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活動の様子(R05年度)

生きてる

答えは1つだけですが、そこに至るまでの過程や考え方は何通り

かある数学。1年生では、6本の棒で構成された図形が100個

連続で並んでいる時の計算式を考えていました。

過程や考え方が何通りかあれば、生徒達の考えのまとめ方にも

いくつか方法があります。考えをまとめたタブレットには、文字

による解説だったり図による解説だったりと生徒達の個性が溢れて

おり、同じ計算式で答えを求めた生徒でも、同じように解説をした

タブレットのデータは無いのではないでしょうか?

生徒達により違った発表をするため、クラスによってまったく違う

展開が繰り広げられる、生きた授業となっていたのではないでしょうか?

風流

菜の花学級では短冊に願い事を書いて黒板に張り付けており、季節に

あった活動をしています。学級の人数じたいは少ない菜の花ですが、

1人で何枚も短冊を書いくことで、とても見栄えのする賑やかな笹

となっていました。願い事といえど、いくつも上げるとなると意外

と考える必要もあるため、自分や周囲の物事をしっかりと見つめる

ことが出来た証拠のようにも思います。

 また、願い事は自分達だけでなく教室に訪れた職員にまで書かせて

くれるという優しさを見せてくれます。後から来た職員が図々しくも

笹のセンターの一番上という、一番良さそうな位置に短冊を貼っても

笑って許してくれる、懐の深い菜の花学級でした。

心のこもった壮行会

本日行われた部活動壮行会では、全校生徒による応援がありましたが、練習は

本番前に実施した3回のみでした。まさに「ぶっつけ本番」という表現が正しい

ように感じる応援でしたが、体育祭でも活躍した2年生の応援団が3年生すら

引っ張るほどの堂々としたリーダーシップを発揮して見事に成功を収めていました。

練習すら全力で声を出していたため、体育館の外で待機していた選手達には

丸聞こえだったかと思いますが、練習すら全力を出す応援団の心意気は、ある

意味本番の声援よりもグッとくるものがあるようにも思います。

生徒会としての進行役と吹奏楽部としての入退場のBGM演奏の二足の草鞋を履く

生徒は、体育館前面で閉会の言葉を言ったとたん、体育館後方までダッシュして

演奏の準備をします。学校代表の選手達のため、多くの生徒が奮闘する素晴らしい

壮行会でした。

(選手達の決意表明は「保護者用ページ」の各部活動のページをご覧ください。)

関西の未来を憂う2年生

言葉のイントネーションから関西出身であることが一瞬で解る2学年

の社会科担当教員から「大阪が今後発展するかどうか?」という学習

問題を出される2年生。衰退しますとは言いづらい雰囲気に感じますが、

生徒達は交通や自然といった条件から大阪の強みや問題点を想像して

忌憚のない意見を発表しています。意見の中には2年後の大阪万博の

影響を考慮しているものもあり、生徒達が時事的な話題もしっかりと

勉強していることが伝わってきます。

大阪についての学習が終わると次は京都についての勉強となりますが

黒板に書かれた学習問題は「京都の伝統を守り続けるべきか?」という

もの。修学旅行の定番であり外国人旅行客も多く訪れる京都は、守って

当然という、ある種の崇拝のようなものが日本人にはあると思います。

しかし、観光地としてにぎわう一方、現地で暮らす人には不便なことも

あるということが学習を進める中で解ってきます。すると、少数ながらも

京都の建造物に手を付けるべきではないかという意見も上がってきました。

色々な立場から物事を見て、当たり前を疑える2年生ならば、日本の未来

を変えてくれるのではないかと思わせてくれる授業でした。

迷える学習委員

3年生の廊下には「修学旅行新聞」が貼られています。修学旅行終了後は

体育祭・中間テストと行事が続き、なかなか集中して新聞づくりに取り組む

時間が少なかったようにも思えますが、完成した作品はそんなことを微塵も

感じさせない傑作ばかりです。

完成した新聞が揃うと、学習委員会の生徒達による厳正なる審査の元に様々

な賞が贈られる「新聞コンテスト」が開催されます。学年トップクラスの

作品は甲乙つけがたいようで、学習委員会が集まる審査室では「どっちも

同じ(くらい上手)に見える」という声が聞こえてきました。それでも

審査員としての役割を果たすべく1枚1枚の新聞を丁寧に読み込み、時に

相談しながら仕事を進めていました。

学習委員会の心を掴み見事に受賞を果たした新聞には特製の勲章が付け

られていますが、確かにどの新聞も惚れ惚れしてしまうほどの美しさを

放っています。