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活動の様子(R05年度)

打撲をした僕

膨らんできた桜のつぼみも吹き飛んでしまいそうな悪天候

ですが、陸上部と卓球部が3年生や顧問のお別れ会を実施

しています。

日頃から地道なトレーニングを重ねている陸上部ですが、

今日はレク的なメニューやバスケットボールをして楽しみ

ながら汗を流しています。スポーツ推薦で入学した3年生

は既に高校の部活動の合宿にまで参加しているようで、

遊びといえど高いパフォーマンスを発揮していました。

3年生からのお別れの言葉では、足を怪我して卒業式には

松葉杖をついていた3年生から「打撲をした僕」という

一発ギャグが披露されます。ふざけているように見えますが、

自身の怪我を笑いに変えることによる「怪我は乗り越えた

ので心配ない」という後輩へのメッセージのように思えました。

卓球部では、顧問対全部員のガチンコ勝負が繰り広げられて

います。体育館には、サーブを打つ際に踏み込んでいる足の

音が響き渡っており、その音からも互いの真剣さが伝わって

きます。高校生時代には全国ジュニア選手権で、あの「張本

智和選手(10歳くらい)」に勝利を収めたという実績を持つ

顧問ですが、生徒達は怯むことなく挑んでいき、綺麗なスマッシュ

を炸裂させて得点を重ねるシーンがありました。多勢に無勢

ではありましたが、生徒達は顧問から先に12ゲームを奪い

見事に勝利。去り行く顧問を安心させる結果となったのでは

ないでしょうか?勝負が終わり体育館を出る卓球部一同ですが

風に吹かれた雨があたる体育館玄関でも楽しそうに談笑して

おり、名残惜しい様子が伝わってきました。

また、どちらの部活も顧問への感謝のメッセージとプレゼント

を贈ってくれる姿がありました。生徒達の気持ちには感謝の言葉

しかありません。

懐かしい

修了式までに紹介しきれなかった2年生女子の体育の授業

風景です。2年生達が小学校低学年の時に流行ったダンスを

踊る姿は、是非とも保護者の方々に見ていただきたいです。

熱い涙

令和5年度の集大成ともいえる修了式では、学年代表の生徒が

1年間を振り返って話をしました。6月に実施した林間学園から

得た学びについても言及しており、生徒達の記憶力の高さと

1年を通して学び続ける姿勢に驚かされます。成長した点だけ

でなく、長期休暇後に生活リズムが乱れるといった欠点まで把握

しているほど、2年生は自己分析能力に優れています。

次に話をした学校長からも自分や課題を発見することの重要さが

取り上げられていましたが、生徒達には既にそういった力を身に

つけているように思えました。

修了式の際中には、転出する教員の発表もありました。異動する

職員の情報は修了式で初めて知ったはずですが、修了式終了後から

下校までの1時間程度の時間で、感謝の言葉を贈ってくれる生徒達

もいました。残念ながら転校してしまう生徒がいるクラスでは、

送る側・送られる側共に涙を流しながら別れの言葉を贈り合って

います。生徒達が1年間で築き上げた絆の深さが伝わってきました。

サプライズ

学年集会があると言われ校庭へと集まる1年生。しかし、始まったのは

今年度最後の学年レク大会でした。サプライズ学年レクの準備運動代わりに

突如ジャンボリミッキーを要求され、想定外の連続となった1年生ですが

体育の授業でマスターした振り付けで、あっという間に学年全体が1つと

なっていました。

連帯感バッチリな1年生は、その後の長縄でも息ぴったりな動きを見せて

くれます。ドロケイでも学年全体で盛り上がり、次年度にクラス替えが

あろうとも生徒達は再び良い学級を築き上げてくれるであろう確信が

持てました。

勝負だ!!

