2019年1月の記事一覧

愛知献立 ~全国学校給食週間その5~

 全国学校給食週間5日目となりました。今日は愛知献立です。愛知県というと何をイメージするでしょうか。名古屋城、みそカツ、ひつまぶし、味噌煮込みうどん、トヨタ自動車…これらはとあるサイトの愛知県といえば思い浮かぶもののランキングトップ5です。みなさんどのくらい知っていたでしょうか?

 さて、愛知献立と命名した今日の給食は、
牛乳
味噌煮込みうどん
はたはたの唐揚げ
ひじきのサラダ
小倉トースト
磯大豆      です。

 

 愛知県は、味噌が有名で、中でも八丁味噌がよく使われています。八丁味噌は、豆からできた味噌で、赤味噌に分類されます。千葉では白味噌系や合わせ味噌を使う家庭が多いかと思います。普段の給食のおみそ汁も赤白を合わせて使っています。八丁味噌は味に濃厚なコクがあり、少し酸味や苦味などもある独特な味が特徴です。

 今日はその八丁味噌を使った本場に近い味噌煮込みうどんを作りました。野菜やお肉、油揚げなど具をたっぷり入れ、味が染みるようしっかり煮込みました。また、デザートとして、ミニサイズの小倉トーストをつけました。愛知県の名古屋市が小倉トーストの発祥の地とされており、今も名古屋に行くと色々な喫茶店で提供されています。

 どれも丁寧に作ったので、ぜひ愛知の料理を味わって食べてもらえたらと思います。

柏献立 ~全国学校給食週間その4~

 全国学校給食週間4日目となりました。今日は私たちの市である、柏の献立です。

柏市がどんな市かみなさん知っていますか。東京にもアクセスしやすく交通の便が良い都会的な面を持ちつつ、農業も盛んに行われています。中でも柏の三大野菜というと、かぶ・ねぎ・ほうれん草です。どれも収穫量が全国トップ10位内に入っており、中でもかぶは1位になっています。そんな柏の特産の野菜を今日はカレーにしました。
 
 さて、今日の献立は、
牛乳
葱とかぶのカレーライス
ゆで野菜のごまサラダ
りんご            です。


 

 

 普段のカレーにやわらかくなるまで加熱をし、甘みをだしたねぎと、下茹でしたかぶを合わせて27キロ使ってつくりました。1月はともに旬なので、生でも甘みのあるねぎとかぶになっています。栄養価もビタミン類が豊富であり、特にねぎは体をあたためてくれる働きがあります。寒さも厳しく、風邪も流行っているこの時期にはぴったりの食材たちかと思います。体のためにも、ぜひ残さずしっかり食べてもらえたらと思います。

千葉献立 ~全国学校給食週間その3~

全国学校給食3日目は千葉献立です。
さて、今日の献立は、
牛乳
白飯
さんが焼き
柏野菜のサラダ
豚汁
みかん
小魚アーモンド    です。



 千葉県の郷土料理でもある、さんが焼きを知っていますか?千葉県の房総半島近くの海ではアジ、イワシ、サンマなどの魚がたくさんとれます。漁師たちはとれた魚を船の上でみそといっしょに細かくたたき、「なめろう」という料理を作りました。漁師は山へ仕事に行くときには、アワビのからにあまった「なめろう」を入れて持っていき、山小屋で蒸したり焼いたりして食べました。山の家で食べた料理ということで、この料理を「さんが焼き」と呼ぶようになりました。今日は魚の中でもアジをつかって作りました。また、一緒に鶏肉を入れたことでジューシーに食べやすくなっており、そして、しょうがやねぎをたっぷり使っているいるので、臭みもなく食べられるかと思います。

 せっかくの機会なので、ぜひ千葉の味を味わってもらえたらと思います!

秋田献立 ~全国学校給食週間その2~

 プチ日本縦断献立2日目の今日は、秋田献立です。秋田といえば何が思い浮かぶでしょうか…有名なフレーズは「悪い子はいねがー」のなまはげ、米の一種であるあきたこまち、鍋に入れてよく食べられているきりたんぽ、があるサイトの秋田といえばランキングトップ3でした。

 さて、そんな秋田の料理を取り入れた今日の献立は、
牛乳
まいたけ御飯
鱈の磯辺揚げ
梅肉和え
きりたんぽ汁
ぽんかん
福福豆       です。



 今日は秋田の郷土料理であるきりたんぽの汁物と、秋田の漁獲高5位と有名な鱈を使った磯辺揚げを献立に取り入れました。
 きりたんぽというのはどのようなものか知っていますか?きりたんぽは、かために炊いたご飯をすりつぶし、串にちくわ状につけて焼いたものです。そもそもの語源は、江戸時代に藩主をもてなすため、弁当にもっていく白飯をこねて棒の先につけてたき火で焼いたところ、藩主がおいしいと喜び、料理名を聞いたところ、先がみじかくなっているやり、短穂槍に形が似ていたのでとっさに「たんぽ」と答えたのが始まりといわれています。

 
 秋田の味をぜひ味わってもらえたと思います。

北海道献立 ~全国学校給食週間その1~

 今日から全国学校給食週間がスタートしました。給食は、明治22年に始まって以来、広がり、一時期戦争の影響などによって中断されました。戦後、昭和221月から学校給食が再開されました。その後昭和25年度から、学校給食による教育効果を促進する観点から、124日から130日までの1週間を「学校給食週間」としました。三中では、「プチ日本縦断献立」を行います。1日目の今日は北海道献立です。

 さて、今日の献立は、
牛乳
豚丼
ごま和え
石狩汁
ヨーグルト
小魚アーモンド   です。

 

 北海道献立と言いましたが、北海道、といえばどんなイメージですか?北海道は、農業や畜産業が盛んで、食料自給率は200%前後となっています。ちなみに日本の平均は約39%と北海道のすごさがわかると思います。

 今日の献立の豚丼と石狩汁は北海道の郷土料理です。特に石狩汁は、その始まりは、明治初期です。石狩市のサケの地引網漁は有名でした。当時、漁師飯として味噌汁にサケのぶつ切りや、野菜を入れ、食べられていた「だいなべ」を、その観光客らに提供したことで料理として確立、「石狩鍋」と呼ばれ、その後定着しました。

 そんな北海道の郷土料理を今日はしっかり味わってもらえたらと思います!