土っ子の様子(令和3年度)

2021年5月の記事一覧

歯は長生きの必須アイテム

 

今日は歯科検診を行いました。二人の歯医者さんが8時半から12時までかかり、約400人の子どもたち全員の歯の状態をていねいに見てくださいました。

「歯はよく磨けている子供が多いですね。」「歯石がある子はとても少ないです」と歯の健康状態が良いことを伝えてくださいました。


でも、今日の検診で歯医者さんでさらに詳しく診てもらうよう通知を受けた人は、できるだけ早く受診をして欲しいと思います。

歯は食べるために大変大切なものです。人生100年に伸びてきているのも、歯の健康が保てているからと言われています。君たちの時代は人生150年となるかもしれません。その最低条件でもある歯の健康を守ることは、命を長く永くするための大切なこと、と考えてください。

治療勧告をもらった人は必ずなおしてください。50%ぐらいの人しか直していない実態があります。よろしくお願いします。

避難訓練を実施!

 東日本大震災から10年が過ぎ、新たに首都直下型地震への備えが急務になっている中、土小の第一回避難訓練が実施されました。
 想定は大規模な地震が発生し、第一次避難(机の下などに身を隠し命を守る)、第二次避難(校庭の避難場所に避難し安全を確保する)ことが計画されていました。
 しかし、昼前から雨が降り始めたため、今日は第一次避難までの訓練となりました。

 緊急地震速報の音が放送で流れ、一斉に机の下に避難します。
 「机の脚をしっかりと持ちなさい」と先生の指示が飛び交います。
 実際の地震でも持てるためには、訓練でしっかりと行うことが大切。
 廊下に避難しなさい。との指示で全員が廊下に出て点呼。
 私は(校長)は校舎2階の1年・3年・4年の姿を見ていましたが、1年生は初めての訓練で、「しゃべらない」を守れるよう頑張っていました。さすがの4年生も、テキパキと素早く行動できています。
 

春はあけぼの 随筆を書こう

 6年生の先生が、国語の時間にGoogle-Jamboardを使いながら、随筆を書く授業に挑戦するので、お時間のある先生は見に来てください。
 そんな呼びかけがある土小学校です。授業は教師にとって、1丁目1番地の商売道具。どんな子供に対しても力をつけるし、楽しくて面白い授業ができるように、腕を磨くためには、他の先生に見てもらう機会が大切です。お料理に例えると、色々な方に食べていただいて、みんなに「美味しい」と言ってもらえるものが作れるようになることが、その道のスタートのように・・・です。

 6年生は古典の『枕草子』や現代文の『薫風』という随筆を読んで、随筆は筆者の見方や考え方が比較的自由に書かれていると理解してきました。だから随筆は筆者の五感を想像しながら読んだり、五感を使って感じたことを書いたりするといいんだよ。と清少納言の『春はあけぼの』を暗唱しながら感じてきたようです。
 今日は、春といえば、夏、秋、冬といえば、と自分が季節を五感で感じるものをJam-boardにどんどん書いていきます。
 
春といえば百年桜・・夏といえば旅行・・・秋といえばもみじ・・・冬といえば雪
などと、どんどんboard上に書かれてきます。友達が書くとリアルタイムで自分の画面にも表示されるので、イメージがどんどん膨らみます。一言もしゃべっていないのに、オンライン上での交流が広まり、言葉のイメージが広がっていきます。
ほんの10分あまりで、季節を五感で感じる名詞がたくさん集まりました。
従来の発表型の授業では、ここまで多くのイメージを短時間で共有することは不可能です。
さあ、ここから始まる「わたしの『枕草子』づくり」・・・
Jam-boardの別のページに、みんなで書き込めるシートが用意され、各々に自分の春、夏を書き留め、随筆っぽく書いていきます。
 
