校長室より

2023年2月の記事一覧

あれから3年(校長室より)

2020年の今日、2月27日、当時の総理大臣から全国の教育委員会、学校へ休校要請が出ました。私は前任校の地区にある富勢西小の校長室でその一報を聞きました。あまりに突然のことで、また前例のないことに驚いたことだけはよく覚えています。

あれから3年がたちました。

 

当たり前のこととして取り組んできた「感染症対策としてのマスクの着用」を3月13日以降は求めない、というところが子どもたちにとっては一番の具体的な変化となる部分になります。相手の顔を見てのコミュニケーションがとれることはとても大切なことであり、良い変化です。

 

現3年生は、入学式から3年間ずっとマスクをしての生活でした。

しかし、続けてきたことを急に変えることは多少なりとも抵抗があるものの、変化する環境を受け入れながら生きていく力を持っている人ですから、時間と共に新しい環境にも必ず慣れていけるはずです。

子どもたちの表情を見ながらの学校生活まで、あと少しです。

 

第4回学校運営協議会(校長室より)

第4回学校運営協議会を開催しました。


今日は、集計して取りまとめた学校評価を見ていただいた上で、1年間の振り返りをする会としました。

まずは、今年度の会長である西條様からご挨拶をいただきました。それから、学校評価の結果について、学校から補足しながら説明をしていきました。

保護者の皆さんからいただいたご意見についても、ふせることなく、原文のまま、見ていただきました。

その後、中身についての質問や、感想、学校としての評価の生かし方などについて委員の方々からご意見を頂戴しました。

コミュニティスクールとなって、この会がいわゆる本部となります。ふる協会長他ふる協役員2名、青少協会長、民生委員主任児童委員、PTA会長、南部中校長と私が委員です。みなさん、この地域のこと、この地域の子どもたちのことを考えて日々活動をしてくださっている方々です。

ちょうど1年前のこの会議では、「令和4年度は、コミュニティスクールとなった土南部小学校のために少しでも具体的なことをしていこう」という話で終わりました。今年度は、いくつかの場所で委員のみなさんや、委員のみなさんが声をかけて集まってくださったみなさんで、丸つけ隊や見守り隊などの活動をしていただきました。

職員からの感謝の声は本日お伝えしました。

教育委員会の担当の先生にも1年間温かく見守っていただきました。来年度は、今年度の活動を生かしながら「地域の力を学校に」が根付いていくよう、進めていきたいです。委員のみなさん、改めましてありがとうございました。

働き方改革(校長室より)

「働き方改革」という言葉がよく聞かれます。この言葉だけを聞いていると、「教員が大変だから働き方を改革しよう」「先生方に楽をさせるための改革では」のような誤解を受け、「他に大変な仕事はいくらでもある」というように思われることが少なくありません。

しかし、それは誤解です。

働き方改革とは「本来、教職員が行うべき仕事を行うために、今している仕事を見直していこう」というもので、「教職員が、勤務時間内で、学習や生活で子どもたちと過ごす時間・子どものための授業について考える時間の確保をすること」「そのために教職員が心身共に健康であること」を目的としています。

本校では、文科省からかつて出された働き方改革についての資料をもとに、今年度、地域の方に手伝っていただけることをいくつかお願いしてきました。下がそれです。

時々、コミュニティスクールに関わる記事を載せますが、それが取り組みの1つです。今後も少しずつご協力をいただける部分を増やしていこうと考えています。

また、今まで学校で行ってきた行事の見直しも働き方改革の取り組みの1つになります。

何のために行うのか、どれくらいの時間をかけるのか、無駄な動きはないかなど、大切にしなければならないこと(目的)や改善点を明確にしていくことで、すでに見直しを行っているもの、まだまだ見直しに時間が必要なものがあります。

いずれにしても、働き方改革で何かを行った結果、教職員と子どもたちの過ごす良好な時間が増えたり、授業準備がきちんとできたりすることで、先生方にとっても子どもたちにとっても満足できる環境になることが大切なのです。

職員とは、働き方改革の意味について共通理解を図っています。

子どもに関わる仕事を選んだからにはこの意味を取り違えることがあってはなりません。

 

保護者の皆様を含めた地域のみなさんのご理解、ご協力を頂戴しながら、「子どもたちと過ごす時間のために、授業準備のために」今後も見直しを図り、進めてまいります。

寒さに負けない(校長室より)

