柏市学校図書館紹介blog

市内小中学校63校の学校図書館活用の様子を紹介しています

第5回学校図書館指導員研修会

11月4日(火)、第5回学校図書館指導員研修会が実施されました。

まず、学校図書館コーディネーターより、「基本の仕事」の確認として、日々の業務にかかわる変更点や改めて共有すべき点について説明がありました。

次に、担当者ごとのグループに分かれ、パスファインダーの更新作業を行いました。

柏市の図書パスファインダーは、児童生徒の学習に最適な情報を提供できるよう、毎年、学校図書館指導員全員で更新作業を行っています。掲載した情報が学習内容やテーマに合致しているか、指導員が事前にチェックした原稿を持ち寄り、グループ内でひとつひとつ丁寧に確認しました。

 

今年度は、柏市学校図書館運営マニュアルの改訂にも取り組んでいます。マニュアルは、柏市学校図書館のあり方を示すもので、手に取った人に、柏市学校図書館の理念や、年間を通して図書館が学校のためにどのような役割を果たしているのかが伝わる内容のものです。改めてマニュアルを読むと、前回改訂作業を行った6年前に比べ、業務の内容が進化していることに気づきます。指導員一人ひとりが日々取り組んでいる地道な業務の積み重ねです。

 

ステップアップ研修では、学校図書館紹介を行いました。

まず、柏市教育専門アドバイザー笹間ひろみ先生より、今年度、校舎長寿命化工事によりリニューアルされた学校図書館の様子が、動画で紹介されました。

その後グループに分かれ、図書館活用の様子や書架の風景、自校の図書館の特色など、あらかじめ指定されたテーマに沿った写真を手に、各自の工夫を紹介し合いました。早速取り入れたくなるような魅力的な実践がたくさんあり、どのグループでも、熱心にメモを取ったり、質問したりする姿が多く見られました。

 

今回の研修も、時間があっという間に過ぎ去る密度の高いものでした。新たな学びを持ち帰り、学校での業務に活かしていきます。

 

「やってみよう つながろう」柏第三小学校図書館

 第4校舎の完成とともに新しい学校図書館が開館してから、約3年半が経ちました。

 学校図書館にはたくさんの窓があります。普段はカーテンが閉められていても、自然光がやさしく差し込み、館内は明るく保たれています。落ち着いた雰囲気の中で、読書や学習に集中できる環境が整っています。

【高学年のミニビブリオバトル ~人間性が豊かになる読書活動~】

 児童がおすすめの本を1冊選び、3分間で本の紹介をします。その後に1分間の質問タイムを経て、一番読みたいと思った本に投票します。自分が感動した本や面白いと感じた本を、どうやって言葉で相手に伝えれば良いか考えながら発表し、また相手の発表をしっかりと聞き取ったうえで、疑問を言語化して質問することができました。

 

【夏休み調べる学習教室 ~目標に向かって努力を続ける児童~】

 「柏市図書館を使った調べる学習コンクール」は、自分の興味のあることをテーマに、図書館の本や資料、インターネットサイトを使って深く調べ、まとめていく学びの活動です。

 「なぜ?」「どうして?」と問いを持ち、自ら調べ進める様子がみられました。調べたことを道筋立ててわかりやすくまとめ、図表や写真などを効果的に使う工夫をし、教室に来ていた30人弱の児童は、40枚から50枚の原稿を書きあげていました。

 

【特別支援学級の図書館支援 ~多様な子どもたちの読書機会の確保~】

 柏第三小学校図書館では、すべての子どもが「本と出会い、学び、楽しめる」図書館を目指して、大型絵本や電子書籍の活用、LLブック(やさしく読める本)の導入を推進しています。

 

【児童・ボランティアによる読み聞かせ ~子どもの読書への関心を高める取り組み~】

 図書委員会とあじさいの会による読み聞かせを実施しています。

「今日はどんな本かな?」とわくわくした表情で、たくさんの児童が学校図書館に集まります。「本っておもしろい」「次は自分で読んでみたい」そんな気持ちを育ててくれました。これからも、読み聞かせの時間を大切にしていきたいです。

 今年度の本校のテーマでもある「やってみよう」の気持ちで挑戦し、児童が、たくさんの本や児童と「つながる」図書館を目指していきます。

自ら学び、心豊かに 西原中学校図書館

 西原中学校は、柏市北西部の流山市との市境にある中学校で、1979年に設立されました。本校の学校目標「自ら学び、心豊かに」を大切に、日々図書館では読書活動を支えています。

 図書館では、2学期の始まりに合わせて新刊展示会を開催しました。図書委員の生徒たちは、夏休み前から準備を進めてきました。

 

 本の並べ方を工夫したり、「読んでみたい!」と思えるようなPOPを手作りしたりと、みんなで力を合わせて展示を完成させました。展示された本の前で足を止める生徒の姿も多く見られ、本との出会いを楽しく演出する、あたたかいスタートとなりました。

 

 3年生国語「薔薇のボタン」の授業で、テーマに添った選書をし、ひとり1冊おすすめの本を紹介しました。本を通して自分の考えを伝えたり、友達のおすすめに興味を持ったりすることで、読書の楽しさが広がりました。

 

 

 西原中学校図書委員会初の試み! 朝読書の時間を利用して、図書委員がクラスで読み聞かせやブックトークを行いました。ブックトークでは、委員のおすすめポイントに共感したり、感心したりする生徒も。本を通して、言葉や気持ちを共有する時間が朝の教室にあたたかく流れていました。

読み聞かせでは、物語の場面が進むにつれて、教室の空気が静かに集中モードに。図書委員が紹介する本に、生徒たちは自然と耳を傾けていました。

 

 

 本との出会いは、知識だけではなく、心の豊かさも育んでくれます。西原中学校の図書館は、本がきっかけとなって生徒が自ら学び、感じ、考える力を育てる場所になれるように、これからも成長をそっと支えていきたいと思います。

 

 

 

実りの秋 読書で心を育てよう!光ケ丘小学校図書館

 光ケ丘小学校図書館は、図工室・理科室・音楽室などがある棟に位置しているので、多くの児童が授業の

前や後に足を運んでくれます。

 児童数895人の学びと心を支えるひとつの場所として学校図書館も日々フル活動しています。

 

 3年生の国語の授業では、クラスの「生き物ブック」を、生き物の特徴や働きに注目しながら作成。

本でたくさん調べたことで“出典”の書き方も覚えました。

最初は、何を書けば良いのか戸惑っていた児童も作り方がわかったら、目を輝かせて自ら何冊も作り出す姿が見られました。

 5年生は、「大造じいさんとがん」の単元で、物語の山場を意識し本の帯を作成しました。

 「方言と共通語」の単元では、班ごとに方言クイズを作成しクイズ大会を授業参観で披露する準備をしています。

 

 1・2年生は、本を返却する前に、グループのみんなに自分の読んだ本の簡単紹介を毎時間おこなっています。

自分のおすすめの本を友だちに紹介することで、読書の楽しさを共有する体験をさせたいと考えています。

 

 校長先生のひと声で、全国各地のパンフレットが集まりました。

都道府県ごとに分けてファイリング。子どもたちが休み時間に手伝ってくれ大助かりです。

早速、4年生の総合の都道府県調べで大活躍しています。一人ひと都道府県を調べ、旅行案内のスライドを作ります。

本だけでなく、パンフレットなどいろいろなツールで調べ学習をおこなうと成果物に深みが増します。

 図書委員会では、秋の読書フェアの一環として「読書でビンゴ」をおこなっています。今年度は、一学期におこなった「しおりコンテスト」で全校から選ばれた人の作品が景品として貰えます。

 このイベントを通して、普段読まないジャンルに挑戦して読書の世界を広げるきっかけとなるといいです。

学校図書館指導員1・2年目研修

2学期が始まりました。まだまだ暑い日が続いていますが、児童・生徒は元気に登校しています。

9月9日(火)沼南庁舎にて1・2年目研修が行われました。

・研修① 授業支援~学校図書館指導員の役割~

 柏市教育専門アドバイザー笹間ひろみ先生より

 授業支援にかかわる学校図書館指導員の役割について講義が行われました。授業者とどのように連携したらよいか、どのような準備が必要か、またT2としての役割を具体的に学びました。日々の努力を重ねることで力量を上げることができます。より良い授業支援を行うために、1.2年目の指導員は真剣に講義を聞いていました。

・研修② より良い支援のために

 学校図書館コーディネーターより

 より良い支援を行うために、1学期の自身の業務内容を振り返り、2学期はどのように取り組んでいくか、事前に考えをまとめて研修に参加していただきました。一人一人の発表では共通の課題があることもわかり、コーディネーターからアドバイスも受けることができました。自身を振り返り、次につなげることは力量を上げるための第一歩になります。

・研修③ 選書リスト・おすすめ本・ブックトーク

 学校図書館コーディネーターより

 実務の確認を行いました。柏市学校図書館指導員は年1回新しく購入した本の中からおすすめ本を紹介しあい、情報交換をしています。おすすめ本を紹介しあう目的と、ブックトークの基本も確認しました。7月の研修で全員がブックトークを行いましたが、研修で学んだことは知識となり、刺激となり、2学期の支援につながっていました。

 内容の濃い研修が続いていますが、一人一人が懸命に学ぶ姿が見られ頼もしく感じます。2学期は授業支援や読書週間もあり学校図書館はとても忙しくも充実した季節になります。研修で学んだことを支えに、2学期もそれぞれの学校図書館のために全力で支援してまいります。

「誰もが 楽しく 過ごせる場所」 酒井根小学校図書館

 酒井根小学校スローガン「よく学び・よく遊び・だれもが楽しく過ごせる学校」のもとに、学校図書館でも様々な取り組みを行っています。

 館内は、読み聞かせなどを行う「絵本の部屋」と調べ学習などで使う「調べる部屋」の二つの部屋に分かれています。「絵本の部屋」では一つの本を友達と読んだり、上級生が下級生に読み聞かせをしたりと交流の場になっています。

 

 

 各学級の図書館割り当ての時間には、「調べる部屋」の資料を使った学習も行われています。

 

 2年生国語「すみれとあり」の単元では、花のたねや木の実のちえに関する本「ドングリとリス」で読書会を行いました。読書会の最後には、図鑑を見ながらドングリの絵を描き、リスになったつもりで森の中に貼り付ける活動をしました。出来上がった作品を図書館に掲示したところ、2年生の作品を見て興味を持ち、該当の本を借りていく児童も多く見られました。

 

  

 

 3年生国語「国語辞典の使い方」の単元では、国語辞典のきまりや使い方について学習し、意味調べを行いました。図書館の大きな机では教科書やノート、辞典等が余裕をもって広げることができるのも利点の一つです。4年生の「一つの花」の意味調べで「配給」という言葉を知った児童は、戦争中の暮しが分かる本を図書館の棚から探し出し、さらに詳しく意味を理解しようとする姿も見られました。

 

 

 図書館では、本だけでなくオンライン事典「Sagasokka!(さがそっか!)」を使った調べ学習も行っています。様々な教科で調べ学習を行う高学年だけでなく、低学年では生き物調べとして、「Sagasokka!(さがそっか!)」の画像や動画を使用する学年もありました。2学期からは図書館でも電子黒板が使えるようになり、タブレット端末を使った学習がさらに便利になりそうです。

 

 

 また、子ども司書の活動も大変盛んで、図書委員会と共に学校図書館の運営に力を発揮しています。本棚の整理整頓やおすすめ本のポップ、注意事項のポスター制作だけでなく、休み時間の読み聞かせや低学年の本探しを手伝うなどのレファレンスにも積極的に取り組んでいます。

 

 

 今後も授業支援や委員会活動、読書活動などの取り組みを通して、「誰もが楽しく過ごせる図書館」の実現を目指していきたいと思います。

 

世界を広げる「知りたい!」「読みたい!」を応援する学校図書館  柏第五中学校図書館

 柏五中は、近くを大堀川が流れ、移り変わる自然の美しさを日々感じることのできる場所にあります。

 恵まれた環境のもと、542名の生徒が45名の教職員と「共に創造し 思いやりを持ち 健やかに生きる」という学校教育目標にむかって、学習に取り組んでいます。

 柏五中の学校図書館は、特別棟の2階にあり、3年生のフロアとつながっています。1、2年生のフロアからもアクセスが良く、昼休みは多くの生徒で賑わいます。

〈柏第五中学校図書館〉

 授業での図書館活用は、国語を中心に、社会の自由進度学習、理科、英語、美術、家庭科などで利用されています。

 前期の国語では、図書館の資料を利用して、3年生が修学旅行の思い出を紀行文にしました。締めの一句には、それぞれの思い出がぎゅっとつまっています。

 

 理科では、2年生と3年生が調べる学習に挑戦。生き物の体の仕組みや、遺伝と進化をテーマに、個々の疑問・関心に従って本とPCを利用して調べました。はじめは何を課題とするか悩み、うまくいかないこともありますが、進めていくうちに自分なりの視点や疑問、知りたいことが出てくるようになりました。調べ方のイメージを持つことや、実際に手を動かして調べるという練習も大切です。

〈3年生の理科の調べる学習の様子〉

 

 学校図書館には調べる学習ハンドブックや参考となる資料が揃っています。

〈調べる手立ての資料や本のコーナー〉

  学校図書館では、調べる手立てや参考になる本を手に取りながら学習を進めることができます。

 調べる楽しさを知ると世界が広がります。調べる力を身につけることを通して、世界が広く開かれていくことを学校図書館は応援しています。

 コミュニティスクールが中心となり、前期に1年生の総合的な学習の時間でブックトークが行われました。

 五中学区では、読書推進の取り組みとして、地域の方々による読み聞かせが小学校で続けられてきました。中学校でも、人生を豊かにし、進む道を照らしてくれるような本との出会いを応援しようとコミュニティスクールがブックトークを企画し、学校図書館と協力して実現しました。地域の方の熱いブックトークを聞いて、

「紹介してくれる方の熱量がすごくて、読んでみたいと思った。」

「心に刺さる言葉が紹介されて、読んでみたいと思った。」

「自分と主人公の境遇が似ていて、その主人公の思いと重なった。」

などの感想が聞かれ、新しい本との出会いがたくさん生まれました。ブックトークの本は学校図書館の所蔵本から選んでいただいたので、ブックトーク後の図書館では、紹介された本がさっそく貸出されていました。

 地域と共に、子どもたちの成長を支え、豊かにしていくために一番いい方法を探っていきたいというコミュニティスクールの活動は、五中学区の読書推進においても次へとつながる取り組みとなりました。

〈地域の方のブックトークを聞いている様子〉

〈コミュニティスクールの皆さんと〉

 

 学校図書館の日常を支えているのは、図書委員会の生徒です。

 図書委員会が中心となってすすめる味見読書は、新着本がまとまって入る夏休み・冬休み前に実施します。限られた時間の中で少しずつ多くの本を手に取ることは、意外と難しいものですが、学年が上がるにしたがって本の味見も上手になっていきます。図書委員の説明と司会進行のおかげで、思いがけない本との出会いを楽しみにしてくれている生徒が増えています。

 毎日の開館や書架整理、イベントの開催や本の紹介、生徒への呼びかけ等、図書委員の仕事は多岐にわたり、忙しくもありますが、一人一人が責任感を持って臨み、本とのかかわりを楽しく豊かにする場所を作ってくれています。

 

 柏五中図書館は、生徒の「知りたい!」「読みたい!」気持ちを応援し、世界を広げる場所でありたいと思います。

 

 

第4回学校図書館指導員研修

 7月25日(金)沼南庁舎にて第4回学校図書館指導員研修が実施されました。

1学期の業務を終えた全校の学校図書館指導員が集い、情報交換や活発な学び合いが行われました。

 

・講義「基本の仕事」

 今年度3回目の「基本の仕事」の講義がありました。今回のテーマは「業務の補足事項」です。学校図書館コーディネーターから、問い合わせが多い案件や、業務に役立つツールについて解説がありました。

 

・ステップアップ研修「ブックトークをしよう!」

 1学期からグループごとに取り組んできた「授業で活用できる本」ブックリストが完成し、今回はこのブックリストの本を使ったブックトークの発表が行われました。

 まずは、同一単元の3人グループでそれぞれブックトークを行います。

 次に、21グループを3回に分けてブックトークを発表したり聞いたりしました。発表順のリストを見ながら希望する単元の発表を聞きに行きます。質疑応答の機会も設けられ活発な意見交換が展開されました。

 最後に、教育専門アドバイザー笹間ひろみ先生より感想と講評をいただきました。講義のテーマは「ブックトークをしよう! ~読みたい!調べたい!気持ちを引き出すヒケツ~」です。

 「授業で活用できる本」リスト作成とブックトーク実技研修のねらいは、学校図書館を活用した授業の推進、学校図書館指導員の力量向上、選書の充実、の3点です。どの学校にも必要な本があり、本の紹介ができ、単元で学校図書館が活用されていくことを目指します。

 

・グループワーク「選書検討会」

 今年度前期に購入した図書の選書リストの検討会を行いました。また、購入した新着本からおすすめの本を持ちより紹介し合いました。

 

 今回の学びが、学校図書館活用の授業を増やすとともに、どの学校でも同様な支援ができることに繋げられるよう、学校図書館指導員の共有財産として業務に活かしたいと思います。

 

令和7年度 司書教諭・学校図書館指導員合同研修会

 7月1日(火)沼南庁舎にて、司書教諭・学校図書館指導員合同研修会が実施されました。

<研修内容>

(1)講演「学校図書館の活用化を図るIII 〜図書資料の活用とまとめ〜」

   講師 学校図書館スーパーバイザー 藤田利江先生

 今年で3回目となる藤田先生の講演は、はじめにいつも通り学校図書館法に触れ、学校図書館の目的や役割を確認しました。教員と学校司書の職務については、職務の役割分担を共通理解していることが大切ということや学習指導要領にも触れ、学校図書館などを利用し、学習活動における学校図書館活用の必要性を再度理解しました。

photo1

 ワークショップでは、6つのワークシートを順番に体験していきました。

 小学2年生と小学5年生の引用の仕方を教える方法、要約の仕方、マトリックス表の説明、年鑑や百科事典の使い方などポイントを聞きながら取り組みました。「分からなかったことが調べたら分かったという体験を数多くさせていくことが大事」という言葉が心に残りました。

 学校司書の仕事として、課題に対応する教材(資料)を探すことが大切というアドバイスをいただきました。また、学校図書館が学習の重要な拠点になるために、調べ学習や授業で使う本のリストの紹介がありました。0〜8類の本を充実させることが学習センターとして機能するになるというお話でした。

 今回も情報活用、図書資料についてご教授いただき、これからの時代に求められる学校図書館の役割やさらなる可能性について深く考えるきっかけになる講演でした。


 講演の後の研修は、小学校と中学校が2か所の会場に分かれました。

(2)研修「Sagasokka!を使ってみよう」

   ポプラ社 有住春香さん 木村英子さん

 「Sagasokka!」を使用し、ポプラ社作成の研修用ワークシートの問題を解いていきました。答えを探すにあたって、便利な操作や検索のことばのポイントなどサイトの活用の仕方を教えていただきました。

(3)研修「LibraryNAVIを使ってみよう」

   笹間教育専門アドバイサー

 LibraryNAVIという「図書館利用者をナビゲートする、手のひらサイズのじゃばら折りリーフレット」の作り方と利用の仕方を教わりました。このツールを使用する時は、必ず表紙に「LibraryNAVI」のロゴを入れます。実際に用紙を斜めに切り、折ってみると、見出しの場所やあとがきの記入欄などが分かりました。生き物ひみつブックや修学旅行ガイドブック、文豪ナビカードなど様々な調べ学習のまとめとして使えます。学校の先生方にぜひおすすめしたいツールです。

 司書教諭と学校図書館指導員が共に研修を受ける貴重な時間に、主に調べ学習をさらに発展させていく方法を学ぶことができた研修でした。9月から学校図書館が探求の学習においてさらに活用されていくことでしょう。

土っ子が 学ぶ 楽しむ 土小学校図書館

 

 土小学校図書館は、4年前の校舎のリニューアル工事で、3教室と廊下を含めて1つの図書館になったおかげで、

広くてきれいな図書館です。畳敷きの部屋からは土っ子デッキに出られるので、天気の良い日にはそこで本を読む

姿も見られます。

 

 3年生は授業で国語辞典の使い方を学習した後に、図書館割り当ての授業には辞書引きを行っています。

3分間に8つの言葉を辞書で引きます。最初の頃は辞書を引くのも慣れない手つきでなかなか進みませんでした。

最近では時間内に余裕でできる人もあらわれるようになりました。日々の積み重ねの大切さを感じます。

 

 

 

 

 辞書引きの後は、国語でクラスの「生き物ブック」を作成するために、生き物の特徴について本で調べます。

調べたことをワークシートに記入した後に、各自でまとめをします。そして全員が書いたものを一つにまとめて、

クラスの生き物ブックを作成し学校図書館に展示します。

 

 

 

 

   4年生は、国語の「リーフレットでほうこく」で、自分で調べたことをリーフレットにまとめる学習を行ってい

ます。まず最初に自分の調べるテーマを決めるために、太陽チャートを使って考えます。そして、調べたいテーマ

が決まった人は、テーマについて調べることを3つ決めてから、結果の予想を立てます。それから本やネットで調べ

始めます。

 

 

 

 それ以外にも、2年生は国語の生き物クイズでしらせよう、5・6年生は総合で探求学習と、

各学年で調べ学習を行っていますので、学校図書館の本が次々と借りられていきます。

 

 図書委員会では1学期のイベントに「読書でビンゴ」を行っています。

各学年に配られたビンゴシートに書かれたマス目の本を借りるとスタンプがもらえます。

スタンプを集めた数で、図書委員が作ったしおりや本の表紙カバーで作ったクリアファイルや

図書ボランティアの方が作成した本の表紙カバーのエコバッグがもらえます。

特に、一つしかない絵柄のエコバッグは大人気で、もらったエコバッグに借りた本を入れて持ち歩く人もいます。

 

 

 土小では年に9回、読書の日があります。

読書の日には図書ボランティアの方々が、学校図書館ではペープサートや大型紙芝居、

教室では絵本の読み聞かせがあります。読み聞かせのないクラスは、教室で読書をします。

6月の読書の日は、学校図書館で2年生に「たべられたやまんば」の紙芝居です。ボランティアの方の迫力

ある実演に、子どもたちもお話の世界を楽しんでいました。

 

 

 図書ボランティアの方々は、季節ごとに学校図書館の飾りつけも行っています。

6月は雨の季節ということで、図書館内にはあじさいなどの飾りつけがされています。それにあわせて雨にちなんだ

お話や、かえるやかたつむりなどの生き物の本、天気の本などを展示しています。展示された本を子どもたちが

借りていくので、追加で並べることもあります。

 

 このように学校図書館は、土っ子にとって本で学ぶだけではなく、楽しめる場所にもなっています。

これからも土っ子たちが、さらに興味の幅を広げられる学校図書館を目指しています。

 

 

夢や希望を育む 柏第二小学校図書館

柏第二小学校は、創立135年を超える歴史ある小学校です。

図書館は2か所あり、第一図書館に9類、第二図書館には0~8類の本が配架されています。

全クラスが割り当ての時間に利用し、とても活気のある図書館です。

◆第一図書館

◆第一図書館

 

