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令和2年度 校長室より

あけぼの山への校外学習

 11月12日、2年生があけぼの山への校外学習を実施、私も同行しました。この日は朝からどんよりとした曇り空、加えて冷たい空気…思わず上着を1枚着込みました。雨は降らないとの予報ですが、「寒いかな…」そんな心配だけがありましたが、2年生は全員参加でみんな元気です。今日は生活科の学習も兼ねていて「働く人を見つけよう」というめあてがあります。東門から出てまずは特別養護の施設や企業の野球練習場など、立ち止まって担任教諭が確認していきました。「来たことある!」「幼稚園の頃、ここで太鼓をたたいた」などと、子供たちの興味は思いのほか高い様子です。布施新町を通り、富勢東小入口道路からあけぼの山公園へと進みました。布施新町は25年前に勤務していた富勢東小の学区です。家庭訪問をした子供の家もあり、懐かしさを感じながら歩きました。当時はイチゴ園やミカン園はなかったので、私も興味津々でした。「来たことある!」公園に入っての子供たちの第一声です。公園にはとみせ幼稚園の小さい子達がいましたが、曇り空のせいもあり、閑散としていました。その理由はもう一つ。あんなにきれいだったコスモスがありません。コスモス畑がきちんと耕されて、春に楽しませてくれるチューリップ畑の形になっていました。区画ごとに色のテープが貼られていて、「ここには○色のチューリップ」ということがわかります。数名の方々が球根を植える穴を器具で開けていました。広い畑一杯に咲き誇っているチューリップしか見たことのない子供たちがほとんどでしょう。こんなふうにしてコスモスが終わり、次のチューリップのために時間をかけて準備をしていく…とても貴重な光景を見た気がしました。2年生が3年生になる春、あけぼの山のチューリップを見た時、きっとこの日の光景を思い出してくれることを期待したいと思います。時折陽射しもあり、寒さは余り気にならず、待ってましたのお弁当&おやつタイムでは子供たちの笑顔が弾けました。往復1万3千歩とのこと。結構歩いた子供たちでしたが、頑張って歩き通しました。交通量が多い道路の歩行も、2列から1列になり、気をつけながら歩いていて、「3年生に近づいている2年生」をたくさん実感し、嬉しくなりました。保護者の皆様、様々な準備をありがとうございました。
 「第3波」「感染者が増加」と、不安を感じる状況になっています。柏市内でも学校内での感染者が発生し、報道されました。想定していたこととは言え、やはり不安が募ります。「冬場であっても換気は必要」「やはりマスク着用と手洗い、3密回避に健康管理」という」見出しも多く見られます。これから寒さが増す時期になりますが、エアコンである程度暖めてからの換気開始、常時開の窓を減らしつつ、休み時間には換気タイム、そう取り組んでいきたいと思います。学校生活の中で心配なのは、子供たち同士が密になることと、給食中の食べ方です。必要のない密着を避ける、給食中、同じ方向を向いて食べてはいるものの、始めに比べておしゃべりは増えてきました。この2点については子供たちに再確認しながら、意識を高めていきたいと思います。ぜひ家庭でも声かけをお願いします。このような状況ではありますが、昨日「12月12日は授業参観日」という手紙を配付しました。感染防止策を講じての実施なので、保護者の皆様にもご協力いただくことが多くなると思います。また今後の状況と学年活動の内容を踏まえて、参観方法についてはお知らせいたします。どうぞよろしくお願いします。

 


 

