令和2年度

令和2年度 校長室より

6/1より分散登校

 「再開に向けた準備期間」の2週目が始まりました。子供たち、朝は起きましたか?挨拶はできましたか?休校期間中、集中して読書に取り組む姿は見られましたか?(本当なら、「習慣づきましたか?」と聞きたいところですが、ハードルが高いかな…と思い) 5月も残り2週となり、学校再開も今度こそ、目の前に見えてきた気がします。
 本日午前中に臨時校長会がありました。場所は柏中の体育館。小学校42校、中学校21校、市立柏高校の校長64名と河嶌教育長をはじめ市教委担当職員が集まり、行われました。6/1からの取組概要については14時過ぎのメールで流れたとおりです。詳細についてはHPやメールで今後、伝えていきます。「分散登校」…意味は伝わる言葉ですが、私にとっては(たぶん!)生まれて初めて聞く言葉です。また「夏休みが短縮」という経験も初めてのことです。河嶌教育長は感染症に関して「誰も経験していないこと。だから対応も初めてのことばかり。できない理由を探るばかりでは何も始まらない」と繰り返し、話されます。感染リスクがまだある中、できる限りそのリスクを減らした上で、ゆるやかに学校を再開していく取組が示されました。それに従い、富勢小の取組を考え、皆様に伝えていきます。
 まずは来週の、学級を1/3にしての分散登校です。兄弟姉妹を考慮してグループ分けをします。登校時刻は通常通りですが、下校は早くなりますので、帰宅確認はお願いしなければなりません。1年生も実施します。入学式前の登校ということで、今までにはない取組です。初めてランドセルを背負い、黄色い帽子をかぶっての登校は不安はあるでしょう。やはり皆様のサポートが必要です。そして6/1からは学級を半分にしての分散登校です。予定表を渡しますので、登校日を確認していただき、健康観察の上の登校をお願いします。この日からは給食も始まり、休職後に下校となります。この日には午後から入学式もあります。「午後からの入学式」も経験がないことであり、式の内容も工夫していきたいと思います。1年生は翌2日から給食が始まります。今までなら「学校生活に慣れてから給食」が当たり前でしたが、当たり前のことができない状況での取組です。やはり「1年生にとってこれは厳しい」という声は上がりました。今までの経験がないからこれは当然です。いつものようにではなく、教職員が関わって取り組み、「給食って美味しい!学校は楽しい!」と、1年生に思ってもらえれるようにしていきたいと考えています。
 6/9(1年生は6/10から)からは通常日課による分散登校を実施して、6/15(1年生は6/16)らは通常の登校になります。これまでの半月で、3か月の休校期間を取り戻すことは難しいでしょう。私たちが学校で見る子供たちの様子、そして家庭で皆様が見る子供たち様子、発する言葉など、気になることがあれば共有していきたいと思います。取組の詳細については今後、HPやメール等でお伝えしていきますので、不確かな点や間違いなど、お気づきの点はお知らせください。初めての取組が続きますが、しっかりとイメージしながら考えていきます。



 

5月も半ば

 夏日が数日続き、地方によっては真夏日も。「このまま夏になってしまうの?」そんな思いにもなる好天が続いていただけに、今朝の涼しさにはホッとします。昼からは雨という予報も出ていますが、「今日は静かに過ごしたいな」そう思うのは私だけではないかもしれません。今週から「学校再開に向けた準備期間」とお伝えしていますが、1週間が過ぎました。『これだけ続けてほしい5つのこと』はどうですか?「おはよう!おやすみなさい!」はしっかりとできていますか?「お母さん、休みが続いたから学校まで歩けるかな。今日だけは車で送って」学校再開後に、こんな場面があったら、子供たちのために「時間がかかっても良いから自分で」と、伝えてくださいね。そうならないために体力は大丈夫ですか?休校中に出勤し、私が努めてやっていることがあります。毎朝、校庭をぐるっと1周して、校舎内も午前午後と2回はまわることです。それだけで2500歩くらいになります。子供たち同様、私も学校再開に向けた体力作りをしているんですよ。1日5000歩以上が目標です。
 今週から職員は「偶数学年の日」「奇数学年の日」「全体」と分けて出勤しています。できるだけ全員が集まる時間は短くし、職員室以外の場所で学年会議をしたり、作業をしたり、掲示物を作ったり、オルガンの練習をしたりと、やはり再開に向けた準備をしています。全員が出勤していても昼食時に職員室にいるのは数名で、場所を変えてそれぞれが食べることもしています。4月、5月に予定されていた出張もほとんどなく、自宅か学校かの勤務を続けています。出張として学校出ているのは私だけかもしれません。昨日も午後から沼南庁舎に出かけました。出張の目的はほぼ決まっていて、やはり学校再開に向けた準備です。「どうなるの?」と皆様が心配されていることはきっと多いでしょう。再開が予定されている6月まで来週、再来週と2週となってきました。来週以降にお伝えできることがあると思いますのでお待ちください。
 「健康観察票」への記入は毎日、続いていますか?私も3月から4月、5月と続けていますが、最近は習慣づいた気がします。朝起きて、夕方帰宅して体温を測り、票に記入していきます。具合が悪い日はほぼ無く、体温も安定している事実から「よし!」というスイッチが入る感じがします。学校が再開すると言うことは人が集まってくると言うことです。子供たちも、教職員も「健康観察票による安心」を持って集まることは第1に必要なことです。「集まる」ための条件として、毎日の健康観察は必須…これは全員で共有したいと思います。毎日の積み上げが“異常”に気づくことにもつながります。こんなときだからこそ、高学年の子供たちは「自分の状態」が今まで以上にわかるようになったのではないでしょうか。これもついた力の1つですね。


