令和2年度

令和2年度 校長室より

2学期が始まります!

 ずっと暑い日が続いていますが、今朝は今までと違い、涼しさを感じます。天気予報でも「ようやく猛暑も…」と話すキャスターの表情もホッとしている感じがします。今年の夏休みは今日と明日で終わり、明後日から2学期が始まります。今日から明日にかけては雨も降るとの予報が出ています。ちょっと気分転換して2学期を迎えるには良いかもしれませんね。
 私も今週の火曜日から、休み明けの仕事始めでした。正直言うと、いつもより「あ~あ、行きたくないな」という思いは強かった気がします。暑さもあり、体が休みになれてしまったこともあり、そしていつもより休みが短いこともあって、きっとそんな気分になったんでしょう。「よし!」と気合いを入れて出勤しました。この1週間、学級で言えば日直にあたる職員は夕方までの1日勤務ですが、それ以外の職員は休暇を継続したり、短時間集まって、学年の打合せをしたり、学級の準備をしたりしながら過ごしました。きっと私だけではなく、それぞれの時間を過ごしながら「よし!」と、気持ちの切り替えをしているはずです。16日間の休みではありましたが、子供たちに関する事故や事件など、緊急な連絡等は今の段階ではなく、ホッとしています。保護者の皆様、地域の皆様、子供たちの見守りをありがとうございます。今日と明日の2日間も続いてくれることを願います。 
 明後日から2学期が始まりますが、子供たちとっては大きな不安を抱える時期でもあります。学習への不安、友だち関係での不安と、上手くいかなかったことを思い出し、気持ちが前に向かないことが多いのです。数日前にも柏市教育委員会からメールがあったように、ちょっとした子供たちの変化に敏感になり、声かけしたり、話を聞いてやったり、大人の関わりが必要です。ぜひ、今日と明日の2日間は「様子観察」をしてください。そして今までは気がつかなかった、思わぬ成長を感じたら「凄いね!さすが!」そんな関わりができれば、きっと子供たちは自信になるでしょう。また昨日は学校より、以下の内容でメールを発信しました。
 ○感染症対策は継続。検温&カード提出、校舎内でのマスク着用への支援をぜひ!
 ○熱中症対策も継続。水筒持参と手拭き用のハンカチ、タオルの持参をぜひ!

 感染症に関しては連日、様々な状況が報道されていますが、感染症対策が必要なことは変わりません。「検温&カード提出」「マスク着用」「手洗い」「距離の確保」については24日からも継続していきます。子供たちは1学期の生活を通じて、手洗いとマスクについてはかなり習慣化してきており、とても良いことです。新たに生まれた課題として、「洗った手を何で拭くか」が職員から出されました。子供たちはかなりの回数、手を洗います。ハンカチ1枚では足りないこともあります。代わりになるものをぜひ、持たせてください。
 私も4月からマスク着用生活を続け、5か月が終わろうとしています。猛暑の今、マスク着用による不快さを感じていますが、素材によってかなり、感じる暑さも違います。「うつさない・うつらない・とばさない」という点でやはり、マスク着用は欠かせません。まだまだ暑い日が続きますが、ぜひ工夫していただき、子供たちのマスク着用にご協力ください。
 さて残りの「検温&カード提出」「距離の確保」、この2つはまだまだ課題が残っています。「10月までには“0”に近づく1桁に」という目標を掲げています。自分で検温する、自分でカードをランドセルに入れる…子供たちにこの力をつけるため、サポートをお願いします。「距離の確保」はなかなか難しいのが現状です。つい寄ってしまう、ついしゃべってしまう、…子供たちが生まれてきてからずっと続けてきた生活様式なので、変えることは簡単ではありません。声かけの継続で「あっ、そうだった」と意識し、見直すことの繰り返しによって徐々に変化につなげていきたいと思います。
 あれこれとお願いばかりになってしまいました。2学期もご理解、ご協力をお願いすることも多いでしょう。様々なご意見を伺いながら保護者の皆様と連携し、不安な思いを減らし、子供たちの成長に結びつけていきたいと思います。今日、明日と子供たちの様子観察もお願いしましたが、何か気になることがあれば、何でもご相談ください。2学期もどうぞよろしくお願いします。

