校長雑感ブログ

2023年7月の記事一覧

7月20日(木)第1学期終業式

〇4月6日にスタートした1学期の授業日数は、今日まで71日間でした。ただし通知票には、2・3年生は入学式に参加していないので70日、1年生は始業式から3日後の入学式から登校になるので68日と書かれています。いずれにせよ、振り返るといろいろなことがありました。

〇1年生は、中学校生活にも慣れ、授業・部活動・委員会活動など、活動の場が徐々に広がっています。また初めての定期テストを受けるなどの新たな経験を重ねながら、すっかり中学生らしい姿になりました。校外学習は、12月に埼玉県川越市でのフィールドワークを計画しており、2学期から準備に入ります。

〇2年生は、新たな仲間と担任で新しい学級が始まりました。徐々に学級組織もできあがり、昨年度から準備を進めてきた林間学校(長野県茅野市)に行きました。2日目は大雨でしたが、八子ヶ峰ハイキング・キャンプファイヤー・飯盒(カレーづくり)・八ヶ岳農業実践大学校での体験学習・和紙すき(うちわづくり)体験等、有意義な3日間を過ごすことができました。

〇3年生は、最上級生として1学期の学校生活をリードし、部活動や生徒会活動など多くの面でリーダーらしい姿を見せてくれました。修学旅行では、実行委員や班長を中心に、古都(奈良・京都)の文化遺産や日本の伝統に直接触れることができました。今後は進路選択に向けての活動も徐々に増えてきますので、高校見学や三者面談を通し、進路希望を固めていくことになります。

〇7月に入り、柏市中学校総合体育大会が始まっています。夏季休業に入ると、吹奏楽コンクール等も開催されます。今日までに部活動を引退した3年生もいますが、仲間と力を合わせ、最後まで粘り強く取組んだ思い出は、一生残ってほしいと願っています。

〇今後も厳しい暑さが予想されますが、保護者面談も計画していますので、よろしくお願いいたします。夏季休業中は、ご家庭や地域で過ごす時間も多くなりますので、生徒の健康管理に充分留意していただきますようお願いいたします。

須藤昌英

 

7月19日(水)大掃除

〇昨日は全校一斉の大掃除を行いました。暑い中でしたが、一人ひとりが自らの分担を責任をもって行うという活動を通して、集団の一員としての自覚を深め、生徒相互や教職員と生徒の触れ合いを深めていました。他の教育効果として、清潔の習慣の育成、公共心の育成、勤労の体験なども挙げられます。このように「掃除」のもたらす効果はとても大きいと感じます。

〇ある教育論者は、「掃除」を一生懸命することによって、5つの良いこと(「5K」)があると語っています。

一: 気づく人になれる

二: 心を磨くことができる

三: 謙虚になることができる

四: 感動の心を育むことができる

五 : 感謝の心が芽生えてくる

一生懸命に掃除している生徒に、「暑いので熱中症に気をつけて」と声をかけながらまわりましたが、終了後具合の悪い生徒が出なかったことに安心しました。

須藤昌英

 

7月18日(火)新着図書&夏休み本貸出

〇先週の金曜日の放課後、新しく図書室に届いた本の貸し出しがあり、帰りの会が終わると、多くの生徒が来室していました。少し遅れてきた生徒は、「この本は人気があるので、誰かが借りてもうないと思っていたけど、あってよかった」と笑顔で話していました。学校図書館指導員の菅原先生は、「富勢中は、本が好きな生徒が多く、列をつくって新着本を借りにくる中学校は他にあまりありません」と言っていました。

〇夏休み期間に読みたい本を借りた人もいて、新着本は一人1冊でしたが、こちらは一人5冊まで借りられます。梅雨明けはまだですが、猛暑の日が続いています。暑い日は外へ出かけるのを避け、涼しい場所で読書もいいと思います。読書は、自分とは異なる人間の生き方や考え方に触れることができ、多様な考え方を学べます。普段読書をしないという生徒も課題図書などをきっかけに、本と触れる機会を増やしてもらいたいです。

須藤昌英

 

7月14日(金)命を救う最初の一歩を学ぶ

〇今月に入り猛暑の厳しい日が多く、毎日熱中症の心配が絶えません(最悪の場合には命の危険も伴います)。熱中症の応急処置をしても、もし意識がはっきりしない場合はすぐに救急車を要請します。しかし、救急車が到着するまで(全国平均で8~9分程度)の応急処置をいかに的確にするかが、症状の悪化やその後の後遺症を防ぐことにつながります。

〇学期末の保健体育の授業では、「応急手当の意義と実際」の実習として、心肺蘇生法やAED(自動体外式除細動器)を使った救急救命法を行っています。生徒が学ぶのに合わせ、教職員も一緒に参加し、万が一の場合に備えるようにしています。

〇突然、心臓や呼吸が止まった人の命が助かる可能性は、10分間を過ぎると急激に少なくなるといわれています。心肺蘇生法とは、この止まってしまった心臓や呼吸の動きを助ける方法です。また、突然心臓が止まるのは、心臓がブルブルとけいれんする「心室細動」が原因となることが多く、この場合には出来るだけ早くAEDによる電気ショックをあたえ、心臓の動きを回復させることが有効です。心肺蘇生法、AEDともに、心臓が止まってから実施するまでの時間が、早ければ早いほど、救命の可能性が高くなることが知られています。

〇最初に生徒たちには、心肺蘇生法やAEDの使い方を説明をし、その後グループに分かれての実習を行いました。みんなこの実習のために借りてきた人形やAEDを使って、積極的に取り組んでいました。最後に指導者からは、「実際に道端で人が倒れていたのを見かけたら、勇気をもって行動することが大切です。自分一人では何もできなければ、近くの人に助けを求めましょう。その勇気さえあれば、もしかしたらその人の命が助かるかもしれません。」と結びました。

〇生徒のみなさんには、夏休みも安全に健康で過ごしてほしいと願っています。

須藤昌英

 

7月13日(木)体育祭応援団(顔合わせ)

〇体育祭実行委員と並んで重要な役割である、応援団の顔合わせが一昨日ありました。各クラス男女2~3名ずつが集まり、団長決めや色決め(赤と白)を行ないました。

〇体育祭などの学校行事は、生徒が大きく成長する場です。特に実行委員や応援団などのリーダーを経験することにより、「自分や仲間のことを考えることができる力」、「自分や仲間のために行動に移せる力」、「仲間をまとめることができる力」の3つが身につくと言われます。

〇体育祭当日は昨年度同様に、午前中で終了しますので、時間の関係上、応援合戦の時間は設定していません。しかしその分、応援団は、開閉会式や競技中の応援で、活躍してくれます。

須藤昌英