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活動の様子(R05年度)

料理の鉄人

食料品店で買い物をしている時「期間限定フレーバー」と書かれたお菓子

に購買意欲をそそられるというのは、よくある話かと思います。頻繁に

クッキーを作っている菜の花学級も、プレーン・ココア・紅茶・ゴマ等々

新商品を次々と開発しており、企業に負けないほどの商品を展開しています。

テニス部にとっては、コートを汚す悩みの種でありそうなコート脇に生えて

いるプラムも、菜の花学級の生徒達が収穫してジャムへと加工。コートが

汚れるのを未然に防ぐと同時に食料品を生み出すという一石二鳥な活動を

していました。

あらゆる料理に精通した菜の花学級は、以前収穫したジャガイモの調理

方法も一味違く、北海道の郷土料理「いももち」を作っていました。

醬油ベースの甘じょっぱいタレに包まれて輝くいももちは、一目見た

だけで美味しいと確信を持てるほどの出来でした。

 

悪条件に負けない精神力

本日の放課後に、体力テストの救済措置を実施しました。テスト期間中は運動部

の活動も停止していたうえに、食後という悪条件の中ですが、1000mを走った

女生徒は見事に10点の記録を出していました。前述した2つの要因に加えて、

マスク着用・1人で走る・というマイナスポイントのオンパレードような状況で

満点を出す生徒の底力には驚く以外ありません。

「NHK放送コンテスト テレビ部門」に作品を出展予定のコンピューター部の

生徒達は、7月中旬の応募締切に間に合わせるべく、テストが終わって一息つく

間もなく作品の制作を再開します。編集作業をしている画面は難しそうでよく

解りませんが、制作班が話している会話の内容から、効果音の編集をしている

ことが解ります。仮に効果音がなくても動画としては成立しそうですが、より

ハイクオリティな動画にするべく、細かいところまで丹精込めて編集をしている

コンピューター部。周囲があっと驚くほどの作品を完成させる予感がします。

消しゴムの概念を壊す

クロスハッチングという線の重なりによって陰影や空間を表す技法を勉強

した1年生の廊下には、数々の名作が並んでいます。授業中にはクロス

ハッチングの他にも、消しゴムを使って薄い色を塗るという既存の使い方

に囚われない革新的な技術も教えられていました。

基礎を学んだ後に書いた作品第二弾である自分の腕は、かなり立体的に

仕上げられており、目を凝らしてみると影の濃い部分にはいくつもの線が

クロスしていることが分かります。

入学から3ヶ月程度でここまでの作品を仕上げる1年生であれば、卒業まで

には更にたくさんの技術を吸収し、よりハイレベルな作品を生み出すように

なっていそうです。

 

足掻け!!

テスト前日とあって、授業に臨む生徒達の集中力も日頃より研ぎ澄まされて

いるように見えます。あまりに集中しすぎてて、昼休みに、いつも通りサッカー

を楽しむ1年生も「運動と健康」という体育の座学をしっかりと覚えているから

こその姿だと思えてくるほどです。また、生徒会総務部と各部活動の部長は

部活動壮行会に向けた準備をしています。多忙な時期にも学校のために活動

する姿は、さすが各部活動の代表といったところでしょうか。

6時間目の1年生は、明日のテストの注意点を最終確認。テスト終了後には

終わった問題の答えを確認するのではなく、次の教科の最終確認をするよう

アドバイスがありました。過ぎたことを後悔するのではなく、次の課題に

向かって最後まで足掻くという、人生の哲学のようなものをテスト説明を

通して感じることが出来ました。

ビューティーアンドヘルス

化学反応について勉強する2年生の生徒達は、理科室でいろいろな

物体を加熱しています。成人してからは食品くらいしか火を使って

加熱した記憶がない自分からすると、この実験を将来活かせる生徒

が何人いるのかなどと考えてしまいますが、実験後に身近な酸化反応

について発表している授業風景を見ると、科学者などにならなくとも

理科の知識を活かす機会があることに気付かされます。

発表では食品や人間の酸化を防ぐ知識を次々と出してくる生徒達。

お菓子の袋の中によく同封されている脱酸素剤は酸化を防ぐ役割が

あるなど、日常生活に隠れる化学反応をしっかりとリサーチしていま

した。体の老化を促進するといわれている、体の酸化を防ぐ方法は

なんだか美容や健康のための知識のように思えます。人生100年

時代とも言われる現代社会では、こういった知識も必要不可欠なの

かもしれません。