。その場でちょっとした振り返りをして、満足した表情で教室に戻っていきました。きっとこの子達、朝から充実した1日を過ごせたことでしょうね。私はこの子達の頑張りに和まされました。
先週の新聞記事に「小学生 あこがれの人」アンケートが掲載されていました。ベスト10の中に、第1位の「竈門炭次郎」をはじめとした『鬼滅の刃』から7人も入っていて、その人気ぶりには驚きます。それにしても7人の名前にある漢字の難しさにはビックリ!ルビはふってあるので読むことはできるんでしょうが、ずっと見ているとこの文字に興味を持ち、意味や書き方も身についちゃうんだろうな…そんなことを考えてしまいました。7人以外の3人はと言うと、「2位 お母さん」「4位 先生」「5位 お父さん」。正直、4位に「先生」というのはやはり、嬉しいですね。「あこがれの人」を選ぶ理由として子供たちは、「力を合わせて立ち向かう」「困った時に助けられる」ということをあげています。お母さんもお父さんも先生も、子供たちにとっては「身近な人」。身近にいる人を子供たちはしっかりと見ていると言うことでしょう。でも「力を合わせてほしいなあ」「助けてほしいなあ」という、現実には叶わない子供たちの願望と言うこともあるかもしれません。ベスト10に選ばれた者として、喜びつつ、しっかりと受け止める必要があります。『鬼滅の刃』キャラクターのようにかっこよく、気持ちよくとは行きませんが、身近にいる者として「子供たちの力になる存在」であり、子供たちを支えていきたいですね。ある研修会でも教員でない方が、このアンケートをとりあげて「先生にあこがれる子供たちの思い」について話していました。「子供にあこがれを持たれる“先生”という仕事は素晴らしいですね。そんな職に就いている先生たちには自信と誇りを持ってほしい」本当にそうですね。地道な仕事ではあるけれど、子供たちの未来のためにやるべきことを確実にやっていこうと、話を聞きながら思いました。
小春日の一日
どんなに寒くても校庭に出て、遊ぶときは遊ぶ子供たちですが、やはり暖かな日は感じるようです。昨日の休み時間は校庭に子供たちの笑顔が弾けました。今年は一斉に校庭に出ることはできず、分散の休み時間ですが、昨日は午前も午後も、暖かさは均等だったようです。校長室の目の前には鉄棒があります。体育で取り組んでいることもあり、結構人気の場所です。昨日も1年生が何人も鉄棒練習に取り組んでいて、「あっ、校長先生だ!」と言いながら何度も手を振ってくれました。仕事の手が止まり、その様子に見入ってしまいます。昨日の昼は、担任教諭も子供たちと一緒になって遊ぶ光景が目立ちました。25代校長を務められた染谷先生から「先生は子供とよく遊ぶね」と声をかけられたことを思いまします。当時はまだ20歳代で、「今の自分でも子供と遊ぶことならできる」と、夢中になっていたかもしれません。でも教室から出て、一緒に遊ぶことはとても大切です。体育の時間も、積極的に体操服になり、走ったり、跳んだり、ボールを蹴ったり、鉄棒したりと、子供たちの元気な姿が見られました。
昨日の朝のことです。6年生男児が慌てた様子で正門から自宅に向かい走り出してきました。何か忘れ物をして、取りに戻る様子だということはわかります。ちょうど登校してきた同じクラスの子もいて「どうした?何があった?」と声かけすると、「筆箱忘れた!」とのこと。「忘れ物は取りに帰らない」ことはきまりとしてあり、そのことはその子も十分にわかってはいるはずです。「大丈夫だよ。書く物はいくらでもある、貸すよ」「私の物を使いなよ」と同級生も言ってくれました。その子もわかってくれたようで、渋々教室へもどります。その後、5分ほどたち、私が学校に向かって歩いていると、正門にその男児と声かけしてくれた同級生が正門付近に出てきました。「先生、あった!ランドセルのポケットに入っていた!」と、手にした筆箱を振りながら声かけしてくれました。何て素直で、さわやかで、そして優しいんでしょう。私を気遣って「知らせに行かなきゃ」と、それも2人で来てくれたんだと思います。「きっと慌てて戻った家にもなく、もっと焦って事故に…。そうならなくて良かったよな」と言うと、素直にうなずく男児。私は正直、「きまりだから」と、きまりを持ち出さなくて良かったと思いました。「きまり」よりも「思い」を伝えることは大事、と実感しました。これも小春日の一日に加えて、心に残った出来事でした。
1週間後は土曜参観を実施します。予報では晴れで気温は14℃という予報が出ていて、昨日の気温は15℃前後なので、昨日みたいな一日ならば最高です。感染症の落ち着いた状況と暖かな一日を願いつつ、過ごしたいと思います。
12月、冬到来!
