校長室より

働き方改革(校長室より)

「働き方改革」という言葉がよく聞かれます。この言葉だけを聞いていると、「教員が大変だから働き方を改革しよう」「先生方に楽をさせるための改革では」のような誤解を受け、「他に大変な仕事はいくらでもある」というように思われることが少なくありません。

しかし、それは誤解です。

働き方改革とは「本来、教職員が行うべき仕事を行うために、今している仕事を見直していこう」というもので、「教職員が、勤務時間内で、学習や生活で子どもたちと過ごす時間・子どものための授業について考える時間の確保をすること」「そのために教職員が心身共に健康であること」を目的としています。

本校では、文科省からかつて出された働き方改革についての資料をもとに、今年度、地域の方に手伝っていただけることをいくつかお願いしてきました。下がそれです。

時々、コミュニティスクールに関わる記事を載せますが、それが取り組みの1つです。今後も少しずつご協力をいただける部分を増やしていこうと考えています。

また、今まで学校で行ってきた行事の見直しも働き方改革の取り組みの1つになります。

何のために行うのか、どれくらいの時間をかけるのか、無駄な動きはないかなど、大切にしなければならないこと(目的)や改善点を明確にしていくことで、すでに見直しを行っているもの、まだまだ見直しに時間が必要なものがあります。

いずれにしても、働き方改革で何かを行った結果、教職員と子どもたちの過ごす良好な時間が増えたり、授業準備がきちんとできたりすることで、先生方にとっても子どもたちにとっても満足できる環境になることが大切なのです。

職員とは、働き方改革の意味について共通理解を図っています。

子どもに関わる仕事を選んだからにはこの意味を取り違えることがあってはなりません。

 

保護者の皆様を含めた地域のみなさんのご理解、ご協力を頂戴しながら、「子どもたちと過ごす時間のために、授業準備のために」今後も見直しを図り、進めてまいります。