PTA活動の見直しについて

 「PTA活動に関するアンケート」について、今日は取り上げていきます。このアンケートは1学期末にメール機能を利用して実施、、多くの方に回答をいただきました。ご協力ありがとうございました。今年度は感染症による影響で、例年のようなPTA活動ができない状態です。「これを機会に問題点を出し、見直しをしていこう」ということで、本部役員の皆様と相談し、実施したアンケートです。主な結果をご紹介すると、
○今年度、活動可能なボランティアは?⇒・交通安全指導 ・校内清掃 ※上位2つ
○来年度のPTA活動は?⇒・縮小した方が良い(61%) ・例年通り(31%)
○見直しが必要な専門委員会は?⇒・広報部 ・ベルマーク委員  ※上位2つ
○「広報誌」についてどう思うか?⇒・なくてもよい(27%) ・あった方が良い  (20%) ・学校HPの活用(53%)

 これ以外に、「その他の意見」ということでも多数、記述していただきました。この結果を踏まえて今後のPTA活動はどうあるべきなのか、本部役員の皆様を中心に見直しをしていきたいと考えます。「その他の意見」としてはA4用紙で約9枚に渡るご意見をいただきましたが、読んでみると様々な内容のものがあり、見直しが必要な状況が見えてきました。今日は記述していただいた内容から考えてみたいと思います。
・PTA活動で何度も仕事を休まなければならない。先進的負担は大きい。
・「一度は役員を」となっているが、受けない家庭があり、不公平。
・今の時代に活動が合っているか、見直す良い機会。

 以上のようなご意見は多数ありました。「役員を決める」という作業はどの学校においても、年度始めの大きな課題です。少しでも公平になるよう工夫はするものの、満足までは至らないのが現状です。以前のようにはいかないことを踏まえ、現状に合わせたPTA活動に在り方を考えることが必要です。
・今までのような活動には無理がある。何かしら違う形でできたら良い。
・学校、保護者、地域とのつながりは必要。子供の安全を守る活動は優先すべき。
・PTA活動には必要な活動もあり、その活動を通じて意義も実感している。単純な縮小ではなく、大幅な業務の見直しが必要である。

 「廃止も必要」というご意見もある中、以上のようなご意見からは現状を見直し、良さを残しながら子供たちの成長につなげる必要性を感じます。
・保護者が学校に出入りすることは大事。
・子供が6年間という長い時間を過ごし、心身共に大きく成長する小学校においては先生方と保護者が協力し、子供のために活動することは大切なこと。

 以上のようなご意見もありました。学校の集団の中で生活する子供の姿は家庭とは違う面があり、そこでの気づきは大きな成長につながるはずです。ぜひ保護者の皆様には学校での様子を見ていただきたいし、ご意見も、ご指摘もいただきたいと思います。それが子供たちに関わる職員の成長にもつながります。担任と各家庭だけのつながりだけでなく、PTA活動を通じての関わりも連携する点では大事であり、欠かせないものであると私は考えています。
 今日はアンケートから一部だけを取り上げて、考えを述べました。今まで続いてきたPTA活動を見直すことは容易ではないはずですが、皆様からのご指摘をヒントに見直しに取り組み、それによって子供たちの成長につながるならば進めていきたいと思います。

