校長室より

平成31年度 校長室より

みどりの日

 「長いなあ~」と思っていた10連休も、過ぎてみれば残りは今日と明日の2日間です。ニュースでも「10連休、残り○日」などという内容とともに、「ちょっと長いかな」「することがなくなってきた」という声や「これだけ休んだんで、仕事がしたくなってきた!」そんな声も紹介されていました。子供たちはどうでしょうか?時間が有効に使える休みを満喫していますか?
 時間を有効に…と言いましたが、私はこの連休中、新聞を読む時間を有効に使っています。昨日は「みどりの日」でしたが、だからといってそれを取り上げた記事がそうあるわけではありません。(私の見る限り)コラム欄にだけ、ありました。「悲しめるもののために みどりかがやく くるしみ生きむとするもののために ああ みどりは輝く」という室生犀星の詩を取り上げて、新緑のエネルギーを吸収し、英気を養うにふさわしい、と扱っていました。3月、4月が慌ただしかっただけに、よくわかります。きっと学校の職員もそんなことを感じながらこの連休を過ごしているんだろうと思います。最後にはこう書かれていました。「薫る風に憂いを払い、心機一転、次なる一歩を踏み出したい」…10日も休めば、「もうちょっと」ということにはならないかもしれませんね。「よし!」と思って、7日から始まる日々を過ごしたいものです。
 「みどりの日」に刺激を受けたわけではありませんが、昨日は朝から埼玉県深谷市に出かけました。電車で出かけられて、ちょっとした話題があり、歩き回れるところ、…そんなことで、数年後、お札の肖像画に取り上げられることが決まった渋沢栄一の故郷、深谷市でした。暑さで有名な熊谷市の先、ということもあって、10時頃の陽射しは強く、やっぱり暑い!そんな感じになりました。東京駅に似たレンガ造りの駅舎(駅を出ると大勢が振り返り、駅舎を見上げていました。やっぱり見事でした)からバスで10数分、記念館や旧渋沢邸がある場所は、緑が広がる静かな場所でした。記念館には訪れる人は多く、小学生も結構たくさんいました。「経済界の父」と言われる渋沢栄一ですが、小学生には少し難しいかな…記念館の展示物からはそんな感じを受けました。私の目にとまったのは「深谷の子『6つの誓い』~渋沢栄一翁の心を受け継ぐ深谷教育」というリーフレット。夢に向かって努力、毎日勉強、たくさん挑戦、体験、進んで挨拶、くつをそろえる、心のこもった言葉、の6つを示し、夢と志を持ち、真心と思いやりのある深谷の子を育てる心構えが書かれてありました。学校で求めていることは同じであっても、身近に「渋沢栄一」という目標となる先人がいると子供たちに与える影響は違うかもしれません。記念館から旧渋沢邸までは歩いて10分ほどでしたが、小学校があり、住宅地があり、畑があり、…そんなどこにでも見られる普通の場所です。ネギが有名な深谷ということもあり、歩いているとネギの香りも味わえました。地域の中で育っていき、将来、地域を支えることになる子供たちにとっての地域の大切さを改めて感じました。深谷での半日は、とても有意義な時間になりました。
 さあ、今日は「こどもの日」。何かをやってもらえる日とするのではなく、自分の役割を考えることもしたいですね。今日と明日の2日間、「何もすることがない…」と言わずに、積極的に取り組むことを見つけて有意義に過ごしたいものです! 