4年生の特設クラブ体験

 朝の空気が冷たく感じる毎日になりました。登校指導に行く際にも、手袋を考えるほどです。実際は陽射しの暖かさもあって、必要はないのですが、身体全身で「冬近し」を感じるようになりました。「だいぶ、寒くなりましたね。風邪をひかないように気をつけましょう」朝の見守りをしてくださっている地域の方と、そんな季節の挨拶を交わすようにもなりました。
 今週火曜日、10日の朝から4年生の特設クラブ体験を始めました。希望する4年生は7時20分に登校し教室へ、7時半からの練習に参加しています。密集を考慮し、運動部は2クラスずつ分けて、交互に実施しています。運動部は30mほどの距離を、走ったり、スキップしたり、変則ダッシュをしたり、担当教諭の指示を聞きながら運動を繰り返していました。昨日は吹奏楽部が活動している音楽室へ。並べられた椅子に23名の4年生が座っています。吹奏楽部の体験活動は実際に吹いて音を出すというのは難しいので、上級生の、パートごとによる演奏を聴く内容でした。まるで4年生のためのミニコンサートです。昨日はパーカッションパートが披露し、4年生は興味津々の表情で見入って、聴き入っていました。実際に吹いたり、たたいたりはしなくても、「自分もあんなふうになりたい!」という思いは募るでしょうね。今週の体験を経て、希望する子供は入部し、活動に参加することになります。音楽も運動も、今年はいつもとは違う活動になっていて、目標を決め、それに向かって取り組むことが難しいのですが、それでも子供たちは練習に参加し、元気に活動しています。「継続は力なり」を形にしていくため、様々工夫しながら、子供たちの意欲に応えていきたいと思います。
 学校でのボランティア活動を紹介します。この日も吹奏楽部の活動には1名、朝から参加してくださっていました。運動部の活動にも1名、参加してくださっています。子供たちを見守り、声かけ、先日はイチョウの木から落ちた銀杏の実をほうきで掃いてくださっていました。今週火曜日は環境整備で草取りや校庭清掃、体育をしていた2年生が「ありがとうございます!」と、嬉しい関わりもあったようです。その他にも校舎内の清掃や消毒、図書室の本の整理整頓や修繕など、今までに数回、または定期的に数回、ご協力いただいています。本当にありがとうございます。「消毒って大変ですね」「学校は広いし、古いし、掃除は大変」という声かけもしてくださいました。学校の実情を見ていただき、理解していただくことは嬉しいことです。またお子様が富勢小に通っているわけでもないのに、募集案内を見て応募されたり、「将来子供が富勢小に通うので」ということで参加していただいている方もいます。皆さんのこのような活動は間違いなく、学校にとって助かることですし、子供たちにとってもとても良い環境になっています。「学習支援」に応募された方も多くいますが、まだ活動ができていません。どのような形が良いのか検討し、お願いをしていきたいと考えています。PTA活動ができない今年ということでの取組でしたが、それとは別に学校や子供たちへの支援ということで、今後も継続していけたら本当に助かります。反省と見直しをしていきながら今後もどうぞよろしくお願いいたします。

11/7 立冬

 日に日に冷え込む朝を感じながら学校に向かいましたが、気がつくとこの辺りの樹木も色づいてきたようです(先日の日光の東照宮のようにはいかないですが…)。校庭のイチョウの銀杏落下はもう少し、続くでしょうか。校庭でも紅葉を楽しめる樹木は数本ありますが、それも楽しみになってきました。今日は立冬。暖かな陽射しの中、紅葉を楽しむことは良いのですが、朝夕は肌寒さを感じるようになりました。先日、学校のエアコンも暖房運転を前にフィルター交換を実施し、準備を進めています。「寒さの中の換気」が話題になっています。今までは教室の両側の窓を開けるということで取り組んできましたが、寒くなると同じようには行きません。「部屋を暖めてから換気を始める、常時開閉は対角の窓、30分に1回の換気」そのような取組をニュース番組で紹介されていました。新しい生活様式の仕方を冬用にマイナーチェンジが必要ですね。考えて行きたいと思います。
 今週5日には、来年度入学する子供たちを対象に、就学時健康診断を実施しました。予定人数は99名です。今年はいつもとは違い、5年児童のサポートはなく、密集を防ぐために時間差受付を実施して、保護者同伴で各教室を回りました。人が集まる場面はなく、また子供たちの側にはお家の方がいるので安心、とても落ち着いた雰囲気の中、実施できました。5年生にとって来年度、6年生として関わるための準備という機会はなくなってはしまいますが、「こんなふうに実施することもできるんだ」感染症の影響による新たな気づきでした。入学まで5か月です。今日は子供たちがいない教室を回りましたが、「4月からはここで勉強するんだ」というちょっとした印象を持ってもらうと良いかな、それを少しずつ膨らませて欲しいな、そう思いました。
 校外学習は来週12日の2年生で、全学年実施することになります。校外学習へのワクワク感は何とも言えないものがありますが、毎週そんな場面を持つことはなかなかできません。毎日実施する授業の中でも子供たちが「ワクワクする、楽しい場面」を持ってもらうために、職員は日々努力しています。先日、4年生の国語の授業を参観しました。自由に創造して、短い物語を作るという内容でしたが、子供たちの書きたい意欲にあふれた、子供たちと担任教諭のワクワク感が伝わる楽しい授業でした。1番良かったと思うのは、担任教諭が例として準備した物語を、ワクワク感一杯で子供たちに紹介、それが子供たちに伝わっていったところです。担任教諭の楽しい表情を子供たちは見逃さなかった…そう感じました。授業を通して楽しいことを考え続けられるのは教員としての大事な資質であり、誰もが得意とするところです。その自分の力をどのように形にしていくか、それが授業前の大事な準備です。「『今日の授業のどこが楽しかった?』という問いかけを授業後にしてみてはどうか。それを繰り返していくことで、子供たちが「楽しさ」という視点で授業を振り返り、主体的に学ぶことにつながる」4年生の授業から感じたことを、先日、職員にはそう伝えました。「授業も楽しいんだ!」そう感じられる子供たちにしていきたいと思います。
 今日、明日は気温が高いとのことですが、来週は低温が続くようです。寒暖の差から風邪を引くことは多いと思います。健康管理には十分に気をつけていきましょう!

