令和3年度(R4.4.11まで)

2021年10月の記事一覧

ミシン実習(校長室より)

小学校5年生になると、家庭科という教科が始まります。衣食住について学ぶものです。保護者のみなさんも間違いなく記憶にあるものですね。

いろいろな実習がありますが、今、5年生も6年生もミシン実習をしています。

慣れてしまえば便利な道具でも、そうなるまではなかなかやっかいなものです。
機械なので、正しく使えばきちんと動くのですが、「正しく使う」というところがなかなか難しい。スマホやタブレットなどは感覚的に使えるところが便利であり、分厚い説明書など見ることなく使いながら学ぶことができます。今の子どもたちにとって「感覚的に使えない」道具は敬遠されないか心配にもなります。

ミシンは使う前のセッティングがとても大切です。
ボビンの準備、上糸のセット、ボビン装着、上糸で下糸を引っ張り出す、この4つが大きな準備です。(最新のミシンならもう少しオート化しています。)

担任の頃を思い出してみると、「先生、ぬえません!」「先生、からんじゃいました!」あちこちのグループからお助けを求める声がかかったものです。行ってみると、上糸のかけ方が少し違っていたり、針に糸を通す向きが違っていたり、ボビンの向きが逆だったりと正しくセッティングできていないことが原因のトラブルがほとんどです。

子どもたちの中には、この2年間が終われば、2度とミシンに触れない子もいるかも知れません。だから、できなくても構わない、身につかなくても構わないという考え方もできそうです。でもそうではなく、1つの機械に触れることを通して、道具を正しく使うことの大切さを学んでいるのだろうと思います。

リッパーや糸切りばさみを使ってからんだ糸を切ったり、抜いたりがんばっている5年生の姿を今日も見ました。いつの時代もつまずきポイントはほぼ同じです。あきらめずに乗り越えてほしいです。

保護者ボランティアのみなさんのお力もお借りするなど、活動は工夫しながら行っています。がんばれ5・6年生!

2年生校外学習(校長室より)

とても良い天気のもと

2年生がアンデルセン公園に校外学習に行きました。10月から再開ということで公園の案内の方も子どもたちの元気な声で活気が戻ってきたことを喜んでいました。

集合写真を撮って、クラスごとにローテーションで活動しました。

私は本部待機で活動の写真は撮れなかったので、活動の様子は写真屋さんの写真をお待ちください。水分補給で戻ってきた子どもたちの様子です。

午後は、キャンドルづくりをしました。1人1人が前もって設計図を作っていたのでみんなスムーズに作業をすることができました。

午前中はグループでの活動でした。子どもは、メンバーが替わることで違った役割を演じることがありますが、今回も普段の様子とは違う子どもたちの良い面が見られたと2年生の先生方が帰校後に話していました。

教室だけでは見ることができない姿を見ることができるということは、行事の中で、場が変わったり、グループが変わったりする活動は良いものだなと感じました。

今日、朝の出発の会で、「自分の命は自分で守る」ために「1人で行動しないこと」を子どもたちに復唱させ、念を押しました。全員が無事に帰ってくることが当たり前にできて、良かったと思います。2年生の先生をはじめ引率の先生方お疲れ様でした。

昨日の1年生の様子から(校長室より)

昨日のホームページのフォトアルバムで、1年生の校外学習について載せました。その記事は、引率した教頭が書いたものです。

教頭の帰校後に、今日の1年生の良い行動について話を聞きました。とかく出先では気持ちが緩んだり、調子に乗ってしまうものです。1年生の公共の場での態度は立派だったということや、天候の心配でバスの中で食べることにしたお弁当の時間もしっかりと黙食ができていたことなどから、子どもたちの成長と、先生方の日頃のがんばりを熱く語っていました。

