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活動の様子(R06年度)
小さくても複雑
正門のレールに溜まった土やアスファルトの僅かな隙間から
マリーゴールドのこぼれ種が発芽しており、植物の力強さを
実感することが出来る柏三中。理科の授業で、顕微鏡を使って
シダ植物の胞子などを観察して驚きの声を上げる1年生も同じ
ように感じているのではないでしょうか。
漠然と見たことはあるであろう植物でも、よく見てみると新たな
発見の連続だと気づかせてくれるこの授業。1年生も授業の残り
僅かな時間まで顕微鏡を覗いていました。
若さは力
体育祭の写真が廊下に貼りだされ、先週の盛り上がりの
余韻がわずかに残る校内。しかし、体育祭に全力を尽くした
応援団長は、今度は京都での行動計画を立てるのに全力を
尽くしているようで、早くも新たな目標のために行動を
起こしています。
委員会活動の時間では、生徒会総務部が生徒総会に向けて
準備をしていますが、教員から「あの資料はどうなっているの?」
と尋ねられると「もう出来ています」と答える姿があります。
数々の学校行事を成功へと導いてきたキャリアを感じさせ
てくれる頼もしい一言です。
初の合唱コンクールに挑む歌声委員会と、初の中間テスト
準備に挑む学習委員会の1年生は、どちらも来週金曜日
が締め切りの仕事が割り振られています。こちらはキャリア
ゼロの新人達ですが、どちらの委員会の生徒達も真剣に
話を聞いて今後の動きについて意見を交わしています。
経験の少なさも溢れんばかりのヤル気でカバーして、行事を
成功へと導いてくれるのではないでしょうか?
異次元の少子化対策
日本の出生率は1.2程度で年々減少していく傾向にあるそうです。
要因は様々でしょうが、子育てに対するネガティブな印象なども
その1つとして挙がると思います。しかし、男性の育児休業に
ついて考える1年生の家庭科の授業で立派な意見を述べる男子
生徒を見ると、子育てに対する希望も湧いてくるように思います。
育児休業について否定的な意見もありますが、金銭面での心配
という実に的を得たものであり、社会人になる前から家庭を守る
ために仕事も守る必要があるというジレンマを想像していました。
若い頃からこうした議論をしている生徒達であれば、育児についても
より良い選択をしていくのではないでしょうか?
盛り上がりが足りてるよ
予想最高気温が28度と、下手をすればWBGTが運動の
中止を推奨する数値を記録しそうな暑さの下で開催された
体育祭。しかし、競技中だけでなく準備の時まで素早く行動
する生徒達のお陰で、予定よりも大幅に進行が早まり、気温
が上がり切る前に無事に体育祭を終えることが出来ました。
体育祭が予定よりも早く終了したことで、僅かな余暇が出来た
教室からは「盛り上がりが足りないよ」と、今年度に新たに
追加された応援歌が聞こえてきます。この応援歌は男子
バスケ部が日頃から使っている応援歌であり、3年生男子の
応援団12中7人が男子バスケ部を占める今年度の体育祭を
象徴するかのような応援歌です。今週だけでも嫌と言うほど
叫んだであろう応援歌が、疲労のピークに達しているであろう
体育祭後に自発的に聞こえてくることは、今年度の体育祭の
成功を決定づけてくれたと言っても過言ではありません。
体育祭の後片付けをする生徒達や、解散式をする応援団・実行
委員の生徒達も非常に良い表情をしていました。
漢だね
体育祭練習だらけの1週間も木曜日となりました。体育祭
前日で気合が高まるのに比例して疲労も溜まってくる時期
かと思います。それでも、常に全校生徒を引っ張ってきた
応援団の生徒達は最後までその使命を果たしています。
しかし、応援団だけが集まる練習の時間では、筋肉痛と
なった足を伸ばす白組団長の姿があります。日頃からバスケ部
の部長として激しいトレーニングを積んでいる団長ですら
身体に来ているところを見ると、この1週間の生徒達の
努力がいかほどか伝わってきます。ストレッチをしている
団長にカメラを向けると「この姿はNGです」と、自らが
理想とする強い団長であり続けようという意志を感じるカッコ
いいセリフが聞けました。
競技の準備段階から大きく貢献してきた実行委員の生徒達は
開会式での返事の練習をしています。練習が終わり解散となると
足早に教室へと向かい、黒板にクラスを鼓舞するメッセージを
残します。より良い体育祭にするため、最後の最後まで細かい
気配りをする姿は非常に立派です。実行委員長は「明日はいい
体育祭になりそう」と良い笑顔で語っており、疲れよりも
楽しみという感情が勝っていることが伝わってきました。
部活動に所属する生徒達は、各々に与えられた仕事をきっちり
とこなして体育祭の会場を整えています。
前日準備だけでここまで生徒達が輝いている柏三中であれば
明日の体育祭の成功は約束されているように思えます。