今年度の登校日数も残りわずかとなってきましたが、2年生は

学年レクとして○×クイズを実施し、最後の最後まで学年の絆を

深めています。クイズのお題として、サッカー未経験者のサッカー部

顧問はリフティングを10回出来るのか?という問題が出題され

ましたが、顧問は余裕を持って10回を達成。成長しているのは

生徒だけではないということを見せつけてくれます。次に出題

されたのは、教員と生徒がボールスロー・20m走・腕相撲で

対決しどちらが勝つか予想するというクイズ。教員生徒共に

各分野に突出した実力者同士の火花を散らす接戦に大盛り上がり

していました。結果は見事に生徒陣営が勝ち越しし、若人の力を

教員に見せつけてくれました。

1時間目から気分の上がる授業を実施しましたが、2・3時間目

にはしっかりと授業を受ける2年生。2年生最後の国語の授業を

する6組では、折り紙の折り方を文章で説明しています。簡単な

ように思えるかもしれませんが、万人が理解できる表現というのは

意外と難しいようで、文章を書く時・読む時ともに頭を悩ませる

姿がありました。

授業終わりの挨拶の時には「1年間ありがとうございました」と

普段とは違う文言の気を利かした言葉を贈ってくれます。楽しむ

時は楽しみ、気を引き締めるときはしっかりとする2年生であれば、

受験生となる来年度もバランスよく学校生活を送ってくれそうです。

 

政治刷新本部

社会科の授業で明治時代について学んでいる2年生は

始まったばかりの選挙についての問題点について考えて

います。端的にいうと、高所得者な男性以外に選挙権

が無いという、現代社会で提案すれば多方面から批判

されそうな当時の選挙制度。生徒達は徹底的に問題点

を洗い出していました。

今考えれば有り得ないような制度ですが、当時には

このあり方に疑問を持つ人は少なかったのかもしれません。

色々なルールをアップデートしていくことの必要性を

考えさせられる授業でした。

 

先人に学ぶ

1年生が社会科の授業で無人島で生活する方法について考えて

います。社会科の授業と関係ないようにも思えますが、縄文時代

や世界各国の暮らし・古代の治世などを学んだ1年生にとって

文明の無い島で秩序ある生活を過ごす仕組みを考えることは

1年間の学習の総まとめと言えそうです。

まず、持っていくもの決める生徒達ですが、ニワトリや野菜の種

といった継続的に収穫が可能な物を選択しています。カボチャを

大量生産すると決めた班では、その特徴を島の名前に反映しています。

ハロウィン島というユニークな名前は、島が無人島という過酷な

環境であることを忘れてしまいそうです。班員で決めたルールも

遊び心を感じるものがあり、無人島という環境でも生徒達は楽しむ

心を忘れないようです。

1年生が体育の授業でジャンボリミッキーを踊っています。

ジャンボリミッキーの動きを模倣するだけでなく、ダンスの

一部をオリジナルの振り付けで踊っており、3月の生活目標

である「守破離」の「離」=「独自の創作」を達成している

ように思えます。

オリジナルの動きが出た時のクラスの盛り上がり方も最高です。

 

最速は5組でした

ネットが普及した現代社会では、企業の平均年収についての

情報が簡単に手に入ります。それと同時に、年収の平均値

よりも中央値の方が実情を表しているという情報も手に入り

ます。数学の授業で各クラスの反射神経についてヒストグラム

でまとめてランキング付けをしている1年生では、その中で

中央値・平均値・最頻値などを駆使しており、前述したような

数字のトリックに騙されないような知識を得ています。

データを分析してからプレゼンテーションの作成と、反射神経

ナンバーワンとする根拠の抜粋から表現まで、1から自分達

で作り上げるという、なんとも難しそうなこの授業。しかし、

1年生は様々な着眼点とタブレットを扱う技術により、良い

プレゼンテーションを大量生産していました。

でも、お高いんでしょう?