新緑の5月

 10連休も後半に入りました。子供たちは連休を満喫していますか?せっかくの時間、有意義に過ごしていますか?異常や事故等の連絡もなく、子供たちの楽しむ顔が浮かびます。新緑の5月になりました。昨日の午前中、予報とは違って明るい陽射しが差し込む晴れになり、思わずウォーキングに出ました。ここのところ、何だかんだと理由をつけてサボっていただけに久々です。4月の始めは黄色やピンク色に染まっていた景色は、緑色。こんなに色々な緑色があるんだと感心してしまうほどです。ウグイスの鳴き声も、長い間、響き渡り、鳴き始めの頃に比べると自信がみなぎっているように思います。季節は春真っ只中、そんな感じです。
 「平成」から「令和」へ。ここ数日はテレビを見ながら過ごす時間が増えました。平成に変わった時とは違い、平成最後の商戦やカウントダウン、改元生中継など、年越しのようなお祝いムードを味わいました。皇室を扱った番組も多く、天皇陛下をはじめ、人となりを知ることで、味方も違ってきます。また「お言葉」ということで、その内容についても関心が高まり、改めて「誰が、どんなことを言うか」の重みと人の表情の大切さも感じます。ところで天皇陛下は私と同じ、昭和35年生まれ。早生まれなので学年は一つ上です。小さい頃、「浩宮様と同じ年に生まれた」と母親から聞かされた記憶があり、何か身近に感じてきた思いがあります(大変恐れ多いことですが)。小さい頃からそういう環境の中で育ってこられたことはあっても、5月1日を迎えるに当たっては様々な思いもあるはずです。それでいてあの穏やかな表情から感じる安心感はとても頼もしく感じます。「寄り添う」という言葉も何度か登場し、継続して寄り添っていくことの大切さも感じました。「令和時代はどんな時代に?」というインタビュー場面も多かったのですが、良い時代にしていくための働きかけや準備も大切ですよね。
 連休明け、7日から、平成31年度から継続される令和元年度の教育活動がスタート。保護者の皆様との連携のもと、児童理解を図りながら、まずは運動会です。児童に寄り添いながら、そして準備に努めながら取り組みます。

第1回、PTA常任委員会

 10連休の初日、27日はどんよりとした曇り空でした。この日行われたのがPTA常任委員会。役員や各学年、ベルマーク、厚生等、専門部の役を務める方が30数名集まり、今年1年、仕事を進めていく上での必要なことを確認しました。神長PTA会長が「今年は120周年行事を控えた年。新しいことに取り組むこともあるかと思うが、できることから楽しくやっていきたい」との話がありました。富勢小PTAの常任委員会は年6回ありますが、最初と最後は土曜日開催。昨年度の6回目は3月。役を務めあげたと言うこともあり、会議室には安堵感が漂います。この日はやはりこれから始まることへの不安感と何とも言えない緊張感がありました。今年度の最終回は2月29日(何で29日?そうですよね、来年はオリンピックの年で、うるう年なんですよね)。その日の安堵感に向けてスタートしました。会長さんの「できることから、楽しく」はちょっと勇気づけられた感じがしました。
 今日の会は協議と言うより、確認事項や連絡事項をしっかりと聞き、確認していくことがメインでした。一通り、会の内容が終わる頃、会長さんが「この常任委員会はせっかくの機会。子供のことについて学校と話ができる場にしていきたい」との発言がありました。すると子供の安全面について、4つの指摘がありました。放課後、目にした自転車の斜め横断、部活動後の下校の様子、登下校時に自転車と接触した際の対応、そして欠席連絡の在り方についてです。危険な行為を目撃したら即注意が必要という意見がありました。それはとても大切で、子供はそこから学ぶことは多いはずです。でもなかなかそれができない状況もあります。欠席連絡を電話や連絡帳以外のアプリを利用したものにならないか、という指摘もありました。実際に保育園や幼稚園が行っている例もあるとのこと。「本人確認」と言う点で問題を感じますが、どんな状況で利用しているのか、様子を確認していきたいと回答しました。
 私も会長さんの発言に賛成です。小学校6年間で子供が健やかに成長して行くには、家庭との連携は欠かせないもので、そのためのPTA組織の役割は重要です。組織があると言うことだけでなく、組織をどのように活用していくかです。この日の常任委員の皆さんは私達学校と713名いる児童の保護者との貴重なパイプ役。それぞれの与えられた仕事をしながら、意見交換することで保護者の皆さんの思いを知ったり、学校の取組の意図を理解していただいたりができると思います。限られた時間ではありますが、常任委員会をはじめとする様々な会議の場を有効に活用していきたいと思います。
 常任委員会後から天候は回復、昨日はポカポカとして良い天気になりました。平成から令和に変わる節目の連休真っ最中です。明日、明後日は雨、という予報も出ていますが、時間を有効に使い、充実した時間を過ごしたいものです。

明日から連休スタート!

