図書室からのお知らせ

2025年6月の記事一覧

おはなし給食 6月

6月15日は県民の日です。

今日のおはなし給食のテーマもずばり千葉県!

千葉県や柏市の特産品を使った献立に合わせて、千葉の昔話を紹介しました。

 

今日読み聞かせをしたおはなしは、

『千葉ふるさとむかし話』(千葉興業銀行・出版)に載っている

「駒木の与八塚」という昔話です。

 

「むかし、与八と半兵衛という村人が駒木という土地の開墾をしていました。

ある年日照りが続いたので、篠籠田のため池から水をくんで田畑にまいていましたが、

人力で水をまくだけでは苗はひからびてしまいます。

そこでふたりは、駒木に近い牧場にいる将軍様の馬を手なずけて、その馬で水まきをし作物を収穫しました。

将軍様の馬にかかわると罪になり追放されてしまうのですが、

お奉行さまが役人をうまく言いくるめてくれ、ふたりは助かりました。

その後与八は自分の罪を悔い、馬と収穫した穀物をお奉行様の家に置いて村を出ます。

ところが裸馬が後をついてくるので、村はずれの木につないで別れました。

その馬はつながれたまま死んで、その小さな墓が今も「与八塚」として残っているそうです。」

 

このお話しの「篠籠田」は柏市、「駒木」は流山市の地名だと思われます。

有名な市川市の「真間の手児奈」をはじめ、千葉県内の昔話がいっぱいつまったこの一冊。

県民の日に郷土の物語を旅するのも楽しいですね花丸

 

6年生子ども司書のI・Hさん、読み聞かせありがとうございました!

初めてのおはなし給食で少し緊張していたかな?

昔話は地名や言いまわしが難しいのですが、とてもがんばって読んでくれました。

練習してくれた成果が出ていたと思いますキラキラ