先月の26日、市内の校長が集まり、研修会を実施しました。本来なら全員が1か所に集まって講師の話を聞く形ですが、今年はオンラインによる研修で、講師は大阪の自宅から、校長は市内9か所に集まっての研修でした。講師は大阪市立大空小学校初代校長の木村泰子先生です。数年前、映画『みんなの学校』で取り上げられた学校で、子供たちと木村校長をはじめとした教職員との関わりの様子を記録した内容の映画です。当時、私も見に行き、以来、木村先生の考え方に少なからず、影響を受けています。校長職を退職された木村先生は現在、講演活動や執筆活動に精力的にあたられており、この日も画像を通じてではあっても、「子供たちを大事に!」という熱い思いがひしひしと伝わってくる、とても有意義な時間になりました。
「『ふつうの子』なんて、どこにもいない」という木村先生の著書がありますが、今日はその中の一部を紹介します。大空小のあるクラスに、思い通りにならないことがあると教室で暴れてしまう子がいました。
「周りの子供たちは、そういった友だちの事情をなんとなく感じるものなんです。彼が暴れそうだなという気配を感じると、みんなが一斉に机をパーッと移動させて彼から離れます。
『冷たいな、なんで離れるんねん』
思わずそう言ったら、みんながなんて言ったと思います?
『校長先生わかってへんねんな。あいつの顔見てみ。もうそろそろ暴れるで』って。
『暴れたらな、机倒すやろ、筆箱飛んでくるで。あいつ、今困ってるやろ。困ってるあいつが飛ばした物で俺らが怪我したら、余計にあいつが困るやろ』
これが周りが育つということです。彼は困っている。困っている彼にはどうしたらよいのか。本来なら私たちが教えないといけない側なんですが、それを教えてくれたのは、彼と1年生の頃から一緒にいた周りの子供たちでした。」
子供たちは授業や学級活動を通して、教員からだけではなく、子供同士から学ぶこともあり、教員も子供からの学びも少なくないと言うことです。多様性を受け入れることは今求められていることですが、それは決して簡単ではありません。何を目標として、どうのよな手立てをとりながら取り組んでいくのか、結果を急がずにじっくり、しっかりと取り組む必要があると思います。子供たちが集団で生活をする学校の1日は様々なことがありますが、それはたくさんの学びがあると言うことです。私たち教職員はそのことをしっかりと受け止めて、子供たちに関わっていきたいと思います。
今日の陽射しは朝から暖かさを感じます。今日は金曜日、気持ちよく、頑張れそうです!
おみそ汁をおいしく飲もう!
富勢小の給食担当は中山栄養教諭です。この中山栄養教諭による「おみそ汁を美味しく飲もうキャンペーン」を11月に実施しました。「給食で5種類の出汁の味噌汁を子供たちに提供し、どの出汁の味噌汁が一番美味しいのか、学級で投票する」という取組で、中に入れる具は5,6年生の給食委員会で決めました。これだけで何だかワクワクしますよね。
・2日…さばぶし(4.1) ・6日…かつおぶし(4.30) ・10日…にぼし(4.32) ・13日…干ししいたけ(3.77) ・19日…あごだし(4.88)
結構、子供たちの関心は高く、その日を楽しみにしていたとのことです。もちろん各学級の担任教諭の後押しもありました。結果は以上のように「あごだし」が1番人気。給食を通じて「あご」が「トビウオ」であることを知った子も多かったようです。
中山栄養教諭は「6月からいつもと違う給食が始まり、楽しみながらの『会食』ということができずにただ食べるだけ。何とか楽しむことはできないだろうか」という思いからの取組とのこと。出汁は5年生の家庭科でも取り上げていて、昨年も子供たちにとっては関心の高い授業でした。そんなことをきっかけとした今回の取組はとても素晴らしいと思います。 まさに「ピンチをチャンスに!」した取組です。1階職員室の廊下側掲示板に取組の様子が紹介されていますので、機会があればご覧ください。
その掲示板には「和食のおいしさの土台は『だし』なのよ!」とも添えられています。「家でもいくつかの出汁を使ってみてよ」というリクエストがあるかもしれません。ぜひ挑戦してみていただき、話題にしていただければ」と思います。
子供たちへのお願い
先週から子供たちにお願いしてきたことがありました。1~3年生は芸術鑑賞会の挨拶の中で行い、4年生以上は各教室を回りました。内容は感染症対策への継続的な取組についてであり、4部構成でのお願いです。印象に残ったことは「子供たちがとてもよく聞いてくれたこと」です。特に教室を回った4年生以上の子供たちの表情は真剣で、何度も頷きながら聞く姿があり、気持ちよく話すことができました。内容は、
①6月から6か月間の、子供たちの取組に感謝!
