校長室より

2022年12月の記事一覧

終業式(校長室より)

終業式の中で、代表の児童が2学期にがんばったことを発表しました。

1年生は3つのこと「国語」「算数」「持久走」についてでした。

計算カードをお家で一生懸命取り組んで計算が速くなったことを発表し、「苦手なことでもできることを増やしたい」という思いを発表しました。立派です。できないから終わりではなく、努力する、まさにこれが学ぶということです。

4年生は「音楽発表会」についてでした。

指揮者になるオーディションに合格するために努力を続けたことから、「継続は力なり」「努力はむくわれる」ということを実感したと発表しました。努力してもできることばかりではないのだけれど、努力は裏切らないという体験ができたことは素晴らしいことです。成功体験ですね。

 

発表していない子どもたちの1人1人にも、きっとこの2人と同じような体験があるでしょう。どんな2学期でしたか。

 

終業式の校長の話。

 

2学期はいろいろな行事もあって、毎日みなさんが、楽しそうに生活しているのを見て、校長先生もとてもうれしかったです。


それでも、いろいろなクラスで小さなもめごとはありましたよね。みなさんはまだまだお子ちゃまなので、そういうことがあるのは仕方がないと思います。そういうことを経験しながら大人になるのです。でも、自分たちだけで解決できない時は大人の力を借りることも大切なことです。学校には、今目の前にいる担任の先生だけでなく、隣の教室にも、職員室にも、保健室にも、校長室にも、たくさん先生がいます。必ずみんなの力になります。ぜひ相談してください。

そしてもめごとの原因がこれ↓

だとしたら、今後も気をつけてほしいと思います。(2回読みました。)

さて、あとは4つのこと。できた?できた?できた?できた?

3学期もがんばっていこうね。

さて、今日、みなさんに通知票を渡します。がんばったこと、がんばってほしいことが書いてあります。必ずお家の人に渡してくださいね。

体調を崩している子や先生がいます。感染症や事故に気をつけて、1月10日に元気なみんなと会えるのを楽しみにしています。良いお年を。

 

生徒指導の宇佐美先生からは冬休みの過ごし方についてお話ししました。

「規則正しい生活を」「安全面(病気・お金・事故など)」の2点についてです。詳しくは冬休みのしおりでご確認ください。教室でも事前指導は行っています。

 

2学期が終わります。いろいろなご意見をいただきながらの毎日でした。子どもたちのためにできることを考えながら引き続き教育活動を行ってまいります。

保護者のみなさん、地域のみなさん、ご理解ご協力感謝申し上げます。ありがとうございました。良いお年をお迎えください。 

冬至(校長室より)

日の出から日の入りまでの時間が最も短い日、今日は「冬至」でした。

学校は、短縮日課となり3時間授業でした。

終業式前日ともなると、教科書を使って授業をするクラスはほぼありません。(ちなみに写真は1時間目の様子です。)

テストをしたり

まとめのプリント学習をしたり

 卒業文集に取り組んだり

 冬休みのしおりを使って、事前指導をしたり

この後のお楽しみ会のレクを考えたり

実際にレクをしたり

 それはもうクラスによっていろいろでした。

5年生は2クラスそれぞれの教室をリモートでつなげて、合同のレクをしていました。

工夫次第で今までできなかったこともできるのですね。

どんな活動でも、そこにいて、一緒にすることで何かしらの学びにつながります。

毎日毎日がんばって過ごしてきた2学期の学校生活も残すところあと1日。明日はいよいよ終業式。そして通知票です。

子どもたちが担任の先生の前で表現した部分を評価したものが通知票です。通知票に書かれていることは子どもたちのほんの一部でしかないことは言うまでもありません。重きを置きすぎる必要もありませんし、軽視するものでもありません。「できたこととできなかったことがある、できなかったことをがんばろう」と次につなげてほしい、そういう願いで出しているものです。2学期のお子さんのことが伝わればと思います。

2学期給食最終日(校長室より)

学期末を迎え、2学期の給食も今日で最後でした。

給食室ではいつも通り、朝早くから給食の準備が始まりました。

 

コロナウイルス感染症の影響で、どんな仕事でも、本人、ご家族がかかった場合には一定期間仕事をすることができません。給食室においてもそのような影響を受けた時期もありました。限られた人員で行う作業なので、足りないときには本社からヘルプさんが来てくださるなどの対応もとりながらここまで給食を提供していただきました。

 

安心安全な給食提供に向けて、日々いろいろなことに気をつけながらの作業でもありました。

 

施設面の不備でボイラーに火が入らず、冷たい水での作業が続いた期間もありました。この冬を迎えるギリギリの所で学校施設課さんや業者さんのおかげで今は温かいお湯で作業ができています。ありがとうございます。

 

多くの子どもたちにとって、給食は学校での楽しみの1つです。そして、またそれは成長を支える大切なものです。

 今日も、子どもたちはもりもり食べていました。子どもたちよ、この調子で大きくなっていこうではないか。

 