◆第二図書館

 

令和7年度の柏市学校図書館の取り組みの重点は、「学校図書館で疑問を解決しよう!」です。

柏第二小学校では、授業での図書館活用が積極的に行われています。

授業の様子をご紹介します。

 

◆2年生国語~「生きものクイズ」でしらせよう~では、

まずは第二図書館にある4類と6類の本を使い、興味がある生き物について調べ、

それぞれの特徴や初めて知ったこと、驚いたことなどをワークシートに記入していきました。

「これは知らなかった!」「動物ってすごいね!」こういった声がたくさんあり、新しい発見ができたようです。

そのあと、調べた生き物の中から1つを選んでクイズを作りました。

自分で調べたことからクイズを作るのは、とても楽しいですね。

 

◆6年生国語~考えを図や表に~では、

太陽チャートを使用し、どんな仕事があるかを調べ、そこから出た疑問について

本やインターネットで調べ学習をしました。

職業の種類の多さに驚いたり、自分に合う仕事ってなんだろうと考える良いきっかけにもなったようです。

 

◆6年生国語~「読書タイムライン」を作って交流しよう~では、

1年生から記入している読書の記録をもとに、6年間の読書タイムラインを作成。

その中から自分のルーツとなる3冊をテーマを決めて選び出し

実際に本を手に取りルーツシートに記入し、グループ内で発表し合いました。

今までの記録を振り返り、「この本、懐かしい!」「こわい話が好きだったな~」

「昆虫の本ばかり読んでる!」という声が、たくさん聞こえてきましたよ。

 

 

柏第二小学校の教育目標である「夢や目標に向かって歩み続ける、心豊かな児童の育成」の実現に向けて、

今年度も授業支援の充実や図書委員会活動に尽力し、心の栄養になる本との出会いの場となるよう、

図書館活用推進に取り組んでいきます。

 

知識と心を満たす図書館へ  豊四季中学校図書館

 豊四季中学校は、平成2年に柏中学校から分離独立し、今年で創立35年になる市内では2番目に新しい中学校です。

 現在473名の生徒が在籍していて、特別教室棟の2階にある明るく広い図書館には、12,000冊の蔵書と新聞・雑誌がそろっています。

 

 学習活動の場としては、授業での活用が中心です。多くの教科、単元で活用されるよう、役立つ資料選びと情報提供は欠かせません。

 環境整備にも努め、学習コーナーを常設して授業内容を深めるための本を展示しています。

 

 1年生技術「生物育成の技術」の授業で、本とタブレットを併用してカブについて調べました。下の写真は、本葉の出た苗の植え替え作業の様子です。調べたことを生かして、おいしいカブが収穫できるといいですね。

 

 読書活動を盛り上げ支えてくれるのは、本と図書館が大好きな図書委員たち。利用者を増やすことを目標に活動しています。開館時のカウンター当番と書架整理などはもちろん、お昼の放送でのブックトーク、POP作り、イベントの計画と実施などに取り組んでいます。

 図書委員がおすすめする本は関心が高く、すぐに貸出になります。

 

 おすすめの本を、何の本かわからないように袋に入れた「文庫X」も大好評でした。図書委員が、どの本を入れるか迷いながらも楽しく作った力作ぞろい。借りる人は、図書委員のおすすめポイントを読んで選びます。

 カウンター当番の図書委員が作った「文庫X」が貸出になると、思わずにっこり。本を通して交流が生まれます。

 

 令和7年度は始まったばかり。これからも、たくさんの本との出合いをつなぎ、知識と心を満たせる場所であるよう尽力していきます。

 豊四季中学校図書館は、皆さんを全力で応援しています。

 

 

 

 

第3回学校図書館指導員研修

 5月23日(金)沼南庁舎にて第3回学校図書館指導員研修が行われました。

久しぶりに昼食をはさんだ5時間研修で、実践的な内容の研修をじっくりと行うことができました。

 

・ステップアップ研修「Canvaでできること」 

 オンラインで使えるグラフィックデザインツールCanvaの使い方を学びました。ITアドバイザー田中香穂里さんから説明を受けながら、豊富なテンプレートを使ったポスターの作成や、AI画像生成の機能を使った童話の挿絵作りに挑戦しました。

・グループワーク「授業で活用できる本」ブックリスト作り

 授業に必要な資料を選書、購入し、活用につなげていくことは学校図書館の重要な役割の一つです。今回は、3人一組となって、国語の授業で活用できる本のリスト作りを行いました。7月の研修ではこのブックリストの本を使ったブックトークの発表も予定されています。リストを作るだけでなく、授業の中で本を活用してもらうためのブックトークまでを一連の研修として取り組んでいきます。

 

・講義「基本の仕事」

 今年度2回目となる「基本の仕事」の講義がありました。今回のテーマは「蔵書点検」です。学校図書館コーディネーターより、今年度から変更になった点や注意点などについて解説がありました。

 

・ステップアップ研修「読書感想文の書き方」

 教育専門アドバイザー笹間ひろみ先生より、「始め、中、終わり」に分けてメモを作ってから感想文を書く方法や、T1である担当教諭が声がけや質問をしながら子どもたちの気持ちや考えを引き出す方法などについて講義がありました。図書館指導員がT2として授業支援を行う際にも、参考になるポイントがたくさんありました。

 

・ステップアップ研修「POP作成実技研修」

 笹間先生より説明があった、POP作成時の注意点を踏まえ、実際にPOPの作成を行いました。20分間という短い時間でしたが、魅力的な作品が次々に出来上がりました。

 出来上がった作品を鑑賞する時間も設けられ、キャッチコピーやおすすめのポイントがカラフルに描かれたPOPを見ながら、本を通した交流をすることができました。

 

・新刊展示会

 研修の最後には、沼南庁舎5階で開催されていた、日本出版販売株式会社主催「柏市新刊児童書展示会」に参加しました。教科別おすすめ図書や、読書バリアフリーの本、おすすめの新刊などを、実際に手に取りながら選書できる貴重な機会となりました。

 

 今回の研修では実技やグループワークにも取り組み、仲間たちと切磋琢磨しながら、たくさんのことを学ぶことができました。それぞれの勤務校で今回学んだことを実践し、より良い学校図書館活用につなげていきます。

 

豊かな心の中心で   豊小学校図書館

 昨年45周年を迎えた豊小学校は、二階建てのL字型校舎。図書館は校庭に面するちょっと出っ張った建物、

学校のおへそのような場所です。

 図書館に入ると、学校のシンボルキャラクター「すくちゃん」「すくすくん」がお出迎えしてくれます。

(季節ごとにお着替えします。)他にも、館内は季節の装飾が子ども達を楽しませてくれます。すべて図書装飾

ボランティアさんの力作です。4月には「入学・進級おめでとう」が飾られていました。

 

 室内は調べ学習ができる机と椅子のコーナー、そしてじゅうたん敷の小上がり部分では靴を脱いで

ゆっくりと本が読めるスペースがあります。

休み時間にはゆっくりと読書を楽しんだり、友だちと一緒に会議をしたり、本に親しむ子ども達で

あふれています。

 

図書委員も貸し出し返却の仕事はもちろん、おすすめの本のPOPを描いたり、乱れている本棚を

直したりしっかりと仕事をしています。

時には図書委員のお手伝いをする低学年の子ども達の姿も見られます。

 

学校図書館は読書を楽しむだけの場所ではありません。授業でもいろいろな本を活用しています。

そして、出来上がった作品を図書館にたくさん置いています。

生き物を調べてクイズにしたもの、生き物の生態をわかりやすくまとめたもの。

昨年3年生は、柏の農家お助け隊!として、野菜の育て方、食べ方、栄養素などの魅力を新聞や

リーフレットにまとめました。これらは実際に「しょうなん道の駅」に置いていただきました。

 

不思議な短いお話「ショートショート」を読んで、一人一作品を作りました。一冊のショートショート集にしたものは、有名な作家さん顔負けの傑作集です。

詩集『のはらうた』を読み、「詩っておもしろい!私たちにも書けそう!書きたい!」と小さな詩人たちが

まとめた「豊小 のはらうた」もできました。

 

どれも本を読むことから生まれた作品です。

 

先生方からのおすすめ本のPOPも子ども達の楽しみの一つです。

楽しい素敵なPOPのついた本は、すぐに貸し出し中になります。

 

図書館長は小泉弘代校長先生。本が大好きな館長からのメッセージです。

「豊小の学校図書館は、子ども達が笑顔になって本に夢中になれる温かな場所です。素敵な図書館があって、

子ども達は幸せです。小学生で読書の楽しさが実感できたら一生の宝です。だからこの学校図書館で読書の

魅力を十分に味わってほしいと願っています。 小泉弘代。」

館長の好きな作家さんはヨシタケシンスケさん。子ども達にも大人気!

 

豊小の学校図書館は、たくさんの人たちに支えられ、子ども達の心を豊かにする中心となる大切な場所です。

第2回新人研修・2,3年目研修

大型連休も終わり、授業や行事での学校図書館活用が本格的に始まりました。
5/8(木)、沼南庁舎において学校図書館指導員の新人研修と2・3年目研修が行われました。

【第2回新人研修】
★実務 「選書と除籍について」(学校図書館コーディネーターより)
「読書センター」「学習センター」「情報センター」として学校図書館の機能を果たすためには、
選書と除籍を適切に行って整備することが大切です。PCを使って、選書作業を丁寧に確認しました。

 

★講義「市立図書館との連携」(指導主事より)
柏市では学校図書館と市立図書館が連携して、子どもたちの学習を支援しています。
市立図書館からの学校貸出や、協同して取り組んでいる「子ども司書養成講座」・
「市内中学生ビブリオバトル」などについて説明がありました。

 

★講義「よりよい支援のために」(教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生より)
1ヶ月間の勤務を振り返って、自校の図書館を知り、見通しをもって仕事ができているか、
心構えとして大切なことをお話しいただきました。
先輩指導員の授業支援の様子を写真で紹介していただきました。
学校図書館指導員は子どもたちの学びを支える役割を担っていることを改めて心に留めました。

 

【2・3年目研修】
★実務・ステップアップ研修「学校図書館の整備」(学校図書館コーディネーターより)
選書・除籍の目的と留意点について確認した後、ステップアップ研修を行いました。
まず自校の蔵書構成の課題を把握し、それらを解決するための選書方針を立てて発表しました。
選書の悩みや疑問を共有し、対処法を考えました。学んだことを前期の選書作業に生かしていきます。

 

★講義「よりよい支援のために」」(教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生より)
柏市の学校図書館では、年度の初めに「環境・運営チェックシート」を用いて自校の図書館の課題を知り、
改善に努めています。笹間先生よりチェック項目の趣旨をお話しいただき、学校図書館指導員は
学校職員の一員として、子どもたちの学びを支える大きな役割を果たしていることを再確認しました。

 

★グループワーク「今年度チャレンジしたいこと」
「今年度チャレンジしたいこと」についてグループで共有したあと、一人ずつ具体的な目標を宣言しました。
「読書会」や「アニマシオン」「新聞の活用」など意欲的で楽しみな発表が聞かれました。

学校図書館が子どもたちにとって楽しい場所、ほっとする場所、知識へのあこがれの場所であるために、
研修で学んだことと仲間のつながりを大切にして力を尽くしていきます。

第2回学校図書館指導員研修

4/23(水)に、対面では今年度初めてとなる学校図書館指導員研修会が実施されました。

新規採用者や勤務校を異動した者が数多くいる中、新たなスタートにそれぞれが期待を胸に抱き、学びに臨む場となりました。

 

例年通り、新年度のスタッフ紹介と新規採用者の紹介から研修は始まりました。

続いて、指導主事より、学校図書館指導員の役割について講義がありました。

講義を通して、指導員の仕事とは、司書教諭や担任の先生と両輪となって、子どもたちの学びを支える大変重要なものであるということを再確認しました。

 

次に、教育専門アドバイザーより、今年度の柏市学校図書館の取り組みの重点について講義がありました。

今年度のテーマは、「学校図書館で疑問を解決しよう!」です。子どもたちが調べる力を効果的に伸ばしていくことができるよう、柏市学校図書館では、本やインターネットを活用した資料提供や調べ学習に適した環境整備に取り組んでいきます。

また、読書活動では、子どもたちの読解力を育むことを目指し、学齢や個々の興味関心に合わせた本をそろえ、支援にあたっていきます。

 

 グループワークでは、各学校でオリエンテーションのとき実際に子どもたちの前で行っている自己紹介の実演を行いました。

子どもたちを一瞬で引き込む趣向を凝らした自己紹介の数々に、どのグループも大変活気のある様子でした。

自己紹介の後は、それぞれが日ごろから疑問に思っていることを持ち寄り、意見交換を行いました。

 

今年度の研修では、年間を通して、学校図書館コーディネーターより「基本の仕事」をおさらいする講義があります。

第一回目は、新年度になって変更になった手続等について詳しく解説がありました。

 

仲間の顔を見て実践に触れると、明日からの学校勤務に向けて活力がわいてきます。

今年度も、子どもたちの学びのため、大いに力を発揮していきます。

新人研修・第1回学校図書館指導員研修

新年度が始まりました。今年度も柏市立の小中学校63校全てに、学校図書館指導員が配置されます。

【新人研修】

4/2(水)に沼南庁舎において新人研修が実施されました。学校図書館の役割や大切にすること、実務について学びました。

研修の内容は以下の通りです。

・勤務の心得(指導主事より)

・学校図書館指導員として大切にすること(教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生より)

・学校図書館指導員の実務について(学校図書館コーディネーターより)

・情報BOX・進級処理について(ITサポート員 株式会社教育システム 本間達哉氏より)

・学校図書館オリエンテーションについて(学校図書館指導員リーダーによる実演)

学校図書館指導員リーダーによる、オリエンテーションでの「自己紹介」の実演が行われました。絵本を使ったり、手作りのアイテムを使ったりの自己紹介は工夫があり、わくわくします。

7日の始業式から、63名の仲間とともに担当校での勤務が始まります。

 

【第1回 学校図書館指導員研修】

4/7(月)にWebにて学校図書館指導員研修が実施されました。

研修の内容は以下の通りです。

・令和7年度の勤務について(指導主事より)

・前年から変更された業務について(指導主事より)

・今年度の重点について(教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生より)

今年度の重点は「学校図書館で疑問を解決しよう!」です。授業を支える資料提供、課題解決型の授業支援、「読む」力を身につける読書指導など、具体的な見通しを持つことができる講義をいただきました。

子どもたちの学びと先生方の授業づくりを応援する学校図書館を、力をあわせて目指します。

第6回 学校図書館指導員研修会

3月19日(水)沼南庁舎にて第6回学校図書館指導員研修会が行われました。

①    実践報告発表

 今年度、各校で実践した授業支援について、小学校4グループ、中学校2グループに分かれて発表を行いました。担当教諭との打ち合わせ方法や、役に立った資料、パスファインダー、レファレンスの工夫など、具体的な事例を共有することができました。

・小学校グループの発表

小学校グループの発表

・中学校グループの発表

中学校グループの発表

 

②    実践報告講評と来年度に向けた取り組みについて

  柏市教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生

 令和6年度、柏市の学校図書館では、「教科学習での図書館活用」を重点目標として授業支援に取り組んできました。笹間先生より、「今年度は国語だけでなく、様々な教科の実践が数多く報告されていました。」と講評がありました。

 令和7年度の重点目標は「学校図書館で疑問を解決しよう!」です。学校図書館は読書を楽しむだけの場所ではなく、子どもたちが自らの考えを深め、疑問を解決する場所であるため、「読む力」を身につけるための読書指導や、授業に適した資料提供が大切だというお話もありました。読書指導の方法として、発達段階に応じた読書やビブリオバトルの具体的な方法も紹介していただきました。

 

③    実技研修 学校図書館オリエンテーション ~小学校・中学校でのオリエンテーションの実演~

  柏市教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生

  指導主事 羽山英男先生、学校図書館指導員リーダー4名

 笹間先生より、オリエンテーションは、情報活用能力の育成に欠かせない重要な活動であり、図書館の利用指導と文献利用指導をそれぞれの学年に合わせた内容で行うことが大切だというお話がありました。

 今回は、小学6年生、中学2年生の授業単元の中で、調べ学習のテーマから疑問を作る方法や、図書やインターネットから情報を収集する方法、調べもの情報カードの書き方などを盛り込んだオリエンテーションの実演が行われました。担当教諭と学校図書館指導員がどのように協働してオリエンテーションを行っていくのかを、実際に使用するワークシートやパスファインダーを見ながら、具体的に学ぶことができました。

・小学校オリエンテーション実演

小学校オリエンテーション実演

 ・中学校オリエンテーション実演

中学校オリエンテーション実演

 

 来年度の研修は、指導員からのリクエストも反映され、課題解決やさらなるスキルアップを目指す内容が予定されています。柏市学校図書館指導員は、これからも、より良い図書館活用の推進に取り組んでいきます。

リニューアルされた図書館で 富勢東小学校

 富勢東小学校は全校児童100名ほどの小規模校です。

 少人数であることを活かして、全校遠足など異年齢での交流が盛んに行われており、童謡の「一年生になったら」の歌詞にならうなら、1年生から6年生まで、まさに“ともだち100人”で学校生活をおくっています。

 

図書館がリニューアルされました

 富勢東小の学校図書館は、日当たりのいい三階の一角にあります。

図書館の入口

 

 

 一昨年までは、少し離れた場所に、低学年用の第二図書室がありましたが、昨年”引っ越し“をして、図書館をひとつにしました。そして、今年度は隣の準備室を絵本のコーナーに改装し、書棚のレイアウトも変更して、使い勝手のいい図書館として生まれ変わりました。

本を選ぶ児童

 

 絵本のコーナーは上履きを脱いで入室するようになっており、床に座ったり、備えつけられた椅子に腰かけたりして、リラックスして読書を楽しめる場所になっています。読み聞かせも、この場所で楽しみます。

 ふとのぞいてみると、一年生が床に広げた本を数人でかこみながら、楽しそうに言葉を交わしているのを見かけました。これからも、より多くの絵本に親しんでもらえる場所となってくれるのではないでしょうか。

絵本コーナー 

 

 

学習の場としての図書館

 授業でもいろいろな単元で、図書館を活用しています。習った内容をクイズ形式でふりかえったり、本で調べたことをさらに外国語の授業で文章にして発表したりと、学習の内容をより深められる授業につなげることができました。

授業風景   

 

 

図書委員、大活躍!

 図書委員会の存在も、学校図書館には欠かせません。富勢東小の委員会は、イベントやコーナー作りなど、意見を出し合って活動しています。

 今年度の秋の読書フェアでは、ビンゴの内容や、景品などを自分たちで作成し、読み聞かせやクイズなどを楽しみながら、参加できるように工夫をしました。

 おすすめ本や、季節ごとの特集コーナーも図書委員の発案で設置しています。

図書ビンゴ 

 


 子どもたちが図書館に親しむことで、読書体験だけではない、様々な可能性を広げていける場所として、新しくなった図書館に今後も期待したいです。

 

学びと成長のある富勢中学校図書館へ

 本年度で開校78周年を迎えた富勢中学校は、根戸の高台にあり、正門前の坂道からは見事な富士山が見えるのが自慢です。学校図書館は1階の中央にあり、大変利用しやすく、昼休みなどにはいつもたくさん生徒たちがやってきて本を借りていきます。本年度から図書の配架位置を大きく見直し、利用頻度の高い分野ではラベルも細かく表示して探しやすくしました。館内案内図も見やすく改善しました。

  

 

 

 

 

 

 

 毎年4月には、1年生に図書館利用のオリエンテーション、5月には全学年に調べ学習に必要な引用と著作権の指導を行っています。廊下掲示では、図書に関するニュースや図書館だより、指導員だよりによるお知らせなどを掲示しています。秋の読書週間では、先生たちによる「推し本」コーナーを設けて、校長先生の学校ブログでも紹介されました。3学期には、3年生の家庭科作品(小学生に読み聞かせする想定で作成したオリジナル絵本)の展示も行い、他教科との連携に努めています。

 

 

 

 

 

 

 

  読書の幅を広げることを目的に、7月と12月に行われる「新着本展示会(味見読書)」が大好評で、これをきっかけに来館する生徒が増えてきました。また、生徒の関心や要望、ニュース等に合わせて設ける特設コーナーは、話題の提供と貸出の促進を図る上で大きな力となっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 本校で力を入れているのが調べ学習です。「体験したことを『学び』という経験に変える」をテーマに、図書館資料やネット情報などを活用して、課題解決に向けた調べ学習を共同で進め、発表しています。そのため図書館では、先生方との事前打ち合わせを繰り返し、図書の選定から借用などを進め、結果をレファレンスにまとめています。

 

 

 

 

 

 

 

 「お話給食」は、令和4年度から始まり、本校の特色ある図書館活動の一つになっています。「読書から食事を、食事から読書を」テーマに、図書委員会が推進役となり、毎年4、5回ほど実施しています。図書館活動を支え、推進する図書委員会では、全員で、新着本のPOPづくりを行って図書のおもしろさなどを紹介しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 これからも富勢中学校図書館は、生徒がまた来たくなる「学びと成長を支えるリソース・センター」として、一層の充実を図り、活動の改善に努めてまいります。

 

「自分で考え、判断し、行動できる逆井っ子」に 逆井小学校図書館

柏市の南に位置する逆井小学校は、現在児童288名、1クラスの人数が25人前後の小学校です。 
そんな逆井小学校の図書館は、0類から8類までを中心とした図書室と9類と絵本を中心とした読書ルームの2部屋に分かれています。 

自分で考える力のベースになるように、図書の時間には教科書に紹介されている本を1人でじっくり読む活動をしています。 
国語の教科書に掲載されている本のリストを手に読みたい本を探し、読み終わったら先生にスタンプをもらいます。 
「読んでみたら意外とおもしろかった」という声も聞こえ、読書の幅を広げる良い出会いになっているようです。

 

5年生の≪「図書すいせん会」をしよう≫という国語の学習で作成した「新聞」「ポスター」「POP」「帯」を読書ルームに展示しました。作品を見た全校児童と先生に投票してもらった結果、4名の作品が優秀作品として選ばれ表彰されました。 
4年生は来年は自分の番だと感じていたようです。

 

 

秋のブックフェアでは、指定された本を読むことでスタンプをもらう「読書でビンゴ」を行いました。今年は、図書委員が考えた「図書クイズ」に解答することでもスタンプをもらえるようにしました。 
図書委員が一生懸命問題を考えたので、参加した児童は楽しく問題に取り組めました。 

 

本を読むことや知ることを楽しいと思う居心地の良い図書館、また「自分で考え、判断し、行動」するための知識を育む図書館を目指しています。

第3回司書教諭研修会

 1月27日(月)沼南庁舎にて第3回司書教諭研修が行われました。

➀学校図書館オリエンテーションの実際

 柏市教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生

 柏市学校図書館は基本方針として全学年でオリエンテーションを行います。オリエンテーションでは「図書館の利用指導」と「文献利用指導」をそれそれの学年に合わせた内容で行うことが必要です。オリエンテーションの重要性を確認するとともに授業の中でどのように位置づけ、取り組んでいけばよいか、具体的なお話がありました。

・学校図書館オリエンテーションの実演

 教育専門アドバイザー笹間ひろみ先生と学校図書館指導員リーダーによる小学校オリエンテーションの実演

6年生修学旅行(日光)の調べ学習をオリエンテーションとして、さらに国語「考えを図や表に」の学習を合わせた授業の実演が行われました。教員が行う授業の中で、資料活用の説明は学校図書館指導員が行います。役割分担は明確で、柏市が目指す「教員と学校図書館指導員が両輪」となり行われる授業の形を見ることができました。

 

指導課羽山英男先生と学校図書館指導員リーダーによる中学校オリエンテーションの実演

 中学2年生国語「夢を跳ぶ」の単元を取り入れたオリエンテーションの実演です。小学校から学んできた調べ学習の方法を、中学校ではより深く、正しく伝え、確認していきます。小学校・中学校両方のオリエンテーションを見ていただくことで広い視野で理解することができました。

②体験ミニビブリオバトル

 日頃授業で取り組んでいるビブリオバトルを、先生方が体験しました。各グループからは熱いスピーチと熱心な質問が聞かれました。各学校でのビブリオバトルが今後さらに広がることを期待します。

③実践報告

 グループで今年度の自校での授業実践を報告しました。授業で作成した作品もあり、他校の取り組みを熱心に聞いている姿が印象的でした。

 これまでの研修でも、体験されたことをすぐに自校で実践しくださる先生がたくさんいらっしゃいました。今回の研修で体験されたことも、これからの授業に役立てていただけると感じられる、充実した研修になりました

 

つながる ひろがる 本の世界 柏の葉小学校図書館

 柏の葉小学校は、開校12年、児童数1300人を超える大規模な学校です。

中庭に面した大きな窓、吹き抜けの高い天井、広々とした明るい学校図書館は子ども達のお気に入りの場所です。

 

【5年生おすすめの本】

 5年生国語『図書すいせん会をしよう』では、おすすめの本のPOPを作成しました。

 POPの構成や推薦の言葉を工夫して表現していました。6クラス全員の作品を学校図書館に掲示して全校児童に紹介します。

 

【図書委員会】

 図書委員会は、みんなにいろいろな本をたくさん読んでもらうために、楽しいイベントを企画しました。

 1学期は『本のクイズ』『読み聞かせ』。2学期は『スタンプラリー&ビンゴ』を行いました。どの企画も大成功!