②感染者が増えている現状
③今、大切な2つのこと
④「できなくなっていることはないだろうか?」との振り返り
の4部構成です。11月もまもなく終わり、6か月間が過ぎますが、子供たちは新しい生活を本当に良く頑張っています。学校内では落ち着いてはいますが、世の中の現状はそうなっていはいません。そこで③では「感染症にかかることは仕方ない、悪いことではない。感染したら全力で回復に努めること」「感染しないように引き続いて、取り組むこと」の2つを取り上げました。「感染してもしかたない」と話すと、頷く子供たちが多かった様子には嬉しく思いました。④では学級の様子を振り返ってもらいましたが、「必要のないおしゃべり」「友だちと密になる」の2点は、多くのクラスでの課題でした。ここが再出発点、子供たちには「続けてできるようにしていくのは大変。できない人を責めるのではなく、励まし合いながら、みんなの力で、みんなができるようにしていこう」とお願いしました。ここでも大きな頷きと「はい!」という返事、やっぱり嬉しかったです。おしゃべりになる、密になることは教職員側から見ても最大の課題です。決まりにして監視したり、注意し続けることはできないし、それでは持続可能な力にはなりません。大切なのは子供たちの意識を高め、自らの行動として身についていくことです。そのためには「共感を進めるために励ましながら、時間をかけながら継続し続けること」だと考えます。理解してくれる子供たちはたくさんいます。そこに期待を持って、子供たちの意識を高めていこうと思います。
昨日実施予定であった、富勢小出身のオペラ歌手・横山和美さんの演奏会が都合により、延期になりました。前日夜のお知らせであったため、5,6年生はもちろん、保護者の皆様にもご心配をかけたことと思います。代替日については調整して、お知らせいたしますので、お待ちください。突然の変更で大変申し訳ありませんでした。お詫び申し上げます。
子供たちの笑い声が体育館に!
9時半からは1,2年生の部です。ステージに向かって左側に1年生が、右側に2年生が、隣との距離をあけて座ります。1年生は体育館で行う行事への2回目の参加で、何と入学式以来であり、隣に他学年の児童が座ることは今までありませんでした。いつもなら当たり前のことなんですけどね。お決まりではありますが、会を始めるにあたり、私が挨拶、感染症へのお願いと120周年を迎える学校について話しました。
感染症については全国的にも、柏市内においても感染が拡大している状況を踏まえ、子供たちへのお願いをしました。「感染することは仕方ないこと、悪いことではないこと」そして「引き続き、感染防止に努めること」の2つです。マスク、手洗い、検温&カード提出、おしゃべり、距離をとると、今まで取り組んできた子供たちですが、6か月が過ぎ、少しいい加減になってきている取組があるようです。その点を振り返り、「みんなで励まし合い、またできるように頑張る」という意識づけを図る機会としました。
学校については、「120年前の明治時代、5月22日が誕生日。児童数は269名、初めての修学旅行は柏駅まで歩き、汽車で上野へ、目的地は上野動物園」「60年前の学校の様子…校長の仕事として、朝登校せず、近くの山で遊んでしまう子たちを探しに行くこと」の2つを紹介しました。その上で、今は感染症の影響の中、工夫をしながら富勢小を支えている子供たちに、保護者の方からのプレゼントという位置づけをしての芸術鑑賞会です。
昨日は“江古田博士”を中心とした3人のメンバーによる『サーカス・エコロジカル』という環境問題を取り上げた内容でした。ピエロが登場し、楽しいパフォーマンスと実験を取り入れながら地球温暖化という問題を子供たちに考えさせていました。二酸化炭素、酸素、ブタンガス、液体窒素と、聞くだけでは難しい感じがしますが、紙コップが飛び上がったり、風船が縮んだり、火が燃え上がったり、「おっ!」「わあーっ!」と、子供たちの歓声が続きました。合間合間に展開されるコミカルなピエロのパフォーマンス…低学年の子供たちも夢中です。私たち教職員も巻き込まれた場面もありました。「幸せになるために人間がいろいろと開発しながら生きているのに、それが地球破壊につながっている。1000年先まで考えて、新しいクリーンなエネルギーを考える科学者に!」と博士に投げかけられた子供たちは真剣でした。子供たちは「地球を守っていこう!」そんな思いになったのではないでしょうか。
低学年の子供たちも、中学年の子供たちも、目の前で展開される光景に夢中になり、素直に笑い、驚く、…今までとは変わらない素の子供たちが目の前にいます。久しぶりに子供たちの楽しそうな表情、そして笑いと、富勢小の子供たちの“集団”を感じた1日でした。そんな意味でも子供たちにとっては印象に残ったはずです。高学年は明日、27日に富勢小出身、横山和美さんをお招きしての『オペラ演奏会』を実施します。子供たちは記念誌にそれぞれの「夢」を掲載しました。夢の実現について横山さんにも伺い、コロナ禍ではあっても子供たちがこれから歩む社会に、すこしでも期待を持ってくれればと思います。今回の鑑賞会実施においてはPTAからの援助をいただきました。保護者の皆様、ありがとうございました。
感染者“増”の中で…
先日の打合せで、職員から感染症防止に取り組む子供たちの現状を聞きました。まずは、
○マスク着用と検温&カード提出は習慣化され、子供たちは頑張っている。
という報告はどの学年からもありました。検温忘れ、カード忘れがいても、「忘れてしまった!」という思いになり、職員室に検温しに来る子供がいます。「明日は持ってこなければ」という思いから行動につながり、忘れない状況につなげたいものです。ここは家庭の協力が必要です。ぜひ支援してください。
①寒くなり、長袖を着ていることもあって、手洗いが簡単になっている。
②マスクをしていても、あごまで下げて話す様子も見られる。
③肩を組んだり、腕を組んだり、子供同士の距離が近い!
