校長室より

2023年5月の記事一覧

6年生書写の授業を通して(校長室より)

昨日は7月の陽気、今日は3月の陽気。

季節が4ヶ月逆戻り!と朝の天気予報で言っていました。

雨の中、よく来たね。

 

さて、話は変わります。

筆入れ、筆箱という呼び名はあるものの、その中に「筆」が入っていることはありません。

 

子どもたちにとって、筆記用具は鉛筆が主であり、書写で使う「筆」は身近な道具ではありません。そして、毛筆の学習は3年生から週に1回あるかないかです。だから、筆の扱いに慣れるほど触れることはなかなかありません。

 

字を書いたり絵を描いたり、限られた時間の中でたくさん使うことで、少しでもその使い方に慣れたら良いなと思います。「何を書こうかな」と考える時間より、まず半紙に書く時間を大切に書写の時間を過ごしてほしいです。

 

6年生の書写の授業を見ていると、3クラス共に、子どもたちの反応の良さと、真面目さを感じます。今、目の前にある、自分が行うべきことにきちんとした姿勢で取り組もうとするとても気持ちの良い雰囲気です。

 

小学校最後の1年間が、きっとこの子たちにとって良い1年になる、そう感じられる時間でした。真面目にやるって、照れくさいかもしれないけれど、とても大切なことです。

 

 今日は「体育発表会に向けて気合いの一言」を書いた6年生です。

張り切っていこう。

いよいよ練習開始(校長室より)

体育発表会に向けての練習がいよいよ始まりました。子どもたちが元気に活動できるよう、安全面には十分気をつけて取り組みます。

今日は、中学年が1・2時間目

低学年が3・4時間目

高学年が5時間目、それぞれ体育館で行いました。

 

体育発表会の練習で主に時間が必要なのは表現、ダンスです。

今日は、どの学年もダンスの練習でした。前に立ったリーダーの先生の動きに合わせて、振り付けを覚えます。

学校は、登校から下校まで、先生方の指示をきっかけに学習活動が行われます。

 

子どもたちにとって「指示を聞く」ということが何かを始めるためにとても大切です。聞いてないと何をすれば良いかわからなくなってしまうからです。今日の練習では、どの学年の子どもたちも、先生の方に目を向け、説明に耳を傾けながら練習に取り組みました。日々の指導が生きているということです。

先生方にとっては、子どもたちにとってわかりやすく伝えるための「指示を考える」ことが大切になってきます。

先生方の「わかりやすい指示」により子どもたちが学習活動を行いながら、日々成長していきます。

 

「1人1人が力一杯がんばる姿を発揮する」それは体育発表会の大切な目標の1つです。これからの期間、良い積み上げができることを期待しつつ、子どもたちの様子を見ていました。

 

先週の18日に、丸つけ隊のみなさんに来ていただき、今年度最初の活動をしていただきました。

 

漢字の書き取りなどは、はねやはらい、くっついてないけど丸してよいものか・・・などなど悩むことがあります。

そんな、昨年度の丸つけ隊の反省を生かして、今年度は、あれこれ悩まずに丸つけに集中できるものに限定して行っていただこうと考えています。

 

記号の丸つけならば、ワークテストもお願いしています。

みなさん、黙々と取り組んでいただいて感謝です。

教職員にとって本来の仕事である「子どもたちと向き合う時間の確保のため」「授業の準備の時間の確保のため」に、つまりは例えば「丸つけが終わっていないから、子どもと遊べない」とならないように地域のみなさんのお力をお借りしています。今年度もよろしくお願いいたします。

 

鉛筆(校長室より)

1年生が学校探検後に振り返りをしています。字を書いたり絵を書いたりしています。

 

小学校では文字や絵を書くときに鉛筆や色鉛筆を使います。高学年になるとシャープペンシルを使いたがる子も出てきます。

小学校で鉛筆を使うことの良さについて、カメラマンである小坂仁都美さんのある日のブログを見つけました。リンクを張ります。ぜひご覧になってください。(ご本人から転載許可をいただいています。)↓
https://kosakahitomi.net/enpitsu/ 「そんな理由があったとは!小学校で鉛筆を勧める驚きの医学的根拠」

 

