令和3年度(R4.4.11まで)

2021年6月の記事一覧

交通安全(校長室より)

昨日、7月の職員会議を行いました。
7月の21日から夏休みも始まるので、提案文書の中に「夏季休業」という文字が多く見られました。7月の登校日数は14日です。この期間に、1学期のまとめや夏休み前の事前指導などを行っていきます。

夏休みのしおりも各学年から出します。学習のことや生活のことで気をつけてほしいことが載っています。お金の貸し借りをしない。おごったりおごられたりをしない、夜更かしをしない・・・どれも大切なこととして載っています。

しかし、やはり、命に関わることが一番大切です。

昨日、県内で大変痛ましい交通事故が起こりました。学校で子どもたちをお預かりしている立場として、これほど悲しいことはありません。


交通事故について考えてみると、歩行者として、運転手として、どんなにルールを守っていても、相手の出方で事故になってしまうことがあります。
交通安全について子どもたちに話をする場面は何回かありますが、全ての事故例を話すことはできないので一例で話すことになります。例えば「信号が青の横断歩道であっても周りに気をつけながら歩くことが大切」です。例えば「横断歩道や信号ない道路を渡らない、つまりは自分から危険なことをしないことが大切」です。そういう話を自分事としてとらえ、行動につなげてほしいと願いつつ。


そして我々大人は、細心の注意を払って、運転するときは運転に集中。

夏休み前だからということではなく、いつでも誰もが被害者にも加害者にもならないために、大人に対し、子どもに対し、声かけ、指導を続けていきます。お家でも自転車の乗り方等、放課後の過ごし方などとからめて話題にしてくださいますようお願いいたします。
(写真は今日の子どもたちや学校の様子です。本文の内容とは直接関係ありません。)

音楽(校長室より)

ウイルス感染対策における活動制限の影響を大きく受けている教科は音楽科であると思います。


学校での活動は、マスクをすることが前提ですので、外さなければできないリコーダー等の楽器演奏では苦慮します。
前にもお伝えしましたが、ミニキーボードを購入し、楽器演奏という点では活用してきました。

このキーボードは、音階だけでなく、パーカッションの音も入っているので、リズムの学習もできます。値段も手頃で、大変役に立っています。


柏市のレベルが2に下がったので、いよいよリコーダーの練習もスタートします。
また、1,2年生の鍵盤ハーモニカの活動も始めます。
今日は6年生の3クラスでリコーダーに取り組ませてみました。(写真はありません。)一人ずつ、ベランダで音階を吹いてみるというちょっとした活動でした。
いずれも、隣同士で同時に音を出さないように一列ずつ吹くなど、感染対策を意識して取り組ませるよう気をつけて行います。

ミニバス引退試合(校長室より)

私が教員になる前、柏の小学校には水泳教室という何校かでの大会みたいなものがあったそうです。柏の教員になった頃はもうなくなっていました。

当時、柏の小学校には器械体操部があり、市内の大会もありました。跳び箱、高鉄棒、マットの3種目で技を競い合いました。今考えると、なかなか高度な技にも挑戦させていたことを思い出します。若かりし頃の私も顧問でしたが、練習中に子どもを支えるだけでもなかなか体力を使ったものです。そして、ある年に、市内の体操大会が終わることになり、体操部もなくなりました。

そうやって、柏市の学校における運動への取り組み方も少しずつ形を変えてきました。

コロナの状況の中で結局大会はできませんでしたが、去年を最後に市内で取り組んできたミニバス教室がなくなり、各小学校の運動系の部活も陸上1本になりました。

本校のミニバスケットについては、対外試合もないまま、それでも練習を積み上げてきた本校5・6年生のために引退試合を行いました。シュートの瞬間に密にならないように「台形の中ではシュートを打たない」などソーシャルディスタンスを意識したローカルルールも取り入れて行いました。


子ども同士の試合もありましたし、職員との試合も行いました。

何かに夢中になってがんばる姿はすばらしい。

最後、6年生から「感謝の気持ち」という言葉と「ミニバスでつけた力を生かしたい」という言葉がありました。大切なことだと思います。

5、6年生の部員のみなさん、応援に来てくださった保護者のみなさん、子どもたち、先生方、お疲れ様でした。週末ゆっくり体を休めてください。

朝顔(校長室より)