子ども達は「知らない本が知れてよかった」「今まで読んだことのない分類の本にチャレンジできた」と喜んでいました。みんな、本の世界が広がりましたね♪

 

【子ども司書】

 今年度は、13名が子ども司書を目指して『子ども司書養成講座』を受講しています。

本が大好き!学校図書館が大好き!な子ども達は自ら進んで様々な実習を行ってきました。

 読み聞かせや各学年におすすめの本のPOP図書新聞を作成しました。図書新聞は、43クラスすべてに掲示しました。

 

【夢のかけ橋を渡って‥】

 柏の葉小学校と柏の葉中学校は『夢のかけ橋』という名の空中通路でつながっています。

 1年生の教室に、授業の一環として中学3年生が手作り絵本の読み聞かせに来てくれるのも今年で3回目を迎えました。上手な手作り絵本に1年生は大喜び。さすが中学生、1年生に寄り添った声かけや読み聞かせはとても素晴らしく、絵本の世界にみんな引き込まれていました。

 また、6年生は柏の葉中学校の学校図書館見学に行きました。小学校とは違う雰囲気にドキドキ、ワクワク!!中学校の図書委員会が6年生のために作成してくれた学校図書館動画や、小学校には無い本、中学校で使用している教科書など真剣に見ていました。とても充実した時間になりました。

 

 今後、学校図書館は、さらに増えていく児童の多岐にわたる興味、関心に応えるとともに、子ども達がつながり、世界を広げていく中心となるような場所でありたいと思います。

 

第5回学校図書館指導員研修

 12月9日(月)沼南庁舎にて第5回学校図書館指導員研修が行われました。

①授業実践研修

 柏市立土小学校 舟橋 諒先生

 小学6年 国語 新単元「『読書タイムライン』を作って交流しよう」の授業実践を報告していただきました。

「『自分を形作った読書ルーツ』を増尾西小の6年生と語り合おう」を単元のゴールとし、

1.1〜6年生までの読書タイムラインをつくる 
2.テーマを決めて読書ルーツ3冊を決める 
3.増尾西小の6年生と「読書ルーツ」を語り合う 
4.振り返り 
という4つのステップで、児童の様子や先生の授業のねらいをお聞きしました。 

 この単元では、6年分の読書の記録や図書の時間の読書指導の積み重ねが鍵となります。6年間を通して、読書経験を積ませるため、長期の計画を立て、教員と学校図書館指導員が連携し、進めることが重要になると実感しました。

 

 新単元のお話を踏まえ、指導課 教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生より、小・中学校の読書単元には、学年ごとのステップがあることを教えていただきました。学校図書館の学習・情報センター機能では「発達段階に応じた情報活用能力を身につける」、読書センター機能では「目的を持った『読書指導』により『読む』力を身につける」といった9年間通した学びがあるとお話がありました。

研修3

 

②柏市立図書館連携事業について 柏市立図書館 日高 久美子さん

 「司書教諭カード」と「学校支援貸出」について利用の仕方を〇×形式で、日高さんに解説していただきました。学校図書館を活用した学習活動や読書活動では、十分な資料の収集が必要です。そのために市立図書館との連携は欠かすことができません。この校外連携システムを運営し、持続させていくためにも使い方のルールを改めて再確認しました。

 研修2

 

③グループワーク1「リーフレット更新作業」

 すべての教科で学校図書館を活用するために、柏市では「学校図書館活用単元例<柏モデル>」というリーフレットを毎年作成しています。小学校担当は、3〜4名のグループに分かれ、今年度実践した授業の単元例の掲載を検討していきました。中学校担当は、2グループに分かれ、来年度から使用予定の新・教科書の単元名の変更等の確認を加え、作業を行いました。

研修3

 

④グループワーク2「選書検討会&おすすめ本紹介」

 今年度、後期購入した図書について、購入図書リストを持ち寄り、選書検討会を行いました。限られた時間でしたが、おすすめ本の紹介、自校の蔵書傾向をもとにどこに力点を置いて選書をしたか、どんな授業の支援をするための選書かなどの情報交換をしました。

研修5

  本日も充実した3時間の研修でした。学校図書館指導員としての立場をもう一度振り返り、業務に対して誠意を忘れず、明日からまた子どもたちの学びのため支援できるよう、気持ちを引き締めることができました。

気づきと発見のある図書館へ 柏第八小学校

 柏八小の児童数は516人、新柏駅から徒歩15分ほどの小高い丘の上に位置しています。

図書館は第一・第二・情報センターの3か所に分かれていて、3年生以上が使用している第一図書館がこちら。

 1,2年生が主に使用している第二図書館では、6年生が授業で作ってくれたPOPを展示中です。

 

 11月は読書フェアとして、低学年は図書委員が考えた「本クイズ」、高学年はスタンプラリーを実施しました。

「本クイズ」は、問題となっている絵本をよくよく読まないと、答えにたどりつきません。

 

 4年生が国語の「『読書発表会』をしよう」の単元で、自分のテーマを決めて本を3冊、違う分類から選びました。

組み立てメモを作ってから、みんなの前で発表します。どの本をどうおすすめしようかな?

 

 八小では、読み聞かせボランティアさんと図書整備ボランティアさんが活動しています。

写真は図書整備ボランティアさん。本の整理、書架見出し作成、掲示物や飾りの作成と大忙しです。

 八小の3つの図書館は、この冬に移転を予定しています。3学期には、生まれ変わった1つの図書館を全学年が利用します。どの学年にも、よりいっそう使いやすい図書館をめざして準備中です。お楽しみに‼

第4回 学校図書館指導員研修会

11月5日(火)に、第4回学校図書館指導員研修会が行われました。

 

研修① パスファインダーについて
柏市学校図書館では、児童生徒の学習のため、学年・単元ごとのパスファインダーを作成・公開しています。パスファインダーは、年に一度指導員全員で見直しを行い、最適かつ最新の情報を提供できるよう努めています。研修では、持ち寄った見直し案を数人のグループで確認し合う作業に取り組みました。

 

研修② ステップアップ研修 学校図書館紹介

今回のステップアップ研修では、担当校の図書館の写真を持ち寄り、環境や日頃の取り組みについて紹介を行いました。


持ち寄る写真の内容は、①書架の様子、②特設コーナー、③授業支援の様子の三点とするようあらかじめ指定がありました。学校図書館を「児童生徒の学びに寄り添い、来館者とのつながりを深める場所」として日々アップデートしていくために、この三点に目を向けることはとても大切なことです。
指導員は担当校の図書館をより魅力的な場所にするべく毎日奮闘していますが、そういった日々の成果が数多く紹介され、学びの多い時間となりました。

 

研修③ グループワーク
次年度(令和7年度)は、中学校で使用する教科書が改訂されるため、学習する内容が新しくなります。中学校担当者のグループワークでは、新教科書の実物を手に取って内容を確認し、新しい学習内容に合わせた支援や選書について検討しました。

一方、小学校担当者のグループワークでは、今年度行った授業支援について情報交換を行いました。小学校では、中学校より1年早く教科書が改訂され、今年度から新しい内容の学習に取り組んでいます。それに伴った新しい授業支援について特に関心が集まり、多くの意見が交わされていました。

早いもので本年度も残すところ5か月ほどです。
学んだ内容を基に、学校図書館の活用をますます進めていけるよう日々の業務に取り組んでいきます。

活気あふれる、学びの中心地 松葉中学校図書館

 松葉中学校は、周辺に公園や街路樹が多く、自然豊かな環境にあります。

学校図書館がある3階の廊下の窓からは、桜並木がよく見えます。

明るい廊下の壁には、一年生が授業で制作した、おすすめ本のPOPがずらりと並び、

廊下を通る生徒を図書館へと誘います。

 松葉中学校図書館は、調べ学習に適した0~8類の図書を所蔵する「メディアルーム」と、

9類の読み物の図書が揃う「本の森」の2部屋に分かれていて、

学習活動のさまざまな場面で活用されています。

 

 日々、多くの授業で、図書やインターネットを使用した学習が行われているため、

先生との打ち合わせや授業で使用する図書の準備が欠かせません。

1年生国語の「竹取物語」の授業では、図書流通便で集めた図書と

インターネットを併用して、五人の貴公子について調べました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 松葉中学校の昼休み、図書館はとても活気があります。

情報センター、学習センターとして活用されている「メディアルーム」は、

自主学習場所として、毎日席が埋まってしまうほど人気があり、

先生方も学習のアドバイスに訪れます。

一方、読書センターの役割を持つ「本の森」では、好きな本を紹介しあったり、

席で静かに読書する生徒がいたり、こちらも多くの生徒でにぎわいます。

 

 夏休み前におこなった「本の森」での新着本展示会には多くの生徒が図書館を訪れました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 読書センターとしての取り組みも盛んで、学習図書委員による読書イベントやPOPが

図書館をにぎやかに飾り、図書館を訪れる生徒の興味を引いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 松中祭とよばれる合唱祭の際には、曲の背景を調べたり、

曲をイメージしたクラス旗をデザインするために図書を使用しました。

また、校外学習での探求学習のために図書館を利用するなど、

学校図書館は授業以外でも活用されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 松葉中学校図書館は、これからも「松中の学びの中心地」として、

学習活動や心を育てる読書を支え続けていきます。

「この本ありますか?」好奇心があふれる旭小学校図書館

 柏市立旭小学校は1973年4月に柏第一小学校の分校として創立されました。

創立50年を超えた歴史ある小学校です。

そんな歴史ある旭小、毎日子どもたちの元気な声が聞こえます。

「この本ありますか?」「こんな本を探してます」

そんな質問が多い旭小っ子。好奇心の塊です。

 

そんなみんなの声に答えるべく、夏休み前にちょこっとだけリニューアル。

【before】

                       

 

【after】

 

  

動きやすい動線を考え空間の広い方向にカウンターの向きを変更しました。

新しいプリンターも入り、学校図書館でのICT活用もより充実したものになりました。 

                            

 

大忙しな学校図書館を助けてくれているのが、図書委員と子ども司書。

使いやすいように整備をし、毎月おすすめの本を紹介しています。

 

【図書委員おすすめ本】

工夫を凝らして作成。もちろん紹介された本はすぐに借りられていきます。

 

他校や市立図書館からの支援体制も充実している柏市学校図書館。

1年生にむかしばなしをたくさん用意することができ、様々なむかしばなしを読むことができました。

 

知らないむかしばなしも、まだたくさんあるんだね、と興味しんしんです。

 

旭小学校は図書館が2か所あります。

3~6年生までが使用する第一図書室と、1~2年生が使う第二図書室。

いつもは第二図書室を利用している1~2年生年生も、今年度は新刊展示会を第一図書室で一緒に行いました。

たくさんの本と、ずっと気になっていた第一図書室での開催とあって、みんな大喜び。

3年生になったらここで読めるね。楽しみだね。

 

今日もみんなの好奇心の声が聞こえる旭小学校図書館。

さてチャイムがなりました。

今日はどんな「こんな本ありますか?」が、聞けるかな。

 

自ら「読んで」「調べて」「発見する」 ~日々活用される学校図書館に~ 風早南部小学校

 風早南部小学校は,2010年に現在の場所(柏市東南部)に移転してきました。

学校図書館はまだ新しく広々としています。

今年度は,学習コーナーの拡大・読書コーナーの設置・「しずかな森」の復活と,

南部っ子たちが使いやすい図書館に向けてプチリニューアルしました。

「しずかな森」は大人気で,休み時間に一人一冊本を持ってゆっくり読書ができます。

時には,先生も仲間入り。

 

【南部っ子のお気に入り,「しずかな森」と「読書コーナー」】

【広くなった「学習コーナー」】

 

  昨年まであったPC室との仕切りガラスを開放して,机と椅子を増やすことで空間を広く使えるようになりました。

そんな図書館は,本とICTを併用しての調べ学習,単元に合わせた読書会や読み聞かせ,

また「高津風文庫」(高柳中・風早中学区で取り組んでいる読書活動)への取り組み等,

様々な場面で活用されています。

 

【本とICTを併用して「生きものクイズ」を作成中 2年生】

 

 友だちと相談しながら本で調べたり,ICTで調べたり,「発見する」楽しさを体感しながら

課題に取り組んでいます。

 

【学校図書館に欠かせない「図書委員メンバー♪」】

 

 今年度は13名の図書委員が,カウンター業務・書架整備・利用者対応・イベント準備や参加等々

積極的に取り組んでいます。

当番以外の日にも来てくれて,図書館と南部っ子を繋ぐ役割を果たしてくれる頼もしいメンバーです。

図書館プチリニューアルでも協力して仕事をしてくれました。

これからの図書イベントでも益々活躍してくれることを期待しています。

 

【図書館以外の場所でも】

校内のイベントにも積極的に参加しています。(七夕のイベントでの読み聞かせ)

 

 自分から「読む」「調べる」ことから,なにかを「発見する」ことができる場所。

これからも~日々活用される学校図書館~でありたいと思います。

 

第3回新人研修

9/10(火)、沼南庁舎において3回目の新人研修が行われました。
夏休みに心身のリフレッシュをし、気持ちも新たに研修に参加しました。

★実務について (学校図書館コーディネーターより)
1学期の業務を振り返った後に、選書・除籍・蔵書点検・相互貸借など、
学校図書館指導員の重要な実務を確認しました。
2学期は「支援計画簿」や「柏市学校図書館指導員ハンドブック」を活用して、
見通しを立てて業務を進めていきます。

★「レファレンス」と「パスファインダー」 (学校図書館コーディネーターより) 
児童生徒・先生方からの依頼に応える、レファレンス・サービスについて
講義を受けました。より良い授業支援には、先生との事前の打ち合わせが不可欠で、
日頃より図書館を整備し、資料を準備しておくことが大切だと確認しました。
柏市学校図書館では、学習に役立つ「パスファインダー」を作成し、毎年更新しています。
パスファインダーの構成と作り方を学び、chromebookを使用して実習を行いました。

 

★授業支援に関わろう (教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生より)
学校図書館指導員として、授業支援にどう取り組んでいくか、お話をしていただきました。
2学期の授業の見通しを持って、先生方にアプローチしていくことが大切だと学びました。
また、小中学校の各学年において、学校図書館の活用が多い単元を紹介していただきました。
学習のねらいと、資料がどのように活用されているか、実践例を知ることができました。

 

2学期は授業や学校行事、読書イベントで学校図書館の活用が多くなります。
研修で学んだことを心に留めて、学びを支える学校図書館作りを進めていきます。

地域とともに 学びを支える学校図書館  柏中学校

柏駅の程近くにある柏中学校は、創立78年の伝統ある学校です。
図書館は3階にあり、広くて明るい居心地の良い空間です。
15,000冊以上の蔵書と新聞・雑誌等を揃え、日々の学校生活を支えています。
図書委員の活躍や地域ボランティアの方々のご協力で、いつも活気ある
柏中学校図書館の1学期の様子を紹介します。

 

【学校図書館オリエンテーション】

1学期に全学年で学校図書館オリエンテーションを行い、
図書の分類と参考資料の書き方について確認しました。

 (2年生 図書の分類あてクイズ)
 書名と内容から分類を考え、指で答えを表します。

 

【本とICTの併用学習】

本とインターネット併用の学習は、それぞれの特徴を生かして情報の取捨選択をします。

3年生は修学旅行の俳句を作りました。
図書館に所蔵する「歳時記」だけでなく、インターネットも使って季語を探します。
自分の心情にぴったり合う季語を見つけ、思い出の一句ができました。

 

1年生は美術の学習で、紙粘土の和菓子を制作しました。
本とインターネットで和菓子について調べ、四季に合うオリジナルの和菓子を考案します。
色とりどりの美味しそうな作品は、地域のROKKOKU PROJECT(6国プロジェクト)の取り組みで、
国道6号「柏駅西口地下道」に写真展示されます。

 

【校内ビブリオバトル】

1学期末に図書委員会主催の校内ビブリオバトルが開催されました。
予選を勝ち抜いた3人での決勝戦は、120人以上の観覧者が図書館に集い大盛況でした。
2学期には小中連携の取り組みとして、学区の2つの小学校とオンラインで繋ぎ、
「3校合同ビブリオバトル」を開催する予定です。

 

【柏中学校図書館を支える強力サポーター】

オーディションで選ばれる図書委員は、本のアンバサダーとして大活躍です。
広報誌「READ READ」の発行、昼の放送でのブックトーク、館内装飾、
図書館イベントなどで全校に本の魅力を伝えてます。

  (図書委員作成の新着本POP)

地域の図書ボランティアの皆さんは、朝の貸出、夏休みの開館、読み聞かせなど、
多方面で生徒の学びと読書活動を支えてくださっています。
9月初めには蔵書点検のお手伝いもしていただきました。

これからも地域の皆さんとの絆を大切に、生徒の学びを支える
魅力いっぱいの学校図書館を目指して成長していきます。

 

第3回 学校図書館指導員研修

 7/26(金)沼南庁舎にて、第3回学校図書館指導員研修が実施されました。

2学期からの業務に役立つ実践的な内容を、講義やグループワークで学びました。

研修の内容は次の通りです。

①   ステップアップ研修「読書フェアで何をする?」(教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生より)

②   ステップアップ研修「情報BOX新機能について」(教育システム 関東営業所長 本間達哉氏より)

③   グループワーク 選書検討会

 小学校4グループ、中学校2グループに分かれ、読書フェアの実践や計画について、また、選書の振り返りや今後の選書に役立つおすすめ本について、活発に情報交換が繰り広げられました。

 大ベテランから新規採用者までが小グループで意見を交わすことで、柏市学校図書館指導員のネットワークがますます豊かに築かれました。

 夏休みに英気を養い、2学期は意欲あふれる新鮮な気持ちでのスタートになるでしょう。

第2回 司書教諭・学校図書館指導員合同研修会

 7月2日(火)沼南庁舎にて、第2回司書教諭・学校図書館指導員合同研修会が実施されました。今回は、小学校と中学校が2か所の会場に分かれ、グループワークなども交えた実践的な研修となりました。 

1.調べる学習について  

 指導課・笹間教育専門アドバイザーより、今年度の柏市の重点目標である「教科学習での学校図書館活用~いろいろな教科で学校図書館を使おう~」に向けて、調べる学習活動での課題や、具体的な支援の方法について講義がありました。

① テーマ設定を体験しよう

 調べる学習のテーマ設定では、児童生徒の知りたい気持ちを引き出すことや、学習の道すじが見える課題設定になるような支援の大切さを学びました。実際に、太陽チャートなどを使用しながら、「テーマから、具体的に知りたいことを疑問文の形にする」という課題に取り組み、児童生徒へどう支援していくのか、グループで話し合いました。 

 

② 引用・出典・著作権について学ぼう

 笹間教育専門アドバイザーより、文化庁の著作権に関するサイトや具体的な事例の紹介があり、学校の授業における著作権の扱いや、引用と自分の考えを区別する重要性などについて改めて確認することができました。

 

 

2.「Sagasokka!」の活用について

 株式会社ポプラ社の上原てるみさんより、「Sagasokka!」のサービス概要や新規コンテンツ、授業における活用事例について紹介がありました。グループワークでは、「Sagasokka!」を活用した授業や新しいコンテンツの活用案について情報共有することができました。

  

 

 調べる学習の支援について、学びの多い研修会となりました。各校へ持ち帰り、様々な教科での図書館活用へと活かしていきます。

知識の宝がつまっている 疑問「?」に応える図書館へ 花野井小学校

本校は、校舎から筑波山が見渡せる柏市北部に位置し静かな住宅街の中にあります。15学級児童数294名です。図書館は2階にあります。

低学年では楽しく・中学年では幅広く・高学年では進んで図書館を利用する取り組みを行っています。

♪教科をこえた学び♪

5月の暦の上で八十八夜に当たる日に、3年生は音楽で「茶つみ」の文部省唱歌を学びました。合わせて音楽専科の先生よりお茶に関する本の紹介がありました。子どもたちから「お茶にはいろいろな種類があるね。」など感心しきり。                                            千葉県の文化遺産に登録されている旧吉田家住宅公園で、田中中学校の1年生が茶摘みを体験しました。

 

☆本も心の栄養に☆

2年生は、そら豆の皮むきをおこないました。栄養士の先生が中心となって、絵本の読み聞かせのあとにそら豆の皮むきをしました。給食で出るので子どもたちは一生懸命です。図書館長のメッセージ「心のえいよう」に本が力をかしました。

 

〇疑問の答えはどこにあるのかな?〇

5年生は「情報ノート」の学習をしました。子どもたちは、疑問に思ったことを情報ノートの形にまとめています。図書館の資料や新聞を使って熱心に調べます。あらかじめ先生から出典を含めて情報の整理の方法を学びました。

 

✿アイデアあふれる図書委員✿

6月に入って雨の日を楽しくすごしてもらうために図書委員が中心となってイベントを開催しました。本探しゲームでは分類をヒントに図書館にきた子どもたちがこぞってチャレンジ。辞書引きやあじさいの折り紙、Sagasokka!を利用してのハテナシート、新着本展示会。どのイベントが楽しかったかな。

本との出会いをつなぐ 花さぽ(読み聞かせボランティア)

