校長ブログ

2021年2月の記事一覧

送る会とネット環境(校長ブログ)

明るい曇り空でのスタートになりました。

今日は6年生を送る会(オンライン)本番の日です。

各クラス自分の教室で会に参加します。
6年生の保護者のみなさんは参観可としているので、パソコン室で見ていただくことにしました。

会のプログラムです。


朝から、ホストの笠井先生と各教室との接続確認等を行い、準備は万全・・・。

2時間目に会を実際に始めてみると、いくつかの教室から「音が聞こえない」「こっちの声は聞こえてるのかな」などの不安の声が聞こえ、多少の混乱を感じつつ・・・。

なんとかなるかな?
このあたりまではそう思っていました。しかし、だめでした。動画は「遅れる」「止まる」「声は途切れ途切れ」・・・。

あれこれやってみた後に、1年生から5年生は別の時間にプログラムに沿って動画を見ることとし、6年生(と、来校してくださった6年生の保護者のみなさん)を優先に、できることを考えました。

結果、3時間目に6年生の教室で、ネットを介さずに準備してあった動画を見ることにし、6年生の保護者のみなさんにも教室に入っていただきました。

各学年の発表はそれぞれの学年らしさが出ていてとても温かく良いものでした。


6年生は、一つ一つの発表を見逃すまいと、じっとスクリーンを見ていました。発表が終わる度に、拍手ももちろんしていました。
1年生から5年生のみなさん。校長先生はずっと6年生の様子を見ていましたが、みなさんの6年生への気持ちはしっかり伝わったと感じましたよ。
よくがんばりましたね。

その後、6年生の発表、先生方の発表、校長の話と続きました。6年生は最高学年らしい工夫のある発表を見せてくれました。先生方の発表は思い出のアルバム風に1年間を写真で振り返りながら、6年生への言葉を重ねました。
校長の話では、6年生の前で直接「自分を大切になんて当たり前、隣にいる友達も大切にしてね」という思いを歌にして伝えました。

卒業式とは違う場での6年生への最後のメッセージです。静かに聞いてくれてありがとう。

さあ、6年生。下級生や、先生方のたくさんの思いを受けて、卒業式までどのような気持ちで過ごしていくか、最後の勉強です。期待していますよ。

学校では、来たるGIGAスクール4月開始に向け、オンラインの会議等を行いながら、機材やソフトに慣れようと努力はしているのですが、どうにもこうにも現在の市内学校関係のネット環境は大変脆弱で時間帯によっては動画も満足に見ることができません。2時間目なら午前の早い時間だからいけるかな、が甘い考えでした。

全校の子どもたちはもちろん、来校してくださった保護者のみなさんも長い時間お待たせして、本当に申し訳ありませんでした。

最後になりますが、企画に携わった江口先生、笠井先生、プレゼントや発表の準備をしてくださった各担任の先生方、動画がうまく流れずに試行錯誤・走り回った笠井先生・・・おつかれさまでした。そして、関わったすべてのみなさん、温かく見守ってくださってありがとうございました。

良い週末をお過ごしください。

今日の子どもたち(校長ブログ)

1月は「く(行く)」2月は「げる(逃げる)」3月は「る(去る)」と言われます。

2月が終わりそうです。
1日1日を大切に、大切に・・・。

今日もからっとした良い天気でした。ただ、空気は冷たかったです。

学校での感染症対策も当たり前に行えるようになってきているなあと感じます。

特に、学校で一番小さな1年生が、きちんとマスクをして鬼ごっこや縄跳びをしている姿を見るとそう感じます。

冷たい空気の中、太陽の下で子どもたちが遊んだり、走り回ったりしていました。みんな自分にできる対策をきちんとした上で、元気に、楽しそうに過ごしています。えらいね。





授業中だってがんばっていますよ。
1、2、3年生です。




4、5、6年生です。



なるべく真面目に学習している様子を写真に収めようとするのですが、カメラを意識してさりげなくこちらを見たり、Vサインをしたりする子がいて日々そのかけひきを楽しみながら回っています。勉強の妨げにならないように気をつけてはいます。
今日は、課題が終わった5年生が思い切りVサインで写っていますがご愛敬ということで・・・。

昨日の作業で美しくなったのり面の様子です。


のり面の中腹に引っかかっていたビニール袋を取りに、試しに上がってみたのですが、乾燥している上に、なかなかの角度で、滑り落ちそうになりました。やはり、作業はプロに任せて正解の領域です。

何をしてるのでしょう2(校長ブログ)