秋の日光街道を楽しむ!

 「今年は修学旅行は無理だと思っていたのに、このように行けるとは思わなかった。楽しかった!」到着の会で実行委員の女児は話しました。ただ、楽しかったことだけではなく、6月からの学校再開に立ち戻り、コロナ禍の中、学校行事等は中止の連続、その中で揺れに揺れた6年生の気持ちが痛いほど伝わってきました。この子は毎朝、「校長先生、おはようございます」と、名前付きの挨拶をずっと続けている子です。影響され続ける教育活動の中でも淡々と受け止めながら確実に成長を遂げているのでしょう。日帰りではありますが修学旅行が実現し、実行委員になり、楽しく過ごした後にしっかりとまとめられる…本当に立派だと思いました。予定よりも1時間以上遅れて到着、保護者の皆様の中には来校され、遅れるので自宅に戻り、再度来校という方が多かったと聞きました。その上、到着の式までお付き合いいただき、本当に申し訳ありません。「ぜひ、到着の会を!」という担任の熱意と日光で1日、一緒に過ごした子供たちを見て「これは最後まで見届けていただきたい」思いが強く、19時を過ぎた遅い帰宅になりました。早い集合時刻に始まり、遅い帰宅、そして様々な準備、保護者の皆様、本当にありがとうございました。
 子供たちと満喫した秋の日光・東照宮。「今日1日だけ」という状況が、何でも吸収しようと観察眼がフル回転したような感じでした。まずはバスの中。1組から4組まで5~6名ずつ23名が混合で乗車、2号車は担任は不在で私と本田教諭の2人、そしてバスガイドさんと運転手さんと27名で過ごしました。担任の代わりは本田教諭が務めましたが、一度も「ほら、聞いて!」「静かに!」という注意は学校に戻るまでありませんでした。みんなが担任の話をしっかりと聞き、反応してくれるのです。本当に安心できる雰囲気でした。東照宮や日光街道散策でのグループ行動でも、「待っていようよ」「そうだね、待ってるよ」そんな会話が随所にあり、他を気遣う姿にとても微笑ましく、嬉しくなりました。神橋から東武日光駅までが散策ルートでしたが、これは何と言っても子供たちのお目当てでした。「この店でこれを買う。ここで買った物はここで食べる」と、学校ではイメージを膨らませながら計画してきました。その際、想定外であったのは同じ思いの他人がいて、並ぶということです。プリンのお店でも。ラスクのお店でも、そして団子屋さんでも人は一杯。密を避けながらも、何としても計画実行と整然と並び、本当に嬉しそうな顔ばかりでした。時々小雨が降る天候でしたが、アイスクリームやかき氷まで…かき氷の値段は何と700円。「氷が違う、本当に美味しかった!」と興奮気味でした。途中途中に立っている我々は傘を差しましたが、子供たちには必要なく、雨なんか全く気にならない様子でした。帰りのバス内での感想コーナーでも、「友だちとの買い物が楽しかった!」が2/3、わずかではありましたが、「紅葉が素敵だった」「下調べをしての東照宮、世界遺産に触れて良かった」という感想もあり、ホッとしました。この日ばかりは世界遺産も、プリンの魅力にはかなわなかった…そんな感じかもしれません。
 到着の会で岡﨑教諭が子供たちに2つのことを話しました。1つ目は周囲への感謝、2つ目は
この経験をこれからの学校生活に活かすということです。話を聞く子供たちの様子を見ていて、しっかりと聞き、受け止めている様子がひしひしと感じられて嬉しく思いました。秋の日光と成長した子供たちの姿、そして卒業までの残された日々への期待と、楽しみがこれからも続くことを嬉しく思いながら、1日が終えられました。