花サポ(花野井小ボランティア)による読み聞かせ活動。令和5年度は、約200冊ほどの本の扉を開いてくださいました。

 

令和5年の5月にコロナが5類に移行して早1年が過ぎました。

今できることや未来につなげられることは何かを考え、先生方の図書館活用と子どもたちの気持ちに寄り添うことを目標に、学校図書館は進化していきます。

学校図書館の本は柏第二中学校の宝です

柏第二中学校は、26クラス、生徒数807名、教職員65名の
柏市で一番規模の大きな中学校です。

学校図書館は二階にあり、窓から校庭がよく見えます。
秋には金木犀が香る落ち着いた場所です。

 

 

 

廊下には大型の書架があり、図書委員が学習に関する本を選んで展示しています。
校内ビブリオバトルチャンプ本や、図書館指導員のおすすめ本も並んでいます。

 

 

昨年度、すべての蔵書の購入年月日を確認し、廃棄基準に沿って除籍を行いました。
ゆとりのできた書架に新しいサインを入れ、利用しやすい学校図書館へと変わりました。

 

 

学校図書館以外の場所でも本が活用されています。
ここは被服室です。2年生の家庭科で利用されています。
このように本はどこの教室へも貸出し可能です。

 

 

図書館指導員の課題図書ブックトークの後に、読書感想文を書く本を探す2年生です。
迷っている生徒には声をかけて、一緒に本を選びました。

 

学校図書館の本は柏第二中学校の宝物です。
素敵な宝物、心に残る一冊を見つけに、ぜひ、学校図書館へ来てください。

豊かな心と確かな情報活用能力を育てる 松葉第一小学校図書館

松葉第一小学校図書館は、特別棟2階にあります。一番近い教室4-1からは45歩で行ける

距離です。今年度は700名の児童と職員が利用しています。

読書だけではなく、学習や委員会の活動場所として利用されています。

業間休みのなかよしタイムや昼休みには、本好きの子どもたちが集まり大賑わいです。

 

4月には全クラスでオリエンテーションを行いました。

利用方法を再確認し、分類クイズをしながら本のラベルについて学びました。

本のラベルを知ることは、情報活用能力を身につける第一歩です。

 

2年生のせいかつ「生きもの はっけん」で、やごについて調べました。

やごはかせになろう~やごのことをしらべよう~というテーマで、食べ物や住処など

図書とSagasokka!を活用し、グループごと分担して観察カードを作成し発表しました。

 

図書の調べ方やインターネットについて、指導員や先生から説明を聞いた後、タブレットを使用して

やごについてSagasokka!で調べます。やごの画像を確認しました。

 

今年度の図書委員会活動が始まりました。

早速、おすすめ本カードの作成に取り掛かりました。どのカードも丁寧に作成されています。

これからの委員会活動で読書イベントなどを計画していきます。

 

初めてのカウンター業務です。緊張したけれど、しっかりと仕事ができました。

 

今年度も学校図書館を活用できるように館内環境を整えて準備しています。

いつでも寄り添える学校図書館で松一小の皆さんをお待ちしています。 

第1回 司書教諭・学校図書館指導員合同研修

 5月28日(火)沼南近隣センター大ホールにて、令和6年度 第1回 司書教諭・学校図書館指導員合同研修が実施されました。

 はじめに、指導課 平野課長より、柏市の学校図書館の存在の重要さについてお話をいただきました。

<研修内容>

①    「司書教諭と学校図書館指導員の役割について」指導課 羽山指導主事

 司書教諭と学校図書館指導員は、学校図書館運営の両輪であり、協働し、連携していくことが重要であるというお話でした。改めて、司書教諭と学校図書館指導員の役割や共通理解しておきたいことの項目を確認しました。その上で分業ではなく分担して業務を行い、児童生徒の学習活動を支援する学校図書館を共に運営していくことが大切ということが分かりました。

②   「柏市学校図書館 今年度の重点について」指導課 笹間教育専門アドバイザー

 令和6年度の重点目標は、「教科学習での学校図書館活用」です。様々な教科で学校図書館を使えるよう5つの項目を掲げ、参考になる授業や方法を教えてくださいました。

 研修1

 「学校の教育課程の展開に寄与」する学校図書館を実現するために、様々な教科から図書やインターネット資料どちらも使いこなし、「調べる力」を身に付け、考えを深めることは、これからの社会を生き抜くための授業になります。児童生徒の主体的な学びを支えること、「健全な教養の育成」これが学校図書館の目的であると再認識しました。

 

③講演「学校図書館の活性化を図るⅡ ~問いと情報リスト作り+オリエンテーション~」

  講師 足立区教育委員会 学校図書館スーパーアドバイザー

     NPO法人学校図書館実践活動研究会 理事 藤田利江先生

 今年度も藤田利江先生をお招きし、昨年度よりステップアップした内容で講演をしていただきました。普段子ども達に教えている調べ学習の指導方法や図書館の実践的な活用方法について、実際に体験しながら、声かけの仕方などについて教わりました。

研修2

 調べ学習は、「問い」が重要であり、きっかけ作りに便利とされる多様な「考えるツール」を、また図書オリエンテーションでは、小学4年生で行うものを参考に伝えたいポイントなども含めて教えていただきました。「知らないことがわかる楽しさを子どもに体験させてほしい」とお話していました。「知る喜び」の体験が深い学びに繋がっていくと熱い思いのある講演でした。

研修4

研修4

 講演の後には、今年度の取り組みについて、中学校区で話し合いました。

たくさんの気づきや学びがあり、共に研修を受ける貴重な機会となった研修でした。

 

 例年通り、研修会場の2階でTRC図書館流通センター主催「子どもの力 図書館のためのブックフェア2024」が開催されていました。(期間:5月27日~5月29日)実際に手に取って選書ができる希少な機会です。研修前後に多くの司書教諭や学校図書館指導員が実際に本を手に取って意欲的に選書する姿が見られました。

研修5

 今年度も学校図書館を支える司書教諭と学校図書館指導員が協働し、魅力ある図書館を目指して、様々な取り組みが始まります。

第2回新人研修・2,3年目研修

 新年度が始まり1か月がたちました。

【新人研修】

 5/9(木)AM 沼南庁舎において第2回目の新人研修が行われました。

 授業支援、柏市立図書館との連携、実務について確認しました。

研修の内容は次の通りです。

 ・実務について・実習(学校図書館コーディネーターより)

 ・授業支援について(教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生より)

 ・柏市立図書館との連携について(指導主事より)

勤務が始まり1か月、緊張の中、新年度の進級処理やオリエンテーションを行い、久しぶりに同期の仲間と再会です。たくさんの笑顔が見られました。今日の研修で学んだことも自校の図書館で生かせるように新たな気持ちでそれぞれの勤務校に戻ります。

 

【2・3年目研修】

5/9(木)PM 沼南庁舎において2・3年目研修が行われました。

研修の内容は次の通りです。

 ・学校図書館の整備・実務の確認(学校図書館コーディネーターより)

 ・オリエンテーション報告

 ・授業支援の課題について(教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生より)

 ・今年度チャレンジしたいこと

今年度行ったオリエンテーションの報告では昨年度の経験を踏まえ、それぞれに工夫が見られました。今年度取り組みたいことは、勤務校に合わせて各人が考え、すでに取組みを始めていました。1.2年前に新人であった方々は、心強い仲間に成長しています。

 他校の様子や、ほかの指導員の取り組みを知る研修は、とても貴重な時間です。仲間と一緒に学び、高め合いながら、これからも柏市の学校図書館を支える業務を続けていきます。

 

 

 

 

第2回学校図書館指導員研修会

 4月24日(水)、第2回学校図書館指導員研修会が実施されました。

 今年度のスタッフ紹介の後、4月から新しく柏市学校図書館指導員に仲間入りしたメンバーから自己紹介がありました。一人一人の言葉から、この仕事に向かう新鮮で前向きな思いが感じられました。

 まず初めに、「学校図書館指導員の役割」について、羽山指導主事より講義を受けました。作業の効率化を目指して変更になった業務の手続きを1つずつ確認し、学校での1日の時間の使い方を組み立てていきます。

 

 より良い授業支援のためには、先生方とのコミュニケーションを欠かすことができません。
 ステップアップ研修では、教育専門アドバイザー 笹間先生から、「レファレンスにこたえよう」というテーマで先生方の授業づくりに寄り添うレファレンスサービスの工夫を学びました。講義を受けた後、数人のグループに分かれ、各自の経験に基づいた情報交換をしました。今年度の業務にさっそく役立てていきます。

 

 この研修は、新年度を迎えて柏市の学校図書館指導員全員が顔を合わせる最初の研修です。
 グループワークでは、4つのグループに分かれて、新人指導員からの質問を中心にそれぞれが日ごろ疑問に感じていることについて意見交流しました。同じ疑問でも小学校と中学校で対応が異なることを知ったり、新たな視点での気付きを得たりと、学びが多く、絆の深まる時間となりました。

 

 たくさんの知識と元気を受け取り、今年度も柏市63校の小中学校の学びを支えていきます。

 

本はともだち! 図書館はみんなの居場所 ~柏第七小学校~

 柏第七小学校は,柏駅からバスで15分ほどの緑豊かな篠籠田地区にあります。周辺では,年々住宅地が増え,児童数も増加し,現在861名になりました。

 昨年度は,3年生が総合学習で,1年を通して,柏の「歴史」「観光」「特産物」「自然」について調べました。その成果物はかしわインフォメーションセンターで掲示され,太田市長から「柏七小こども観光大使」の認定書をいただきました。                                                        

★壁一面に飾られた柏観光マップ(2024.2.15~3.31)

 

 4月には全クラスで学校図書館オリエンテーションを行います。担任の先生に読み聞かせやブックトークをしていただき,そのあと中学年は分類クイズや本探しゲーム,高学年は調べ学習をします。                                             

★マッピング~修学旅行の下調べ(6年生)

 

 どの学年も図書館割り当ての授業には必ず図書館を訪れ,並行読書や調べ学習が盛んに行われています。

 また,図書館はただ知識をインプットするだけの場ではなく,成果物の展示やビブリオバトルなど,学んだことをアウトプットする場としても活用されています。                                                

★おはなしびじゅつかん(2年生)

                                          

 

★本の帯づくり(5年生)

 

 図書委員や子ども司書も,本とみんなをつなぐ架け橋として活躍しています。子ども司書は読み聞かせボランティアさんといっしょに,朝の読み聞かせにも参加しています。図書委員は今年もたくさんの楽しいイベントを企画し,七小図書館を盛り上げてくれることでしょう。                            

★柏七小POPコンテスト

“あったかやなぎ”なメディアセンター!~高柳中学校~

 

令和6年度が始まりました!

静かな住宅街の中にある高柳中学校は、全校生徒528名で

元気良くスタートしました。生徒たちがお昼休みに利用する学校図書館は、

メディアセンターと呼ばれています。生徒や先生、地域の方々などみんなが

読書と学習、情報を楽しめる“あったかやなぎ”なメディアセンターを

今年度も目指しています。

 

4月23日は、『子ども読書の日』です。

1年生のオリエンテーションがこの日から始まりました。

利用の仕方を国語科の先生や学校図書館指導員から学びます。

ルールを守って気持ちよく利用したいですね。

 

先生たちからの説明を聞いた後は、メディアセンターの中を

確認します。小学校の学校図書館とどこが違うかな?

読みたい本を選びながら「違うところ」を一生懸命探します。

 

グループの中で小学校の学校図書館との違いを話し合った後は、

読書に取り組みました。小説を選んだ人、地震の本を選んだ人、

重たい百科事典を選んだ人…、手に取ったその本が中学3年間の

スタートブックになりますね。

 

高柳中学校には全校で取り組む「Tタイム」という朝読書の時間があります。

10分間という短い時間ですが、読書で自分に向き合うことの出来る貴重な時間です。

今月のおすすめは、日本文学の短編集!

誰にでも気軽に楽しめる物語を集めた本なので、学年を問わずみんなに読んで

もらいたい本です。今年度も子どもたちが読書を通じて成長できるように、

メディアセンターは応援しています 。

 

 

 

新人研修・第1回学校図書館指導員研修

 新年度が始まりました。令和6年度も柏市立の全小中学校に学校図書館指導員が配置されます。

【新人研修】

 4/3(火)に沼南庁舎において新人研修が実施されました。

3時間の研修で、学校図書館の機能・役割と、学校図書館指導員の実務について確認しました。

研修の内容は次の通りです。 

・勤務の心得と学校図書館の一年(指導主事より)

・学校図書館指導員として大切にすること(教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生より)

・学校図書館指導員の実務について(学校図書館コーディネーターより)

・情報BOX、進級処理(ITサポート員 本間達哉氏より)

・学校図書館オリエンテーションについて (実演)

子どもたちの学びを支える学校図書館づくりのために、63校の仲間と一緒に取り組んでいきます。

 

【第1回 学校図書館指導員研修】

 4/5(金)、Webにて学校図書館指導員研修が実施されました。

今年度の勤務や業務についての確認、学校図書館の活用推進についての講義をいただきました。

内容は次の通りです。 

・配置や勤務について(指導主事より)

・前年から変更された業務について、指導員としての心構え等(指導主事より)

・今年度の重点について(教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生より)

令和6年度の重点は「教科学習での学校図書館活用」です。

いろいろな教科で学校図書館が活用されるよう、気持ちを新たに、学んだことを学校図書館づくりと支援に生かしていきます。

第7回 学校図書館指導員研修会

3月21日(木) 沼南庁舎にて、本年度最後の学校図書館指導員研修会が実施されました。 
 

(1)活動報告発表会 
「学校図書館活用実践記録」を元に、各校の学校図書館の様子や授業支援について発表会を行いました。

 

授業支援にあたり特に力を入れて取り組んだ内容や、児童生徒を読書に誘う工夫をこらした企画の紹介など、各校の特色ある取り組みが多く報告されました。 来年度の実践のヒントにしたいと思います。
 
(2)講評と次年度へ向けて 笹間コーディネーターより 
活動報告発表会を受けて、笹間コーディネーターより、講評がありました。令和五年度の重点は、「調べる学習活動の充実」でした。

令和六年度の重点は「教科学習での学校図書館活用」です。今年度の経験を活かし、いろいろな教科で学校図書館を活用していきたいと思います。 
 
(3)実技研修「学校図書館オリエンテーション」 
どの学校でも新年度必ず実施する「学校図書館オリエンテーション」について、指導課の先生方と小学校・中学校それぞれのリーダーが実演しました。

学校図書館を「学習に活用する場所」と位置付けて、貸出返却等の利用指導に加え、調べ学習のための文献の正しい活用方法を紹介する内容でした。 来年度は全ての学級でオリエンテーションを実施し、授業を支える学校図書館の取り組みをさらに進めていきます。

短い時間でしたが、学校図書館指導員の1年間の集大成となる、学びの多い研修となりました。 

~たのしく なかよく かっこよく~ 田中小学校 

  田中小学校図書館は、令和4年4月新校舎完成とともに新しくなりました。

広くて明るく、木のぬくもりが感じられる温かい図書館です。

子どもたちは図書館が大好きで、休み時間には友達と誘い合って図書館へ来てくれます。

 田中小学校図書館の、今年度の取り組みを紹介します。

 

♪新刊展示会♪

 夏休み前と秋の読書フェアー期間の2回、新刊展示会を開催します。

みんな仲良く、味見読書を楽しみ、お気に入りの1冊を探します。休み時間も図書館は大賑わいです。

★田中小の給食室のいちにち★

 

 今年度、青少年読書感想文全国コンクール、小学校中学年の部の課題図書『給食室のいちにち』

を使って、栄養士の先生から「田中小給食室のいちにち」を教えていただきました。

 毎日あたりまえに食べている給食が、こんなにもたくさんの人が関わり、丁寧に作ってくださっている

ことを学びました。実際に給食室で調理に使われていた大きなしゃもじやひしゃくをさわらせてもらい

子どもたちは大興奮でした。

 

♫6年生から1年生へ読み聞かせのプレゼント♫

 

 6年生は、総合的な学習の時間、1年生へ読み聞かせを行いました。

お気に入りの本を選び、図書館を活用した授業の時間や休み時間を使って一生懸命練習しました。

さすが6年生、練習の成果を発揮し1年生は食い入るように読み聞かせを聞き、お話の世界へ

引き込まれていました。

 

☆田中小図書館オリジナルキャラクター決定!!☆

 

  図書委員会では、1年間様々な取り組みをしました。

「図書クイズ」「夏のスタンプラリー」「読書でビンゴ」「おすすめ本ポスター」…

3学期には6年生が中心となり、田中小図書館オリジナルキャラクターを募集し、300件

以上の応募がありました。その中から【本ねずみのたっぴー】に決定しました。

 たっぴーをもっと知ってもらうために「本ネズミのたっぴーをさがせ!!」を開催し、

図書館に隠れているたっぴーを見つけた子にしおりをプレゼントしました。

 

♪5年生子ども司書認定♪

 

【入り口を入ってすぐにある展示コーナー・子供たちの作品を飾ります】

 3月1日(金)の全校朝礼で田中小子ども司書講座を受講した5年生11名が認定されました。

田中地区では、田中スタンダードという子どもたちにぜひ読んでもらいたい推薦図書があります。

子ども司書は、田中スタンダードのPOPを作成しました。来年度、子ども司書としての活躍に期待します!!

 

 

 

令和5年度の柏第三中学校図書館

 柏第三中学校の学校図書館は、校舎3階東階段正面に第一、第二と二部屋に分かれています。0類から7類までの本が置かれた第一図書館と、8類と9類の第二図書館です。

 年度初めには、1年生から3年生まですべてのクラスで学校図書館オリエンテーションを実施しました。

 

初めての中学校の図書館にドキドキの1年生。

昨年のことを思い出しながらの2年生。

3年生は国語の授業の中に組み込んで情報の扱い方などを再確認しました。

 夏休み前には一回目の新刊展示会。

館内に並べられた新しい本をたくさん手に取ってもらうことが出来ました。

 

 5月から準備を開始した「市内中学生ビブリオバトル(知的書評合戦)」。

2学期に入ってブロック予選が始まりました。  

図書委員会で校内予選を行い、学校代表がブロック予選を突破し、決勝戦では準チャンプ本賞を受賞しました。

 

 秋の読書週間に合わせて、国際子ども図書館から抽選で貸し出された「中学生向け 科学セット」の展示会を行いました。

普段なかなか手にすることが難しい貴重な本約40冊を展示し、楽しむことができました。

 

 12月には、図書委員会主催の「冬の読書まつり」を行いました。

お楽しみ企画は図書委員お手製のビンゴゲームです。期間中は、通常の倍以上の貸出数となりました。

 

 また、図書委員は1年を通して毎週火曜日のお昼の放送で本の紹介をしています。

全校生徒に向けてのブックトークは緊張しますが、原稿を準備し発表の練習をして本番に臨みます。紹介した本のPOPを作成し、掲示するところまでが図書委員の仕事です。

 

 令和5年度もまとめの時期となりました。今年度の目標は達成できたでしょうか?

達成した人も、そうでない人も学校図書館は皆さんを応援しています。いつも変わらずにそこにある図書館にぜひ足を運んでください。

手西っ子と共に「学び」・「進む」学校図書館 手賀西小学校

手賀沼の南部,周囲を自然に囲まれた高台にある手賀西小学校。

112名の児童は,年間通して1年生から6年生までが8つのグループに分かれて様々な活動を行うので,

学年関係なく仲がいいです。低学年が高学年と手をつないで図書館に来る姿をみることもあります。

★授業ではICTと本を使って★

1年生は,2学期の国語「はたらくじどう車」の単元で自分が調べたい車を,本とタブレット端末を活用して

「のりものカード」を作成しました。本を選ぶのも早くなってきました。 

 

4年生は手賀沼について調べました。インターネット上にある難しい言葉などは,本で確認しながら進めています。

他の学年でも,ICTと本を上手に併用して学習しています。

 

★新しいことを取り入れています★

 

今年度から低学年の図書館活用授業に,教頭先生が入ってくださっています。

時には大型絵本の読み聞かせも…。みんな大喜びです!

「二人読み」・「辞書引き」・「読書会」など,学年に応じて学校図書館活用授業を進めています。

 

秋の読書イベントとして,全校参加で「ことばの宝箱」を実施しました。

お気に入りの本から,たくさんの素敵な言葉が集まりました。

先生方にも参加していただき盛り上がりました。

 

冬の読書イベントは校長先生提案の「ブックサンタ」です。

図書館の本から,友だちに読んでほしい本を選びメッセージカードを添えて渡します。

みんな楽しそうに真剣に本を選んでいました。

イベントの景品(しおり)や掲示物は,8名の図書委員が協力して作成してくれました。

 

年間を通して,手西っ子と学校図書館は新しいことを取り入れながら繋がっています。

これからも,「学び」・「進む」学校図書館でありたいと思います。

司書教諭研修会

 1月29日(月)沼南庁舎において「令和5年度司書教諭研修会」が開催されました。

柏市では昨年度まで学校図書館指導員との合同研修との形で司書教諭研修が行われてきましたが、今年度より「司書教諭研修会」として学校図書館の専門的職務を担っていただく司書教諭の研修を開催することになりました。

教育委員会指導課では、学校図書館指導員との2回の合同研修と合わせ、年間3回の司書教諭研修で柏市内63校の学校図書館活用が広がっていくことを目指しています。

 

★司書教諭の役割 ~学校図書館指導員との連携~

  羽山指導主事より

 学校図書館における司書教諭としての業務と学校図書館指導員との連携についての講義のあと、各学校図書館での業務について交流し、確認しました。 

  

 

★学校図書館オリエンテーション

  学校図書館コーディネーター 笹間ひろみ先生 より

 来年度の学校図書館始動に向け「学校図書館オリエンテーション」の意義についてご講義いただきました。

年1回のオリエンテーションでは「利用指導」によって身についた基本的知識や技術の延長上に「情報活用能力の育成」があり、教科担任(担任)と学校図書館指導員の協働で行うことが確認できました。

 

引き続き、学校図書館指導員リーダーと共に実践例の実演がありました。

 ①小学校 4年国語「学校図書館利用指導と本の分類について」

 ②中学校 3年国語「俳句の味わい」

 

★「体験読書会」

 笹間コーディネーターからの「読書会について」のご講義のあと、事前に読んできていただいた本で3グループに分かれ「読書会」を体験していただきました。

 ①「ジオジオのかんむり」 小学校低学年

 ②「キング牧師の力づよいことば」 小学校中・高学年

 ③「杜子春」  中学校

半数以上が「『読書会』は初めて」との声がある中、司書教諭は読書会での読書の新たな楽しみ方を感じていたようです。

 

★実践報告会

 「令和5年度 学校図書館活用実践記録」に掲載した実践例を示しながら、学校図書館活用の発表を行いました。各校学校図書館の活用にどのような工夫をしたのか、国語だけではなく幅広い教科での活用事例の報告がありました。

 

 

柏一小図書館へGO! 柏第一小学校図書館

 柏駅前の賑やかな一角に,四季折々の木々に囲まれた柏一小があります。今年創立115周年を迎え,数々の伝統が受け継がれてきました。多くの卒業生が学んだ学校図書館は,教室から遠い第三校舎にありますが,図書館へ向かう階段には『図書館へGO!』の張り紙!毎週の授業や休み時間には,児童でいっぱいです。

図書館活用が進む,柏一小の取り組みを紹介します。

 

【調べよう!本とICTの併用】

 1年生が初めてSagasokka!を活用する調べ学習の授業です。一つ一つ確認しながら,操作を覚えていきます。簡単なクイズに答えながらどんどん進めていくと,鳥の鳴き声も聞くことができました。

これから本と併用しながら,たくさんのことを調べて学んでいきます。 

  

 

【新着本展示会】

 今年柏一小図書館に新しく仲間入りした本の展示会を行いました。

新調した布を机に敷き詰め,図書館はいつもと違う雰囲気です。全クラスが来館し,一冊一冊少しずつの味見読書をしました。多くの本と出合い,触れ合うことができました。

 

【おはなし隊さんのゾロゾロこわ~いおはなし会】

 創立記念行事『いちょうっ子まつり』で,読み聞かせボランティアのおはなし隊の方々が,怖いテーマのおはなし会を開いてくれました。怖い本が好き,苦手の児童たちもみんな興味津々です。

ある食べる場面では,大きなそしゃくの音も流れ…とてもドキドキした様子!