「掃除なしで長い昼休み」子どもにとってはうれしい時間でしょう。今日はその「土南タイム」でした。

土南タイムも残すところ、6年生はあと2回、それ以外の学年の子どもたちはあと3回です。

今日も寒風吹きすさぶ中、校庭で元気に遊び回る子どもたちの姿が見られました。

外へ出て、青空の下で、太陽の下であそんでいる子どもたち、どの子も笑顔です。気難しい顔をしている子は1人もいません。そんな理由もあって、休み時間の子どもたちの姿は良いものです。こちらまで楽しい気持ちになります。

昨日、欠席者が増えたことで心配したクラスも、その後欠席者や体調不良者が増えていないので、通常通りに1日過ごすことができました。

病気にかかりにくい体づくり、免疫力を高めるためにも、よく寝る、よく食べる、体力をつけるよう意識していきたいですね。

寒さに負けすにがんばろう。

これからのマスク(校長室より)

午後3時に、柏市長、柏市教育長からのメッセージがすくすくメールで流れました。

 

卒業式に参加する全てのみなさんに「マスク着用を求めない」というのが主な内容です。

 

呼びかけや合唱の時もです。

 

人との距離についての対応にも触れられてはいますが、「子どもたちのすこやかな発育、発達のため」が前面に出た形となりました。

 

今回のメッセージを受けて、本日、学校からお手紙を配付いたしました。市内どの学校も内容は同じです。3月17日の卒業式と3月13日以降のその他学校生活について触れてあります。ご一読ください。

 

本校において、週が明けた今日のタイミングで、高学年の1クラスで発熱や体調不良での欠席が増えました。明日以降「早帰り」や「学級閉鎖」の措置をとる可能性もあります。市内でも学級閉鎖を行っている学校がちらほら出ていると聞いています。まだまだ寒く、乾燥した季節が続くので、感染症対策はしておくに超したことはありません。

 

学校として、卒業式当日にできるだけ多くの卒業生に参加してほしい、という願いは当然あります。昨年度は、欠席した児童に証書を渡すために3日間予備日を作り、事情に合わせて体育館のステージで渡しました。

 

メールや手紙に記載されている「3月13日」は1つの目安であり、もちろん従っていきます。しかしながら、6年生に限って言えば、卒業式の練習においては、感染予防を行いながら本番当日に備えるためにも、場面によってはマスク着用による感染症対策を呼びかけることにするかも知れません。このあたりは、6年担任や養護教諭等とも話をし、子どもたちにも説明をしながら進めていきます。職員にもそのことについては今日話しました。

 今日の昼休みに、校庭で縄跳びをしていたとき、ある女の子が近づいてきて、「校長先生、来月はマスクはどうなるのですか」とたずねてきました。「今日お手紙が出るよ、3月13日から外してもよいことになるよ」と伝えました。子どもたちにとっても3年続いたマスク生活がどうなっていくのか、報道を受けて興味や不安があるのだろうと思いました。

できるようになりたい(校長室より)

体育委員会の短縄チェックが終わっても、短縄熱が冷めない子どもたちが、今日も練習台に集まってきました。

シールがもらえるからがんばる、ではなく、お兄さんお姉さんに見てもらえるからがんばる、でもなく。

今、自分ができない技をできるようになりたい。その欲求だけだと言えます。1年生から6年生まで学年に関係なく順番を守り、練習を続けています。

この姿から子どもがもともと持っている「できるようになりたい」というエネルギーを感じます。もちろん中には、「二重跳びができるようになったよ,見て」と言いに来る子もいます。しかし、できるようになるまでは自分との戦いです。

自分の目標に向かって来週もがんばってね。

安全対策情報交換会(校長室より)

エンジョイパトロールのみなさんや町会長さんにお集まりいただいて、情報交換会を行いました。

PTA会長のあいさつ。

南部地区青少協会長の西條さんのごあいさつ。

各町会やエンジョイパトロールのみなさんから、活動報告や気になること、子どもたちの様子などが話題としてあがりました。

コロナの状況で、マスクをしての活動ではありますが、そんな中でも子どもたちの元気なあいさつに勇気をもらっている、というようなご感想を聞くこともできました。

 

本校PTAの地区部からは、ボランティアで子どもの安全のためにご尽力いただいているみなさんへの感謝の言葉が親御さんとしての気持ちも含めて伝えられました。

 

