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2020年6月の記事一覧

一斉登校に

 昨日より、2年生以上が一斉登校になりました。朝から陽射しもあり、その上蒸し暑さもある1日でしたが、子供たちはマスクをしながら登校し、頑張って過ごしました。授業中と給食時に校舎内を歩きました。教室をのぞくと全ての机に子供たちがいます。でもマスクをしていることもあり、今までのようにおしゃべりは聞こえてきません。4月6日以来の全員集合ということもあり、係や班の当番、学級委員を決めている光景が見られました。みんなよく聞いて、よく見ていることがわかります。給食時は分散の時のように、短い時間では準備できず、「待つ」時間はどうしても長くなります。それでも机を向かい合わせにしない子供たちは、前に見える当番の子供たちの様子を見ながら、先生の指示を静かに聞いていました。準備の時間はかかるものの、おしゃべりせずに食べることもあり、いつも以上に味わえているんでしょうね。しばらくは今の形に慣れ、少しずつ楽しさを生み出していけるようになればと思います。
 各学級の担任がどう感じたかはこの1週間、折に触れ聞いていこうと思いますが、気になることは子供たちの意識の差でしょうか。全員がそろっての生活は我慢することがどうしても多くなります。手洗いやトイレなど、順番待ちをする場面も多くなってきます。仕切りをしてある流しもありますが、できない流しもあります。そんな時は「ちょっと待つ」気持ちを持つことが大事で、それがこの先、大いに役立ってくるはずです。今朝の登校時、「先生、どうしてこんなに暑いのにマスクをしなければいけないの?」と尋ねる子がいました。暑い中、頑張ってしてきた故の発言であり、きっとこの子はマスクの必要性を理解しているはずです。そのあたりをしっかりと私たちが理解しながら子供たちに対応しなければいけません。頭ごなしに「やれ!」では、理解している子供たちを否定することにつながります。今は地道に、時間をかけながら子供たちの意識を高めていこうと思います。
 今日からは1年生も全員が登校し、いつもの学校の姿になります。でも実情は今までとの違い一杯の学校です。子供たちの頑張りと教職員の工夫を土台にして、1学期終了の8月7日までの約2か月、教育活動を進めて参ります。