校長室より

2019年10月の記事一覧

言葉

 校長面接で3年生一人ひとりと話をしているが、彼らの感性に驚かされることがある。先日、ある女子生徒に「あなたが今、関心を持っていることは何ですか」と質問をした。するとその子は「言葉です」と答えた。言葉の意味や響きに「美しさ」を感じるという。「美しい大和言葉」が失われていくのはとても残念だと嘆いていた。言葉を美しいと感じる感性はこれからも大切にしてほしい。

 私たち教師は言葉で生徒に語りかける職業だ。もっと言葉を大切にしなければいけないと思う。「すべての争いは言葉から始まる」どんな水滴(言葉)を水面(職場)に落とすか。喜び、怒り、悲しみ、笑顔、不安、恐怖、反感、団結…その一滴(一言)から始まる。校長会での教育長からいただいた言葉である。喜びや笑顔、団結を生み出す言葉をかけているだろうかと自省する。自らの言葉を変えていきたい。