メンバーが減ってしまったり、これからの活動への心配を抱えていらっしゃる地区もありました。これは市内の色々な地区での課題のようです。

 

季節に関係なく、子どもたちの安全のために活動していただき、本当にありがとうございます。お体には十分気をつけていただき、今後ともよろしくお願いいたします。新学期に全体が集まる機会が持てるようになった時には、ぜひ子どもたちの前で改めてご紹介させていただきます。

6年生へ思いを込めて(校長室より)

6年生への思いをこめて、のぞみ学級と

1年生がそれぞれの取り組みをしました。

どちらも、6年生にお披露目する日が来ます。

6年生の教室では、カウントダウンカレンダーが始まっています。

焦ることなく、その日までの毎日を有意義なものにしてほしいです。

 

さて、保護者の皆様、ご多用の中、学校評価アンケートへのご協力ありがとうございました。ただいま、3月初旬の結果報告に向けて、まとめ作業をしているところです。集計数値だけでなく、記入していただいた自由記述についても、全教職員や学校運営協議会の委員で確認した上で、保護者の皆様にもお示しいたします。今しばらくお待ちください。

マスク(校長室より)

マスク着用が日常的になり3年経ちました。

先週末の報道で今春からのマスクについての方向が示されました。国から県、県から市へ、市から学校へと情報が下りてくるのももうすぐでしょう。

学校としてはまずは卒業式でのマスクについて考えなければなりません。今年度の卒業生は120人弱ですから、体育館内でそれほど席と席の間の距離をおくことはできません。これは卒業生より人数が多くなる保護者席も同様です。ただ、式典であり近くの人とお話を楽しむような会ではありませんから、それらをよく考慮していただいた上での行動をお願いすることになるだろうと思います。

病気にかかることはいつ起こるかわかりませんから、卒業式当日に「病気にならないように」を願うことはできても、それをコントロールすることはできません。ただ、当日に卒業生も担任も欠席しないために少しでもできる対策があるとすれば、当日までの期間は「生活」でも、「卒業式練習」でも「マスク着用」となるだろうと思います。

昨日6年生の学年主任の先生と少し話をしたときに、「卒業式にはマスクは外して良い」と言ったときに、抵抗なく外せる子ばかりかどうか、というようなことが話題になりました。実際に6年生がどのように考えるのかを聞いてもらうことになっています。多数決で「つける」「外す」を決めるものではないので「つけても良い」という部分は当然残るだろうと思います。

歌の時は、呼びかけの時は・・・。・・・。・・・。

今日の所は、「~だろうと思います」という言い方で濁してきましたが、今の時点での覚え書きと言うことで。

ちなみに昨年度は、卒業証書授与のときだけマスクを外して行いました。1人1人の笑顔を見ながら証書を手渡すことができて良かったと思ったことを今も覚えています。

卒業式は、胸をはって巣立っていく子どもたちを保護者の皆さんや教職員で気持ちよく送り出す大切な式であるということを忘れることなく判断していきますので、対応については今しばらくお待ちください。

2月も中旬(校長室より)

6年生全員が体育館に集まって何かしています。

6年生を送る会の練習です。送られる6年生が在校生に気持ちを伝える時間もあります。みんなで力を合わせて1つのものを作り上げようとしています。

1年生から5年生が卒業する6年生を気持ちよく送り出すために練習を続けているように、6年生もその気持ちに応えようとがんばっているのです。

 

2月も中旬。6年生が「真の6年生」になるために、まだ後1ヶ月あります。目の前にある、今6年生としてすべきことに一生懸命取り組むことが何より大切なことです。ともに生活してきた仲間や担任の先生方と1日1日を大切にがんばれるよう祈っています。

 

 学校全体としてのなわとび期間が終わりました。

 ある一定の基準をクリアした児童に「なわとびしょう」を配ります。各クラスで、担任の先生から渡されます。楽しみですね。

 

今日は相澤先生のクラスで算数の授業を参観しました。

分数の足し算です。「分子だけ足して、分母は足さない」という部分が大切なところです。図や実際に操作できるものを使って体感させながら学習を進めました。

放課後の協議会では、特別支援学級ならではの授業づくりのワンポイントを全体で共有する時間もあり、全体で学ぶことができました。

相澤先生お疲れ様でした。