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活動の様子(R05年度)

ありがとう小魚

理科の授業で生物の体の仕組みについて勉強する1年生は、煮干し

を解剖して骨・筋肉・臓器などが体のどこにあるかを調べていました。

大きさは異なるものの、給食にもよく出てくる「小魚」は生徒達にも

馴染みのあるものかと思いますが、食べるのではなく解剖するとなると

話は変わってきます。小さい体の中から、該当すると思われる臓器を

摘出してプリントに貼るのですが、全ての臓器を見極めることには

苦戦しているようにも見えました。しかし、よく目を凝らして解剖を

進め、課題である9つの部位を摘出する器用な生徒もいました。普段

は一口で食べてしまう小魚ですが、こうした実験を見ていると、自分達と

同じ生き物なのだと実感が湧き、小魚への感謝の念がこみ上げてきます。

解剖をしない教室での授業でも生徒達は見事な集中力を発揮し、生物の

体の構造についてのプリントに合格スタンプをもらおうと、プリントの

解答欄が埋まった瞬間に挙手をしていました。

銃火器より危険?

本日の6校時、株式会社 Stand by の方を講師に招き、ネット上でのトラブル

防止について1年生が学習しました。1年生は講演を聞きながら「STAND BY」

という相談用のアプリの登録をしていましたが、どの生徒も比較的スムーズに

登録作業を済ませているように見えました。1年生の理解力に驚かされますが、

多くの生徒が日常的にスマートフォンアプリなどに触れている可能性が高いことも

この授業風景から予想することが出来ます。

犯罪につながる道具といえば銃火器などが思い浮かびますが、それを入手する

経路は簡単には思いつきません。比較的簡単に購入できる、ネットにつなぐことが

可能な電子媒体が犯罪につながる道具となっている昨今、子ども達が最も巻き

込まれる可能性のある犯罪は、ネットによるトラブルであると言えそうです。

電子媒体の正しい使い方については、丁寧に教えていく必要がありそうです。

 

知的財産の共有

新しい書籍を入荷した学校の図書室では「新刊展示会」が開かれており

国語の授業で訪れてきた生徒達でにぎわっています。新刊を試し読みする

生徒達は非常に静かで、自分に合う1冊を真剣に探している様子がうかがい

知ることが出来ました。

展示会の目玉は新刊ですが、作品の魅力を短く簡潔にまとめた文章と人目

を惹くデザインを併せ持つ図書委員会が作ったポップが付いている本にも

ついつい注目してしまいます。図書委員会の文章の構成力とデザインセンス

のおかげで、新しい本にも既にあった本にも魅力を感じることが出来る展示会

となっていたように見えました。

十人十色

一体何年ぶりなのかパッと出てこないほど久しぶりにプールの授業

を実施しました。プールの授業の名物ともいえる、最初に浴びる冷たい

シャワーに悶える生徒達の声もずいぶん懐かしく感じます。シャワー

を浴びている時は若干寒そうな様子をしていた生徒達も、プールに

入ると楽しそうに泳いでいました。

数年ぶりのプールであることに加え、蒸し暑い天気でもあったため、

生徒達も大満足かと思いきや、「gimkit」を使って社会の勉強をする

2年生の中には「プールやだ」という名前を登録する生徒がいます。

本日の2時間目、温熱条件の至適範囲を勉強する3年生の保健体育で

快適と感じる温度は活動内容や個人で変わるという趣旨のワードを

偶然見かけましたが、正にこういう事かと一人で勝手に納得してしまい

ました。(温度以外の理由かもしれませんが)

 

タコと化した1年生

音楽の授業でハンドクラップを学ぶ1年生。手拍子でも叩き方を変える

ことでソプラノ・アルト・テナー・バスを表現できるという、万人が知ら

ないようなハンドクラップの深い世界を体験しています。

ハンドクラップで実際に演奏をする場面では、4人組で1つの楽曲を

作り上げるという、1人で演奏するよりも難しそうな課題にチャレンジ。

しかし、1年生は息の合ったコンビネーションを発揮して4人の音を

しっかりと調和させたメロディーを生み出しており、その一体感たるや

8本の腕を1人の人間が操っているのではないかと錯覚させられるほどです。

これだけの一体感があるとなると、今から合唱コンクールでの1年生の

活躍が楽しみになってきます。