令和4年度 校長室より

令和4年度 校長室より

学校運営協議会(校長室より)

第3回学校運営協議会を開催しました。

今年度の学校運営協議会の会長である西條様(南部地区青少協会長)からご挨拶をいただいた後、

校内の学級の様子を参観していただきました。

2学期もまとめの時期を迎え、それぞれの教室では、一斉授業の形ではなく、個人で作業をしているクラスなどもありました。1人1人が課題に向き合っている様子や掲示物なども見ていただきました。南部中の植松校長先生からは「学習中の子どもたちの様子から、学年が上がることでの確実な成長を感じる」という感想もいただきました。

委員の方々が教室に入ると、振り返って手を振る子どもの姿も見られました。地域と学校がつながっていく良さを感じる瞬間です。

その後、コミュニティルームに戻り各グループの活動報告及び、意見交換をしました。

「丸つけ隊」や「見守り隊」はここまで継続的に活動をしながら、子どもたちとのつながりを積み上げてきています。

校内の施設である岩石園、なかよしジャングルへ続く階段、巨大滑り台のこれからについては話題となり、何かしら具体的な動きにつなげていきたいと考えています。

コミュニティスクールとなって「地域の力を学校に」を合い言葉として少しずつ歩み始めた令和4年度。

大きく分けて、学習面、生活面、環境面、安全面で地域のみなさんのお力を借りながら、活動を積み上げてきています。委員のみなさん、引き続き地域と学校をつなぐパイプ役として、また実動委員としてもよろしくお願いいたします。

成長(校長室より)

担当の子どもたちが、登校してくる子どもたちに声をかけながら、赤い羽根の募金活動に励んでいました。

朝早くからご苦労様でした。


校舎の東のはじっこに行くと、隣にある保育園の園庭が見えます。

そしてそこで過ごしている子どもたちの姿が見えます。0歳から6歳の子どもたちですが、今、園庭にいるのが何歳の子どもなのかまではわかりません。

ただ、今度の4月に1年生に入学する年齢の子どもたちもいるわけです。
「4月に1年生になる子たちがここにいるんだなあ。この子たちも国語や算数などの勉強をするようになるんだなあ。」という思いでその子どもたちの姿を眺めていると、8ヶ月小学校で過ごしてきた今の1年生の成長を感じます。

縁あって同じ地区に住んでいるという理由で、その地区の学校に入学して、一人の担任の先生とともに学校生活を続けてきた1年生。

集団で生活していくために、自分のことより全体のことを先にする、やるときはみんなで一緒に取り組む、など身に付けていかなければならないことはいくつかあります。そういったことは入学したら全員にすぐできるものでもありません。1年生としての毎日の生活の中で、少しずつ少しずつ身についていくものです。

生まれ月による成長の差もあるでしょうし、そもそも全員が同じスピードで大きくなっていくわけではありません。それでも、縁あって一緒になった同い年の子どもたちの中で1人1人成長していきます。まだまだ未熟ですからいろいろなことが起こります。子どもは大人とは違う生き物ですから、言ったらわかる、というものでもありません。しかし、身の回りで起こる全てが成長のための栄養になっていきます。

今、12月の中旬になり、改めて1年生を見たときに、自分の席に腰掛けて学習したり、先生の問いかけに手を挙げて反応したり、先生の指示に従って行動したりというその姿から感じられる成長をうれしく思います。人の中で育っているなあ、と感じます。もちろん、真の1年生になるのは3月末ですから、まだまだ完成しているわけではありません。できないこともあります。

たっぷりと1年生としての勉強や生活を友達と一緒にすることで、完成に近づいていってほしいです。保護者のみなさんも、そんな風に、慌てることなく子どもたちを見守っていただけたら、と思います。がんばれ、1年生。

短縮日課最終日(校長室より)

今日は朝から冷たい雨が降っていました。2時間目頃には一度やみましたが、校庭はこの通り。外では遊べません。

昼休みがない短縮日課は、業間休みが外で元気に遊べる唯一の時間ですが、今日はそれも叶わず、子どもたちは室内で過ごしていました。

図書室をのぞいてみると、本を選んでいる児童、席に腰掛けて選んだ本を読んでいる児童がいました。「雨の日は室内で静かに過ごしましょう」とはよく言われる言葉ですがまさにそんな感じです。

他の教室をのぞいてみると、前の授業の課題の続きをしていたり、

 

