柏市学校図書館紹介blog

「誰もが 楽しく 過ごせる場所」 酒井根小学校図書館

 酒井根小学校スローガン「よく学び・よく遊び・だれもが楽しく過ごせる学校」のもとに、学校図書館でも様々な取り組みを行っています。

 館内は、読み聞かせなどを行う「絵本の部屋」と調べ学習などで使う「調べる部屋」の二つの部屋に分かれています。「絵本の部屋」では一つの本を友達と読んだり、上級生が下級生に読み聞かせをしたりと交流の場になっています。

 

 

 各学級の図書館割り当ての時間には、「調べる部屋」の資料を使った学習も行われています。

 

 2年生国語「すみれとあり」の単元では、花のたねや木の実のちえに関する本「ドングリとリス」で読書会を行いました。読書会の最後には、図鑑を見ながらドングリの絵を描き、リスになったつもりで森の中に貼り付ける活動をしました。出来上がった作品を図書館に掲示したところ、2年生の作品を見て興味を持ち、該当の本を借りていく児童も多く見られました。

 

  

 

 3年生国語「国語辞典の使い方」の単元では、国語辞典のきまりや使い方について学習し、意味調べを行いました。図書館の大きな机では教科書やノート、辞典等が余裕をもって広げることができるのも利点の一つです。4年生の「一つの花」の意味調べで「配給」という言葉を知った児童は、戦争中の暮しが分かる本を図書館の棚から探し出し、さらに詳しく意味を理解しようとする姿も見られました。

 

 

 図書館では、本だけでなくオンライン事典「Sagasokka!(さがそっか!)」を使った調べ学習も行っています。様々な教科で調べ学習を行う高学年だけでなく、低学年では生き物調べとして、「Sagasokka!(さがそっか!)」の画像や動画を使用する学年もありました。2学期からは図書館でも電子黒板が使えるようになり、タブレット端末を使った学習がさらに便利になりそうです。

 

 

 また、子ども司書の活動も大変盛んで、図書委員会と共に学校図書館の運営に力を発揮しています。本棚の整理整頓やおすすめ本のポップ、注意事項のポスター制作だけでなく、休み時間の読み聞かせや低学年の本探しを手伝うなどのレファレンスにも積極的に取り組んでいます。

 

 

 今後も授業支援や委員会活動、読書活動などの取り組みを通して、「誰もが楽しく過ごせる図書館」の実現を目指していきたいと思います。