命の大切さを考える8月

 学校のHPで自分の思いを発信し続けて7年目を迎えていますが、いつも夏休みには考える、考えさせられる時間が多くなります。特に8月は迎え盆、送り盆と、家族が先祖に関わる行事があること、広島、長崎の原爆の日や15日の終戦記念日をはじめとする戦争に関わる出来事、12日は35年前のジャンボ機墜落事故と、この時期は命の重さ、尊さを考えさせられるものです。ちょうど35年前の8月12日、体育の研修で大阪に出かけていた帰りの新幹線の車中で流れた「ジャンボ機墜落」のニュースは今でも覚えています。この事故については35年前のことであり、自分の人生で起きた大きな事故ということで記憶は鮮明ですが、75年前の終戦という出来事は歴史を学校で学び、父親から話を聞き、実際に戦地だった場所に出かけることで、当時の状況を想像することしかできません。
 今朝の新聞には「戦禍 次代へ語り継ぐ」という見出しがあり、記事を読みました。「二度と戦争は起こさない」とは誰もが思うことですが、そのためにはそれぞれの立場で、それぞれが何をしなければならないか、を考えなければなりません。私のように戦争を体験していなくとも、戦後を生きた時代の人間はそれぞれの思いを語り継いでいくことが大事だと思います。
 新聞の見出しを見て、「禍」という文字が目に焼き付きました。「禍」とは「予期せぬ災難、不幸」という意味ですが、今は「コロナ禍」という言い方をされているからです。出来事は全く異なることでも「禍」と向き合い、闘っている点では共通点はあるかもしれません。「コロナ禍」の時代をどう生きていくか、これも次代につないでいかなくてはいけないと感じました。
 お盆の時期ですが、今年はきっと帰省を見合わせた方は多いでしょう。それでも一緒にお墓に行き、先祖を迎えてくる、先祖を送ってくるという行事を行っている子供たちもいるはずです。この時期はできても、できなくてもそんな行事を通して、命について考えながら生きることの良さを改めて思い、これからの励みにしていきたいですね。子供たちにとってどこかに出かけた体験も貴重ですが、身近にある出来事を通じて考えることも、積み重ねることでこれからの活力になるはずです。
 一方で今年も様々な自然災害により、多くの命が奪われました。また日々のニュースの中でも、交通事故や水の事故、そして熱中症による事故など、「命」を考える場面は毎日、向き合わざるを得ない現実もあります。「自分の命は自分で守る」意識をとおして、子供たち自身が防ぐことも大事なことです。夏休みも残り1週間、24日には元気に登校できるよう、一日一日を大事に過ごして欲しいと思います。

「夏休み」を実感すること

 連日“35℃”の気温が各地で記録され、本当に暑い日が続いています。今朝も朝からギラギラとした光が差し込んでいて「今日も暑い!覚悟を」と言われているようです。夕方の天気ニュースでは、「明日は今日より暑い」が繰り返され、「どうなっちゃうの?」と心配になります。皆様、いかがお過ごしですか?子供たちは元気に過ごしていますか?事故や事件に関する連絡はなく、暑さや感染症と闘いながら、元気に過ごしているんだろうとホッとしています。今日は8月15日。お盆休みのはずですが、今年は異例の夏ということで、帰省せずに自宅で過ごされている方々も多いのでしょう。我が家も昨日墓地に行き、迎え盆、家の中はお盆の雰囲気です。
 昨日の朝はウサギの世話や水やりをしに、学校に行きました。校庭の校舎から離れた場所にあったすべり台、ジャングルジム、うんていの遊具が組み合わさっている複合遊具が撤去され、真っ新になっていました。校庭にある遊具は老朽化が進んでいて、診断の結果、「使用不可」な
ものが多く、今後、計画的に撤去が進んでいきます。以前にもお知らせしましたが、校門坂両側のブロック塀は耐震不備ということで、やはり撤去が2学期になると実施されます。ただ遊具に関しては「撤去→代替のもの」というわけにはいかないので、この点については計画していかなければなりません。24日には始まる2学期、子供たちが見慣れた校庭の風景に、大きな変化がありました。
 水やりをしていると、父子がやってきて校庭で野球の練習を始めました。校舎から離れた、校庭奥での練習だったので、何を話しているのかは聞き取れませんが、お互いに声をかけ合いキャッチボールから始めています。きっとお父さんは休みなんでしょうね。昨日も朝から暑かったので、水筒持参での練習です。「異例の夏休み どう過ごす」(8/13読売新聞 本田恵子・早稲田大教授)という記事の中に、「今年は夏休みが短いが、子供が『夏休みを過ごした』と実感できることをしてあげて欲しい」とありました。そうすることで「子供は気持ちを切り替え、2学期に向かっていける」とのことです。昨日の父子の練習は、まさにこれになるんだろうと思います。どこかに出かけなくても夏休みならではのことはできる…残り1週間となった夏休みですが、何か工夫してやってみるのも良いでしょう。
 この特集記事には「夏休みに親が子供と接する際の主なポイント」も掲げられていました・
 ○親も子も1人の時間を作る。いつも一緒は互いに疲れる。
 ○過干渉は避ける。子供の全てを管理しようとしない。
 ○子供にあった学習スタイルを親が提案する(短時間で内容を切り替える)。
 ○目標は子供自身が設定。親は達成できるように調整を。