何人かで集まって遊んだり、話をしたり、その過ごし方は様々です。

6年生は廊下で話をしたりしている子どもたちも目立ちました。

いずれの子どもたちも、うれしそうに過ごしている様子がマスク越しにも伝わってきます。自分が小学生だったときも、休み時間を心待ちにしていたことを思い出します。いつの時代も子どもは子どもで変わることがありません。

めりはりのある生活を送るためにも、勉強するときは勉強する、遊ぶときは遊ぶという切り替えが大切です。そういう意味で、休み時間はオフですから、けがをしない程度に楽しい時間にしてほしいです。

金曜日から3日間進度調整日として児童は早帰りでしたが、放課後の事故等の連絡もなくほっとしています。みんな有意義な時間が過ごせたかな。

4校合同演奏会(校長室より)

土曜日に南部地区合同演奏会が開催されました。主催は南部地区青少協です。

音楽を通しての交流を目的とした本行事もコロナの影響を受けてきました。昨年度に引き続き観客を入れ替えすることでの開催を決定していただき、各学校準備を進めてきました。

小学校2校、中学校2校の計4校が参加しました。

音楽は、1人でも楽しめるものです。しかし、2人、3人と増えていくことでさらに楽しめるものになります。そしてさらには、それを聴いてくださる人がいることでさらに楽しいものになっていきます。

中学生が、小学生に向かって「中学に入学したらぜひ一緒に音楽を楽しみましょう」と声をかけていました。こうやって、その後につながっていくことも楽しみなことです。

逆井中学校が有名な演歌を演奏したときに、マスクの下で思わず口ずさんでしまった自分に気づくとともに、もし、ここに私どもより先輩の地域の方々が観客としていらしたら、マイクを回したりして歌っていただいたのかもしれないな、なんてことを考えると、さらに交流の幅が広がっただろうと思いました。コロナ以前であれば、実際にそのような光景はあちこちの会場で見られたものです。「来年は一般の方々も参加できる形にしたいですね」と南部地区青少協会長の西條さんともお話ししました。

いずれにしても、当日の発表会を支えてくださったのは、スタッフのみなさんです。会場の南部中の関係者のみなさん、青少協担当のみなさん、準備、後片付け等ありがとうございました。4校の児童生徒にとって、この音楽祭は本当に有意義で楽しい体験につながったはずです。引き続き地域の子どもたちのためによろしくお願いいたします。

音楽部のみなさん、良い発表の場で演奏、合唱できて良かったですね。温かな発表でした。担当の先生方、ありがとうございました。

 

学ぶということ(校長室より)

12月6日7日の2日間、講師の先生をお招きして書き初め練習会を行ったのですが、5年生を教えていただいた時の子どもの様子についての講師の先生のお話が印象的でしたのでご紹介します。

外部から来た先生に教えていただくわけですから、それなりの姿勢で臨むことは大切なことです。その学ぶ態度についても素晴らしかったという話だったのですが、それ以上に、その時間の中で、「ここがうまくできない」「ここを教えてほしい」と直接講師の先生に声をかけてきた子どもたちがいたのだそうです。これについて、大変喜んでいらっしゃいました。

「学ぶ」「やってみる」そして、「できた」あるいは「できなかった」で終わらずに、「できるようになりたい」と思えたわけで、さらに行動できたという話です。

勉強はだれのためにするものか、自分のためのものです。短い時間の講師の先生との関わりの中でそういう気持ちになれたことも、もう一歩踏み込んで行動できたことも、学ぶ姿勢としてとても立派な姿だと、講師の先生の話を校長室で聞いていて思いました。

やってみても、できることばかりではないのが学習です。それでも、「できないことがある」「わからないことがある」そこが本当の意味での学びのスタートです。簡単にあきらめずに粘ってみるというその姿勢で今後もがんばってほしいなと思います。

 

ちなみに、講師でお招きした戸沼先生は市内で校長先生をされていた方で、その当時の学校に、5年担任の小藤田先生が子どもとして在籍していたというエピソードがあります。

自分がかつて仕事をしていた学校の子どもがこんなに大きくなって自分で決めた仕事をがんばっている姿を見て、それも大変喜んでいらっしゃいました。ここでの再会も「縁」ですね。

 

さあ、12月も中旬に入ります。

暗くなるのも大分早くなっています。明日12月10日(土)から12月19日(月)までの10日間は冬の交通安全運動期間でもあります。昼の放送でも子どもたちへ呼びかけがありましたが、とびだしなど危ないことをせずに、交通事故等に十分気をつけて生活できますように。