曇り空のもと、今日も子どもたちが元気に登校してきました。朝から委員会の仕事もがんばっています。


1年生が「校長先生、2組の朝顔が咲いているよ。」と声をかけてきました。
どれどれと覗いてみると、

きれいに咲いている鉢が3つほどありました。
その他大勢の鉢は花が咲く日を待っています。
同じ日に植えた種でも、芽が出るタイミングが違うように、花が咲くタイミングも違います。でもやがて必ず花が咲きます。

そのために欠かせないことは毎日の水やりです。「いつかきっと」「いつか必ず」という思いを込めて、根気よく水をやる、その結果、開花につながります。小さなことの積み重ねです。

1年生は、自分の鉢にたくさんの花がつくように、毎日毎日登校したら水やりをしています。

何気ない日々の積み上げが成長につながるのは、子どもたちも同じです。



さて土南部小学校も今年度で創立53年目となります。
校庭にある遊具については定期的に点検をしていますが、かなり老朽化が進んでいるものもあります。

使用不可の鉄棒もあり、表示もしてあります。また、謎のポールもあり、つかまって揺らしたりする子どももゼロではないので、危ないことが起きないように表示をしました。

教育委員会とは情報を共有しながら、今後、撤去していく予定です。

3年生リコーダー講習会(校長室より)

3年生対象のリコーダー講習会を開催しました。
東京リコーダー協会から下中拓哉先生をお招きしました。

換気をしての体育館で、子どもたちの間隔も広めにとって並びました。

「ルパン三世のテーマ」「夜に駆ける」や「コナンのテーマ」など、子どもたちは知っている曲をリコーダーでふいてもらって、手拍子をしながら喜んだり、驚いたりして聴きました。

上手になるために舌の体操でタンギング「トゥ」の練習をしたり、魔法の言葉の練習をしたり、どんな「息」で演奏すれば良いか考える場面もありました。
音楽の時間でのリコーダー演奏も感染対策を意識してやっとこさ行うことになっているので、タイミングとしてはちょうど良かったと思います。


小学校で使用するソプラノリコーダーだけでなく、アルトリコーダーやテナーリコーダーなどの紹介もあり、子どもたちは大喜びでした。
初めての楽器ですから、簡単には出ない音があったりしていらいらすることもあるでしょうが、どうかあきらめずに根気よく取り組んでほしいです。できることの一つになりますように。
下中先生、伊藤楽器さん、ありがとうございました。

まつり全体会と器楽部(校長室より)

各学年の「まつり担当」の保護者のみなさんにお集まりいただき、全体会を開きました。

前半・後半3学年ずつの開催とし、体育館で換気をしながら行いました。

校長あいさつでは、まつりについて次のようにお話しさせていただきました。
「今年度も、密を回避しての一同集まっての開催はできないと判断しています。そこで、各学年ごとに参加する形のものを考えていただいているところです。この形での開催ができるかどうかの判断は2学期頭にPTA本部と協議の上したいと考えています。」これが現時点の考えです。

お集まりいただいた、担当保護者のみなさん、本日はありがとうございました。

使用した備品は丁寧に消毒していただいた上で、格納していただきました。

丁寧な作業感謝いたします。本部のみなさん、準備、運営、片付けまでありがとうございました。

今日の放課後から器楽部の練習が始まりました。

今日は、ほとんどの児童が自分の楽器のチェックからスタートです。


外せるところを外して油をさす作業をしましたが、抜けにくい部分など多数あり、担当の先生方の力も借りながらすすめました

感染防止に十分気をつけて、いよいよ活動が始まります。

1日1日を大切に(校長室より)

放課後に器楽部担当の先生方が集まって、打合せをしました。

運動部はすでに活動を始めていますが、器楽部はマスクを外さざるを得ない活動なので、何もできないまま6月後半を迎えました。柏市がレベル2となったものの、拡大局面であるため、何でもオッケーというわけではありませんが、対策を講じた上でできることを始めます。器楽部のみなさん、お待たせしました。

どんな過ごし方をしても時間は過ぎていくわけで、気がつけば6月も後半です。1学期も残すところ・・・という表現がぴったりな時期になっています。


「やればできる」という言葉がありますが、やってもできないこともたくさんあります。それはそうです。しかしながら、ちょっとやってみてできないからあきらめる、ではもったいない。学校で、自分のすべきことにきちんと向き合おうとする多くの子どもたちのがんばりが見られる毎日をうれしく思います。


7月が見えてきました。まだまだやれること、できることはあります。最後の最後まで一日一日を大切にがんばってほしいです。

少しの変化(校長室より)

千葉日報によれば『「感染状況や病床稼働率が安定している」などとして、対象から外す。』(千葉日報6月18日)とあり、20日をもって、まん延防止等重点措置の対象から柏市が外れます。