4月から1年生として始まり、それぞれのクラスの先生と関わり、友達の中で学び、1日1日を積み上げてきたその1つの成果として現れた姿なのだと思います。

マナーは、大人と一緒の時にこそ正しい形を身につけることが大切です。
例えば、「横断歩道のない道路を渡る」という場面で考えてみる。大人と一緒だから安全に渡らせることができるから渡る、という経験は子どもにとっては大変危険です。大人が一緒ではない時にも同じ行動をとってしまう可能性が出てくるからです。大人が一緒の時だからこそ、横断歩道を探して正しく渡る、という経験が大切なわけです。それにより、1人の時に安全に気をつけることができると考えます。

一般的に正しいと思われる形を身につけていくことは、本人の生きやすさにもつながっていくものです。

子どもでも大人でも、ずっと「気をつけ」という緊張状態でいることはできません。「休め」も必要ですし、完全に力を抜いて寝っ転がることも必要です。逆に言えば、その瞬間があるからこそ、「気をつけ」が生きてくる、格好良く見えるわけです。めりはりが大切です。

いろいろな顔を見せる1年生ですが、きっと、昨日は格好良い、素敵な姿を多くの人の前で見せることができたのだろうな、と思います。立派です。

 

 

成長のために(校長室より)

10月、今年度も後半に入り、学年の雰囲気、クラス、担任の先生に慣れてきたところで、子どもたちの中では、良いことでもそうでないことでも、いろいろな動きが出てきます。

朝に5年生が学年集会を開きました。これからの生活の中でみんなで気をつけてほしいことについて、4人の担任の先生方から話をしました。

テーマとしてはそれぞれ、全般的なこと、友達とのこと、仕事のこと、その場その場で良い選択をしていってほしいということ、4つです。

 

最後に私から、何か困ったことがあったら担任の先生、隣のクラスの先生、保健の先生、教頭先生、校長先生だれでも良いので相談をしてくださいという話をしました。

 

楽しい学校」にしていこう、は4月から子どもたちに話していることですが、「自分だけが楽しければ良い」では、みんなにとっての楽しい学校にはなりません。そのための1つの約束事「自分がされて嫌なことは人にはしない」を示したわけですが、未熟な子どもたちです。言われてできれば苦労はしません。小さなトラブルが必ず起きます。トラブルはあって当たり前、素早く・正しく対応することで必ず成長につながっていく、と考えています。

学校内で教員の目によって、子どもたちの「小さな変化」「いつもと違う雰囲気」をつかめればそれをきっかけに関わることができます。しかし、残念ながら全ての出来事に気づけるものではありません。ここではご家庭との連携がなくてはならないものとなります。

もちろん、お子さんの発達段階によっては信頼できる大人に聞いてもらうだけですっきりする、ということもあります。それを学校と家庭で共有することで「どうして他の人に言ったの?言ってほしくなかったのに。」ということはあります。それでも関わっている大人がみんなで知っているということは大切なことだと思います。

「小さな変化」「いつもと違う雰囲気」を『学校では教員が』『ご家庭では保護者のみなさんが』気づける大人でありたい、あってほしいと思います。

子どもたちの健やかな成長のために、気になることがあったときには、早め早めに情報を共有して、連携していきましょう。

何をしているのでしょう(校長室より)

朝から快晴。

気温は低く、ピリッと引き締まるような冷たい空気の中、7時過ぎ、朝早くから先生方が校庭で何かしています。

何をしているのでしょう。

体力テストの種目で校庭を使用するボールスローや50m走があります。

その場の準備をしていました。ボールスロー担当は3・4年生の先生方です。

5年生の先生方は早々と50m走の準備を終えていました。(写真が間に合いませんでした。それだけ早くから作業をしたことになります。)

子どもたちの活動がその場に来てすぐ始められるように準備をしているのです。

先生方、朝早くからありがとうございました。

その横で、子どもたちが登校してきました。

気がつくと10月も後半です。予報通り、気温がぐっと下がりました。体調管理に気をつけて、今週も1日1日を大切にがんばっていきましょう。

1時間目から50m走をした6年生です。