11月、明日は修学旅行

 あけぼの山のコスモス、とってもきれいでした!ピンク、赤、白、オレンジ、…単色のコーナーだけでなく、混合のコーナーも。広いあけぼの山公園の中央に、存在感が十分にあります。先週のこと、「あけぼの山のコスモスがきれい!そのため車の渋滞も凄い」という話を聞きました(遅いですよね)。朝、7時前にもかかわらず、近くの駐車場はほぼ一杯です。見に来た人よりも、撮影が目的の方ばかり。絶好のアングルなんだろうなと思われる場所にはカメラが10数台並んでいます。中央にピンクのどこでもドアを発見!この時間帯にも撮影している方は多かったので、きっと日中は並ぶはずですよね。コスモスに風車、横並びの樹木、そして青い空…どこでもドアで、どこかのどかな別世界に行ったような気分になりました。
 10月最終日をきれいなコスモスで締めくくり、いよいよ今日から11月になりました。明日は6年生の修学旅行、日光東照宮への日帰りです。30日(金)は体育館での最終打合せのための学年集会を実施、私も参加して話をしました。7月9日もやはり体育館、目の前の6年生が不安そうな顔で集まっています。「今年の修学旅行は実施しない」という話を淡々と受け止めてくれた子供たちでした。その6年生に対して「日帰り修学旅行だけれど、2日は思い出に残る修学旅行にしようね」と話せる気持ちは、何とも言えない嬉しい気持ちです。『協力して、歴史を学び、思い出に残る修学旅行にしよう』というめあてに対して、雑誌に掲載されていた「ちょっといい話」を紹介しながら、「思い出に残すためには何をするべきか」という話を子供たちにはしました。コロナ禍の中、大勢の人と関わることができるのは6年生ならではです。日帰りということで、訪問先は日光東照宮のみですが、東照宮から東武日光駅までの、日光街道沿いの街並みをグループ散策する時間が設けられています。ここでも多くの方々との関わりはあるでしょう。子供たちの自主性と仲間同士の関わりが求められる場面です。「思い出に残したいのは6年生だけではないよ。先生達も思い出に残したい。そのために全員が考えて過ごすことが大事」そんな話で締めくくりました。「ただ行けば良い」ということだけでなく、「コロナ禍でも子供たちにこんな体験をさせたい」という学年職員の熱意を嬉しく思います。今日までは好天ですが、明日は「曇り一時雨」という予報ですが、気温は思ったほど低くはないようです。祝日の前日でもあり、「東照宮辺りの紅葉は見頃」という情報もあって、車の渋滞や往来の混雑が心配です。「天気が悪いから出かける人が少ないと良いなあ~」、「天候は悪くても、気分が晴れれば良い!」と、勝手な思いになっています。状況に応じて判断し、子供たちにとって貴重な時間となるようにしていきたいと思います。「集合時刻は6時45分」と早く、申し訳ありません。どうぞご理解の上、ご協力ください。
 【逆上がりのコツ】
 30日の17時を過ぎ、暗くなった頃です。戸締まり点検のため、外から校舎を見回っていたところ、逆上がりを練習している母子がいました。思わず私も参加したほど、一生懸命さが伝わってきます。今、体育の学習で鉄棒運動に取り組んでいる学年が多く、休み時間は鉄棒が人気です。その女児は逆上がりを練習していました。「こうしてみようか」ということに対し、本当に一生懸命に練習を続けました。きっとできるようになるはずです。
 技が「できない」状態から「できるようになった」状態になるためにはコツがあり、そのための練習を積み上げていくことが必要です。逆上がりには ○足を振り上げること ○体を引きつけること ○体を巻きつけること が大切で、そのためには台(学校では逆上がり練習補助板)を使っての振り上げ練習や鉄棒に布団干し状態になってから、スイングしながら頭を起こす練習などをしてみると良いでしょう。近くの公園にある鉄棒でもできます。ぜひチャレンジしてみてください。

懇談会への出席、ありがとうございました!