限られた時間の中で商品の魅力を伝える通販番組。そこには

言葉や資料を巧みに使って相手の心を動かす極意が詰め込まれて

いるそうです。1年生の国語の授業では、通販番組の模範を

してその技術を学ぼうとしています。

授業時間は45分と短めですが、1年生は制限時間内に台本を

作り上げて見事な発表をしていました。短時間で班員全員が

活躍する台本を作り上げる1年生の企画構成力には驚かされます。

9年間の答え

卒業式という晴れの日ですが、朝起きると道路には雪が積もって

おり、学校へと向かう足も重くなってしまうような天気です。

しかし、毎朝3年生の中で1番に学校へ到着する生徒は、本日も

登校時間よりもやや早めに登校。毎日繰り返してきた習慣を最後

の1日まで守り通しています。この生徒は、学級の輝いている人

通称「キラビト」に選ばれた生徒であり、キラビトインタビュー

の際には「当たり前のことをやっていたらキラビトに選ばれた」

と発言していました。些細な当たり前を毎日やり抜く事が、この

生徒が義務教育の9年間で育んできた力かと思われます。

式が始まり卒業証書授与の時間となると、にこやかな表情をする

生徒もいれば、緊張した様子の生徒もいます。さらには、意外な

生徒が涙を流している場面もあり、卒業に対する思いやそれまで

に身に付けた力は本当に十人十色で、本人しか理解できない何か

があるように思えました。

様々な思いを持つ生徒の中から代表して答辞を贈ってくれたのは

先代の生徒会長。コロナ禍により、あらゆる活動が0になった状態

から、自分達の力で1へと進めたという言葉が印象的でした。

振り返ってみれば、自分達の力で学校の歴史を創った成功体験という

美談ですが、活動を進める中では先の見えない不安やコロナに対する

怨嗟などもあったかと思われます。そういったものを乗り越えて

本日の卒業式に臨む生徒達は、大人たちの想像以上に成長している

のかもしれません。

4月からは様々な生徒が様々な進学先で新たな挑戦をすることと

思われますが、本日生徒達が作り上げた立派な卒業式を見ると

新天地でも新たな仲間と協力して活躍してくれる予感がしてきます。

また、1・2年生は式場の準備及び後片付け。家庭科部の1年生は

素敵な紙刺繍を作って校舎を彩ってくれました。3年生のために

色々と尽力してくれてありがとうございました。

最後の試練

卒業まで残り1日となった3年生は、学年レクを実施して最後の

思い出づくりにいそしんでいます。レクの内容は3年生対3学年

担任のお題にそってのガチンコ勝負です。3年生の担任達は大人

の壁を越えていけと、全力で生徒達の前に立ちはだかっていました。

運動関係のお題では、既に生徒達は壁を超えているようにも思えますが

生徒達は一致団結し、最後の勝負に笑顔で挑んでくれました。

学校の活動を純粋に楽しむ生徒達の真っすぐな心は、明日の卒業式を

素晴らしいものにしてくれると確信させてくれました。

ハンカチをご用意ください

本日は2・3年生合同で卒業式の予行練習を実施しました。

どちらの学年も、そこまで多く卒業式の練習をしていない

はずですが、細かい動きは勿論のこと歌声までかなりのレベル

に仕上がっているように思えます。

少ない練習でここまでの歌声を響かせることが出来るのも

合唱コンクールの翌日であろうと実施してきた歌練習の積み

重ねの成果かと思われます。3年間の集大成ともいえる卒業式で

披露される、生徒達の毎日の積み重ねが実感できる歌声は

涙腺に響くこと間違いありません。

指が憶えている

1年生が音楽の授業で琴を弾いています。日頃触る機会が

少ないであろう楽器の登場に、生徒達も興味津々のようで

琴の周りを取り囲むように生徒達の輪が出来ていました。

演奏だけでなく演奏前の準備である「お調弦」も授業の

一環であり、生徒達は琴柱を正確な位置に配置しようと

努力していました。

2月9日に紹介した通り、ピアノを優雅に引く男子生徒も

多い音楽が得意な1年生ですが、そういった生徒も、課題曲

である「さくら」をいきなり弾くには苦戦しているように見えます。

しかし、琴よりも楽譜に目を凝らして演奏している様子を見ると

指を動かす感覚というものは、ある程度共通しているようにも

思えてきます。

