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2020年12月の記事一覧

バイキング給食

 「12月ってこんなに寒かったかな…」そう思う日が今週は続いています。21日は冬至でしたが、まさに冬を実感しています。朝、子供たちが登校する横断歩道に向かう際の必需品に、手袋とネックウォーマーが欠かせなくなっています。今年はずっとマスクをつけていますが、夏は肌に密着している部分が汗で濡れてしまいましたが、今は吐く息で中央部分が濡れてしまい、学校に戻ると交換する毎日です。新しい生活様式故の新たな発見です。
 今週は2学期最終週。21日(月)に給食が終了し、昨日は6年生の「バイキング給食」を実施しました。「わかめおにぎり、チキンピラフ、揚げパン、ロールパン、ユーリンチー、ハンバーグ、魚のふわふわ揚げ、ほっけの塩こうじ焼き、切り干し大根煮、あらしあえ、ご汁、ぶどうゼリー、抹茶マフィン、フルーツポンチ、オレンジ、リンゴ、牛乳」がメニューで、子供たちは事前にそれぞれの種類毎に選んだものをとり、食べました。いつもの給食ならば、配膳台の上に食器からメニューもすべてのってしまいますが、昨日はそうはいかないので、廊下にある食器をとり、配膳台と机の上にのせられたメニューの中から、自分が選んだ物をとって自席に戻るという流れです。「コロナ禍のバイキングは実施できるのか」と、いろいろと悩み、協議をしました。教室内の机は向き合わせて班にし、それぞれの机には飛沫防止ガードをつけました。机の並べ方については事前に子供たちに協力してもらい、実際に並べて確認をしました。自分の選んだ物を取りに行く際も距離を確保し、時間をかけました。例年とは違い、カップやラップに包まれた物が多く、一つ一つに手間がかかっています。そんな準備をしてのバイキング給食でした。6年生にしかできないことを改めて実感しました。「小学校最後の2学期が終わる」ことを、子供たちに味わわせることができたのではないでしょうか。
 飛沫防止ガードで隔離されたような子供たちですが、仲間が持つお盆に、所狭しに並んだ食材と目の前に見える友だちの表情が嬉しくてやはり興奮します。ついおしゃべりも弾んでしまいました。さあ喫食。さすが6年生、食べるのに夢中!ということもあったでしょうが、今まで続けてきた「黙って食べる」ことに徹していました。でも表情は嬉しそう。ガード越しに友だちと目を合わせる光景が見られました。このような子供たちの様子に、私も嬉しくなりました。
 今日は23日。本来なら終業式でしたが、今週いっぱい子供たちの登校は続きます。クリスマスイブもクリスマスも登校する中、迎えることになりますが、子供たちの話題にそんなこともあがるのではないでしょうか。冬休み入りが延びても、粛々と受け止めている子供たちから元気をもらいます。2学期も残すところ3日間、今日から全ての学年が11時半の下校になります。下校後の時間が長いと、交通事故をはじめとする“思わぬ事故”が心配です。「自分の命は自分で守る」意識に触れながら、ぜひ子供たちに声かけをお願いします。1人1人ができることをして、楽しい冬休みを迎えたいですね!