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校長日記
校長日記: プログラミングの授業をしました
先週のことですが、5年生にプログラミングの授業をしました。
算数の正多角形をプログラミングでかく活動です。
昨年度の全国学力・学習状況調査に出題されましたが、全国的に正答率がよくなかった内容です。
まず、正方形のかき方を考えました。
「辺の長さがすべて等しい」「角の大きさがすべて等しい」という正多角形の性質に着目し、「繰り返し」の命令を使うと便利なことを発見できました。
次に、正三角形をかこうとしましたが、うまくいきません。
辺の数は3でいいのですが、角度を60にすると外に開いたままになってしまうのです。
ここで、教師の出方が問われます。
私は、いろいろな学校でこの授業を何十回も見ているのですが、教師が教えてしまうケースをよく目にしてきました。
プログラミング教育は、プログラミング的思考といわれる、論理的な思考力を育てるためにあります。
ですので、子供が困っているからといって教師がやり方を説明してしまっては、子供たちは考えなくなってしまうのです。
教師が親切すぎることは、子供たちの学びのチャンスを奪うことになりかねません。
今回は、大きな定規や分度器を用意し、子供自身が動いて考えさせました。
「まっすぐ行って、60°って、自分が行きたいところと違うよ」
「行きたいのはあっちだから、角の大きさではなく、回す角度だから‥‥」
うまくかけなかった理由や、どうすれば良いのかもわかり、バグを修正して最終的には、正百角形をかくことができるようになりました。
毎日、子供たちの授業の様子を見て回っているのですが、自分で授業をするのは、とても楽しい時間です。(校長 佐和)
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