自分が五感で感じた・・・あの暖かさ、冷たさ、まぶしい姿、ほっとする味・・・
自分が感じたことが、この随筆を読んでくれる友達に伝わるかなあ・・・
次の時間には、お互いの作品を交流しあって、五感で感じた言葉を五感で味わう授業になります。
子供たちがこの1時間で学ぶことを焦点化して意識すると、オンラインの無言の交流であるにも関わらず、子供の脳の中同士では十分に交流がなされている、GIGA(一人一台)だから実現できる授業でした。

プチGIGA研修

GIGAスクールで一人一台の環境、高速インターネット、Wi-Fiと色々な機材が投入されています。
それらを授業に生かすためには、先生方も忙しい中勉強をしなければなりません。
しかし、多くのことをいっぺんに勉強する時間はありませんし、たくさんのことを一度にできるようにはなりません。
そこで、土小では、できる先生が中心になって伝達するプチ研修がたくさん開かれます。
今日は、Wi-Fiでつながったプロジェクターの使い方を教えてもらいました。
一台のPCから複数台のプロジェクターに画像を出すことができたり
子供たちの画面をプロジェクターで同時に映したり
なるほど!こんな使い方ができるんだったら、こんな授業ができそう!
と15分ほど、立ったままでのプチ研修は、身に付きそうです。
 

5年生の主体的な姿

新しい指導要領で「主体的、対話的で深い学び」という授業の時の子供の姿が求められています。
積極的、自主的、主体的と同じような意味の言葉がありますが、主体的というのはどういう姿でしょう。
主体的というのは、自分で課題を見つけ、解決方法を考え、実行し、うまくいかなければ他の方法を考え、最初の課題を解決するまで努力する姿です。
先週の木曜日に、図書館に隣接するウッドデッキのところに、泥の足跡がいくつかついていました。

連休中に雨が降りましたので、休みに学校に来た人が土足のままあがった後でしょう。とてもがっかりとしました。
最初は足跡がはっきりと残っていたのですが、だんだん足跡が見えなくなってきました。時間がたったからかな?と思っていると・・・・
5年生が掃除をしていました。モップや雑巾などを使って、水ぶきをしています。
誰に言われるわけではなく、土小のウッドデッキの部分は自慢の場所ですから、そこが汚されてしまったので、きれいにしているようです。
今日は、二人の5年生が放課後に掃除をしていました。多くの5年生ががんばっています。
休みに学校を利用される方は、土足で絶対に入らないようにお願いします。
 

3年生学区探検

3年生は、学校の周りの様子を見学に歩いて出かけました。
今日は、「坂を意識しながら歩いてみよう」ということで、学校の門を出ていきました。
さっそく、坂です。どんどん自分の背丈よりも校庭の地面が高くなっていきます。
学校は坂の上に建っているのですね。
 
廣幡八幡宮の方に抜ける道は細いうえに交通量があります。気を付けて歩きます。
 
八幡宮では、宮司さんに神社の歴史や植物のこと、昔は松の木がたくさんあったこと、神社の周りには何千年も前から人が住んでいたあとがあること、などたくさんのお話を聞きました。
神社の建て替えにかかった費用も教えてもらいましたね。
 
そのあとは、大津川まで行き、田んぼの様子や川の様子を見ました。
一番低いところが川になっているのですね。
 
社会科は、実際に歩いて様子を見ることが大切です。
見てきたことをクラスでまとめて、また見に行くと、一度目とは違うものが見えるかもしれません。お家の人とも行ってみましょう。

粘土でお気に入りを創る

2年生の教室では、紙粘土と色々な飾りを使って、磁石でくっつくアクセサリーを作っています。
紙粘土をこねながら、自分の考える形にして、飾りもオリジナルでつけていきます。
実際に手を動かしながら、世界に一つだけの作品を創るのは、パソコンではなかなかできないことで、紙粘土の感触を確かめながらの作業になります。
 