いきなり楽譜を見ながら演奏できる1年生であれば、琴の腕前も

あっという間に上達していきそうです。

学力とはいったい

「学力 意味」で検索すると「それまでに習い覚え、また体得した知識

によって養われた能力」と明確に言葉の定義が出てきます。言葉の定義

はありますが、2年生は国語の授業で自分が思う学力とは何かを考えて

いました。テストの点数によって偏差値を定められ、その偏差値を基に

進学先を考える現代の日本で生きる生徒達からは、テストで高得点を取れる

能力こそが学力という考えが多く見られましたが、自ら学ぼうとする意志や

積み重ねてきた努力も含めて学力という、素敵な考えもありました。

もうじき3年生となり、今まで以上にテストの点数を気にしてしまう時期

になると思われますが、数値では表せない生徒達の良い部分に気づくきっかけ

となる良い授業であったように感じます。

みんな大好き3年生

本日実施した3年生を送る会では、1・2年生は勿論ですが

受験勉強で忙しかった3年生まで心のこもった発表を披露して

くれました。各学年の発表を通し、学校での3年生の存在の

大きさを再認識したような思いです。

保護者用のページに会の動画をアップしましたので、是非とも

ご覧になってください。

成功間違いなし

3年生を送る会において、学年での準備もある生徒達ですが

美術部は会場装飾・生徒会総務部はリハーサルと、追加で

仕事をこなす生徒達が大勢います。

美術部の生徒達は昨日と今日の2日間に渡り準備に没頭。

装飾する作品の制作期間も考えると、もっと前から送る会

のために尽力してきたに違いありません。装飾の配置は

全て生徒達が考えており、教員から一切指示を受けること

なく作業を進めていきます。

同じく送る会の準備に時間をかけてきた生徒会総務部の

生徒達はリハーサルを実施して細かい動きを最終確認して

います。何という事はないようにも思える、ドアの開閉まで

しっかりと練習しており、準備に一切の余念がありません。

生徒達の奮闘を見ていると、明日の会が素晴らしいものに

なると今から確信できます。

プロ意識の塊

スポーツ推薦で入学した3年生や、進学後も強い熱意を持って

部活動に取り組みたい3年生は放課後の部活動に参加しています。

受験勉強明けという事もあり、多少の衰えはありそうなものですが

現役の1・2年生を引っ張るレベルのパフォーマンスを披露する

3年生。さすがスポーツに人生を掛ける逸材たちです。

スポーツ推薦で入学した3年生は、既に入学後の活躍を期待されて

いることかと思われますが、入試が終わって間もない今から練習に

取り組む彼らであれば、その期待にバッチリと応えてくれそうです。

 

地域の三中へ一歩前進

本日は、ボランティア委員会と生徒会総務部が合同で地域の

ゴミ拾いを実施しました。10月頃から実施計画を練り上げて

ようやく実施した一大プロジェクトということで、給食後に

下校した3年生も再登校してゴミ拾いに参加しています。

永かった受験勉強もひと段落ついたうえに1時頃に下校となると

遊びたくなるのが普通ですが、地域のために貢献する3年生

の心掛けは立派です。

活動が始まると、生徒達は触るのもはばかるようなゴミも

臆すことなく拾い集めていきます。人目に付かないような

生垣にまで躊躇なく足を踏み入れ、手にしたゴミ袋はあっと

いう間にゴミで満杯になっていました。七小方面に向かうルート

では、丁寧に作業しすぎて予定していたルートの半分も進め

ないほど生徒達はゴミ拾いに熱中。通りかかる七小の子ども達

からは、お礼の言葉と元気なあいさつを貰っていました。

生徒達が考えた活動が、見事に地域の活性化へと繋がっている

と確信が持てるワンシーンでした。

 

逃げちゃだめだ

家庭での性教育について、苦手意識を持っている保護者の方は

いるでしょうか?近頃のニュースでは、理科の教員が学習指導

要領を逸脱した過激な性教育を実施したことで処分を受けた事例

もあり、教員でも担当者以外が軽率に取り扱ってはいけないよう

な印象を受けます。

しかし、子ども達も生物である以上、性に対する興味が湧いてくる

のは必然であり、それは決して悪いことでは無いように思います。

1番怖いことは、何も正しい知識がない状態で興味を持ってしまう

事ではないでしょうか?