 10月も今日と明日の2日となりました。今月はこの時期初の試みである通知票配付もあり、校外学習も実施するなど、慌ただしい、言い方を変えればアクティブな月だったと思います。目の前の1つ1つをこなし、過ぎてみたらもう月末…来週は11月です。
 ポカポカ陽気になった昨日、今年度初めての懇談会を実施しました。15時から45分間という限られた時間でしたが、ご参加、ありがとうございました。今年度初に加え、短い時間ということもあり、事前にアンケートをとった上でグループトークを入れながらの実施でしたが、いかがだったでしょうか。コロナ禍でいつもと異なる生活を送る子供たちは家庭や学校でどのようにみえているのでしょうか。そのことに視点を当て、「子供に関わる問題を共有する」を目的としたグループトークでした。懇談の様子を見ながら校舎内を回り、若年層職員の学級には教室の中に入って話の様子を聴きました。「ゲームやスマホをどのように与えたらよいか」「宿題や自主学習の与え方」…休校中、家庭で過ごす子供たちから、保護者の皆様が特に強く感じた点なんだろうと思います。話の中では「こうなってほしいんだけど、思うようにならない」「ルールを決めるんだけど、なかなか守らない」「高学年なんだからわかってほしい」と、子供たちへの共通な願いは結構あるようでした。「正解はない」という、保護者の方からの発言もありました。まさにその通りです。学校と家庭では環境が違うし、担任は親のようにはいかないし、学校には周りの目があるし、…大きな違いがあります。「学校ではよそ行きの顔をしている」という発言もありましたが、家が一番ホッとできることを考えれば当然です。
 個々に応じて、タイミングを考えながら継続的に声かけしながら、成長を見守る
きっとこんな姿勢が大事なんだろうと思います。でも、つい言ってしまうことは学校でも家庭でもあります。それを我慢できるか、タイミングを図れるか…とても大事だと思います。伝えたいことはタイミングの良いときにしっかりと伝えないといけません。それで相手に対するこちらの真剣さを伝えることは必要です。昨日の懇談内容については各担任からの報告を待って確認していき、共通な話題については職員間でも共有していきたいと思います。反省点が1つあります。それは保護者の皆様にグループトークの目的を担任から十分に伝えられたかどうかです。そこについても反省し、次回の懇談会にいかしていこうと思います。昨日、欠席された方には各学級で配られた資料をお渡しします。参加された方もそうですが、資料を読んでご不明な点は担任にお尋ねください。それも家庭と学校の大事な連携の1つです。
 今朝のことです。8時20分頃だったでしょうか、体育館付近にいたら高学年男児が遅れて登校、ばったり会いました。「元気?」と声かけすると、一瞬間があって「はい!」という元気な返事。遅れたことは問いませんでした。それが担任ではない私の役割だと思っています。学校には担任とそれ以外の職員がいます。その両者で子供を支えていく…そんなことが学校ならではの関わりだと考えます。そうすることで子供たちは自らの改善点に気づき、修正できていくはずです。そう信じていくと思えば、どっしりと子供たちを見守れるように思います。
 天気予報では「今日は気温が低い」とのことでしたが、やはり肌寒さを感じる日になりそうです。今日は4年生が手賀の丘少年自然の家に出かけました。子供たちの登校はいつもより早く、やっぱり嬉しそうです。きっと今頃は夢中になって、アスレチックをしているでしょう。学校では学べないことをたっぷり体験してきてほしいですね。