最後には「子供の年齢や個性によって、できないことだけサポートし、見守ることは『あなたを信頼しているよ』というメッセージにもなる」とありました。やはりこれが難しいですよね。わかってはいるもののつい言ってしまうことは多いでしょう。「見守る=我慢」このことは学校生活においての私たちにもあてはまることです。感染症による大きな影響の中、子供たちは大きな不安の中でも様々考えていることは十分に理解できます。ならば信頼して見守ることもやってみる価値はあるはずです。保護者の皆様も我々教職員も、見守りの実践、取り組んでいきましょう。
 最後に残念な話。飼育小屋入り口近くにはには昆虫が集まってくる大きな樹木(かしわの木)があります。「根元に何かいるかな?」と思ってのことでしょう。昨日はどこからか持ってきたシャベルが出しっ放しになっていました。この光景は何度かあります。反省すべきは「何かいるかな?」という興味からシャベルを見つけてきて掘ることではなく、シャベルを元通りに返さない行為。これも大事な「学び」の1つです。
 今日も暑いですが、頑張って楽しい一日にしていきましょう!

残暑お見舞い申し上げます!

 8月も10日を過ぎると「残暑お見舞い」という気分にはなるのですが、今年はちょっとズレを感じます。それにしても、ここ数日の暑さはまさに猛暑。35℃が何か基準になっている毎日に「昨年はこれが当たり前だったかも」そんなことも思い出しました。皆様、いかがお過ごしですか?貴重な夏休み、子供たちはどのように過ごし始めましたか?お盆ではありますが、平日に休みということで今日から本格的な夏休みと言えるかもしれません。毎日の暑さ対策も十分にして、楽しく、充実した日を過ごして欲しいと思います。
 「勉強が嫌い」と子供が言った言葉が今年はとても印象に残っています。学校がイレギュラーな形で再開し、ズムーズに学校生活に馴染めない子供たちからよく聞いたからかもしれません。「正直だよね」そんな子供たちについて職員間で話したときの感想です。そんなことがずっと頭にあったこともあり、先日、本屋さんで池上彰さんの『なんのために学ぶのか』を見つけ、読みました。「『勉強』という漢字は『強いて勉める』ですから。『勉強しなさい』と言われると反発心が先に立って勉強しなくなるのかもしれません。『学び』という言葉のほうがずっとスマートなのですが、どういうわけか『学びなさい』とは言わないようです」そんな表現があり、「なるほど」と思いました。「勉強が嫌い」と言った子供と算数の学習をしたときのこと。ちょっと工夫して、ブロックを使ったり、カードを使ったりしていくと気づきも多くなり、「わかった!」という時の顔からは「嫌い」という感じは全く受けません。夏季日課中の学習サポートの時の様子も紹介しましたが、「かわった!できた!」という子供たちの表情は満足感一杯です。やはり「やらされる」「やる」の違いは大きく、ここに大人の工夫した支援が必要です。
 今朝の読売新聞に「家庭学習 親の『距離』大切」という見出しの記事がありました。休校中の子供たちがどのように家庭学習に取り組んだか、それを保護者がどう関わり、何を感じたかの特集記事です。「学習に関わってついイライラしたり、子供に怒ったりすることがあった」「親は我が子を叱ってしまいがちで、教師の代わりを務めるのは困難」という保護者の声が紹介されていました。まとめは「焦らず構える」という見出しで、「学習は子供自身が取り組むこと」とあり、子供が勉強嫌いにならないように意識することが大切ともありました。「焦る親の気持ちもわかるが、コロナだから仕方がないと考えれば、楽になるのでは。親の気持ちが変われば、だんだんと子供の学習態度も変わると思います」と、教育評論家の方の意見が紹介されていました。大切なのは「だんだんと」という気構えですよね。すぐに変われば良いのですが、そうはいきません。ゴール設定をした上で、それに向かって歩み続けることです。
 池上さんの本にはこんな表現もありました。「学校の先生になろうと思ったからには、どこかで学ぶことの楽しさや先生の素晴らしさを知るという体験があったはず。自分がどういうときに『勉強するって楽しい』と思ったのか、その原点に帰って、それを子供たちに伝えていけば、子供たちも素直に受け入れられるのではないでしょうか」。家庭での取組の様子を踏まえた上で、学校では私たち教員が実現していく…子供たちに力をつけて行くにはやはり、家庭との連携は欠かせません。職員には伝えたいと思います。
 宿題がない夏休みです。きっと「勉強しなさい」は少なくなるでしょうね。この機会を活用して、子供たちの学習習慣化をめざし、「学びの楽しさ」に触れさせていきましょう。それもきっと子供たちの自信になります。