本日の1校時には日本医科大学付属病院女性診療科・産科の豊島将文

准教授をお招きして性教育について講演をしていただきました。

男女ともに参加する中で、月経などのデリケートな話題が出てきましたが、

今後とも同じ空間で生活していくことを考えると、適切な配慮をする上で

男子生徒にも必要な知識かと思います。お互いの性について理解を深める

ことで、男女平等という概念についても認識を深めることが出来たのでは

ないでしょうか?

お忙しいところ、生徒達のために貴重なお話をしていただきありがとう

ございました。

交渉する生徒会長

本校の体育館にあるスポットライトですが、いつの間にか

破損していたようで、行事の際に苦労することがあります。

そんな現状を打破するため、生徒会長がPTAの方々にPTA会費

からスポットライト購入の費用を捻出して貰おうと交渉して

いました。

日頃の授業からプレゼンテーションを作成している現代の

中学生なので、交渉の際にもその技術を遺憾なく発揮します。

画像を使って分かりやすくスポットライトの必要性を説明

する説得力に溢れるプレゼンテーションはPTA会長も絶賛して

いました。また「スポットライトを浴びるという経験を全校

生徒にもしてほしい」「もっと学校行事や生徒達の気持ちを

盛り上げたい」という強い思いも熱弁。生徒達の成長に狙い

を付けた学校運営を構想する姿は学校長のようでした。

PTAからスポットライトの値段や活用方法について尋ねられた

際にもしっかりと回答しており、事前調査や購入後のビジョン

もバッチリな様子でした。

多数の大人を前にしても怯まない見事なプレゼンテーションで

スポットライトの必要性について語った生徒会長ですが、会長に

就任してから、あらゆる場面でスポットライトを浴びてきた会長が

これほどの活躍をしたことが、スポットライトが与える生徒への

影響になによりも説得力を持たせているように思えました。

今回の生徒による予算交渉の場面は、PTAからの要望により実現

するに至りました。学校設備の充実だけでなく、社会人に通ずる

経験まで提供いただき、誠にありがとうございます。

もう始まっている

本日は、初めて1・2年生のみで委員会活動を実施しています。

入試のため、頼れる3年生が不在ですが、今までの経験を活かして

2年生が中心となって活動を進めています。

学年全体のリーダーである学年委員では、全体の活動が終了後

に2年生だけが集まり、今後の活動について入念に確認。学年

全体をまとめるため、他の委員会の活動にも気を配っていくよう

気を引き締めていました。

3学期は次の学年の0学期(本校は2学期制ですが)という言葉

がありますが、2年生達の姿を見る限り、来年度は非常に良い

スタートを切ってくれると確信が持てます。

確信

メインとなる発表以外にも色々と気を配りながら

3年生を送る会の準備をする2年生。次期最高学年

としての風格を感じさせてくれます。

打ち合わせの段階から楽しくなりそうな予感がした

感謝を伝える発表は、段々と形になってきた練習風景

の段階で、予感を確信へと変えてくれる魅力があります。

残りの準備期間がまだ2週間以上ある段階でここまでの

レベルに到達する2年生には、自然と期待が高まって

しまいます。

失敗からも学ぶ生徒達

本日は先週末に実施された学年末テストの返却をしています。

高得点をとった喜びの声が聞こえてくる教科もあり、生徒達の

1年間の努力の成果が報われているように見えました。

成功に喜ぶだけでなく、失敗に対する反省も生徒達は忘れて

いません。間違った問題は黙々と復習し、同じミスを繰り返さ

ないように注意していました。

学年の集大成という印象のある学年末テストですが、来年も

テストがある1・2年生達には、今回の成功・失敗ともに

次年度へと活かしてほしいです。

期待を裏切らない総務部

テストが終わり、開放感が最高に高まるであろう本日の昼休み

ですが、生徒会総務部の生徒達は自主的に生徒会室へと集まり

三年生を送る会に向けて打ち合わせをしています。元から放課後

には活動する予定が入っていたのですが、テスト明けの精神状態

にも関わらず「放課後にやればいいや」という結論に至らない

勤勉さには驚くばかりです。

「誰か来るかもと思って生徒会室の鍵を開けていた」という

生徒会担当の教員の期待を裏切らない結果となっていました。

 