 昨日までとは打って変わって、肌寒い一日となりました。今朝の登校には傘が必要…1年生にとっては初めての「朝から雨」の経験です。長靴を履き、カッパを着て、傘をさす…今日の雨はそれほど強くは降らなかったのですが、やはり雨の日はしっかりと準備をして登校した方が良いと思います。そんな登校風景でしたが、「校長先生、おはようございます!」と、しっかりと挨拶する1年生が目立ちました。名前をつけての挨拶は、昨年の入学式から1年生に紹介しています。ですから今の2年生も、堂々と「校長先生!」としっかりと名前をつけてくれます。1、2年生の声が大きいと、回りには確実に伝わるので、今日は1年生の挨拶につられて、6年生も「校長先生、」と名前をつけて挨拶してくれました。このまま広がっていけばと思った光景でした。
 さて明日からいよいよ10日間休みが続くGWが始まります。この間全て、何処かに出かけて過ごす、というご家庭はそれほど多くはないと思います。勤務がある保護者の方もきっと多いでしょう。そうなると、いつもの休日のように近隣で遊ぶ、日中は子供だけで過ごすという子も多いはずです。先日、住民の方から歩道の歩き方、自転車やキックボードの乗り方について、指摘を受けました。「県道沿いの歩道の歩き方が危ない」「自転車やキックボードで歩道通行のマナーが悪い」という内容です。確かに、路側帯の縁石に乗って車に接触したり、車道側に転倒したりする事例は今までにもありました。また子供が運転する自転車が歩道上で歩く人に接触して、大きなけがにつながった事例もあります。また今週、23日には青信号で横断していた児童が暴走してきた車にはねられ死亡する、痛ましい事故もありました。その2件の事例もあり、連休前ということもあって児童には交通事故から身を守ることについて各学級で指導をしました。
 ・信号が「青」であっても左右確認
 ・横断中は、おしゃべり、悪ふざけはせずに素早く渡る
 ・歩道はあっても車道の車には十分に気をつける
 ・歩道や路側帯は歩行者が優先。自転車、キックボードによる迷惑はしっかりと考 える

声かけだけですぐにはできるようにはなりません。繰り返しの声かけを継続しながら、自分事として考えられるように「自分の命は自分で守る」意識を高めていくことが大事です。そのためには学校でも、家庭でも伝え続けていきましょう。
 実は今日、避難訓練実施日でした。「地震発生⇒机の下のもぐる一次避難⇒経路を通って校庭への二次避難」が目的でしたが、残念ながら雨。そこで今日は教室での一次避難だけにしました。9時35分、スピーカーから緊急地震速報が流れました。1年生にとっては初めての避難訓練です。廊下にいて様子を見ていました。速報にキョトン、でもすぐに机の下にもぐり、「しっかりと机の脚を押さえて」という担任の指示を聞き実践、シーンとした時間が過ぎました。「次の指示があるよ。しっかりと聞いて」という担任の声もはっきりと聞き取れます。「まず、自分の頭をはじめ身を守る、指示を聞いて避難する」ことは基本ですが、やはり「自分で判断する」ことは何をおいても大切です。機会ある毎に、全校児童が学んでほしいと思います。
 「楽しい10日間だった!」となるためには無事であることが大前提です。交通事故の件、自然災害の件、時間に少し余裕がある連休中に声かけしてみてください。では皆様、楽しい10日間にしていきましょう!!