今週の学校では…

 先週の土曜日から良い天気が続いています。校長室の窓越しには花壇と鉄棒がありますが、休み時間になると、結構な人数の子供たちが集まってきます。体育の授業で今、鉄棒運動に取り組んでいることもあるのでしょう。逆上がりをしたり、空中前回り(前方支持回転)や後ろ回りを(後方支持回転)をしたり、思うようにできない子は顔を真っ赤にしながら練習しています。花壇に注目している子のめあては虫とりです。目の前に私がいることも気がつかず、トンボをはじめ小さな虫に夢中です。目が合うと「あっ、校長先生!何をしているんですか?」そんな声をかけてくれます。何をするのも良い季節…を時間する秋の一日です。
 27日の火曜日には1年生が生活科の学習を兼ねた校外学習で、北柏ふるさと公園に出かけました。バンダナを首に巻き、リュックサックを背負い、この日の1年生は朝から嬉しそうです。「先生、今日は遠足に行くんだ」「お弁当とおやつを持ってきたよ」と、いつもの挨拶に加え、説明もしてくれました。予報では曇りでしたが、時折陽も差し、活動するには絶好です。この日の目的は「どんぐりや落ち葉を拾い集め、生活科の学習にいかす」ことです。子供たちはたくさん落ちている“秋の自然物”に興奮気味だったとか。様子が浮かびます。美味しいお弁当を食べ、遊び、歩き、そしてお土産を持ち帰り、子供たちは楽しい一日を過ごしました。保護者の皆様、いろいろな準備をありがとうございました。明日の30日は4年生が手賀の丘少年自然の家に出かけて、校外学習を楽しみます。天気も良好で、楽しめるようです。
 この日の学校では保護者の皆様や地域の皆様による除草活動も実施、ボランティア活動に手をあげてくださった20名近い方が校庭のフェンス際付近の草を刈ってくださいました。1時間の活動で、気になっていた校庭の草もきれいになり、スッキリとしました。皆様、ありがとうございました。
 1か月余り使用できなかった正門ですが、校門坂の工事も終わり、本日より使用できることになりました。「やったあ~。学校が近くなった!」そんな子供たちの顔が浮かびます。両側のブロック塀が新しくなり、坂の路面も改修され、なめらかになりました。子供たちはもちろん、保護者の皆様、そして子供ルーム利用の皆様にもご迷惑をおかけしました。ご協力をありがとうございました。本日15時より、学級懇談会を実施します。45分間という短い時間で、内容は限られていますが、何か一つでも共有できることがあればと思います。いろいろと担任に聞きたいことはあるかと思います。それはいつでも電話をいただいたり、来校して直接話していただいたりできますので遠慮なく、お伝えください。どうぞよろしくお願いします。

初めての懇談会

 良い天気になった週末です。土曜日の好天は9月5日以来とか…もう1か月以上前になります。朝から気持ちの良い空気が漂っている感じがしますね。「これが昨日だったら…」そんな声が3年生の子供たちから聞こえてきそうです。昨日は3年生の校外学習で、柏レイソルのホームグラウンド、手賀の丘少年自然の家に出かけました。出発の際には曇天ではありましたが、雨も降らず、「アスレチックできると良いなあ~」そんなことを言いながらも、嬉しそうに出かけた子供たち。14時過ぎに戻ってきた際には小雨も降っていて、「お帰りなさい!」への返答は、「アスレチックできなかったよ…」と悔しそうでした。救いは「お弁当、美味しかった!おやつも楽しかった!」そんな子供たちからの声でした。サッカー場に興奮し、アスレチックは残念でしたが、プラネタリウムにちょい興奮し、お弁当&おやつに大満足の3年生でした。保護者の皆様、お弁当づくりをはじめ、準備をしていただきありがとうございました。
 来週、29日には今年度初めての学級懇談会を実施します。15時から45分間という短い時間の懇談会であり、メール等でお知らせしたように会の内容をある程度、決めさせていただきました。その理由としては次の3点があげられます。
 ①10月に初めての懇談会
 ②45分間の懇談会
 ③今までの懇談会の見直し