総まとめ

公立入試目前となった3年生では、最後の授業となる教科

も出て来ています。教科担任からは3年間の学習をまとめた

プリントを配ったり、学んだことを入試で点数を取る以外にも

活かしてほしいと語ったりと授業の内容から3年間の総まとめ

といった様子が伝わってきます。熱く語る教員の話に3年生も

しっかりと耳を傾けていたように見えました。

ピンチはチャンス

本日の気温はとても暖かいなと思っていると、梅の花がぽつぽつと

開花している事に気が付き、だんだんと春が近づいてきていることを

実感します。そんな気分まで良くなりそうな天気ですが、テスト前日

である生徒達の心模様はどうでしょうか?校庭を見ると、いつも昼休み

に遊んでいる生徒達がいつも通りに遊んでいます。

ストレスについて学ぶ1年生の保健体育の授業でも、適度な気分転換

が推奨されており、生徒達はしっかりと授業で習ったことを実践して

いるようにも見えてきます。授業では、適度なストレスはこころの発達

に必要とも説明されていましたが、テスト前日でもリラックスを忘れ

ない生徒達であれば、あらゆるストレスも力に変えてしまうように

思えます。

 

匂いで解る美味しさ

前回の調理実習で中華風サラダを作った1年生は、次のステップ

として肉料理の「中華まん」を作っています。

肉料理ではありますが、餡に椎茸やタケノコを混ぜる本格的な

中華まんなので、野菜のみじん切りにも注力する1年生。細かい

作業で時間がかかりそうですが、なんと生地まで1から手作り

しており、時間内に作り切れるのか心配してしまうほどの作業量

です。

生地と餡の準備が完了し、いざ蒸し始めると、家庭科室の窓は

どんどん蒸気で曇って行きます。廊下から様子を覗くことが

出来なくなりましたが、変わりに肉汁とごま油が混ざり合った

良い香りが家庭科室から溢れ出してきており、調理が進むことで

視覚ではなく嗅覚から食欲を刺激してくるようになっていました。

音楽に明るい1年生男子

3年生を送る会の準備のため、昼休みも活動している姿を

見かける1年生。詳細は明かせませんが、各々がしっかりと

自分の仕事を果たして1つの発表を作ろうと努力していること

が伝わってきます。特別に役割を与えられた訳でもなく、

自ら歌の自主練習に励む生徒までいるほどです。

自主練習までする1年生なので、パート練習の時間も当然

見事な歌声を響かせます。音楽に精通した男子の人材が

豊富なようで、伴奏も難なくこなしている姿を見かけます。

小学2年生の時の担任の先生に見てほしい

1年生の数学の授業では水を使って柱と錐の体積を比べています。

錐の体積は柱の体積の1/3であることを計算式で教えるだけでなく

実際に確認しているのですが、生徒達は楽しそうに水を錐の模型

に入れています。小学2年生の算数「かさ」の授業でも、笑顔で

同じような実験をしたかと思われますが、5年ほど経過した現在も

生徒達は楽しそうに学び続けています。

実験中はワイワイと楽しそうでしたが、解説を聞く時間になると

一切の私語が無くなったり、学び合いの時間になると教える側も

教わる側の生徒も真剣に対話したりと、生徒達のメリハリの付け方

には目を見張るものがありました。

小学2年生の時と類似した授業内容を小学2年生の頃よりも更に

向上しているであろう授業態度で受ける1年生の姿は、なんだか

小学校の先生達に見せたくなってしまいます。

どっちの主義ショー

歴史の授業をする2年生ですが、より学びを深めるために社会主義と

資本主義どちらが良いかディベートをしています。今の日本は私有財産

が認められているという点で考えると、生徒達も資本主義の方が馴染み

深いように思えますが、社会主義のメリットについてもしっかりと

挙げていきます。生徒達が上げたメリットの中には、世界の問題とされる

経済格差の解決につながりそうなものもありました。資本主義派の

生徒も「頑張りが報われる世界の方が良い!!」と熱弁を奮っており

一進一退の熱い議論を繰り広げていました。

授業の最後には審査員を務める生徒達によるジャッジが下されます。

社会の授業ながら、説得力を持たせる文章の構成や話し方まで学習

までしていました。

二律背反

給食委員会の生徒達が黙食と会食、2つの意義について考えています。

コロナウイルスが5類に引き下げられたとはいえ、感染リスクがゼロに