おはなし隊さんは,毎月学年ごとに定期的に読み聞かせをしてくれます。

「今日はどんな本かな?」児童たちの待ち遠しい時間になっています。

 

【日本の特産品が勢ぞろい】

4年生が,社会で日本の都道府県を学びました。自分たちで本を選び,インターネットも活用して,どんどん調べていきます。千葉県や他県の各地域の名所や特色,くらしがわかり,特産品を紙粘土で作りました。

工夫をこらした品々が並んでいますね。『いちょうっ子まつり』では,都道府県マスターや日本一周すごろくなど,楽しく学べるブースとなりました。

 

【読書の木】

 全校の取り組みとして,読書の木を掲示しています。本で調べたり読んだりした後は,読書の記録(学年によって用紙やPC)に記入していきます。後の振り返りとして,また記録して整理していくことの大切さを学ぶ機会になります。読書の木には,学年ごとの目当ての冊数によって増える3色の名前のお花が咲いています。

一定数読んだ児童は,殿堂入り!1冊多く借りられるブックパスポートがもらえます。

これからもたくさんのお花でいっぱいになるといいいですね。

 

 学校図書館へGO!きっと,知りたかったことや読みたかった本,新しい発見があるはずです。

そんな何かが見つかったら…。これからもさまざまな活動を通して,学び続ける子どもたちを応援していきます。

 

第6回学校図書館指導員研修

12/11(月)沼南庁舎にて第6回学校図書館指導員全体研修が行われました。

★授業実践研修

 柏市立柏中学校 伊原 紘平 先生

 「学校図書館とICTを効果的に活用した国語科授業」について実践報告をいただきました。中学2年生国語「二千五百年前からのメッセージ ―孔子の言葉―」の授業実践です。

 学校図書館指導員との連携により、生徒が主体的に資料を選択でき多面的な考え方につながったこと、情報の取捨選択と本当の意味での知識の蓄積が、学校図書館活用の意義につながる、など様々なお話をいただきました。また、小学校の単元が、中学校につながっているということも実感できたお話でした。

 

★グループワーク「リーフレット更新作業」

 小学校と中学校のグループに分かれ、令和6年度版 学校図書館活用単元例<柏モデル>への更新作業を行いました。

 小学校グループは来年度新しくなる教科書の内容に合わせ、中学校グループは各校の実践を持ち寄り、全教科について検討しました。

 

★グループワーク「選書検討会・交流」

 今年度後期に購入した図書について、選書検討会を行いました。

 

 お互いに意見交換をしながら、授業に活用できる新しい本を知り蔵書構成の見直しをすすめていきます。

 

 研修前や休憩時間には、指導員同士で情報交換をする様子が見られます。研修で得た学び、仲間たちと共有するアイデアを、勤務校にもちかえり、更に充実した学校図書館活用に活かしていきたいと思います。

読みたい!知りたい!を叶える場所へ 酒井根中学校

酒井根中学校は現在、669名の生徒が在籍。学校図書館は昇降口の前にあります。

年に2回、新着本の展示会が行われ、味見読書をした後、貸出が開始されると
長蛇の列に、担当する図書委員たちは大忙し!嬉しい悲鳴を上げています。

 

授業では、本とタブレットの両方の利点を生かし、調べ学習を行っています。

 

こちらは授業内でのビブリオバトル、おすすめ本を熱く語る予選の様子です。

 


今年度の秋のブックフェアは、“一行一会(いちぎょう いちえ)”
本は封筒の中に入っています。わかるのは、図書委員のおすすめ本の中の一行だけ!
一期一会ならぬ、一行からはじまる本との出会いを楽しんでもらえたらと思います。

 

知識にも、心にも、そっと寄り添える場所でありますように…。
学校図書館は、今日も扉を開けて、皆さんをお待ちしています。

 

第5回学校図書館指導員研修

11/7日(火)沼南庁舎にて第5回学校図書館指導員全体研修が行われました。

★パスファインダーについて  大野学校図書館アドバイザー

柏市学校図書館では児童・生徒の調べ学習に役立つパスファインダーを作成しています。情報を正しく活用するためには毎年更新作業が必要です。更新の注意点を確認しました。

★ステップアップ研修「学校図書館紹介」

笹間コーディネーターより

今年度新設された田中北小学校の学校図書館紹介がありました。児童の学習の場、読書を楽しむ場として、学校の中心に設置されている明るい図書館の様子を見ることができました。

  

グループに分かれ、勤務校の授業支援の様子や学習コーナー、書架の様子を紹介しました。他校の様子を知ることはとても勉強になります。他校の工夫に興味深く聞き入っていました。

 

★グループワーク

小学校は来年度から使用する教科書が変わります。小学校担当者は新しい教科書を見て内容を確認し、気付いたことや図書館活用について情報交換しました。

中学校担当者は、授業支援について情報交換を行いました。

 

児童・生徒の学びを支えるために図書館指導員ができることはたくさんあります。研修で学んだことを生かすために指導員一人一人が思いを新たに自校での勤務にもどります。

いつもにぎやか♪学習でもたくさん活用されています 旭東小学校図書館

旭東小学校は柏駅から近い所にありながら,閑静な住宅地の中にあります。桜の木に囲まれた落ち着いた雰囲気の中にある,全校児童328名の学校です。

児童はとにかく本が大好き!学校図書館は教室の近くにあるので,児童にとって常に身近な存在です。

 

【休み時間は図書委員やボランティアさんが大活躍】

休み時間には低~高学年までの児童がたくさん本を借りに来ます。

図書委員は大忙しですが,カウンターに入る子,本の整頓をする子と,係を分けてテキパキと取り組んでいます。

また,「なにか手伝うことありますか?」と声をかけてくれる児童のボランティアさんがよくいます。そして学校図書館のお手伝いをよくしてくれます。

学年の本を運んだり,棚に本を戻してくれたりと大活躍です。

 

 

【ICT授業では本と端末を上手に使います】

ICT授業も盛んに行われています。

一人一台端末を駆使して,様々な調べ学習を展開しています。

今年は2年生以上にデジタル百科事典「Sagasokka!(さがそっか)」の使い方を図書館オリエンテーションに組み込みました。児童は端末と本を併用しながら,上手に調べ学習を進めています。

 

【ブックパスポートが欲しい!】

「読書の記録」は児童にとって,読書意欲のモチベーションとなっています。

記録を付けて,各学年の目標数に達すると「ブックパスポート」がもらえます。

これがあると,1冊多く借りられるのです。オレンジ色のブックパスポートは,児童にとって自慢の一品です。「私,もう少しで40冊!!」と,読書冊数を知らせてくれる声がよく聞かれます。

 

【これからも児童の癒しや学びの大切な場所であるように】

旭東小学校は,本への親しみが深い学校です。

読み聞かせボランティア「おはなしピーナッツ」の活動も盛んで,保護者の積極的な本への関わりが,児童の読書意欲へ繋がっていると感じます。

学校図書館が,これからも児童にとって居心地がよく,また活発な学習活動が行われるような場所であり続けたいと願います。

 

深い学びへの支援と心安らぐ学校図書館 柏第四中学校

柏市が誇るプロサッカーチーム、柏レイソルのホームグラウンドにほど近い立地に柏市立柏第四中学校があります。(全校生徒428名)各休み時間・放課後と図書館指導員が在館時は常時開館しており、いつでも生徒を受け入れる態勢になっています。来館者の多い昼休みは、読書だけではなく学習や気分転換など「心の整理整頓」に利用され、生徒たちを細やかに見守る場所となっています。

 

 

 

 

学校図書館年間計画に基づき、国語科を中心に図書館資料が多く使用され「一歩深い学び」への支援を行っています。またその際はICT活用に不可欠なメディアリテラシー等についても触れます。特別支援学級では毎週図書館の時間を設け、学びに図書資料を利用しています。

 

★3年国語「和歌の調べ」の様子

 

★1年国語「ベンチ」の様子

 

 
今年度より全学年で「朝ライブラリー」が導入されました。(図書館で朝読書と朝の会を行うもの)いつもと違う場所での朝の時間は特別感を高め、また読書による心の落ち着きを促します。これは図書委員が積極的に教室準備を担うため、委員の意識向上にもつながっています。

 

★朝ライブラリーの様子(読書後の朝の会)

 

作家の小手鞠るいさんから四中生に向けて直筆メッセージを頂くご縁があり、学校給食とのコラボレーションを実施。

『ごはん食べにおいでよ』((著)小手鞠るい 講談社)の主人公ゆき君が作る「レンズ豆とゆで卵のカレー」を再現し、プロの作家さんを身近に感じながら美味しく頂きました。

 

 

今後も「一歩先の深い学び」と「生徒たちの笑顔」をフォロー出来る魅力的な学校図書館を目指していきます。

 

知りたい!学びたい!に応える学校図書館をめざして   酒井根西小学校

酒井根西小学校は,柏市の最西南部に位置し,手つかずの林や「下田の杜」が学区内にあり

豊かな自然に恵まれた児童数205名の小規模な学校です。

 

校舎の中心にある学校図書館は,授業時間,休み時間と児童が訪れやすい環境になっています。

今年からは,机上の個人用に仕切っていたパーテーションもなくなり,調べ学習に,読書にと

利用しやすくなりました。

 

6年生の調べ学習の様子です。修学旅行に向けて,本とインターネットの情報を利用し,

オリジナルパンフレットを作成しました。これまで調べ学習を繰り返し行っていることで

パンフレットへの引用の記入の仕方もスムーズです。

修学旅行へのワクワクが伝わるパンフレットが多く作成されていました。

 

 

 

こちらは2年生。二人で一冊の本を読み,自分の意見をタブレットで入力。

まずはじっくり「ふたり読み」の作業中です。

 こちらは「新刊展示会」の様子です。この期間はいつもの図書館の様子が少し変わります。

机上には分類別に並べた新刊があり,その机をぐるりと囲むように椅子を

配置します。この準備をしてくれるのが図書委員さんたちです。

休み時間を利用してテキパキと準備を進めてくれました。

気になる本が早く読みたい!と授業時間の他に,休み時間にも多くの児童が

訪れました。

 授業中には先生からの読み聞かせも行われます。この日は,4年生の食育に絡めての

読み聞かせでした。

 

学校の周りの木々の様子も秋らしくなり,10月は読書イベントも行われます。

心豊かな読書の時間,また「知りたい!」「わかった!」の声が多く聞ける

調べ学習の時間,児童に寄り添う学校図書館でありたいと思います。

 

 

 

 

 

第4回学校図書館指導員研修

 9/5(火)沼南庁舎にて、第4回学校図書館指導員研修が実施されました。 2学期スタートにあたり、63校の学校図書館指導員が一堂に会し、実践的な研修となりました。

★2学期の業務について
    大野学校図書館アドバイザー

 「学校図書館の整備」「学校図書館での学び」「選書の実務」等について講義をいただきました。

 児童生徒の学びを支援するため、図書資料を計画的に更新し、「学校図書館図書廃棄規準」を参考に適切に廃棄すること、新聞等様々な資料を備えることが大切だと確認しました。

  

 ★情報BOXのバージョンアップについて
        教育システム 本間達哉氏

 柏市の学校図書館に導入されている図書館電算化システム「情報BOX」をバージョンアップするにあたり、各学校で必要な作業について、説明をしていただきました。

 

★グループワーク「特設コーナー(展示)の紹介」

 小学校と中学校のグループに分かれ、各学校の展示「特設コーナー」を紹介しました。

 


 単元学習に関する展示、児童生徒の作品、季節や行事に合わせた飾りなど、実物や写真を持参しての発表は分かりやすく、「さっそく自校で取り組もう!」とアイデアをたくさん得ることができました。

 グループワークの後、学校図書館コーディネーターの笹間先生から、市内の学校図書館の「特設コーナー」を写真で紹介していただきました。

 児童生徒が本を選ぶ道しるべとなり、学びを支える「特設コーナー」を作ることが大切だと学びました。

 

 学習が深まり、行事も多く、実り多い2学期が始まります。研修で学んだことを活かし、子どもたちが発見・感動し、学びを深める学校図書館となるよう取り組んでいきます。

読書を通して 豊かな心を育てる 十余二小学校図書館

柏市立十余二小学校は, 柏市の北部にある, 全校児童542名の小学校です。

近隣には, 柏ICや, 柏の葉キャンパスTX駅, 柏の葉公園があり, 交通の便の良い, 緑豊かな住宅街の中にあります。

また, 近くには, 東京大学や国立がん研究センターがあり, 国際色豊かな転出入の多い学校です。

休み時間になると, かわいい1年生が, 離れている図書館を目指して集まって来ます。

 

~第1回 お話給食の日~

「ルルとララのカップケーキ」より, 栄養士の山口先生がメニューを考えてくださり, {こまつなとごまのマフィン}を, 作ってくださいました!

図書委員会さんが給食時間に, 本の紹介をしました。

 

 

 

図書館では「ルルとララシリーズ」を展示しました。

あっという間に, 借りられて行きました!

出典 書名「ルルとララのカップケーキ」

   作者 「あんびる やすこ」(作・絵)

   出版社 「岩崎書店」

 

 

~先生方による 新刊のおすすめポップコーナー~

先生方が, 2学期の新刊展示会に向けて, 夏休みの間にポップを書いてくださいました。

新刊展示会が楽しみです。

 

 

休み時間や, 割り当て時間に来た児童が, 集まって来て, 担任の先生に「先生も書いたんですか?」と

「書いたよ!」「どの本ですか?」と, 会話が生まれ, じっくり本の世界へと入り込んでいく児童が, 多く見受けられました。大人気のコーナーです。

 

 

9/11(月)~  9/15(金)に, 1年生~6年生まで, 新刊展示会を行いました。

6年生は, 小学校生活最後の新刊展示会ということもあり, 食い入るように見ていました。

図書館指導員が, 各テーブルを回りながら単元に関わる図書の紹介をしたり, お勧めの図書を紹介して回りました。

「借りたい本が多すぎる!」と嬉しい声も!

 

10月には, 図書委員会さんが中心になっての, 読書イベントがあります。

わくわくするような楽しいイベントになるように, 図書委員会さんが頑張っているところです!

第3回 学校図書館指導員研修

 7/28(金)沼南庁舎にて、第3回学校図書館指導員研修が実施されました。

 2学期からの業務につながる実践的な内容を、講義やグループワークで学びました。

①レファレンスについて

 学校図書館コーディネーター笹間先生より、レファレンスの質問の深め方について、先生向けと児童生徒向けの場合に分けて講義をいただきました。講義の内容を踏まえ、ペアでクイズ形式のレファレンス課題に取り組み、学んだことを確認しました。最後に、あらかじめ作成していた資料を元に、グループに分かれて、実際のレファレンス質問に答えるときにどのように取り組んでいるのか意見交換を行いました。

 

②講義「特別な支援を必要とする児童生徒と学校図書館」

    児童生徒課 指導主事 鶴谷先生より、特別な支援を必要とする児童生徒のために、学校図書館がどのような支援をすることができるのか、講義をいただきました。

 学校図書館指導員は、教員ではありませんが、児童生徒一人一人を理解し、じっくり話を「聴く」こと、愛情を持って声をかけることが、子どもたちの心を育てていく上で大切であるということを学びました。そして、児童生徒が安心して過ごすことのできる居場所として学校図書館の環境を整備することの重要性についても再認識しました。

 

③グループワーク「選書検討会」

 小学校と中学校のグループに分かれ、1学期に購入した図書について、選書検討会を行いました。

 どのグループでも、選書をする上で重視した点や、おすすめの本について活発に情報交換を行う様子が見られました。

 

 短い時間ではありましたが、大変多くの知識を得ることのできた研修でした。この研修を活かし、学校図書館を児童生徒の学びの場としてますます充実したものにしていけるよう、意気込み新たに 2学期を迎えたいと思います。

いつでも、どこでも、自ら学ぶ豊かな心 風早中学校

風早中学校は生徒総数312名、学校図書館はB棟3階西側、両側に窓のある風通しの良い場所にあります。読書を通じて幅広く興味を広げ、情報を活用し、生徒が自ら学べる力を養うことを目標にしています。

 

豊かな心の育成に、本は欠かせないものです。図書委員は、本と生徒の架け橋として活躍しています。毎月の「読書の記録」のチェックのほか、生徒が本をより身近に手に取れるように学級文庫の選書を行ったり、新着本のPOPを作成しています。図書コラボ給食の放送も行いました。

 

 

風早中学校には「風早タイム」と呼ばれる朝の時間があり、1学期前半には朝読書を行いました。

朝読書のひとときは、一人一人が本の世界に入り込み、落ち着いた時間が流れます。

 

各学年の授業でも、色々な教科で調べ学習サイト「Sagasokka!」などのICTと併用しながら、本を活用した調べ学習を行っています。情報ツールを使い分ける力を養いながら、学ぶ力を深めています。

1年生は総合「キャリア教育」・理科「脊椎動物」、2年生は国語「夢を跳ぶ」、3年生は社会「沖縄戦」について調べ学習を行いました。また、ゆりの木学級では、生徒が一人1冊、好きな作品のビックブック(大型絵本)を用いて読み聞かせにチャレンジしました。

 

【3年生「沖縄戦」調べ学習の様子】

 

今年度の風早中図書館は、1学期は空調工事のため、A棟に臨時開館しています。

場所が変わっても、読書センター・情報センター・学習センターとして、生徒の豊かな学びを支えることに変わりはありません。風早中図書館は、いつでも、どこでも、生徒が自ら学び続けることのできる環境を用意し、これからもまい進していきたいと思います。

第2回 司書教諭・学校図書館指導員合同研修

7/4(火)沼南庁舎にて第2回司書教諭・学校図書館指導員合同研修が実施されました。

今回は会場が小学校・中学校の2か所に分かれた実践的研修です。

 

①学校図書館コーディネーター笹間先生より、「調べる学習」についての講義をいただきました。

今年度の重点である「調べる」活動の充実について、まずは5月のワークショップをふりかえり、そして「調べる学習ハンドブック」R5改訂版や、「調べる」学習の問いを引き出す様々なツールが紹介されました。

さらにワークショップで『朝日ジュニア学習年鑑2022』の活用法を学び、また、調べ学習の一連の流れとしてテーマ決めからまとめまでをグループで体験しました。

 

②ポプラ社の電子百科事典「Sagasokka!」の活用について、ポプラ社の上原てるみさんにご指導いただきました。

全員がクロムブックを使って様々なコンテンツを体験しました。

 

司書教諭と学校図書館指導員が「調べる」活動の共同作業をすることで、児童生徒の学びに活かせるヒントやアイデアが生まれました。今回の学びを各校に持ち帰ることで「調べる」学習をさらにもう一歩発展させられるよう、授業に活かしていきたいと思います。

児童と本をつなぐ学校図書館を目指して!高田小学校

高田小学校は、柏市北部に位置する、児童数437名の小学校です。
近くには大堀川が流れており、自然豊かな環境の中、子どもたちはのびのびとした学校生活を送っています。
学校図書館は3か所に分かれています。低学年向け、高学年向け、資料関係が置いてある図書館があります。
どの図書館も校庭に面した場所にあり、日当たりがよく落ち着いて読書ができる環境です。
休み時間には子どもたちの集まる憩いの場所になっています。

        〈高学年向け図書館の様子〉

 

どの学年も、様々な教科で学校図書館を利用しています。館内には新聞コーナーを設置。その横にはSDG'sコーナー。
各学年でSDG'sに関する取り組みを行っているため、手に取る児童が多く、毎回あっという間に貸し出しされます。
1・2年生は、毎時間読み聞かせやブックトーク、本にまつわるクイズを行っています。クイズを使った本の紹介は特に好評で、毎回大変盛り上がります。関連本も紹介することで、普段手に取らない本が借りられるようになりました。

      〈3年生の学習の様子〉

3年生は「国語辞典の引き方」を学びました。最初は戸惑っている姿もみられましたが、だんだんと辞書引きにも慣れてきました。 

       〈4年生の学習の様子〉

4年生は「分類をもとに本を見つけよう」の単元で、学校図書館で日本十進分類法の確認をし、ワークシートを使用したクイズを行いました。

【図書委員会】
新しいメンバーが集まり、今年度も図書委員会の活動がスタートしました。
さっそくおすすめの本をPOPにかき、廊下に掲示しました。それをみた児童から、おすすめの本を書きたいという声が多かったため、おすすめの本が書けるブースを設置し、廊下に掲示しました。それらをみて気になった本を探して借りていく児童の姿も多くみられました。4年生の中には習った分類記号を書く子も。たくさんの素敵な本との出会いがありますように!