 

19秒41

 このタイムは白血病から復帰をめざす水泳の池江璃花子選手が406日ぶりにプールに入り、ビート板を使ってバタ足による25mのタイムです。「あの頃は15秒。このタイム、しっかりと記録しておいてくださいね」という池江選手の表情はとっても嬉しそうでした。昨夜のドキュメンタリー番組(NHK)でのシーン。きっとご覧になった方も多いかもしれませんね。オリンピックをめざし、加速をしていた頃に比べ、体重は10㎏も減り、腕も足もアスリートの面影はありません(目だけは今までと変わらなかったかな…)。病院での闘病生活も紹介され、カメラが回っていることでできる限り表情の明るさを保ってはいるものの、それでもその辛さが伝わってきます。1年以上にわたる治療を思い、その辛さを思うと、大変さばかりが想像できます。トレーニングを開始できるまでにはなったものの、小学生の頃にはできていた家の“特設うんてい”も全くできません。それでも少しずつ、少しずつ、…そしてプールに入ることを許可されてのシーンでした。「気持ちいい!」という表情は、新記録を出したときの表情とは違う嬉しさが伝わってくるようでした。
 当たり前のことはいつか突然、当たり前でなくなる。当たり前のことが当たり前にできる喜び。病気を経験した今、自分が泳ぐことで闘病生活を送っている人の励みになる。意識する人が広がった。…印象的な言葉がたくさんありました。6月に学校が再開されたら「やったあ、学校に行けるぞ!みんなに会えるぞ!勉強できるぞ!」と子供たちは感じ、できる喜びを感じながら意欲的に取り組む子供たち…そんなことを考えてしまいました。
 昨日で3日間の対面日が終わりました。元気な子供たちに会えてホッとしたことは嬉しいことですが、課題をなかなかやらない、嫌いな漢字には取り組まない、ゲーム三昧、…そんな声も聞きました。当たり前のことができなかった休校中に生まれた課題もあるようです。意欲については昨日もお伝えしましたが、子供たちの「嫌なことはやらない」姿勢についてはしっかりと向き合っていきたいと思います。
 「辛いことを経験した」ことは子供たちも池江璃花子選手も同じです。きっとこの経験は次の行動に何かしらの影響を与えるはず…それが良い方に向かうように家庭と連携していきたいですね。「元のようには戻れない」と池江選手も言っていましたが、これは決して悲観的な意味ではありません。トップアスリートへの道は平坦ではないでしょうが、乗り越えるための工夫は今までと違うはずです。このことを子供たちにも当てはめていきたいと思いました。昨日の番組がこの時期に放送って、きっと何か意味があると感じました。
 保護者の皆様、昨日までの対面日へのご理解とご協力、ありがとうございました。明日からは「学校再開への準備期間」です。どうぞよろしくお願いします。

対面日、3日目

 連休明け、7日から3日間の対面日は皆様の協力の下、良い天気も続いて本日、最終日を迎えています。1校舎と2校舎の間の中庭に行くと、オオムラサキツツジの鮮やかなピンク色(赤かな?)が目に飛び込んできます。そして校庭入り口には13匹の鯉のぼり。対面を終え、鯉のぼりを背景にパチリ…そんな光景も見られました。5月真っ盛り!そんな感じです。
 担任との対面を終えた方から「期待を持って6月の学校再開を待ちます!」という声をかけていただきました。とても励まされます。5月の「学校だより」も配付させていただきました。その中で「6月1日の学校再開を見すえて、11日からはその準備期間」と記載しました。ただ再開の日を待つのではなく、子供たちも、私たちも、そして保護者の皆様もその“準備”が必要です。学校は集団生活の場であり、意見が食い違ってケンカしたり、逆に協力できて感激したり、そんな関わりを通じて合わせること、気遣うこと、我慢すること、理解することを学んでいきます。今の(どちらかというと)自分中心の生活から、関わりながらの生活に切り替えて行くには、気持ちと体の準備をしてほしいと思います。その上で『これだけ続けてほしい5つのこと』を示しました。 
 その1 あいさつ[自分が気分良くなるために]
   その2 体力づくり[登下校がスムーズにできるために]
   その3 勉強![学習意欲の回復のために]
   その4 読書[静けさの中、集中力を身につけるために]
   その5 手伝い[家族のために]