なった訳ではありません。楽しさと安全という、食事において両立が

難しい問題ですが、生徒達は自分達の意見をしっかりと述べて議論を

深めていました。出てくる意見の中には、食事マナーの講師のような

ものまであり、生徒達の行儀の良さがうかがい知れました。

学生時代にコロナ禍を経験した生徒達は、大人顔負けのテーブルマナー

を身に付けているかもしれません。

高い英語力

英語の授業では、1年生は好きな人物について、2年生は日本の偉人について

調べたことをパワーポイントにまとめてインタビューテストを実施しています。

インタビューテストをずっと張り付いて見ていた訳ではありませんが、動画の

通り流暢な英語を使いこなす生徒を複数発見できます。「樋口一葉のお気に入り

の小説は何ですか?」という問いに対し、正直に「読んだことがない」と返答

したのを見ると、生徒達の英語でのコミュニケーション能力も上達してきて

いるように思えてきます。

 

実物でなければ味わえない感動がそこにある

明日から、さわやかちば県民プラザで「柏っ子造形展」が開催され

本校の生徒が美術の授業で作った作品も出品されます。

1年生が作った段ボールによるアートは、パット見るとダンボール

の茶色しか目に入ってこないので、華やかさに欠ける印象を受けますが

生徒達が書いた作品の解説を読むと印象が一変します。作品を形作る

部品の1つ1つに意味が込められているようで、生徒達の様々な感情を

見事にダンボールで表現しています。作品タイトルも秀逸で、ルーブル

美術館の出展一覧に載っていても違和感のなさそうなセンスをしています。

2年生が作った、枡の中で何かの世界を表現する作品は、見えない部分

までこだわっており、1つのアングルからの写真だけでは作品の魅力を

伝えきれない、立体の醍醐味を活かした作品となっています。粘土を細かく

成型する制作風景は、細かすぎて部品なのかただの切れ端なのか判別が

出来ないほどです。

3年生の篆刻と水墨画も流石最高学年といったところで、思わず手に

触れてみたくなる魔力があります。

どなたでも入場可能ですので、お時間がありましたら是非とも足を運んで

その魅力を感じてください。

温かい生徒会総務部

本日は、来年度入学してくる新1年生が学校見学にやってきました。

学校長からは、柏三中の4つのキーワード(Smile)(Diversity)

(Update)(Challenge)についての話がありましたが、新1年生は

しっかりとした反応を見せてくれました。

在校生の代表として学校の説明をする生徒会総務部の生徒達。

制服を着て司会進行を務めていた生徒が、数分後には夏の校内服の

モデルに大変身しており、1人で何役もこなして少人数ながらしっかりと

会を進行していました。日頃の授業からユーモアあふれる発表でクラス

メートを笑顔にしている生徒会長は、本日の学校説明でもその人柄

を存分に発揮したスピーチで新1年生の緊張をほぐしています。

台本を淡々と読み上げるだけでない温かみのある語りかけに新1年生も

心を掴まれたのか、話の節々でしっかりと返事を返していました。

校内見学の時間では、見学の場所が重複するという不測の事態もあり

ましたが、生徒会総務部は臨機応変な対応で乗り切ります。次に会う

のは2ヶ月ほど後になりますが、新1年生の名前を覚えようとメモを

取りながら案内する生徒もいました。その場しのぎの対応であれば

絶対に出てこない行動に、来年度の後輩を歓迎する気持ちを感じ取れました。

生徒会総務部の活躍により、来年度の新1年生達の不安も解消された

のではないでしょうか。

みんな大好き挨拶

「あいさつ 名言」でネット検索すると、「マナーのある人が先に挨拶する」

「挨拶は、人間らしく生きるための基本の心である。」等々、色々な著名人が

挨拶の大切さについて説いていることが分かります。そんな、その気になれば

簡単に出来そうなのに、あらゆる界隈の重鎮から重要視される挨拶を向上させる

ため、今週の月曜日から生活委員会が朝の挨拶運動を実施しています。

まだまだ気温が上がり切っていない早朝の時間帯ですが、全校の手本となるように

爽やかな挨拶をする生活委員会の生徒達。学年の仲間が朝から精力的に活動する

様子を見て、普段よりも元気に挨拶をする生徒達も増えたのではないでしょうか?