6月は、梅雨の季節で室内で過ごす時間が多くなります。そこで、図書委員が計画して、昼休みに「いこいの部屋」にて低学年向けの読み聞かせを行うことになりました。ポスターを作り、読む練習をし、放送でお知らせもしました。当日は、大盛況に終わりました。「楽しかったね。また来よう!」と教室に戻る児童の姿もみられました。

      〈読み聞かせの様子〉

各教室にある学級文庫に差があり、老朽化も進んでいたため、今年度より学校図書館の本を各クラスに持っていく「お届け便」を始めました。「お届け便」の本は各学年に合わせて図書委員と一緒に選び、小さなコンテナに入れて各教室にお届けします。「うれしい!」と楽しみにしている声が聞こえ、図書委員は大活躍です。

たくさんの本に触れ、読書の幅を広げ、ICTと併用して活用できるよう取り組んでいきます。
これからも、力を合わせてみんなが楽しめる学校図書館を目指します。

自ら調べ、学ぶ意欲の育成をめざす学校図書館  逆井中学校

 逆井中学校の図書館は、別館の3階にあります。蔵書は約14,000冊あり、今年度は615名の生徒と教職員が利用しています。

 

 

 室内の窓ガラスには、地域の図書ボランティアの方々が季節に合った果樹のシール(現在は枇杷の木)を貼ってくださり、おだやかで落ち着いた室内になっています。

 

  

 

【授業での活用】

 学校図書館オリエンテーションを行い、逆井中学校の図書館の仕組みを確認し、図書館を利用しています。

 1年生の国語「ベンチ」、2年生の総合「林間学校・福島県調べ」、国語「夢を跳ぶ」では、本とクロムブックを併用して調べ学習を行っています。

 3年生の国語「ビブリオバトル」の授業では、多くの生徒が図書館の本を使って発表を行っています。授業終了後に、チャンプ本の展示を予定しています。

 

【図書委員会の取り組み】

 

 

 5月初旬より感染防止対策用のカバーをなくしました。広々とした台でスムーズに貸出返却ができるようになりました。

 今年度はコロナ前の活動に戻し、週3日(火・水・木曜日)の昼休みと放課後に図書館を開館しています。今年度が始まったばかりですが、来館者数・貸出冊数は前年度の同じころより大幅に増え、活気も戻りつつあります。

 

 

 図書委員会では、委員全員で2種類のPOPの作成をしています。

 1つは、先生のおすすめ本紹介です。今年度逆井中学校に着任された先生方にインタビューして、先生のおすすめ本を伺い、POPを作成します。図書館ではPOPと合わせておすすめ本の展示も行っています。

 もう1つは、新着本のPOP作成です。毎年POPのある本は貸出が多い傾向があるため、図書委員の力作と一緒に展示しています。

 

 

 引き続き感染防止に気をつけながら、授業に、読書に、学校の様々な場面で図書館を利用できるように、図書館づくりを行っていきます。

 

 

 

第1回司書教諭・学校図書館指導員合同研修

5/23(火)沼南近隣センター大ホールにて第1回司書教諭・学校図書館指導員合同研修が実施されました。

①学校図書館担当羽山指導主事より、今年度の柏市学校図書館活用についての講義が行われました。今年度の重点目標は「調べる学習」の充実です。柏市学校図書館が作成している「パスファインダー」と柏市立の小中学校全生徒が利用することができるポプラ社の電子百科事典「Sagasokka!」の具体的な活用方法を学びました。

②学校図書館コーディネーター笹間先生より司書教諭と学校図書館指導員の役割についての講義をいただきました。各学校が作成している学校図書館全体計画の実現に向けて、司書教諭と学校図書館指導員がそれぞれの役割を理解し、車の両輪となって機能することが大切である、ということが理解できました。

③足立区教育委員会 学校図書館スーパーバイザー NPO法人学校図書館実践活動研究会 理事 藤田利江先生より「学校図書館の活性化を図る~調べる学習 基本のスキル~」のテーマで講演していただきました。調べることが楽しいと思えることが大切であり、そのためには何を調べるかの課題設定、問いを自ら立てて取り組むことが重要であることをワークショップに取り組みながら体験しました。

 

【ワークショップに取り組む様子】

【調べたことを共有する様子】

 

たくさんの学びを得た充実した研修でした。参加者からは「すぐに授業に活用したい」との声が聞かれました。「調べる学習」の充実に向けて63校の新たな取り組みがスタートします。

研修会場2階では、柏市学校図書館がお世話になっているTRC図書館流通センター主催の「子どもの力 図書館のためのブックフェア2023」が開催されており、研修前後に司書教諭・学校図書館指導員がたくさんの本を手に取る姿が見られました。

 

楽しく読もう!楽しく調べよう! 風早北部小学校

風早北部小学校は,柏市の沼南庁舎の近くにある,児童数674人の小学校です。

図書館は教室のある校舎とは別の建物にあり,座って読むことの出来るじゅうたんの部屋と調べ学習をする時に便利なテーブルがある部屋,二つの部屋がつながって一つの図書館になっています。

 新学期になり,オリエンテーションや新しい図書委員による委員会活動が始まりました。

〈オリエンテーション〉

図書館の使い方や本の場所を学ぶ学年。おすすめカードを書いて他学年に本を紹介する学年。調べ学習に役立つサイトについて学ぶ学年。みんな一生懸命に取り組んでいました。今年度も読書活動や調べ学習などで,たくさん図書館を利用してくれるといいなと思います。

 〈委員会〉

昨年度は,並んで待っているときも楽しめるクイズを作成したり,読み聞かせを大画面で行ったりと大活躍でした。今年度も「昨年を超えるぞ!」と気合十分。早速,自己紹介カードに取り掛かっていました。

 

楽しく読んで,楽しく学べる図書館を目指してみんながんばっている風早北部小学校図書館です。 

 

 

小さな学校 大きな学び 手賀東小学校

 令和5年4月、豊かな自然に恵まれた手賀東小学校の新しい一年が、全校児童69名でスタートしました。新しい学年での最初の図書の授業は、オリエンテーションです。

 学校図書館のきまりやマナーを「手賀東小学校図書館 利用ガイド」で振り返りました。裏面は「学校図書館地図」になっています。昨年3月に新しい書架が入って、配架が少し変わりました。「新しい場所は覚えられるかな?」「わかるよ~」「本当? ではゲームをするよ!」

 

「本の背表紙に貼られた分類ラベルを大きくしたカードを渡すよ、さぁその3桁の数字から本を探すことができるかな?」すぐに書架に向かう人、助け合って探す人、ひっかけ問題にひっかからないスゴ腕の人、それぞれ体を使って本の場所を覚えました。友だちが探した本の発表を聞きました。最後は「利用ガイド」にラベルと題名を書き写しました。

 柏市学校図書館の令和5年度の重点は「調べる」活動の充実です。調べ学習に使う本が、日本十進分類法の3桁の数字の順に並んでいること、その数字に意味があることなどに触れ、知りたい情報にたどりつく力をつけられるよう、楽しく学べるしかけを提案していきたいと思います。

 またオリエンテーションでは担任の先生から、おすすめの本の紹介もありました。

 小学生のときに夢中になったシリーズの熱いブックトークがあったり、頭をやわらかくするクイズを一緒に考えたり、本のテーマについて話し合ったり、その本がクラス全体を一つにしてくれるような素敵な時間になりました。

 オリエンテーションが終わったら、「学校図書館3つのやくそく覚えてる?」「本のラベルど~れだ?あみだ」「先生方がおすすめしてくれた本」を廊下に掲示しました。

 さて5~6年生の教室では、日光修学旅行にむけてオリエンテーションがありました。昨年の鎌倉も、一昨年の日光も、子どもたちが自分で計画をたてるのが手賀東流。校長先生と担任の先生方から、修学旅行の目的やねらいについてお話があったあとに、図書館指導員から、情報収集に役立つ参考図書の紹介をしました。

 さっそく、本やインターネットで調べたことを、クラスルームのジャムボードで共有していきます。様々な資料を使いこなし、情報を管理するスキルを身につけて、充実した修学旅行になりますように!

 同じ日に「読書へのアニマシオン」の時間も始まりました。

 昨年度から行われている、1~2年生を対象にした読書活動の時間です。「へんしんことば」を考えたり、五七五のリズムを楽しんだり、「本のおたのしみぶくろ」を作ったりしました。今年度最初のアニマシオンは「まちがいをおしえて!『11ぴきのねこ』」です。2回目はわざと間違えて読みます。全員が集中してお話を聞き、そして大笑いしながら、本の世界を楽しみました。

 創立150年という柏市で最も長い歴史と伝統のある手賀東小学校。小規模校ならではの、一人一人に丁寧に向き合える良さを活かし、濃厚な読書活動や、最先端の情報学習を支援できる、そんな学校図書館でありたいと、気持ちを新たにしています。

初任者研修・第1回 学校図書館指導員研修

【初任者研修】
 4/5(水)に今年度採用学校図書館指導員の初任者研修が実施されました。
 学校図書館担当羽山指導主事より、勤務の心得や学校図書館の1年についての講義の後、学校図書館コーディネーターの笹間先生から「学校図書館指導員として大切にすること」と題し授業支援についての講義をいただき、学校図書館アドバイザーより学校図書館の実務について、柏市学校図書館ITサポート員の本間さんから進級処理、学校図書館オンラインの利用等についてをお話いただきました。 
  初任者は3時間の研修を終え、翌日から柏市学校図書館指導員として勤務校での業務が始まりました。

【第1回 学校図書館指導員研修】
 4/6(木)、Webにて学校図書館指導員研修が実施されました。

・学校図書館コーディネーターの笹間先生から、学校図書館の活用推進について講義をいただきました。
 今年度の重点は「調べる」活動の充実です。

 学校図書館は情報活用の場所であり、教科と結びついた読書の支援が重要であること、
「読む」力をつけるには、授業の中で学習の目的をもって様々な「読み」を体験することが大切だと確認しました。

「調べ学習」をサポートする資料や制度がパワーアップしました
(「学校図書館の活用」からダウンロードできます) 

 

・大野アドバイザーより、学校図書館指導員の実務についてお話をいただきました。

 今年度も「ハンドブック」を活用して業務をすすめます

 

 「調べ学習」を支援するために、学校図書館指導員ができること、求められることを確認しました。

 

63名の学校図書館指導員と指導課の先生方とのつながりをいかして、学校図書館の活用推進に力を尽くします。

第6回 学校図書館指導員全体研修

3/22(水)沼南庁舎にて全体研修が実施されました。

指導課の太田先生のお話から研修がスタートです。

【研修① 活動報告発表】

「学校図書館活用実践記録」の冊子をもとに、今年度の活動報告をグループごとに行いました。

各学校の実践発表を聞いた後は、質問コーナーと交流会へと続きます。

 

 

【笹間コーディネーター 講評と来年度へ向けて】

笹間コーディネーターより「活動報告発表」を受けての講評がありました。

学校図書館指導員として、どのような授業支援が必要か考える時間になりました。

 

 

【研修② オリエンテーション】

来年度に向けて、指導課の先生方、小・中学校リーダーがオリエンテーションの実演を行いました。

4月のオリエンテーションですぐに実践できるように、資料も準備しました。

 

 

今年度最後の研修は、63名が一堂に会して実施することができました。

来年度に向けての心の準備も完了です!

 

誰でもウェルカム♬ 本との出合いを応援します 大津ケ丘第二小学校図書館

 「学校図書館大好き」「やっぱり学校図書館は落ち着く」…大津ケ丘第二小学校の子どもたちの言葉です。中には「住みたい!」という子まで。大津ケ丘第二小学校は、児童数約300人。校舎2階にある学校図書館は、窓一面に校庭の桜の木が見える、明るくて気持ちのよい空間です。本をゆっくり読みたい子はもちろん、時には友だちとケンカした子が、心を落ち着かせるためにやってくる場所にもなっています。

図書委員、がんばっています♪ ~図書じゃんけん~

 秋の読書フェア「読書ビンゴ」に引き続き、3学期も図書委員発プチイベントを実施しました。その名は「図書じゃんけん」。本を返しに来た子は、図書委員とじゃんけんをします。連続2回勝つとしおりをもらえます。いつもはシャイな図書委員も、「じゃんけん」と書かれた札を首から下げて台の上に立ち、挑戦者相手に頑張ってくれました。

 

授業ではこんなふうに活用されています ~本の帯づくり、読書会~ 

 

 こちらは、5年生の本の帯の展示です。図書室前の廊下に並べました。通りがかった児童や先生が目をとめるような素敵な帯ができました。さらにこの帯をかけた本の中から、各クラス3冊ずつ選び、学年でビブリオバトルを実施。本への思いを自分の言葉でしっかりと語り、聞いている人の心をつかんでいました。なお、帯の下書きやビブリオバトルの原稿作り、チャンプ本の投票や感想の記入など、随所にタブレットが活用されていたのが印象的でした。

 2月には、今年度最後の読書会を2年生で実施しました。

 

本は『ペンギンのヒナ』です。同じ本を読んで、お互いの感想などを発表し合います。一人一冊の本を手にする特別感がある楽しい時間となりました。「またやりたい」との声がたくさん聞かれました。一人で行う読書とはまた違った読書の楽しさを発見できたのではないでしょうか。

これからも本とともに ~6年間の思い出の本~

 もうすぐ卒業式。そこで、6年生に小学校の思い出の一つとして「6年間で一番心に残った本、思い出の本」を書いてもらうことにしました。大津ケ丘第二小学校では1~6年生までの読書の記録をファイルにまとめて保管しています。それも見ながら、6年間の読書を懐かしく振り返っていました。

 

 書いてもらった用紙は廊下に掲示しました。それぞれに請求記号を添えたので、気になった本を下級生が本棚で探している姿が見られました。もうすぐ卒業する6年生に、これからも素敵な本との出合いがたくさんあることを願っています。

 

 大津ケ丘第二小学校図書館は、今後も心の栄養になるような本や新しい情報との出合いの場となり、子どもたちと一緒に発展していけるよう頑張っていきます。

生徒の学びを支える学校図書館 田中中学校

 田中中学校の図書館は、校舎3階の明るく見晴らしのよい場所にあり、読書センター、学習センターとしての役割をもつ「読書室」と、情報センターとして様々な学習活動を支える資料がそろう「図書室」の2部屋があります。1,2年生の教室と同じフロアで、生徒が利用しやすいため、読書だけでなく、学習課題のための本を借りに来る生徒もいます。

 〈読書室の入り口には、朝読書におすすめの本を展示しています。〉

〈読書室の入り口には、朝読書におすすめの本を展示しています。〉

 学習図書委員と清掃担当の生徒によって、日常的に書架整備や館内清掃がおこなわれており、気持ち良く読書できる空間となっています。

 

〈新着本展示会には多くの生徒が来館しました。〉

 

 

 〈廊下には、学習図書委員のおすすめ本の紹介や読書通帳のイラスト応募作品など、本に関わる掲示物が常時展示してあります。〉

 

  今年度貸し出し1位は、田中スタンダード本の『カラフル』(森 絵都 著 文藝春秋)です。田中中学校区では、小中連携読書活動に取り組んでおり、多くの児童、生徒が朝読書などの時間を使って、田中中学校区の推薦図書である田中スタンダード本を読んでいます。今年度は、学習図書委員が「本の面白さや読書の楽しさに気づき、読書の習慣を身につけよう」という目標を掲げ、学校図書館の本を使った、朝読書全校一斉ブックトークに取り組むなど、積極的な読書推進活動が主体的に行われています。

 

〈朝読書の時間に、班ごとにブックトークを行いました。〉

 

 また、主体的で深い学びを実現するために、全学年、様々な教科で積極的に本とインターネットを使用した授業も行われています。オンライン百科事典(Sagasokka!)を効果的に使用することで、多岐にわたる資料から、学習活動に役立つ適切な情報を見つけ出し、学習に役立てることができました。

 

〈本とインターネットを使用し、SDGsについて調べ、意見文を書きました。〉

 

 これからも、学校生活におけるすべての活動を支える図書館として、田中中学校図書館は生徒とともに進化し続けていきます。

第3回 司書教諭・学校図書館指導員合同研修

 1月30日(月)、第3回 司書教諭・学校図書館指導員合同研修会が、Teams(Web)で実施されました。

 今年度も柏市学校図書館は、『学校図書館活用実践記録』を作成しました。市内各学校図書館の紹介、および学校図書館活用授業の記録をまとめたもので、今回のWeb研修でも実践報告の資料として使用しました。

 そして『子ども司書講座「こんな図書館あったらいいな」』も完成しました。柏市立図書館とともに取り組んでいる「柏市子ども司書養成講座」を受講した児童の、アイデアいっぱいのレポート「あったらいいな こんな図書館 本」を冊子にしました。

★著作権研修
 柏市学校図書館コーディネーターの笹間ひろみ先生より、「学校図書館における著作権」について御指導をいただきました。
 著作権の研修は、一昨年、昨年度に続き三回目になります。今までの研修を踏まえて、「改正著作権法第35条」・「SARTRAS (授業目的公衆送信補償金等管理協会)」など、著作権に関する制度について確認しました。
 続けて、学校における著作権の具体的な事例について、クイズ形式で考えました。

 司書教諭と学校図書館指導員で話し合い、チャットで回答する双方向の研修は、著作権の理解が深まりました。

 

★中学校区での実践報告
 中学校区ごとのチャネルグループに分かれ、自校の学校図書館活用の実践報告をしました。授業実践だけでなく、地域の課題や小中学校の連携について意見交換をする貴重な時間になりました。
 その後、チャネルを移動して4つの地区(北部・中部・南部・東部)ごとに交流し、成果と課題を共有しました。

 

 今年度の柏市学校図書館は「本とICT(インターネット資料)の併用」を重点に掲げています。学習・情報センターとしての学校図書館活用がさらに進んでいくよう、研修で学んだことを学校に広げていきます。

読んで知る楽しさがいっぱい!笑顔あふれる大津ケ丘第一小学校図書館

  情報センター(0類から8類)と,読書センター(9類)の2つの部屋から成る大津ケ丘第一小学校図書館は,校庭の向こうに広がる田畑や木々ののどかな風景を見渡すことができる4階にあります。ほぼ全てのクラスが週に一度来館し,読み聞かせやブックトーク,調べ学習や並行読書などを行います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<笑顔あふれる図書館は憩いの場所>

 昼休みになると,外で遊ぶ元気な子どもたちの声が聞こえてきます。図書館も子どもたちであふれ,活気づきます。

読書の記録を持ってきて絵本を読む低学年。
友達と図鑑を楽しそうに眺める中学年。
お手伝いありませんか?と笑顔でボランティアに来る高学年。

読書好きな子どもたちが集まる図書館は,子どもたちの憩いの場所です。

 また,月に一度,昼休みには読み聞かせボランティア「おはなしランド」さんによる,読み聞かせが読書センターで行われており,毎回満員御礼となる人気振りです。さらに,毎週水曜日には1学年ずつ,朝の読み聞かせもしてくださり、子どもたちがますます本を好きになる時間になっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<情報センターの活用>

 2学期に入った折,情報センターに大型モニターが設置されました!

 情報センターは,主に調べ学習で利用されており,理科・社会・総合など,様々な教科で,活用されます。また,タブレット端末を併用することで,アナログとデジタルの双方の良さを効果的に活用し,読書力の向上を図りながら,子どもたちのより一層の理解と学びを深めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<秋の読書フェア>

 11月には,図書委員主催の読書フェア“読書で”ビンゴ”と“ポップコンテスト”を開催しました。

 子どもたちが自ら選んだおすすめの本を紹介する“ポップコンテスト”には,1年生から6年生まで全学年から,合計60点の応募がありました。子どもたちがそれぞれの気持ちをこめて作成した数々の力作を廊下に掲示すると,休み時間に自分のポップを見に来た子どもたちの嬉しそうな声が響き渡りました。フェア終了後は,ポップを見て気になった本を探して借りる,という光景が見られました。子どもたちは初めて知る本を嬉しそうに手に取り,選ぶ本の幅が着実に広がりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<新刊展示会>

 3学期は新刊展示会からのスタートです!新しく購入した本を1週間展示しました。

 低学年向け・高学年向けの本,スポーツや生き物の本,子どもたちはさまざまな本を手に取って興味深く眺めており,どの本を借りようかな,とワクワクする楽しそうな会話が聞こえてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これからも,子どもたちに読んで知る楽しさを届ける,笑顔あふれる図書館を目指します。 

生涯を通じて学び続ける力をつける 大津ケ丘中学校

 大津ケ丘中学校は創立46周年になる生徒数600名の学校です。昨年度より2期制(前期・後期)になり、10月中旬に後期が始まりました。図書館は2階にあり、日当たりもよく、教室と職員室の真ん中にあるため、人が行き来する素晴らしい立地となっています。一番目につく入口周辺には、新聞と旬な情報や学校行事関連本や授業で使う本などを展示しています。

大津中1

<ワールドカップ企画>

 後期中間テストが終わり、11月下旬から12月はワールドカップ企画で盛り上がりました。2年前、リニューアルされた書架の一部を展示スペースとして使い、サッカー選手の本やサッカーについての本、国旗の本、参加チームの国や食べ物が調べられるようにしました。

 また、優勝チームの予想やごちゃまぜにした国旗の国名を当てるクイズも用意しました。優勝予想は、先生方も参加していただき、生徒も楽しく参加していました。国旗クイズでは、普段お昼休みに図書館ではあまり見ない生徒が問題を解いて、持ってきてくれました。

大津中2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<学習面>

 大津ケ丘中学校の学校図書館教育の目標は、「情報を適切に活用する力をつける」「様々な教科で横断的に図書館の資料を活用する」の2つです。

 後期の授業では、3年 国語「和歌の調べ」、音楽「自分の好きな曲のキャッチコピーを考えPOPを作成する」、2年 国語「坊っちゃん」近代文学の作品に触れる 「二千五百年前からのメッセージ」論語調べ、社会・総合「近畿地方」近畿地方の魅力を伝える(主に修学旅行で行くところ)で、図書やICTを利用しました。図書とWeb、長所と短所を理解した上で、授業内容によって適した情報活用を行っています。

大津中3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 12月から毎朝図書館を開館し、3年生が受験に向けて朝学習を始めました。7時30分~8時20分、集中して勉強することが目的で、約10名の生徒が利用しています。

<図書委員の活動>

 お昼休みは、週5日開館しています。今年度から、曜日に関係なくどのクラスも使用できるようになりましたが、落ち着いて本を読む場所という認識がまだまだされず、本を借りたらすぐ教室に戻る生徒が多いです。

 図書委員も図書館に興味も持ってもらえるように、POP作成や企画の声かけ、委員長の働きかけで、11月から図書委員のおすすめ本を教室に飾るなど活動しています。再度、withコロナの状況下で、図書館の在り方(心を整える読書、知識・教養を増やす、社会人の学び直しには図書館があるということ)を確認して利用に繋げたいです。

 冬休み明けには「新春フェア」を予定しています。新しい年を迎え、運命的な本に出合えるよう準備していきます。

大津中4

第5回 学校図書館指導員全体研修

12/12(月)沼南庁舎にて、全体研修が実施されました。

①授業実践研修

柏中学校で行われた国語の授業実践について、

担当された国語科の三浦佳菜子先生に報告をしていただきました。

「読書を通して知識を広げ、考えを深める授業を作る

 ~『薔薇のボタン』ノンフィクションの世界~」

教科書教材を学習後、たくさんのノンフィクションの本に触れ、

ビブリオバトルにつなげる実践でした。

学校図書館指導員としてどのような授業支援が必要とされているのか

学ぶことができました。

 

②グループワーク 「R5年版 学校図書館活用単元例〈柏モデル〉」改訂

今年度行った授業支援の情報を持ち寄り、来年度に向けての改訂作業を行いました。

 

 

 学校図書館を活用した授業づくりに生かしてほしいと思います。

 

③グループワーク 選書検討会

 今年度2回目の選書検討会です。情報交換することで

 自校の選書をより良いものにしていきます。

「来年度はこういうことを学びたい」という研修の希望もたくさんでました。

 

短時間の研修でしたが、対面で行うことで得られる情報も多く

実りの多い研修となりました。自校で生かしていきたいと思います。

学習に活きる学校図書館をめざして 富勢西小学校

 今年度、富勢西小学校は、創立40周年を迎えました。柏市北部の自然豊かな場所にあり、
全校児童は175名。全学年1クラスです。小規模校ならではの学年を越えたつながりがあり、
児童は明るく元気で素直です。
 図書館は2階にあります。向かいには2年生、1年生の教室があり、気軽に立ち寄って
くれます。
 昨年度、図書館のいすとカーテンが新しくなりました。

 今、図書館内に展示している「百舌鳥のはやにえ」です。百舌鳥は冬に備えて、餌を枝に
さして干物を作るそうです。干からびた蛙が枝に刺さっています。昨年の冬に、校庭で児童が
見つけたものです。図鑑と共に展示したところ、さまざまな反響がありました。

 

【めざせ!年間一人70冊】

 校長先生から、学校図書館だより4月号に「本は心の栄養です。本をたくさん読みましょう!
1年間に70冊以上が目標です。」とメッセージをいただきました。昨年度は残念ながら一歩
及ばず、68冊でした。今年度はリベンジに燃えています。
 年度初めの図書委員会では「みんなに年間70冊の本を読む目標を達成することができるよう
声をかけたい」という意見が出てきました。今年度は達成できそうです。

 

【本を身近に】

 富勢西小学校では、一回の貸出で一人3冊借りられます。3冊のうち1冊は、国語教科書
掲載本か今月学習している本のコーナーから借ります。今月学習している本には、国語だけでは
なく、算数、理科、社会、道徳、家庭科といった全教科の本を集めています。普段は手に取ら
ないような本も多く、でも読んでみたら「意外とおもしろかった」と言ってくれることも。

 また今年度、学校図書館の本を各クラスに持っていく学級文庫を始めました。学校図書館を
利用した際に、児童が学級文庫として読みたい本を選び、図書委員が本を持っていきます。
図書委員は大活躍です。学級文庫は、すきま時間に読まれています。
 昨今、読書離れが進んでいると言われていますが、本が身近にある取り組みを今後も続けて
いきたいです。

 おはなし給食の取り組みも紹介します。
 栄養士の先生の協力のもと、本の中にでてくる食べものが、実際の給食のメニューになります。
図書委員の読み聞かせを録画して、当日の給食の時間に、児童は見ながら食べます。おはなし
給食の本は「読みたい」という児童が絶えません。いつもは残しがちなメニューも、おはなし
給食になると不思議と食べてくれます。
 児童も先生もにっこりの楽しい取り組みです。

 

【ICT活用】

 今年度、富勢西小はGIGAスクール研究校2年目です。Sagasokka!(さがそっか!)の活
用も始まりました。
 3年生では、国語で「絵文字を説明する」という授業で使いました。児童は本、インターネ
ット、Sagasokka!とさまざまな資料を駆使し、ワークシートを作成していました。

 

 本をたくさん読み、本を身近に感じながら、学習ではICTと併用して本を活用していく。

学習に活きる学校図書館を目指して、これからも富勢西小は、変化をしながら取り組んでいきます。

 

第4回 学校図書館指導員全体研修

11/8(火)沼南庁舎にて、全体研修が実施されました。

今回も午前と午後に分かれての対面研修となりました。

 ①「授業支援について」 笹間ひろみ学校図書館コーディネーター

 学校図書館を活用した授業支援を紹介していただきました。

T2としての支援方法や、レファレンスブックの重要性を教わりました。

 

 ②柏市パスファインダー更新について 大野都学校図書館アドバイザー

 毎年新しい情報に更新するため、パスファインダーに記載されている本や、

インターネットサイトの確認作業を実施しています。今回は、リンク申請について

重点的に説明をしてくださいました。

 

 ③学校図書館紹介動画

 リニューアルされた柏第三小学校図書館と、田中小学校図書館を動画で紹介してもらいました。

設備や書架配置、蔵書コレクション、学校の取り組みなど、綺麗で明るい学校図書館でした!