実際に手を動かし、手を汚しながら、体験を通して作っていくことは、とても大切な体験です。
 
2年生の教室は素敵な作品であふれていました。

3年生 GIGA開き

GIGA開きとは、一般に馴染みのない言葉です。GIGAスクール構想で一人一台の環境が整い、そのマシンを使って最初にログインする様子をそのように呼んでいます。
さて、今日は3年生が初めてchromeBookにログインをします。
IDとパスワードをもらい、だれにも教えてはいけません。自分だけの大切なものです。と言われました。
「校長先生には教えてくれるかな?」というと、「だめ!」。そうですね。だめなものは絶対にだめなのです。
 
配られたカードに書かれている、自分だけのIDをパスワードを打ち込んでいきます。
ローマ字もまだ習っている途中の3年生。
chromebookはキーボードに小文字で表示されているので、「i」と「j」の区別が難しいなど、悪戦苦闘・・・
 
空き時間の高学年の先生が応援に入っていますが、そのうちログインできた子がまだの子に教える姿が見られて、協力して全員がログインを果たしました。
 
画面を大きくしたり、小さくしたり、色々なやり方を教えてもらい、今日は修了。
だんだん慣れてくると、色々な使い方ができるようになるでしょう。
土小の教室では、先生方も協力し合って、順調にGIGA開きが進んでいます。

6年租税教室

 今日は6年生の租税教室が開かれました。
 たまたま今回の講師として来校くださった税理士の方は、地域の方でした。
 税金って何? 税金はどうやって使われているの? 税金の金額ってどうやってきまるの? みんなも税金払ってるけど実感ある?
・・・と、子どもたちにとっては普段あまり意識することのない「税金」について、明らかにされていく中、子どもたちはどんどんと引き込まれていきます。
 
 
普段感じていない様々なことが税金によって行われていることを感じ取ることができたようです。小学生一人に年間90万円の税金が使われている、この教室全体では3000万円以上・・教室のどこを探してもそんなお金は落ちていませんが、実際には使われているのですね。
授業後は、すぐに自分のChromebookを取り出して、感想をオンラインで書きました。税理士さんには、メールでお届けをしました。

子どもたちの感想の一部です。
・税について、いいイメージを持てていなかったんですけれど、今日の授業を受けて税のありがたさがわかりました。わかりやすく教えてくださりありがとうございました。
・税金について考えたことなかったけれど、知れば知るほど面白くて楽しかったです。学校にそんなに税金が使われていると知った時、なぜか感動しました。
・今日は税についていろいろな事を学びました。一番気になったのは、税についての「歴史」です。私たちの身の回りにはたくさんの税金が使われていることを知りました。とっても高く驚きました。税金のことについてもっと知りたいので、たくさん調べておきます。今日はありがとうございました。

チーてれを使って③

 昨日もレポートをした「チーてれスタディネット」を活用した学習を、自宅で自習をする形式を想定して、一人一台の環境を活かし、子どもたち一人一人が自分の分かり方に沿って学習を進めました。先生は、子どもたちの様子を見ながら、個別の指導をし、全員がわかるように学習を進めました。
 
個別最適な学びと集団でわかりあっていく学びとその両方を取り入れていくことがこれからの授業では大切になってきます。
今日は一人一人の画面がそれぞれ違う、個別最適な学びに近い形で授業が進んでいます。
 
動画についているプリントを使って、一人学習の方法も習得しました。
子どもたちの感想
・1人で見ていたので、わからない所は何回も繰り返せたから、学習においてかれない。
・先生から教えてもらわないから不思議でした。
・自分のスピードでできるがいいなと思いました。問題とか解き終わるまで止められるところがよかったです。
・とてもわかりやすい授業でした。休校になっても安心して勉強ができそうです。
・一人で学習する機会がなかったから、めずらしい体験でした。
・友達と意見交換ができなかったから、答えがあっているかわからなかった。

子どもたちの様子を見ながら、オンライン学習の方法についてさらに研究していきたいと考えています。