PTA総会

 新学期、4週目の始まりとなった月曜日。今年度から週始めの朝、部活動はなしという取組を始めました。どんな様子で朝の時間を過ごしたのでしょうか?7時40分頃は、ほとんど通らない高学年児童も、今日は仲間同士で登校してきます。何か余裕を感じるのは私だけでしょうか?「決まった時間に家を出るようにしてほしい」というご意見をいただいたことは以前、ありました。部活動がある日とない日、家を出る時間が異なるという状況はどうでしょうか?今までと異なる取組には必ず、子供たちの反応が現れます。機会あれば、ぜひ聞かせてください。初夏を思わせる陽気となった今日、昼近くは半袖で過ごしました。気持ちよく過ごすことができたのですが、この時期にこれ以上暑くなってしまうと、身体への影響は大きいかな…そんな思いもしました。
 本日の午後、PTA総会が実施されました。平成30年度の活動報告や決算報告、そして新年度の役員、活動案や予算案などの審議事項も滞りなく承認されて、新年度のPTA活動もスタートしました。4月から翌年の3月まで、学校には様々な行事がありますが、子供たちの成長のため保護者の皆様と連携しての取組がより効果的なものがあります。運動会や文化祭などの運営面での協力、子供たちの部活動や読み聞かせ活動をはじめとする教育活動への支援、そしてPTAバレーボールをはじめとする保護者・教職員間の連携など、学校の充実した教育活動を支える大きな力になっています。17日に実施した懇談会では学級の役員も選出されました。各学級の役員の皆様と本部の役員の皆様が児童713名、554世帯の富勢小の先頭に立ち、私たち教職員と連携して、子供たちの成長を支えていくことになります。どうぞよろしくお願いいたします。
 総会終了後に、今年度の学校経営、教育課程について、資料をもとに説明をしました。「3つの保障・2つの指導・1つの約束」ということで「児童には『安全の保障・学習の保障・人権の保障』の3つの保障する」「職員には『子供に寄り添うこと・準備に心がけること』の2つの指導を常に働きかけていく」「保護者や地域の皆様には『子供を共に育てる』の1つを約束する」という方針の下、新たな教職員体制で取り組む教育活動を通じて、重点的に取り組む6点を示した資料は、明日、家庭数で配付させていただきます。
 今日の説明会では「自分のことを大事に思える取組の充実」について取り上げ、説明しました。「自分のことは余り好きではない」「忘れ物が多い」という児童の実態から、子供たちを変えて行くための取組です。昨年度から何度かお伝えしていますが、「ハンカチを自分で持ってくる子供」にしていくために、「ハンカチ持った?」というご家庭での声かけをお願いしています。「今日は忘れ物なんかしてないよ」と胸を張って言える子供にしていきたいと思います。「継続は力なり」…一緒に取り組んでいきましょう。
 資料の裏面には「新たな取組」ということで、
 ・外国語、外国語活動への取組
 ・「ノー部活デー(練習を実施しない日)」と取組
 ・金曜日、特別日課(午前中40分×5コマ)の継続
の3つについて記載しました。外国語、外国語活動の授業の様子については、別な機会に紹介していきます。もう1つ、「業務改善の取組」についても記載ましました。
 ・電話応対…午前7時から午後6時30分
 ・プール清掃…今年度より、業者委託により実施
 「働き方改革」ということで様々、取り上げられている教員の仕事ですが、「教員は大変だから、なりたくない」という学生が増えてきているという状況も紹介されています。今まで、当たり前のようにずっと続いてきた仕事も結構あり、見直してみると「改善の余地あり」ということに気づきます。準備をして授業に臨む、子供たちにしっかりと寄り添うことが、教員本来の仕事です。そのために見直さなければならないことは、しっかりと見直していきたいと思います。このことについてもこれから取り上げていきたいと思います。そんな中、「プール清掃は業者で」という市の取組は本当に嬉しく思いました。今までは平日の放課後、数回の職員作業と土曜日の「おやじの会」の皆様の奉仕作業で取り組んできました。道具は手作業のための物ばかりでした。それが業者となると、清掃機械があり、きっと短時間でこなせるでしょう。職員にこのことを伝えた際の反応はやはり「やった!」そんな感じでした。
 明日から個人面談が始まります。3週間の子供たちとの関わりでは、十分に理解できたとは言えません。ぜひ面談の機会に、お子様のことを教えてください。そしてそれをきっかけに職員が関わりながら観察し、何かあれば連携していくきっかけにしていくことが、今年から取り組むこの時期の面談の目的です。限られた時間なので十分ではないかもしれませんが、職員との関わりのきっかけには十分になります。どうぞよろしくお願いします。