3年生が6年生の教室にいます。
何をしているのでしょう。

3年生は、何やら、緊張している様子です。

何かを渡しに来たようです。

6年生を送る会の招待状を渡しに来たのです。
マスクをして、短時間で渡しました。
受け取った6年生もうれしそう、そしてちょっぴりはずかしそう。マスクでお互いの口元は見えませんが、どちらも笑顔です。


その後、6年生から3年生にお礼の言葉が伝えられました。

今年度の「6年生を送る会」は、緊急事態宣言下のレベル3であり、ガイドラインでの「一同に集める活動は行わない」に従い、準備開始の時点で、オンラインでできる方法を担当者が考えました。
集まらなくても、6年生への思いを伝えることはできます。関わりが少なかった1年ではありましたが最高学年である6年生が気持ちよく卒業できるように、
それぞれの学年が一生懸命に心を込めて準備をしてきました。いよいよ、明後日です。どんな会になるか楽しみです。

冬の寒さが戻ってきました。風が冷たい朝でした。







今日は、敷地内ののり面の整備(草刈り)をしていただきました。高いところなので職員では危険です。プロの力が必要です。


1年間で伸びに伸びた草を刈っていただき、

こんなにスッキリ。
やはり整った環境は大変気持ちが良いものです。業者のみなさん、
ありがとうございます。

春のような(校長ブログ)

先週末から、春のような気候が続いています。
暖かく、思わず外で体を動かしたくなる、そんな感じです。
今日も、なかよしタイムに子どもたちが外へ出てきました。






実は、元気な子どもたちは気温に関係なく外に出てくるんですけどね。それでも、気温が上がってくると、楽しそうに見えます。体の動きが軽やかに感じるからでしょうか。

2月も最終週となり2月の終わりが見えてきました。それでも子どもたちはそわそわするような所はなく、落ち着いて学習に取り組んでいます。






明日の祝日を過ぎると、また水曜日から冬の寒さに戻るとの予報です。子どもたちも大人のみなさんも体調を崩さないように気をつけて過ごせると良いですね。

成長はそれぞれ(校長ブログ)

寒い朝が続いています。

1年生の水やり、習慣になっています。
鉢植えではパンジーが咲いています。その土の中にはチューリップの球根がじっと春を待っています。
ここのところ、チューリップの芽が出てきている鉢もあります。もちろん、全ての球根が「イッセーのドン!」と同時に発芽するわけではありません。
子どもたちも、自分の球根の芽が出ていないと焦る気持ちが生まれるかもしれませんが、芽が出る時期、のび方には個体ごとに差があるので、今はじっと我慢です。

学校は、ご存じの通り、4月生まれから3月生まれの子が同じ学年になります。私は3月25日生まれです。私のクラスにいた4月生まれのA君は、私が生まれておぎゃーおぎゃーと泣くことしかできなかった3月末に、すでに1才目前です。言葉を発していたかもしれません。歩き始めていたかもしれません。スタートの時点でそれだけの差があります。それから期間として縮まることはない約1年での生活体験で当然生まれる「差」が小学校入学までに縮まるとは思えません。
また、同じ4月生まれの子が2人いたとして、全く同じように成長するとも限りません。
同じ学年、同じクラスと言っても成長は本当に人それぞれです。大人が思うようなスピードで成長していない、そういうことに不安や不満を持つことはその時々であるかもしれません。それでも、人は必ず日々成長していきます。また、お家での顔と、外での顔は違います。役割も違います。お家で見ていると「もっとしっかりしてほしい」と思ったとしても、学校では「とてもがんばっている」ということはよくあることです。がんばっている場所があるということは素晴らしいことなのです。(お子さんが、お家でがんばるか、外でがんばるかだったらどっちでがんばってほしいですか。)

そして、何かの芽が出るタイミングも花が咲くタイミングも人それぞれです。(人生100年、という長い期間でみると大船に乗った気持ちでいられますが、正直言うと、人生の前半の受験や就職が他の人たちと同じタイミングで訪れるので、周りの大人が心配になる気持ちもわかりますし、本人もそこで苦労することはあるでしょう。)

将来なりたいもの、したいことなどは今決められるものではありません。夢を持って生きることは大切なことですが、その時々で自分の力を思い知って、夢が変わることもあります。何にしても、ちょっと先、ちょっと先の目指すところを見つけながら進んでいってほしい、今を大切にいろいろな基本を知って、身に付けていってほしいなと思います。子どもたちは今日も成長を続けています。


土日も健康管理に努めて、ご家族にとって有意義な時間になりますように。