④給食準備中や給食中のおしゃべりが以前よりは目立つ。
以上の4点が課題としてあげられました。給食中はどのクラスも班の形にはせず、全員が前を向く形で食べています。「もぐもぐタイム」を設定し、食べることに集中する時間を設けながらの喫食ですが、おかわりをする際や食べ終わってからの時間帯に、ついしゃべるという行動が目立ってきているという状況です。子供たちも感染者が多い最近の状況を知っている子も多く、「6月の頃の学校には戻りたくない」という声もあるとの報告もありました。6月は今までとの違いが多く、我慢することばかりが目立ち、何か異様な雰囲気でした。あれから6か月、子供たちが積極的に取り組むことで、できるようになっていることは数多くあります。そのことはしっかりと認めていくことは大切です。その上で上記の4点には、できないことを注意するのではなく、子供たち同士が意識を高めるために「がんばろう」と励まし合って取り組むことが必要だと思います。
もう1つ大事なことは感染した後のことです。現状を考えると大人も子供も感染することは十分に考えられる状況です。「しっかりと療養し回復する」ことに努めることはもちろんですが、「もしかしたら」「念のために」という行動も必要です。ご家族や子供たちの様子で何か気がかりなことがあればご相談ください。これは私たち教職員も同様です。
気が滅入ることが多い3連休かもしれませんが、気持ちを切り替えて「楽しめること」を見つけていきましょう!
今日は金曜日だ!
毎朝、子供たちの登校を見届けた後、校庭をぐるっと1周するのが日課になっていますが、校舎から離れた校庭の奥、住宅地に面した場所に楓の木があり、葉が色づいてきた今、とても楽しみな場所です。ここ数日の暖かな陽射しの下、色づいた葉が輝いていてとてもきれいで、先日は思わずカメラに収めました。楓はもう1か所、1校舎と2校舎の間に数本、やはり色づいていて秋を感じさせられます。9月なみの陽気であっても、しっかりと今の季節を味わわせてくれています。今朝、学校に来てみると校庭に黄色いジュータンを敷いたようになっていました。この時季、恒例となっている銀杏によるものです。見る分には良いのですが、掃き掃除は大変ですが…。
そんな場所を過ぎ、校舎に近づくと、この時間に登校してくる低学年男児がいます。「おはようございます!」としっかりとした声で挨拶ができ、「元気?」と声かけすると、「はい、元気です」と、私の顔を見て返してくれます。時間はかかるのですが、毎朝、自分のペースでしっかりと歩いてきます。表情もとっても明るくなりました。先日実施した校外学習の日、8時前には登校できました。大切なことはしっかりとわかっているのです。入学当初はお母さんと一緒だったり、行き渋ったりしていましたが、今は違うこの様子は大きな成長です。この歩みを続け、中学年から高学年へと進めばどれだけ成長するのでしょう。そう思うと大きな楽しみです。今日は高学年女児にも会いました。とぼとぼとした歩みでしたが、離れたところから「おはよう!今日は金曜日だ、頑張ろう!」と声かけすると、「はい!」と返事、ペコッと頭を下げました。「今日は金曜日だ、頑張ろう!」そんな言葉を今朝は、子供たちに何度かかけました。やはり元気は出ますよね。それに加えて、今週末は3連休。子供たちだけでなく、私たちも「よし!」という気持ちになります。生暖かい、ちょっと強めの風が吹いている今日ですが、楽しいことを期待して過ごそうと思います。
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一般的なマナーとして,SNS,動画サイト等への学校行事等の画像をアップする行為については,慎重さが求められます。
子どもを不審者被害や犯罪から守る観点からも御理解御協力の程,よろしくお願いいたします。
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