 

 ④「学校図書館紹介」グループワーク 

 各学校の「ウリ」を紹介!ブックフェアの取り組みや掲示物など、

自校でも取り入れるアイディアをたくさんもらいました。

 指導員同士の横の繋がりを大切にし、これからも、より良い学校図書館環境を目指していきます!

 

やなぎっ子の「知りたい!学びたい!」を応援します 高柳小学校図書館

 柏市立高柳小学校は、柏市南部に位置する、児童数約700人の小学校です。

 昨年度、創立50周年を迎えました。地域の方々に見守られ、のびのびと教育活動が行われています。

 

 

 学校図書館は、校庭に面した5年生の校舎2階にあり、日当たりがとてもよいです。教室2つ分の広さのひと部屋に約11,000冊が収められており、本が探しやすく、落ち着いて読書ができる環境です。

 

【新着本で味見読書】

 

 10月初め、新着本展示会がありました。期間中の図書の時間に「味見読書の会」を行いました。「読書の秋の始まりに、たくさんの本を“味見″して読書の幅を広げよう」という目的があります。普段読書をするテーブルにディスプレイされた新着本。児童は全部のテーブルを巡り、たくさんの本を味見読みしました。たくさんの児童が、「読んだことがなかったけど、今度ぜひ読んでみたい!」と思えるような本を見つけることができました。

 

【頼れる存在その1!「図書委員会」】

 

 新着本展示会のためにすてきなPOPをつくってくれたのが、5・6年生の「図書委員会」と「子ども司書」です。

 図書委員会は、普段は休み時間にカウンター当番や本の整理をしていますが、このように特別なイベントを盛り上げるのにも一役買っている頼もしい存在です。

 現在は読書週間に合わせた「読書でビンゴ」のイベントを開催中。ビンゴ用紙や景品のしおりをつくったり、昼休みに感想を聞いてスタンプを押したりと、やなぎっ子がいろんなジャンルの本を読むきっかけになるようにがんばっています。

 

【授業でも活用されています】

 

 クラスに割り当てられた図書の時間には、ほぼ全クラスが学校図書館を訪れています。本の読み聞かせやブックトーク、図書を活用した授業や読書を行っています。

 1学期には、4年生国語「分類をもとに本を見つけよう」の授業を学校図書館で行いました。「日本十進分類法」を実際の書架で確認し、どの分類にどんなジャンルの本があるのかをクイズで確認しました。さらに授業のまとめとして「本のラベルで本をおすすめしよう」を作成しました。授業後、写真のように廊下に掲示し、他学年に授業の成果を見てもらうこともできました。

 全学年の廊下にはブックトラックがあります。授業に関連する図書はこのブックトラックに置かれ、児童がすぐ手に取れるようになっています。調べ学習や、並行読書に活用されています。

 

【頼れる存在その2!「子ども司書」】

 

 図書委員会の他に、学校図書館を支えているのが「子ども司書」です。

 昨年度認定された子ども司書の6年生は、図書館に欠かせない存在です。特に、本の修理の腕前はプロフェッショナル。修理のツールを使いこなし、破損した本をどんどんよみがえらせていきます。

 今年度は9名の5年生が講座を受講中です。過ごしやすく、魅力ある図書館をつくり、やなぎっ子がもっと本を好きになれるようにがんばっています。

 

 高柳小学校図書館は、図書を通じて、やなぎっ子の「もっと知りたい!学びたい!」という気持ちを応援しています。

本と仲良しになろう!高柳西小図書館

 高柳西小学校はいつも、明るい子どもたちの声であふれています。外で過ごすときは元気いっぱいの子どもたちですが、学校図書館では、一人ひとりが夢中になって本を読む姿がみられます。

 

【秋のイベント計画中!】

 10月は、図書委員会がもっとも忙しい季節です。秋の読書週間に合わせて、図書委員全員で、アイディアいっぱいのイベントを企画します。今年のイベントは、本を1冊多く借りられるチケットが当たる「図書ビンゴ」と、放送による「読み聞かせクイズ」。

 

 1年生から6年生までみんながビンゴを楽しんでくれるように、ビンゴカードやチケットを、飾り文字や手描きのイラストをちりばめて作っています。とてもていねいで、心のこもった1枚ができあがります。

 

 

 放送での読み聞かせは、声だけでおはなしを伝えるのがむずかしいところです。聞いている人たちに楽しんでもらえるように、読むところの分担や声の出し方を工夫して、くり返し練習しています。

 

 

【読書だけじゃないよ!図書館で日本一周】

 校長先生の声かけで、夏休みにでかけたところのパンフレットを集めています。誰かが出かけたところは、大きな日本地図に赤いシールで印をつけました。休み時間には、友達がでかけたところのパンフレットをながめたり、地図で場所を確かめたりする高西っ子の姿が。学校図書館は、本を読むだけではなく、いろいろなことに興味を持つきっかけになる場所でもあるのです。

一期(一冊)一会を大切に 光ヶ丘中学校

 光ヶ丘中学校の図書館は、校舎2階、3年生の教室の並びにあり、昼休みには多くの生徒が訪れます。約14,000冊の蔵書が光中の学びと読書を支えています。

 3年ぶりに全校で行われた体育祭。校庭に面した明るい図書館には、練習に励む生徒たちの、元気な声が響きました。

 

【授業での活用】

 1年生の国語「ベンチ」では、作品の舞台となったナチス・ドイツ時代の社会について、興味を持ったことについて本を使って調べ、ライブラリーナビにまとめました。

 「ホロコースト」「アンネフランク」「杉原千畝」「人種差別」など、調べたテーマは多岐に渡りました。

 「歴史は消せないけれど、繰り返さないことはできる。つらい過去を知ることも大切だと思った。」「こういったことを調べる機会を作ってくれて、たくさんのことが知れた。差別を無くす仕事をしたい。」などの感想があり、授業での学びを通して、生徒それぞれが、自分の問いに向き合う時間を持つことができました。夏休み中に全員が完成させたライブラリーナビの作品は、校内審査を経て、「第6回柏市図書館を使った調べる学習コンクール」に出品します。

 このほか、2年生国語では、本とクロムブックを併用し、SDGsを調べてまとめたうえで、明日からの自分の目標を宣言する活動、3年生国語「おくのほそ道」では原文、訳を読み比べ、キャッチコピーを作る活動などが行われました。今後も各学年で図書館を活用した授業が予定されています。

 

 

 

【図書委員の活動】

 光中の図書委員会はアイデアを出し合い、熱心に活動を行っています。

 昼休み中の開館業務はもちろん、給食時の放送でのブックトークや、全校しおりコンテストの企画運営、図書委員のおすすめ本コーナーのPOP作成など、光中の読書活動は図書委員によって支えられています。

 本年度は、新入生歓迎展示として、「一冊一会」コーナーを実施しました。図書委員がそれぞれ選んだおすすめの本の書き出しの一行のみを紹介するPOPを作成し、題名や著者名はわからないまま貸出をする、というものです。

 中学校3年間という限られた時間の中で、出会える本はまさに一期(一冊)一会。一生心に残るような本との出会いを、図書委員と一緒にお手伝いしていきます。

 

 

 

【 いつでもそばに、本を 】 名戸ヶ谷小学校

 名戸ヶ谷小学校は児童401名の、笑顔あふれる小学校です。学校の周りには田んぼやビオトープなどの自然が多く、子どもたちは地域の方々と一緒に米作りを行うなど、たくさんの方々に見守られながら、のびのびとした学校生活を送っています。

 そして、子どもたちの元気な声が響く3階中央に、名戸ヶ谷小学校図書館は位置しています。2年生と3年生の教室に挟まれ、毎日多くの子どもたちが利用しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 また、当校は読書活動を長年大切にしており、学校全体を通じて図書への関心がとても深いです。毎朝「読書タイム」を設けており、子どもたちは自分で用意した本や、学校図書館の本を読んでいます。他にも、各学年のブックトラックには単元に合わせた本や図書委員おすすめの本などを配架し、本が身近に感じられる環境を作っています。

 さらに、栄養教諭と連携し、毎月、給食と本のコラボ「おたのしみ給食」を行っています。本に登場する料理や食材を使った給食を出してもらい、子ども司書による読み聞かせ放送を全校で見ながら、おいしく給食を食べています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1学期には、図書委員おすすめ「本のおたのしみ袋」のイベントを行いました。多くの子どもたちが楽しそうに本を選んで借りていく姿が見られました。図書委員会では毎学期イベントを行うことを目標とし、「みんなが来てくれる楽しい図書館」を目指しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 名戸ヶ谷小学校図書館は2学期もみんなで力を合わせて、よりよい図書館づくり、読書の楽しさを広める活動をしていきます!

第3回 学校図書館指導員 新人研修・全体研修

9/1(木)沼南庁舎502会議室で、第3回新人研修が行われました。

今回の新人研修は、全体研修に先立って「①選書と除籍」「②授業支援」「③蔵書点検」について

指導課の先生方より、ご指導いただきました。特に「②授業支援」の中で、「ビブリオバトル体験」を

実施し、新人学校図書館指導員たちの本に対する熱い思いを知る機会となりました。

 

また、9/6(火)には沼南庁舎大会議室で、対面での全体研修が午前・午後に分かれて行われました。

今回は、二学期の業務について、また学校図書館PCリプレイスに関する研修です。

さらには「ステップアップ研修」に「グループワーク」と盛りだくさんの3時間になりました。

 

【二学期の業務について】:大野都学校図書館アドバイザー

 

【PCリプレイスに関して】:教育システム 本間氏

 

【ステップアップ研修】:笹間ひろみ学校図書館コーディネーター

今回のステップアップ研修のテーマは『廃棄について』です。

2021年に改訂された「学校図書館図書廃棄規準」をもとに、各学校での悩みや困りごとをグループで

話し合い・共有しました。

 

【グループワーク】グループ交流「Sagasokka!」の活用について

7月に実施した「司書教諭合同研修」での各中学校区での話し合いを、学校図書館指導員同士で共有しました。

今後どのように「Sagasokka!」の活用をすすめていけるか、学校図書館指導員という立場を通して

どのような支援ができるか、様々な意見が飛び交いました。

 

今回の研修では、各学校の取り組みや困りごとなど直接話し合いをする時間を多く取ることができ

学びの多い、充実した研修となりました。

学んだことを各学校へ持ち帰り、豊かな「読書の秋」を実らせます。

 

 

 

第2回 司書教諭・学校図書館指導員合同研修

7月29日(金)、第2回 司書教諭・学校図書館指導員合同研修が、Teams(Web)で実施されました。

 

★講義 「本とICTの併用」~「調べる」学習をどう支援するか~

    笹間ひろみ学校図書館コーディネーター

 

  

 今年度の柏市学校図書館の重点は「本とICTの併用」、学習・情報センターとしての学校図書館活用の推進

であることを確認し、「調べる」学習の支援の手立てを学びました。

 実践例として、「Sagasokka!」を活用した授業や、課題設定でのレファレンス・ブックの活用について

紹介していただきました。

 

★講義 「学習・情報センターとしての学校図書館のあり方」
    講師 白百合女子大学非常勤講師 袖ヶ浦市教育委員  中村伸子先生

 

 

 学習・情報センター機能を充実させ、疑問が解決できる学校図書館づくりについてご講義をいただき、

 袖ヶ浦市の「調べる学習コンクール」の長年の取り組みと、優秀作品を紹介していただきました。

 調べ学習で探求することは、自分の内面を見つめ直す機会になり、将来への道へと続いていくことを学びました。

 

★中学校区でのグループワーク協議

 中学校区に分かれて、学習・情報センターとしての学校図書館について、自校の取り組みの情報交換をしました。

  

 合同研修は、調べ学習の意義と、学習・情報センターとして学校図書館が果たす役割の大きさを改めて感じる

貴重な時間となりました。

 

自慢がいっぱい!増尾西小図書館

増尾西小の図書館は、B棟2階にある広々とした図書館です。

子どもたちの教室があるA棟とは少し離れていますが、休み時間にはたくさんの子どもたちが集う

憩いの場所になっています。そんな増尾西小にはたくさんの自慢があります!

 

自慢① 【大活躍の図書委員】

増尾西小は、委員会活動が活発です。

自ら進んで活動することができる図書委員のメンバーたちは、低学年が乱雑に

書架に戻した本を「こうやって入れてね」と丁寧に指導してくれます。

またイベントも盛んです。1学期は「なかよしルーム」で低学年向けの「読み聞かせ」が

ありました。お迎えからお見送りまで、自分たちで行いました。

 

 

 

自慢② 【学校図書館内の大型モニター】

柏市内、どこを探しても図書館内に大型モニターを設置している学校は他にありません。

この大型モニターを使ってPowerPointを使ったオリエンテーションや普段の読み聞かせまで

行うことができます!

 

 

 

自慢③ 【本好きな子どもたち!】

増尾西小の子どもたちは、とにかく本が大好き!

指導員をつかまえては「おすすめの本を教えてください」攻撃に嬉しい悲鳴の日々。

一冊でも多くの本と出会ってもらいたいと、新刊展示会も大々的に行いました。

連日満員御礼の大盛況となりました。

 

〈低学年向け・絵本読み物コーナー〉

〈リクエストの多かった怖い本コーナー〉

他にも、授業や調べ学習で使える本も興味深く手に取っていました。

 

これからも子どもたちの期待に応えられる学校図書館作りを目指します!

 

第2回学校図書館指導員研修

 7/5(火)沼南庁舎大会議室で、午前と午後に分かれて開催されました。

今回は体験型研修です。

 

・体験Chromebook

指導課の太田真奈美先生と教育支援アドバイザーの田中香穂里先生にご指導をいただきました。

 

 指導員1人に1台のChromebookが手渡され、子ども達が授業の中で使っているJamboardを体験しました。

4人1グループで付箋に言葉(しりとり)を入力し、貼っていくというゲームです。スプレッドシート体験

では、夏休みに行きたい場所を紹介し、コメントをし合いました。

 

・体験読書会

 小学校2グループ、中学校グループに分かれて読書会を実施しました。

 

・選書検討会

 各校の選書リストを持参し、情報交換をしました。次期の選書に向けて、みんな真剣に参加

しています。

 

 体験型研修を通して積極的な対話が生まれ、楽しみながら、学びの多い研修となりました。

授業単元での学校図書館活用を推進するために、これからも発信し続けていきます!

 

読んでワクワク、調べてワクワク、そんな気持ちを大切に 富勢小学校

富勢小学校は明治33年に開校した児童数656人の歴史ある小学校です。図書館は

2階で、第一図書室(9類の物語の本)と第二図書室(0~8類の調べ学習の本)

の2部屋に分かれています。年間を通して、読書センター、学習センター、情報

センターとして様々な活動を行っていますが、ここでは近況をご紹介します。

 

五感で絵本を味わう~栄養教諭とのコラボ◆

コロナの感染予防対策を十分行ったうえで、1年生がソラマメの皮むきを行いま

した。図書館指導員が「そらまめくんのベッド」を読み聞かせし、栄養教諭が

絵本に出てきたお豆をクイズ形式で説明しました。むいたソラマメはその日の

給食の献立です。児童からは「ソラマメって大きいね」「ベッドの中はふわふ

わだね」との声が…。五感をフル活用して絵本もソラマメも味わえたようで

す。

 

 

 ◆どこででも百科事典で調べ学習を~Sagasokka!(さがそっか!)の活用◆

柏市で今年度から導入されたSagasokka!(さがそっか!)の活用が、端末

に慣れた高学年から順次始まっています。6年生ではSDGsや修学旅行、

5年生ではお米やAIなどの調べ学習がさっそく行われています。さまざ

まな検索メニューや音声・動画情報など、本とはまた違ったデジタルなら

ではの良さを実感したようです。本と併用しての活用に期待です。

 ◎6年生の自学ノート。自宅での調べ学習にも役立っています。

 

◆ゴールデンアップルめざして~読書のりんごの木◆

毎年3月になると図書館の廊下の窓は、桜の開花でピンク色に染まるの

ですが、それにも増してこの春、図書館に華やぎを添えてくれたのは

「読書のりんごの木」です。これは貸出冊数に応じて、緑の葉、黄色

の花、赤や金色のリンゴの実がつくもので、昨年度から始めました。

今はまだ緑の葉っぱだけれど、ゴールデンアップルめざして、全校で

楽しく読書に励んでいます。

 

◎今はまださびしいけれど…(1・4・6年生用と2・3・5年生用の木の2本あります)

 

 ◎昨年度の「読書のりんごの木」。今年度は全員でゴールデンアップルを実らそう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【読みたい!知りたい!調べたい!に応える学校図書館】柏の葉中学校

柏の葉中学校は創立5年目の市内で一番新しい中学校です。

学校図書館は一面ガラス張りで明るく、床や書架は木の温かみが感じられる造りで、

生徒の憩いの場となっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 <人気の閲覧コーナー>

 

【情報発信する学校図書館】

本を読む楽しさを伝えるだけでなく、「知りたい」という知的好奇心を刺激するような

場所となるよう、日々、情報発信を心がけています。

カウンターには「今日は何の日」の掲示と、それに関連する「おすすめ本」を紹介する

コーナーを設け、毎日更新しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 <新聞コーナーと学習スペース>

 新聞コーナーでは、日刊紙2紙と中高生新聞を読むことができます。

英語の記事や投書欄、時事問題などは切り抜いて掲示しています。

昼休みには生徒たちが閲覧台を囲む姿が見られます。

2年生の国語の授業では、新聞の投書欄を教材として意見文を書き、

希望者は書いた文章を新聞社に投稿しました。

【学校図書館オリエンテーションと自校の推薦図書】

今年度は全学年で学校図書館オリエンテーションを実施しました。

3ケタの分類記号(NDC)と書架の配置を確認したので、本を

元の場所に返すというルールがほぼ守られています。

また、本校ではぜひ読んでほしい本を「柏の葉中推薦図書」として、

各学年20冊ずつ選定しています。その中から、指導員が各学年3冊ずつ紹介しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 <2年生の学校図書館オリエンテーション>

【タブレット端末と図書を併用した授業】

柏市の小中学校では一人に1台、タブレット端末が貸与されていて、

調べものをしたり、レポートをまとめたりと、日々、様々な授業で使用されています。

「絵本の制作」では、市立図書館からお借りした絵本を手に取り、対象年齢や絵本の

ねらいについて考えることから始めました。手描き派もいれば、フリー素材の画像で作る

デジタル派、混合派もいるようです。館内にあるイラストの本やポップアップカードの

作り方の本を参考にする生徒もいます。どのような絵本ができあがるのか楽しみです。

<3年生家庭科 絵本の制作 構成を考え中…>

 【図書委員会の活動】

「来館者と貸出冊数を増やしたい!」

という思いから、図書委員会ではポップの制作を行いました。

館内でおすすめ本とともに展示しています。

図書館だよりや昼の放送でお知らせしたところ、昼休みに利用する生徒が増え、

おすすめ本の貸し出しも増えました。

今後の活動としては、先生方へのおすすめ本取材、柏の葉小学校への読み聞かせなどを予定しています。

 

 これからも、「癒しの場」「信頼できる情報が得られる場」として、学校生活をサポートしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

「子どもの力 図書館のためのブックフェア2022」がひまわりプラザで開催されました。

5月23日(月)から26日(木)、「子どもの力 図書館のためのブックフェア2022」が

ひまわりプラザ学習室で開催されました。

柏市学校図書館でお世話になっているTRC図書館流通センターの主催です。

 

24日は、合同研修会会場がひまわりプラザ大ホールでしたので、

多くの司書教諭・図書館指導員がブックフェアに参加し、

学校図書館にどの本を選書しようかと手に取っていました。

 

 

今回の「ブックフェア」は、SDGsに配慮した方法での開催となっており、

学校図書館での掲示や展示のヒントにもなりました。

 

第1回司書教諭・学校図書館指導員合同研修

5月24日(火)ひまわりプラザ大ホールにて第1回司書教諭・学校図書館指導員合同研修が行われました。

①指導課太田真子指導主事より「3つの視点から学校ができるアプローチ」として、

 読書・学力・GIGAについて講義を受け、生徒の読む力を伸ばす資料の大切さを学びました。

②笹間ひろみ学校図書館コーディネーターより「司書教諭と学校図書館の役割」の講義を受けました。

「選書Q&A」で学校図書館指導員共通の疑問にもご指導をいただきました。

③グループワーク(中学校区)で「学校図書館を活用した取り組み」について各校の「全体計画」を持ち寄り

 話し合い、交流する時間を持ちました。

④今年度から活用が始まる「Sagasokka!」の活用方法をポプラ社の上原てるみさんにご指導いただきました。

新しい授業のあり方について多くのことを学び、充実した研修となりました。

それぞれの勤務校で実践していきたいと思います。

みんなの知りたい!学びたい!意欲のお手伝いをします! 酒井根小学校図書館

 酒井根小学校図書館は,2・3年生の教室の階にありみんなが気軽に立ち寄れる環境にあります。

0類から7類の調べ学習の部屋と8類から9類の絵本の部屋が並んでいます。絵本の部屋には

絨毯が敷いてあるので,読み聞かせを行ったり休み時間には本を読みながらくつろぐ姿が見られます。

 

年間を通しての,さまざまな取り組みを紹介します。

 

◆学校図書館には欠かせない図書委員会

 ゴールデンウィークが終わり,新年度の図書委員会が本格的に始動しました。

今年度は,6年生10人,5年生10人,計20人の図書委員で活動します。毎日の貸し出し・返却から

始まり,おはなし給食,秋の読書まつり,図書新聞の発行など今年度もみんなが本を好きになり

図書館に足を運んでもらうための楽しい企画を,図書委員の子どもたちと共に準備していきたいです。図書委員会の活動の様子おすすめ本のポップ作成

 

◆読書センター・情報センター・学習センターとして

 1年生から6年生までのさまざまな単元の学びを支えています。

単元に沿った並行読書や調べ学習もさかんに行われています。

   

 <写真左>

  6年生 本の書評を小学校生活の集大成として作成しました。

 <写真右>

  5年生 「情報ノート」を作ろうの単元で新聞を使い著作権や要約の学習をしました。

チーム松二小図書館 松葉第二小学校

 昨年度、松葉第二小学校は、創立40周年を迎えました。

柏市北部に位置し、児童数は628人です。松二小図書館は校庭に面した2階にあり、

日差しがたっぷり入る明るい図書館です。

【新年度が始まりました】

①校長先生と学校図書館の連携

 学校が発行する『学校図書館だより』では、学校図書館館長である校長先生から

子ども達へ向けてメッセージをいただいています。

 

 

【学校図書館オリエンテーション】

②先生と学校図書館の連携

 最初の授業は、学校図書館オリエンテーションです。図書館の使い方やマナーについて学んだあと、

国語での学校図書館活用単元で、学校図書館での調べ方や情報活用を学びました。

 

 

2年生「図書館で本をさがそう」図書館案内図を見ながら、書架を確認しよう。(左上)

5年生「情報ノート」を作ろう(右上)

 

【委員会活動】

③子ども達と学校図書館の連携

 今年度初めての委員会活動です。委員長、副委員長を決めたあと、図書委員会の仕事内容を

確認しました。明日から休み時間の貸出返却や、おすすめ本の紹介などを実施していきます。

 1年間がんばります!!