 年に数回実施している懇談会ですが、その持ち方については各担任も課題を感じていました。「参加者が少ない」という実態に向き合い。「有意義な懇談会に!」をめざすため、本部役員の方を中心にご意見を伺ったところ、「資料説明という形式が多く、役に立つ情報は得られない」などのご指摘をいただきました。
 29日はコロナ禍の中での、初めての懇談会です。今回は今までの懇談会で多かった、担任による資料説明をやめ、学校と家庭の「子供に関わる上での問題共有」を図るため、お知らせした内容での懇談会にしていきます。その上で時間を有効に使うために、事前にアンケートへのご協力もお願いしています。どうぞご理解の上、ご協力ください。担任には経験豊富なベテラン職員と経験が浅い若年職員がいますが、子供たちと関わっていく上では双方の良さを共有し、連携していく必要があります。若年職員の一生懸命さが子供たちの心に響く場合も少なくありません。懇談会の進め方にしても、若年者は思うようにならないことが多いのは事実ですが、準備をして一生懸命に臨みますので、どうぞよろしくお願いします。
 「協議ではなく、家庭ではわからない集団の中での子供の様子が知りたい」というご意見もあります。細かな場面を取り上げて子供たちの様子を話していくと、担任の一方的な話になり、時間はあっと言う間に過ぎてしまいます。当日配付する資料の中には児童の様子についての記載がありますので、それをお読みいただき、ご不明な点は電話等で、個別に担任と話していただければ細かな様子をお伝えすることができます。限られた懇談時間を有効に使っていきましょう。当日はぜひ、ご参加ください。
 来週は10月も最終週になります。感染症の話題に加え、インフルエンザという言葉もよく目にするようになりました。大事なことは健康観察をしながら体調管理に努めることです。検温&カード提出、マスク着用、うがい&手洗い、そして異常がある場合の休養、…心がけながら、楽しく過ごしたいと思います!

成長を実感、日帰り林間学校

 昨日、今日とまさに秋晴れ!気持ちの良い天候が続いています。昨日はこの好天の下、5年生の林間学校を「手賀の丘少年自然の家」で実施しました。昨年までは群馬県の赤城での実施でしたが、感染症の影響で予定したことは実施できず、日帰りの林間学校を検討、手賀の丘での実施となりました。バスで30分あまりで到着する距離です。朝8時40分に出発して、夜8時40分に学校到着したちょうど半日、子供たちは実に様々な体験をしました。そして随分と成長し、とても嬉しく感じました。
 何と言っても近いことと好天であったことで予定通りの4つのイベントができました。到着して昼食までに1つ、夕飯までに2つ、そして夕飯後に1つと、移動時間を要する場所ではできないことです。子供たちは練習してきたことや計画してきたことに取り組めたことで満足だったでしょう。
 ①少年自然の家周辺のウォークラリー
 ②フィールドアスレチック
 ③創作活動
 ④キャンプファイヤー

 私も子供たちに混じってウォークラリーの行程を歩きました。コマ地図の読み取りに苦戦しながらも残り10コマまでいきましたが、そこで痛恨のミス。子供たちと悔しい思いをしました。畑や森林が広がるのどかな風景の中、「大丈夫?道に迷っていない?」の声かけや挨拶を交わすなど、4㎞ほどのコースでしたが、地元の方々との交流も楽しみました。
 午後の創作活動では2時間、子供たちは七宝焼きや勾玉づくり、篆刻(てんこく)づくりに分かれて、自分の作品作りに夢中になりました。「『これでいい』ということは言いません。限られた時間内で、自分がいいと思うまでやり続けることが大事」と、指導してくださった先生方から言われた子供たち。特に勾玉づくりの子供たちの中には、最後の磨き作業に熱が入り、最後はつるつるに…。できあがった作品を見て、とても嬉しそうにする姿が印象的でした。
 弁当形式の夕飯後は、進行役、ダンス、ゲーム、そして火の神と火の子による点火など、マスクをしながらの練習を繰り返してきたキャンプファイヤーです。6時を過ぎる頃には辺りは真っ暗で、夜空に輝く三日月と星が際立ちます。当然のことですが、学校での練習は昼。真っ暗の中では友だちの顔すらわからず、明かりは目の前のファイヤー…これだけでも盛り上がります。点火の儀式や歌、ダンスにゲーム、子供たちは夢中になって楽しみました。計画し、練習してきたことが、想像以上の良い雰囲気の中で実現し、子供たちは大きな満足感を得られたでしょう。
 林間学校の、子供たちが決めためあては『仲間との絆を深め、楽しい林間学校にしよう』です。開校式で私は、「絆って、わかりやすい言い方をすれば、『お互いを大事に思う、心のつながり』。今日一日、この自然の家で、同じ時間を、同じ思いで全員が過ごすことができるか、試されている」と伝えました。実は子供たち、バスの中では係が話していても口をはさむ、大きな声は出す。到着しての写真撮影の際にも、時間を気にしない、周りを見ない、なかなか動かない、という様子が随所に見られ、担任教諭から指導される場面もありました。でも考えたら仕方ないかもしれません。4月の学級づくりもなく、運動会での集団行動も未経験、大勢で合わせる経験は実に少ない状況での林間学校。「こうやってほしい」と求めても、なかなかできるものではありません。子供たちのそんな様子から、4月から学校や学級の行事を経験し、積み上げることの大切さを実感しました。
 そのような思いでスタートしたこの日でした。夜の7時半を過ぎた頃から始まった閉校式、実行委員の話が始まると、「始まったよ、静かに!」との声かけ。渡部教諭は「キャンプファイヤーからの帰りに『夜の8時過ぎまでこうやって楽しめるのは、施設の人のお陰だよね』と言ってくれた人がいたんだ。先生はとっても嬉しかった」と紹介。井上教諭は「午前中はトイレのスリッパがバラバラだった。でも指摘をしたら、それ以降は自分で気をつけたり、気がついてそろえたりで良くなった。先生は嬉しくなった」と紹介。閉校式の様子は朝の様子とは違った雰囲気になりました。集団生活で子供たちが関わりながら、失敗したり、成功したり、教職員からの指摘で気がついて改善したりして、子供たちの行動は変わっていきました。子供たちの成長ぶりを嬉しく思います。たった1日ではありましたが、貴重な経験の場となりました。
 もう一つ。現在工事中のため正門を利用してのバスの出入りはできない上、感染症の影響により、利用するバスの台数が増えました。そのため、乗り降りする場所を富勢運動場の駐車場をお借りすることになりました。その初日が昨日の林間学校。運動場の職員の方がバスをはじめ車の誘導をしていただき、大変助かりました。また遅い時間にもかかわらず、校庭と運動場駐車場に分かれての引き取りに協力していただいた保護者の皆様にも感謝です。大勢の皆様の支えの中、林間学校が実施でき、その上、子供たちの学びと成長があったことはとても嬉しく思います。皆様、ご協力をありがとうございました。


