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2021年2月の記事一覧

感動!6年生を送る会

 ・・・今週末には子供たちが練習を積み重ねている「6年生を送る会」があります。この会が無事に終えられるよう願いながら、明日を迎えます。・・・
 これは1年前、「6年生を送る会」の実施前にHPに書き込んだ内容です。昨年の今頃は「新型コロナウイルス感染症」の恐怖をジワジワと感じている頃、「『送る会』は実施できないかも」そんな思いもあり、緊急事態宣言が発出されて翌週の3月4日からは休校にも入りました。あれから1年経っての「6年生を送る会」を昨日、実施しました。
 今年は「体育館に全校が集まって、それぞれの学年が6年生に披露する、お互いに見合う」という形式は初めから想定できず、「動画を撮ってそれをつなぎ、各教室で視聴する」形式で取り組みました。いつものような数回に及ぶ学年練習はありません。学年全体が合唱する、合奏する「集まって合わせる」ことはできません。「どんな発表なら、6年生に『ありがとう!』の気持ちを伝えられるのだろうか?」ここからの企画であり、子供たちと教職員が知恵を出し合い、工夫をしながらの会になりました。PCのフォルダに児童会からのオープニングセレモニーから各学年の作品(発表)が保存されていて、各学級の担任が操作し、発表をつないでいきます。9時半に始まり動画視聴、6年生の感想発表、私の話、そして終わりの言葉まで45分、10時15分に終了しました。
○感動しました。感染症によって多くのことができなかったけど、今日の会は本当に良い思い出になりました。皆さんに感謝します。
○皆さんの気持ちが伝わってきました。涙が出るほどです。
○体育館での会とは全く違う感動がありました。

 これは6年生の感想です。放送で全校に伝える声も涙声になるほどでした。撮影の舞台は教室が多く、学級ごとの発表です。子供たちは書いた文字や描いた絵を持ちながらカメラに向かって話します。「カメラを見ながら踊るんだよ」って言われたんでしょう。カスク越しではあるけれどカメラを見ながら、楽しく踊っています。5年生は「思い出のページ」という発表で、6年生が入学してからの写真をたくさん使ってページを作りました。カメラの向こうの6年生を意識し、PCで編集しながら見てくれる6年生を思い、それぞれがバラバラに取り組んだ「一部」が集められて、この日に「全部」になりました。教室で視聴する6年生は在校生の視線から、体育館で実施する会とは違った「在校生の感謝の気持ち」が伝わったんでしょう。私ももう何度と参加してきた「6年生を送る会」ですが、今年は感染症防止に必死に取り組み続けている子供たちのことを思うと、今までとは違う感動があり、富勢小のみんなが集まることの良さを感じ、子供たちの力を感じました。「ピンチをチャンスに!」と思い続けてきた今年度でしたが、昨日の会はまさにそれを実感できるものでした。