ブログ

2021年1月の記事一覧

宣言下の教育活動

 昨日から給食が始まりました。給食当番はフェイスシールドを着用し、配膳の準備をする子供たちは黙って順番を待ちます。調度準備の時間、校舎内を回りました。上級学年になるほど、緊張感を感じ、おしゃべりはありません。昨日発出された千葉県への「緊急事態宣言」を、きっと理解し、身近に感じているからでしょう。成長度合いが異なる1年生から6年生までが通う、小学校集団の一面を感じた場面でした。
 年が明けて感染者の数が一気に増える日々が続いています。昨年の11月、高学年の子供たちに感染防止について話した際には「市内感染者が500名」そんなことを取り上げたように思います。それが今は1000名を超えてしまいました。夕方になると「東京で2000名超、千葉も400名か…」そんなため息が漏れるようになりました。昨日、教育委員会からのメールもありましたが、緊急事態宣言を受けて、学校での感染防止対策をより一層強化し、教育活動の一部が制限されることとなりました。詳細については連休明けの12日(火)に手紙を配付します。
 ○同居の家族内で体調不良者がいる場合には、児童の登校もみ合わせるよう協力依頼。
 ○登校する児童の健康状態の確認
  ○音楽(合唱、合奏)、体育(密になる運動)、家庭(調理実習)における活動制限
 ○授業中のグループトークの制限
 ○学年や学級をまたぐ活動(委員会、クラブ、特設クラブ活動)の自粛

以上が主な内容です。
 「またか…」きっと子供たちはそう感じているに違いありませんが、それを態度に表さない姿に、私たち教職員は本当に励まされています。卒業を間近に控えた6年生にとっては小学校最後の3学期ですが、また我慢の日々が続きます。でもしっかりと受け止め、それが給食準備の際の様子につながっているのでしょう。そんな6年生から在校生は学べるはずです。小中学校では感染クラスターが発生していないことが、今回休校にならない理由だとありました。子供たちがマスク、手洗い、検温&カード提出、などの新しい生活様式を頑張っていることが大きな要因だと思います。今までのインフルエンザ感染の状況を思うに、集団生活をしている学校では一度感染するとあっと言う間に拡がることを私たちは経験しているだけに、感染防止策の大切さは特に重要であると感じます。今回特に制限はなかったのですが、土曜日、日曜日に学校施設を利用しているスポーツ団体の方にも、学校の現状を伝え、練習中の関わり方、昼食、練習量への配慮を依頼、児童の感染防止に努めていただくことをお願いしました。
 冬休みが終わり、今週は3日間の登校でした。「お兄ちゃんが熱を出して休んでいる」ということで早退した児童が数名いました。今回、「同居の家族内で体調不良者がいる場合には、児童の登校もみ合わせるよう協力依頼」という取組がありますが、集団生活をする学校ということを理解していただき、どうぞご協力ください。「感染防止は周囲への配慮から」ということも言われています。感染拡大の大きな流れを食い止めるに、個人の身近な取組がどれほど役に立つのか、という思いはありますが、「できることはそれしかない、それなら確実にできる!」と、自信を持って取り組んでいきましょう。今日から始まる3連休で、気持ちを整え、来週から新たな取組をしていきたいと思います。