 

明日から後半へ

 本当に寒かった昨日、皆様どのように過ごされましたか? 気温は12~14℃で、12月頃の陽気だとか。電車に乗り、柏駅周辺に行きましたが、多くの人は冬の装いでした。一気に季節が変わってしまうことはないでしょうが、暑かった盛夏から少し涼しさを感じるようになり秋へ、そして晩秋、冬へと時間は確実に流れていることは実感できます。朝のニュースでは奥日光の紅葉を紹介する映像が流れていました。紅葉があっての冬、もうしばらくは秋を楽しみたいですよね。
 明日から今年度の教育活動も後半に入ります。先週の6年生の授業中、ざわついた雰囲気から切り替えられないので「来週からは6年生の後半、中学生に近づくのにこれでは困る」と指摘すると空気が変わり、いつもの授業風景に戻りました。今の学年の充実期であり、次の学年の準備でもある後半に明日から入ります。
 でも忘れてはいけないのは感染症のこと。週末のニュースでも「感染者数は増えたり、減ったり。一方で重傷者数は高齢者を中心に増。油断できない状況」という報道がありました。数の推移を示したグラフを見ても、この先、減るようになるとは思えません。まだまだ予防のための新しい生活様式を、当たり前にしていかないといけないと言うことです。
 ○毎朝の検温とカード提出
 ○マスクの着用
 ○手洗いの繰り返し

以上の生活様式は継続し、子供たちの“当たり前”にしていきたいと思います。朝、登校の見守りをしていると、「先生、マスクを忘れてしまいました」と、心配そうに訴えてくる子がいます。「保健室に行ってもらえば大丈夫!」と返答していますが、マスクをしている周りの様子を見て、「あっ、しまった!」となるのでしょう。でもそれは、意識していることの現れで、良いことだと思います。感染症の予防については、混雑しているから、大きな声にならないように、給食後のマスク着用など、子供たち自身の行動がかなり意識化されてきました。いつまで続けなければいけないのかは見通せない状況ですが、励ましながら継続していきたいと思います。
 学校内での集団感染予防のためには。各家庭の協力は欠かせません。ご家族の健康状態に異常があった場合や濃厚接触者に特定され場合、PCR等の検査を受けるようになった場合は早めに学校に連絡してください。念のため自宅での休養をお願いする場合もありますが、連絡いただくことで、少しでも万全な対応につながることもあります。
 明日からの後半も、保護者の皆様のご協力をいただきながら、予定していた教育活動に取り組み、子供たちの成長につなげていきたいと思います。