 

【創立40周年を記念して、PTAから本を寄贈していただきました!】

④PTAと学校図書館の連携

 百科事典や国語辞典に加え、絵本の買い替えなどを中心に、109冊の本を寄贈して

いただきました。きれいな本を手に取り、喜ぶ子ども達の姿が多くみられました。

ありがとうございました。

 

 

 松二小図書館は、子ども達の「知りたい、調べたい、学びたい!」に応えるために、

学校と地域が連携し、学校図書館を推進していきます。

第1回学校図書館指導員研修

2022年4月5日。柏市学校図書館も小中63校、新学期がスタートしました。

GIGAスクール構想も2年目。

学校図書館でも今年度の重点として図書資料とインターネット資料を併用し、それぞれの特性を

生かした課題解決型の学習を支援することを定めています。

 

令和4年度スタートの研修もオンラインでの実施となりましたが、対面での研修と変わらない

内容の濃い研修となりました。

今年度は「柏市学校図書館指導員ハンドブック」が新たに導入され、学校図書館指導員が迷うことなく

学校での業務を遂行できる指針ができました。

 

 

学校図書館指導員は、柏市の各小・中学校に一人ずつ配置されていて、

それぞれの学校の学校図書館支援で、大きな役割を果たしています。

経験年数によって各自が目標を定め、学校図書館活用がスムーズにできるように日々

奮闘しています。

 

 

これからも柏市の学校教育になくてはならない存在であり続けられるように精進していきたいと

思います。

 

 

 

第12回学校図書館指導員研修

3月22日(火),今年度最後の学校図書館指導員研修が,Teams(Web)で実施されました。

研修①学校図書館活動報告発表

小学校4グループ,中学校2グループに分かれて,令和3年度の「学校図書館活用実践記録―学校図書館指導員編―」をもとに,自校の学校図書館の様子や授業実践について発表しました。
コロナ禍でも工夫を凝らして行った読書活動の様子や,図書とインターネットを併用した調べ学習の授業支援など,
図書館指導員の一年間の活動の成果を共有しました。

  

 

研修②インターネット百科事典「Sagasokka!」について

 ポプラ社の吉原麻依子氏より,「Sagasokka!」の特長と使い方を教えていただきました。
従来のポプラディアネットが,さらに充実した内容で使いやすくなっています。
柏市では児童生徒が使用する端末のクロームブックでも「Sagasokka!」を利用できます。
新しい確かな情報を得られるので,図書とインターネットの併用学習にとても有用だと実感しました。

 

研修③図書館オリエンテーション実演

図書館指導員のリーダーが,総合百科事典「ポプラディア」と「ポプラディアネット」の活用を組み入れた「図書館オリエンテーション」の実演を行いました。

小学校3年生のオリエンテーション「本で調べよう」
〇目次と索引の説明
〇図鑑・百科事典を使って調べる

  

中学校1年生のオリエンテーション「図書館で調べよう」
〇「図書」と「インターネット」の情報の違い
〇「インターネット」で調べる時の注意点

GIGAスクール構想で学校図書館が果たす役割を意識して,図書とインターネットの特性を生かした学習支援を確認しました。

雪が降る寒い一日でしたが,研修は熱く充実したものになりました。学んだことを,今後の学校図書館づくりと支援に生かしていきます。

 

知るって楽しい! 中原小学校

 中原小学校は,柏市南部の緑豊かな環境にあります。時々,珍しい虫が来訪!

その度に,図鑑で特性などを調べる子どもの姿もみられます。不思議だな?と思ったこと,

もっと知りたいと思ったことは,学校図書館で解決!たくさんの本が待っています。

 

【2つの図書館で学習します】

 『第一図書館』

  3年生~6年生が使用します。

 

   秋の読書月間に合わせて,新着本展示会を

  行いました。今年は,主にSDGsや理科,

  社会で調べる本,国語や道徳の関連本などが

  入りました。全クラスが来館し,味見読書で

  多くの本と触れ合うことができました。

  

 

 

          

 

  

 『よむよむランド』

  1,2年生が使用します。

 

   低い書架が新しく入り,少しリニューアル!

  入口には,きちんと脱いで揃えた上履きが並び,

  よむよむタイムが始まります。小さいながらも

  0類~9類が配架された図書館で,学年に合わせた

  テーマを持った授業が展開されています。  

    

  【楽しかったね!読書会】

  柏市では,読書会用の本として数種類,各40冊を借りることができます。ひとり

 1冊の本が手元に渡り,ゆっくりページをめくりながら,読み進めていきます。挿絵で

 気が付いたこと,好きな場面,主人公や友だちの気持ちの変化など,感じたことを

 伝え合うことができました。この経験が,学年が上がり『おすすめ本の紹介』や

 『ビブリオバトル』につながっていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【大好評!図書委員の読み聞かせ】

  1~3年生向けに,本の紹介も兼ねた読み聞かせの企画です。読む本は,自分が読んで

 おもしろかった懐かしい本や,今年購入の新しい本など,よく選ばれていました。読み

 聞かせ方を学び,リハーサルを重ね,本番です。少し緊張の様子!聞き手の子どもたちも

 心の中で盛り上がっていたのかな?とても楽しんでいました。

 *翌週からは,校内のクラス配信で行いました。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

【蔵書点検】 

  今年は3年ぶりに図書館全冊の蔵書点検を行いました。図書館ボランティアの方々の

 ご協力を頂いて,2つの図書館に分かれて1冊ずつ本のバーコードを読み取っていきます。

 この作業で不明本を把握し,校内に伝えることで,学校のみんなの本が正しい場所にある

 ことの大切さがわかりました。また,ボランティアの方々から「この本を子どもに読ませたい」

 との声も。学校の蔵書を知ってもらう機会にもなり,ご家庭で本の話題になったようです。

 

  

 

      

 

 

 

 

 

 

 

  分散開館など,学校図書館も制限がある中,教室では,並行読書や調べ学習が進んでいます。

 多くの本が学年の廊下のブックトラックに並び,PCとの併用で単元の理解も深まっています。

 調べたことをまとめる力もついてきました。読んで知ることは,とても楽しいですね!

  いつも中原小学校図書館は,興味や好奇心を持って学ぶ子どもたちを応援しています。

               

GIGAスクールの役割を担う学校図書館  手賀中学校

手賀沼の南部に位置する手賀中学校は,開校75年を迎えた歴史と伝統がある中学校です。

学校図書館は2階のほぼ中央にあり,蔵書数は約8,000冊,館内を見渡せる明るい図書館です。

★パソコンと図書の特性を生かした授業★

GIGAスクール構想が始まり,一人一台端末が配られた今年度,手賀中学校はGIGAスクール研究校として,

パソコンを積極的に活用する授業が行われています。

調べ学習では,パソコンだけでなく図書も併用することで,より確かな情報を得ることができます。

「図書館を使った調べる学習コンクール」には40人以上の生徒が作品を応募し,

図書とインターネットを上手に活用して調べました。

 

★NIEの取り組み★

全校生徒が通る2階の共有スペースに,新聞が配架されています。

毎日,日直の生徒が気になる記事を選び,要点や感想を記入して掲示します。

新聞活用学習として昨年度より継続しての取り組みです。

新型コロナウイルスやSDGsに関する記事が多く取り上げられます。

北京冬季オリンピックの期間は嬉しいニュースが並びました。

 

★図書委員会の活動★

図書委員は各学年2人,計6人で活動しています。

日々の貸出当番・学級文庫の管理のほか,「今日は何の日?」(記念日)を調べて廊下に掲示しています。

どの日も様々な記念日があり,何を選ぶか図書委員のセンスが光ります。

 

3年生が卒業する日が近づいてきました。

新しいステージへ進む3年生に,エールを送る本を図書委員と一緒に選びました。

「勇気が出る本」「社会を知る本」「悩んだ時に支えになる本」が並びます。

 

うれしい時もつらい時も,読書は自分を支えてくれます。

人生をより豊かにする本や情報と出会える場となるように,

時代の変化に合わせて手賀中学校図書館も成長していきます。

夢と不思議を見つけよう,広げよう! 藤心小学校

◆ようこそ,藤心小図書館へ!◆

 藤心小は児童数361人,まわりを緑に囲まれた静かな環境にあります。

 図書館は1階の職員室の向かいに位置しています。

◆しげったかな?読書の木◆                      

 読書の記録の枚数によって,「読書の木」の葉の色が変わって

 いきます。

 たくさん読んだ人は,「殿堂入り」に掲示されます。

 自分のおすすめ本を持ってにっこりポーズ!みんなの笑顔が新鮮です。

 

 

  

 ◆給食コラボ◆

  栄養士の先生と相談して行っているおはなし給食のほかに,

  1月の「全国学校給食月間」では,地域の特色あるメニューに

  合わせて,地理関連の本を展示しました。

  立ち止まって読んでいる児童も多かったです。

 

 

 

◆活躍しています,図書委員会◆        

 委員会の開催回数は限られてしまいましたが,図書委員は

 貸し出し返却の他に,各学年のブックトラックへの本の移動,

 学習に使った本の返却,POP作り,本の修理と活躍しています。

 

 

 

 

 

◆調べ学習◆

 4年生国語「『便利』ということ」では,本とクロームブックを並行して

 自分の調べるテーマについてまとめました。

 6年生国語「伊能忠敬」でも,自分の読んだ伝記の人物について,

 年表や生き方,残した言葉などをわかりやすくまとめて発表していました。

 これからも,”夢と不思議”を見つける手助けのできる図書館をめざしていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

第3回司書教諭・学校図書館指導員合同研修

・1/18(火)に,TeamsによるWEB研修が実施されました。

【研修①】

・柏市学校図書館コーディネーターの笹間先生より,「本とインターネットの併用について」の

講義がありました。

 

【研修②】

講義「学校図書館における著作権について」

教育出版株式会社 第二営業部 竹村 尚 氏

・著作権の基礎基本,著作権法第35条についてご講義をいただいた後,

実際の教育現場の事例を基に,演習問題の回答を丁寧に教えてくださいました。

 5つのキーワードの視点を考慮することが大切だと学びました。

貴重なお時間をありがとうございました。

【研修③】

調べる学習コンクール総括

・指導課太田真子先生より,柏市のエントリー情報や審査の様子,来年度に向けてより良い

調べ学習のアドバイスをいただきました。速報として,文部科学大臣賞を受賞した作品の紹介

がありました。

【研修④】

・中学校区ごとに用意されたチャネルを使用し,司書教諭の実践報告会が実施されました。

学校図書館を活用した授業を発表したり,自校の取組を紹介したりしました。報告後は交流の時間

があり,様々な質問や意見を交換できる,貴重な機会となりました。

 

・一人一台端末での学びが始まり,日常的な活用の中で,著作権の取扱いを意識していかな

くてはならないと実感した研修でした。

 

トレジャーハンター土っ子

 土小は2021年大規模工事が終了し,学校図書館もリニューアルしました。

新しい昇降口を入ってすぐ右に進み白木の引き戸を開けるとそこは教室3つ分の

広さがある明るい図書館です。

25年ほど前に,これからは図書館が大事だ,という事から3つの教室を一つにする

ように改装されました。

小上がりになっている畳敷きには絵本が並んでいます。上履きを脱いでのんびりと

読書を楽しむことができます。土っ子デッキ(ウッドデッキ)にもつながっており

日当たりがとてもよく,晴れた日にはデッキでのんびりと本を読む姿もあります。

 

 

真ん中の部屋は主に物語の本,

さらに進むとテーブルと椅子のある調べ学習の部屋があります。

今年度より一人一台の端末を持って図書館に来る姿も当たり前になりました。

パソコンで調べながら本でも調べてみることで情報の裏付けができます。

中には「本のほうが早くてわかりやすい。」という声も聞こえてきます。

 

本を活用した授業の作品も図書館に並んでいます。

 

 

その中で土小の特徴の一つに「こどばの宝箱」があります。

本を読んで「だれかに伝えたい言葉」「つらい気持ちが消える言葉」「心があたたかくなる言葉」

「勇気をもらえる言葉」を見つけたらカードに記入,

せっかく見つけた素敵な言葉を土っ子のみんなで共有しようという取組です。

毎学期末に各学年ごとに優秀賞を選び表彰します。

本には知識の宝,心を豊かにする宝がたくさん詰まっています。

図書館にあるこの宝物を探す,トレジャーハンターたちトレジャーハンターたち,今度はどんな宝物をみつけるかな?

 

読んでみよう!調べてみよう! 光ケ丘小学校

光ケ丘小学校は,今年度創立65周年を迎え児童数893人,歴史ある大きな学校です。

 

図書館は4階校舎の2階。1年生の教室と同じフロアにあります。

学級ごとの図書の時間や休み時間は「読書」・「調べ学習」・「本を探す」等々で

「感染防止対策」を守りながら,多くの子どもたちが利用しています。(先生方の利用も多いです。)

 

                    

★ 授業活用 ★

 本は,各学年での「並行読書」・「調べ学習」にも活用されています。

・図書館で図鑑を使っての調べ学習。

・教室で学年貸し出しの本を使っての調べ学習。

・国語の単元内容に沿った本の並行読書。

 

   「図鑑を使っての調べ学習」                   「本を読んで作成」(どうぶつクイズ)

 

 

 

 

 

 

 

 

・今年度はタブレット端末と本を併用しての学習も始まりました。

【5年生 国語 「古典を楽しむ」】

・本を活用

 古典作品(絵本)を読む。

・タブレット端末を活用

 情報収集。

 挿絵や現代語訳等を確認し,作品の良さや現代に読み継がれている理由をまとめる。

 POPを作成する。

 今後は,このような授業支援が増えてくるでしょう。

 

★ 図書委員会 & 子ども司書 大活躍!!★ 

 今年度は,図書委員24名・子ども司書9名が活動しています。

「秋の読書フェア」では,子ども司書が朝読書の時間に1・2年生の教室へ読み聞かせに伺い,

図書委員は3年生に向けて「ビブリオミニバトル」を2つの部屋に分けて実施しました。

どちらも好評で,今後も続けていきたいと思います。

もちろん,日々の活動にも積極的に取り組み,図書館活動を盛り上げていくために頼りになる存在です。

 

     「光小ビブリオミニバトル」(図書委員)  

             「ブックトーク」(子ども司書)

 

 

 

 

 

 

 

                                       

これからも「読みたい!」・「調べたい!」に応えられる,学校図書館を目指していきます。

第11回学校図書館指導員研修

12月14日(火)に,学校図書館指導員研修が行われました。

今回も午前・午後に分かれて,対面での研修です。

【研修①】

笹間コーディネーターより,手賀東小学校,柏中学校での授業の実践報告がありました。

小学校6年国語『言葉は時代とともに』
中学校1年国語『持続可能な未来を創るために』

小・中学校それぞれの授業に沿った図書館指導員の支援のあり方を学びました。

 

【研修②】

来年度に向けて,リーフレット「学校図書館活用単元例」の改訂作業を行いました。

今年度も,多くの学校図書館活用が報告されました。

 

【研修③】

選書検討会・おすすめ本の紹介では,より良い選書を目指して,情報を共有しました。

 

【研修④】

「GIGAスクールにおける学校図書館の変化や課題」をテーマに,情報交換を行いました。

今年度から一人一台端末を使った授業が始まりました。

変わっていく授業に対応できるように,これからも研修を続けたいと思います。

「読みたい本がある」そんな気持ちを大切に  柏第五中学校

 

               柏第五中学校は,全校20学級の規模の大きな学校で,図書館は,2階3年生

                         のフロアにあります。昨年から,感染防止対策のため,週3日・昼休みのみの

                         開館になっています。

  図書館入口

                        図書館入口

                                                                                                                                                                         

                                           

    ☆図書館活用として,授業で一斉読書・並行読書を行うこ

    とがあり,そのために単元に沿った本を揃えるようにして

    います。普段,あまり手に取らないような本を授業で読む

    ことで,その作家や作品に興味を持ち,本を借りていく生

    徒もいます。

     調べ学習では,タブレットとの併用も行っています。イ

    ンターネットで概要をつかんでから,本で深く掘り下げて

    調べたり,逆に本で調べてみたいテーマを見つけて,関連

    することをタブレットで検索したりしています。

 

 

 

                                     

                    1年生家庭科「郷土料理」調べ

 

 

 

 

    2年生国語

「ライブラリーナビでおすすめの本を紹介しよう」作品展示

 

 

  

  

    ☆図書委員会の活動は,緊急事態宣言下,なかなか思うよ

    うにできませんでしたが,ようやく,カウンター当番に加

    えて,利用者を増やそうと様々な取り組みを始められるよ

    うになりました。12月の委員会では,ビブリオバトルを開

    催する予定です。

 

 

 

                           

 

 

 

                      図書委員会新聞                    

 

     

   

      ☆「本が並んでいる」それだけで図書館には独特の雰囲気

      があります。学校のなかでも特別な場所,だれでも利用で

      きる居心地の良い場所。そんな図書館を目指して,五中の

      皆さんとともに,これからも頑張ります。

 

    今月のおすすめ本のコーナー

 

キラキラ・ワクワクの気持ちをもって~西原小学校

◆ようこそ!西原小図書館へ◆

 柏市の北部に位置し,すぐ隣は流山市という所に西原小学校はあります。

今年で創立50周年を迎え,11月12日には盛大に式典が行われました。

 

 児童数は577名(令和3年11月現在)。3年生以上が使用する第一図書室と

1,2年生が使用する第二図書室の2つの図書室があります。

 

     第一図書室でのよみきかせ                   第二図書室前 掲示

第一図書室でのよみきかせ

 

◆給食コラボとハロウィン◆

 10月の最終週に,読書週間のはじまりに合わせ,栄養士の先生と相談して,給食の献立や野菜などの

食材に関連した本を紹介する「給食コラボ」を実施しました。

 献立表でも紹介した本について,「今日の給食」というメニューを書いたPOPとともに,本を図書室に

展示しました。また,図書の授業では,関連本の紹介や読み聞かせを行いました。

 

 「11ぴきのねことあほうどり」を読んだ日には,すぐに「今日の給食はコロッケだ!」と,子どもたちから

うれしい声が上がっていました。

 

                                   

 外国語授業支援員の先生から,ハロウィンの 

ランタンは,もともと「カボチャ」ではなく「カブ」

だったという話を教えてもらいました。そのことを

子どもたちに伝えるために,図書室に「カブ」とともに

ハロウィンのコラボさせ,掲示しました。                               

 多くの先生方から,掲示や展示のヒントをいただき,

図書室がキラキラしています。

 

 

◆今年の読書イベント◆              

 昨年から引き続き,感染症対策として入室前後の

手洗いや消毒,休み時間の学年別利用など,工夫を

しながら図書室を活用しています。

 秋の読書週間のイベントとして,新刊展示会を

実施しました。また,各クラスの図書の時間に

新刊本を紹介することで,今まで手に取ることが

少なかった分野の本にも興味をもってくれる児童

がいました。

 

 11月中旬からは「よむよむラリー」が始まりました。各学年が条件にあった本を読むと,スタンプを押すことが

でき,すべて達成できたらプレゼントがもらえるイベントを行っています。

 

 コロナ禍で図書室に来る機会は以前より減っていますが,それぞれの教室で,本を読む時間と本に支えられる

機会は増えていると感じています。

 西原小の学校教育目標に「挑戦する子,楽しく学ぶ子」があります。「ひとみキラキラ こころワクワク」を

テーマに図書室は,これからも活動していきたいと思います。

第10回学校図書館指導員研修

11月9日(火)に,学校図書館指導員研修が実施されました。

今回も午前・午後に分かれての実施ですが,久しぶりの対面での研修です。

 【研修①】

 笹間コーディネーターより,MMGの授業実践報告,また各校での指導員の

 支援について報告がありました。さらに前回のオンライン研修でのブックトークの

 講評も頂きました。

 

【研修②】 

 大野アドバイザーには,パスファインダー作成に関する質問や疑問にお答え頂きました。

 11月末の最終提出まで,より良く使い勝手の良いパスファインダー作成に力を注ぎます。

【研修③学校図書館紹介】

 一人五分の持ち時間で,自校の魅力あふれる図書館の紹介をしました。

 図書館入口は季節感でいっぱい!(発表例)

 普段見ることのできない,他校の図書館は工夫や魅力があふれていました。

 

【研修④近況報告・質問】

 3時間の研修は盛りだくさんで充実した時間となりました。それぞれの発表が良い刺激になり,

学校図書館を支える役目を再認識した一日となりました。