調理員のみなさん、栄養士の秦野先生、おいしい給食ありがとうございました。

 

さて、給食は保護者や我々教職員の支払う給食費でその全てをまかなっています。

あるところに全校児童2名の学校があったとします。
一人あたりの給食費を265円とすると、

 

きちんと納入されれば、530円で2人分の食材を用意し、1人265円分の給食を食べることができます。

しかしもし、何かの事情で、Bさんの給食費が納入されなかったらどうなるでしょう。

 

265円しかありませんから、この金額で買える食材で給食を作り、2人分にしなければなりません。

 

つまり1人あたり132.5円となります。
予定していたデザートが減るかも知れません。一人分の量が減るかも知れません。どこかにしわ寄せが生まれます。

栄養士の先生が、必要な栄養価を計算しながら毎月の献立を作成し、材料を発注し、毎日調理員さんが給食を作っています。給食費の納入が数名でも滞れば、上のようなことが起こります。調整しようにも、食材を購入するお金が足りなければ、当然しわ寄せは起こります。それは、子どもたちの1人1人の給食に直接関わってきます。
給食費を初めとする校納金につきましては、引き続きのご協力をお願い申し上げます。 

2学期最後の土南タイム(校長室より)

空気は冷たい中でも、暖かな日差しの元で今学期最後の土南タイムでした。

たくさんの子どもたちが外に出て、普段の校庭よりもにぎわっていました。

ここ数日の朝方は、冷え込みによって霜が降りて地面が凍っているのですが、太陽光で暖まると溶け出し、時間が経つにつれて校庭のあちこちがぬかるみます。

全力で走っていると、足を取られてすべって転ぶ子が続出します。今日も、上下とも着ているものがドロドロになっている子がいました。こけて汚れると戦意は確実に喪失します。気をつけて遊ぼうね。

日なた、日陰関係なく元気に遊ぶ子どもたち。

2018年の国立青少年教育振興機構による調査から、「家や近所の人から褒められた経験が多かった人」や「家族でスポーツしたり、自然の中で遊んだこと、友達と外遊びをしたことが多かった人」は自己肯定感が高い、という傾向が現れたそうです。

今、本校も含めてあちこちで話題になっている「自己肯定感」。これを育むために、「大人からの評価」と「外遊びやスポーツの経験」が影響しているということなのです。もちろん子どもたちは、自己肯定感を高めるために遊んでいるわけではありません。楽しいから遊んでいるわけです。それでも楽しく何かをしながら、何かの力がついていくなんて最高ですね。

何回かこの「校長室より」にも書きましたが、「縁あって一緒に過ごすことになったクラスの仲間と、好き嫌い関係なく、体を使って外で元気に遊ぶ」という経験は小学校が最後ではないか、まさに今しかできないことと言っても良いのではないか、と思います。

寒い中ではありますが、たくさん外に出て遊んでほしいなあと、昔、昔、子どもだった大人であるものとしての願いです。

さて、子どもたちの欠席も微増中ですが、職員の中にも、ご自身の体調不良、こ家族の体調不良が理由で、やむなくお休みをしている者たちがいます。みなさん、どうかお大事にしてください。学校のことは校内で力を合わせて、学期末を乗り越えていきます。

保護者のみなさんも十分気をつけてお過ごしください。

2学期最終週(校長室より)

朝の8時ごろに、非常火災報知器のベルが鳴り続け、1階の自動防火シャッターが4ヶ所下りるという出来事がありました。その後の業者さんの点検で、「誤動作によるもので原因は不明」ということだけわかり、全ての復旧が9時半までには終わりました。

校内放送で「火事などが起こっているわけではない」ことは伝えましたが、低学年の子どもたちの中には、止まってはまた鳴るベルの音に不安になってしまった子もいたようで、こわい思いをさせて申し訳なかったと思います。

職員室にいた先生方は、2階や3階の様子を進んで見に行ったりと、よい動きをしていました。ありがとうございました。

今日の出来事による、トラブルやけがなどはなく、ホッとしています。

(上の記事中の写真は、6年4組の図工の作品の一部で、暗くした理科室で鑑賞しているところを撮ったものです。とてもきれいでした。)

 

2学期最終週の月曜日を迎え、教室を回ってみると、空席が増えているように見えます。実際に、ここへ来て、体調を崩す子どもたちが増えています。

世の中では、感染者の数が増えているという報道が続いていますが、学校としては変わることのない基本的対策をしながら、させながら、集団生活を続けています。

ぐっと冷え込みも強まっています。よく食べて、よく動いて、よく寝て、免疫力を下げないように気をつけていきたいですね。

今日も、外で元気に縄跳びをしたり、ボール遊びをしたり、走り回って、太陽の日差しをたっぷり浴びている子どもたちがたくさんいました。

最後の5日間、元気に過ごせるように健康管理に気をつけていきましょう。

水は冷たいけれど、手洗いうがいもしっかりね。