ちなみに、一生懸命勉強を続けていくと鉛筆は短くなっていきます。下の写真のように、鉛筆を握ってみて、手に隠れるか隠れないかで、勉強に適しているかどうかの目安にする、と自分が小学生の時に学びました。

この写真ではまだ隠れていません。

しかし次の写真のようにぎりぎりか完全に隠れてしまう長さだと、

持ちにくく、力も入りにくいものです。そのような場合は、お絵かきなど学習以外で大切に使ってください。(キャップなどを使って長く使う手もあります。)

いずれにしましても、筆箱の中身がどうなっているか、ぜひこの土日で見てあげてください。自分の物の管理は自分でできるようになってほしいものですが、何年生であっても「できていないうちは関わりが必要」と思っていただければと思います。

 

情報機器の活用が進んでいく中でも、指先を使って鉛筆を上手にあやつり「物を書く」という作業は子どもたちの成長にとって大切なことなのですね。

暑熱順化(校長室より)

朝から太陽がさんさんと照っているのは、明るいスタートが切れる1日の始まりとしてはとてもうれしく感じます。(個人の感想です。)

朝の子どもたちの様子も、明るく感じます。(個人の感想が続きます。)

ここ数日、朝のニュース、天気予報で「熱中症」が話題になっています。

今日の業間休み(10時半ごろ)の時点で↓

気温は34.6度、湿度は20%。気温は高いです。しかし、風があります、空気が乾燥しています。なので、

一番上のWBGTは23.7度を示しています。

「注意。積極的水分補給。」レベルということになります。

注意すべきは日差しであり、帽子をかぶり、水分を補給していれば、今の時点での熱中症のリスクはだいぶさがります。昼休み前には、昨日は教頭が、今日は私が、「水分を摂ってから外に出る、帽子があったらかぶる」指示を出しました。

 

帽子を忘れた、なくしたなどを理由にかぶらずに外遊びや体育の授業に参加している児童がいます。体育に関しては、汗の始末のことを考えると体操服忘れは参加できないとしても、帽子忘れぐらいで見学にしたくはありません。それが担任としての思いです。しかし、暑くなってきたらその思いもぐっと抑えて見学してもらうしかありません。

 

熱中症から自分の体を自分で守るためにできることとして「帽子をかぶる」がありますが、持ち物の管理ができない子もまだまだいます。お家のみなさんの気づき、声かけが必要なのです。赤白帽子はお家にあっても活用場面がありません。学校でこそ生きるアイテムです。子どもたちに一声かけて持たせてください。「ちゃんと帽子ある?」なんて声かけもありがたいです。

 

今日を境に、少し気温は下がるようで安心ですが、本格的に暑くなる前に暑さに体を慣らす「暑熱順化」も大切です。これも最近、報道で耳にします。汗をかきやすい体づくりが必要で、湯船につかるのも効果的なんて外に出なくてもできることもあります。

学校では、体育館体育、外体育などが定期的にありますし、外遊びが大好きな子も多いので慣れる機会はあります。そういう機会を利用して、暑さに負けない体づくりも心がけてほしい、心がけていきたいです。

1年生防犯教室(校長室より)

昨日、柏警察署から、生活安全課の子どもセーフティキーパーの方と移動交番担当の方々をお招きして、1年生対象に防犯教室を行いました。

DVDを見て、危ない行動や危ない場面について考えたり、とっさの時に使える防犯ブザーの位置を知ったり、合い言葉を教えていただいたり、とたくさんのことを学ぶ機会となりました。 

担当の方々の熱演もあり、子どもたちにとってわかりやすいものになりました。

子どもたちも最後まできちんと話を聞くことができました。

いろいろなことが学べた1時間でした。

基本は、自分から危険につながることをしないということだと思います。

 

決まった通学路を寄り道をせずに歩く、1人で遊ばない、下校したらまずは帰宅する、どこへ行くかお家の人に告げる・・・それらは私が子どもだった50年前にも散々言われ続けてきたことで、何も変わっていません。自分の身を守ることについては昔も今も変わらないのです。

 

GPSを持っていても、スマホを持っていても、こわい目に遭うときは遭います。

大人がずっとついていることはできません。子どもたちがこわい思いをしないために、子どもたち自身に、自分たちでできることをしっかり身に付けさせていくことが必要です。これも昔から変わらないことです。

 

柏警察署のみなさん、ありがとうございました。