実のところ私は、前任校も含めて学校で職員とともに感染防止対策をずっと進めてきたなかで、世の中の状況が良くなっているとかそうではないとか、実のところ実感はありません。


子どもたちが活動をする場、教職員が働く場として気にしなければならないことは相変わらずありますし、日曜までレベル3で、月曜日からレベル2と言われても、意識の上ではさほどの変化はありません。


それでも、数字に左右される生活の中で、月曜日からの活動にほんの少し変化があります。

「感染症対策は引き続き意識して行った上で」
・グループワーク、話し合い等は回数や時間を絞って実施。
・音楽、調理、運動(密集するもの、近距離で組み合う・接触するもの)は「感染リスクが高い」ことを頭に止めて、実施。
→リコーダー、器楽、学年をまたぐ学習活動の実施


といたします。これらは、柏市のガイドラインにしたがったものです。


2年前までのような何も気にせず生活できるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。大きな変化のない毎日かもしれないけれど、一日一日を大切に過ごす気持ちを忘れてはならないと思います。どんな心構えでいても時間は過ぎていってしまいますから。

特に6年生には、小学校生活最後の1年間を前向きに過ごしていってほしいと願っています。

力を合わせる活動(校長室より)

今日の写真は掃除の様子です。掃除は週に4回。給食、昼休みの後に行っています。

全校一斉に「学校をきれいにする」という共通の目的に向かって活動する時間です。我々大人も一緒に活動します。だからこそ、一人も欠けることなく、しっかりがんばってほしい時間です。目新しい行事などなくても、みんなで力を合わせる活動はそこここに転がっているということでもあります。みんなでがんばろう。

さて、千葉日報の見出しに、「まん延防止延長」「来月11日期限」の文字が。
決定は本日とのことです。

学校では、「レベル3」であることを根拠として、市のガイドラインに従って活動を続けてきました。

実際に、活動する上で気をつけていることは「学年をまたぐ活動はしない」「距離が保てない時は楽器演奏などはしない」などは常に意識していることではあります。

部活動は、運動系を再開し、学年ごとに日を変えて活動しています。器楽部はマスクを外して行う活動多いため、ここまでは活動をしていません。市内にはたくさんの学校がありますが、一つ一つの活動や行事は、世の中の流れ、レベル、ガイドラインをもとにして、学校判断で決めている部分が増えています。一見同じような活動でも、学校規模や活動人数、時間等で学校によって取り組み方が違うことはご理解いただければと思います。

今回、まん延防止について正確な情報が出たところで、例えば器楽部の活動については、密を回避した活動の仕方について再考し、今後のことについてお示ししていきたいと考えています。

心の成長(校長室より)

5年生の保健の学習で「心の成長」というものがあります。
心ってどこにある?なんて質問を子どもたちにすると、胸を押さえたり、胸を指さしたりする児童もいます。これ、気持ちはわかります。でもそこには心臓がある。ということは心とはどこにあるのでしょう。心=脳ということになり、「心の成長」とは「脳の成長」ということになるわけです。教科書には心の働きとして「感情」「社会性」「思考力」とあります。これらがバランス良く成長していくことが大切なわけです。
人は独りぼっちで生まれて、まず最初の段階では家族の中で守られるようにして生きていきます。

家庭によってその後は様々ですが、数年後、いずれは子どもたち誰もが、保育園・幼稚園・学校などで家族以外の中で生活する時間が増えていくことになります。「社会に出れば7人のなんとかが」なんて言われることがあるように、家庭は安心できる場所、外は修行の場所とでも言えるでしょうか。子どもたちにとっての修行が始まるわけです。
外では、必ず人との関わりが生じますから、自分の好き勝手にやっているだけでは立ちゆかないことが増えていきます。

1年生より、2年生、3年生と学年が上がるに連れて、子どもたちを取り巻く人間関係は単純なものばかりではなくなっていくものです。家庭では保護者のみなさんの、学校では教職員の、できる限り暖かい見守りの中で「目の前の問題を自分で乗り越えていく」ことを目指すことが求められます。それは、いつか訪れる「自分で生きていく」ための修行と言って良いでしょう。
学校という場所で、いろいろな子どもたちの中で生活しながら「感情」「社会性」「思考力」をバランス良く育てていきたい、育っていってほしいと願いつつ、子どもたちへの関わりを続けている土南部小です。

今日も多くの児童が自分のすべきことにがんばって取り組んだ1日でした。