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テガニっき 令和5年度
テガニっき 令和5年度
6年 日本列島を消せなくて
「先生、ごめんなさい…。日本列島が消えません」
給食の時間も終わり頃、こんな声をかけられました。配膳台を片付けていたところ、消毒液をこぼしてしまったそうです。なるほど、確かに「日本列島」ができていました。
「消えない」と言っていたのは、いくら拭いても白いものが浮き上がってくるためです。それで困って、担任の私まで報告に来たということです。
「なんで消えないのだろう?」と話すと、「ひょっとしたら、床に付いているワックスに消毒液が反応したのかも」と、仮説を立てました。ちょうど理科では「水溶液」の学習を終えて、中性、酸性、アルカリ性などの性質を学んだところでした。その知識から、液体の性質によると推理したのです。
6年生はタブレットPCで、早速調べ始めました。「ワックス アルコール」と入れて検索をしました。
様々なサイトを見比べて、今回の症状と近いものはないか検証をしました。こうして「アルコールで白くなったフローリングを直す方法」というページにたどり着きました。今回と症状が合致するので、やはり「消毒液のアルコールが、床のワックスと反応した」という仮説で正しかったようです。
「先生、きれいにする方法わかったんで、準備をして明日やりますね!」と、爽やかに声を掛けて帰りました。
「日本列島」というアクシデントを通し、タブレットPCを活用して自力で解決策を発見した行動力がすばらしかったです。
#リーディングDX事業の事例につながる実践 #情報の収集
(6年担任 澤井)
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