 「よし!もう学校だ!」と自分を励まし、6月までの3週間、この5つを毎日の生活に位置づけ、子供たちには実践していってほしいと思います。保護者の皆様に、お願いしたい準備は、少しでも子供たちが意識できるような声かけです。「叱らないで引き出すように声をかける」ことは根気が必要です。とにかく3週間、声をかけ続けてください。
 「その3 勉強」はどうでしょうか?学習意欲の後退が心配です。子供たちが計画的に、どのくらい学習に取り組んできたか、進んで学習に取り組んだかによる差はあるでしょう。まずは学校再開後は個々の学習意欲の実態をつかむことが必要で、その上で「勉強はやるもの」から「やりたくなるもの」へ、「わかる」喜びが意欲につながることもあり、理解することも欠かせません。どのような手立てで意欲に変え、理解に結びつけていくかを工夫していきます。家庭では「自ら学ぶ『学び』」が主であり、学校では「仲間と学ぶ『学び』」が主です。学校での『学び』から学習意欲を喚起できることも十分あるので、そこは様子を見ていきたいと思います。2か月遅い新学期のスタートは、いつものような授業というわけにはいかず、違う形での学習内容もあるかと思いますが、しっかりと説明しながら取り組んでいきたいと思います。とにかく、「勉強はやるもの」「やってみよう!」と声かけしてみてください。繰り返しになりますが、今回配付した課題について、ご不明な点、または心配な点がありましたら、学校に連絡を。お待ちしています。

5連休、どう過ごしてますか?

 5連休初日の2日、「おやじの会」の皆様が集まり、鯉のぼりを設置してくださいました。例年は進級や新入学を迎える子供たちのために4月早々から5月の連休明けまで、校庭上空を泳ぐ光景が見られるのですが、今年は休校が続き、一度、鯉を撤収しました。休校は今月いっぱい続きますが、7日から対面日で子供たちが登校することとなり、会の皆さんの「子供たちに5月の季節感を味わってもらいたい!」という強い思いの下、再び鯉をあげてくださいました。今回は今までで最多の13匹。「絡まってしまうかも…」そんな心配にも、「そうなったらすぐに直すから」と言ってくださり、「子供たちのために」という皆さんの思いに本当に感謝です。ありがとうございました。私が住む近くに利根川と江戸川を結ぶ運河という所がありますが、この時期、土手と土手をロープで結び、そこにたくさんの鯉のぼりの光景が当たり前でしたが、今年はありません。それだけに校庭上空を悠々と泳ぐ鯉のぼりに、「新緑まぶしい5月」「連休」「こどもの日」とイメージが膨らみ、ホッとします。9日の夕方には撤収します。対面日で来校の際に、校庭入り口を見上げてみてください。
 いつもと違う連休になってしまいましたが、どのように過ごしていますか?我慢の多い生活の中、子供たちは元気に過ごしていますか?新年度になり、1か月が過ぎましたが、いくつかの事故やケガの情報はありました。治療中ではあるものの、入院が続いていたり、生活が大幅に制限されたりすることはないようです。新聞に「休校 児童の事故注意(5/4読売新聞)」の見出しが目に飛び込んできました。休校中、自転車や徒歩で移動中の事故が多いとのこと。普段の生活でなら朝や帰りの会、週末、連休前と、機会を見つけては「交通事故には十分に気をつけて!」「特に自転車。絶対に飛び出さない!」と各担任が話しますが、今年はそれがありません。それによる影響で、「安全意識の低下」との指摘もありました。外出自粛もあり、いつもより人手や車の交通量が少なく、車のスピードアップがあるのかもしれません。ここは皆様にお願いするしかありません。「自分の命は自分で守る」を子供たちに意識づけていただき、くれぐれも交通事故には気をつけるよう声かけをお願いします。目標は「学校再開の日、元気に挨拶を交わすこと」です。
 今日は「こどもの日」。一日中快晴!とはいかないようですが、思っていたより天候は回復し、朝からまぶしい陽射しが差し込んでいます。あちこちに出かけることはできませんが、親子で一緒に過ごすことはできそうですよね。感染症のことがあり、明るい話題ばかりではありませんが、家族で一緒に考えることは子供たちにとって貴重な時間になります。今注目すべきは子供たちにとっての将来就く仕事だと思います。男児はプロスポーツ選手、女児は幼稚園や保育園、看護師というのが「将来就きたい職業」の上位だったと思います。いずれの職業も今は大変な仕事として、子供たちには映っているのではないでしょうか。明るい声かけで動画に登場し、トレーニング方法や励ましの一言を伝えるサッカー選手、幼児のために頑張っている先生、そして看護師さんは今、最前線に立って弱者のために奮闘しています。華々しさだけで職業を選んでいるわけではありませんが、今「仕事」に注目してみるとそれぞれの大変さが際立っています。きっと保護者の皆様の仕事もそうでしょうね。子供たちが将来、身を置く環境について話す、考えることは「こどもの日」にふさわしいかもしれません。ぜひ皆様の思いを子供たちに伝えてください。