さらに、教室には「目指せ挨拶イケメン・挨拶美人」というポスターが貼られており

朝の挨拶運動の時間以外にも挨拶を意識するような工夫がされています。

2月の生活目標は「自分から爽やかに挨拶をしよう」ですが、生活委員会の生徒達

の取り組みにより、良いスタートダッシュが切れそうな予感がします。

分かってはいるけど難しい

社会人になってから「ヒヤリハット」について学んだことがあり

整理・整頓・掃除・清潔・しつけの5Sが大事だと聞きました。

2年生の家庭科では家庭内に潜む危険な場所について考えており

危険個所の対策方法に前述した5Sをズバリと答えていました。

危険について予測する段階では、生徒達は1枚のプリントを全員

で覗きこんで様々な意見を出していました。全員が当事者意識を

もって授業に臨む姿勢は「素晴らしい!!」の一言です。

毎日生活するゆえ、小さな整理整頓要素が現れ続ける家と言う空間で

5Sを守り続けるのは、なかなか困難なように思いますが、危機意識

をしっかり持っている2年生であれば良い環境を保っているに違い

ありません。

調理実習の域を超えた調理

秋が旬のイメージが強いサツマイモですが、2~3ヶ月ほど貯蔵

することで甘味が増すそうなので、冬に食べても美味しく頂ける

そうです。菜の花学級の生徒達も秋ごろに収穫したサツマイモを

しっかりと追熟してからスイートポテトを作っています。

自分が食べる分を作るだけならただの調理実習ですが、菜の花学級の

生徒達が作っているスイートポテトの個数は100を超えている

のではないかと思われるほどの量で、調理実習というよりはパティシエ

の訓練のように見えてしまいます。

作るだけでなく完成品を1つ1つ自分の手で包装までしており作物の

栽培から、加工、販売までの流れを全て自分達の力でやり遂げて

いました。

 

脅威の吸収力

1年生と2年生の国語では、漢文について学んでいます。

初めて漢文について学ぶであろう1年生にとっては、突如

あらわれたルールに従って漢字を読み砕くようなものかと

思いますが、生徒達はあっという間に順応。複雑な漢文も

問題なく解読し「解けた人」と問われると自信満々に手を

挙げています。

内容が発展した2年生では、文章中にあるのに読まない

「置き字」が登場します。日本の文章にはない概念が登場

するだけでも大変そうですが、2年生は書き下し分を読んで

漢文にレ点・一二点・フリガナを振るという高度な学習

をしています。難しそうな要素がてんこ盛りの授業ですが

生徒同士の相互点検で答え合わせをしており、2年生達の

吸収力に驚かされます。

30日で何が出来る?

本日実施された委員会活動は、3年生にとっては中学校生活最後の委員会

活動です。3年間同じ委員会に所属し、力を発揮してくれた3年生もいる

ようで、1つの仕事をやり抜いたという達成感を感じているかもしれません。

委員会活動は最後ですが、あいさつ向上のための活動を計画する生活委員会

では当然3年生もその活動に参加するようで、日常的な取り組みはまだまだ

終わることはありません。3年生が学校に来るのは残り30日という短い

期間になっていますが、同じ仕事を3年間やり通す粘り強さを持つ3年生

であれば学校や後輩達のために最後まで尽力してくれるに違いありません。

志が高すぎる

日頃の生活態度を生活委員会が振り返る中で、時間に対する意識

が低いという問題が上がってきました。そうした問題を解決する

手段として、授業の始業時間などを知らせるチャイムを鳴らさない

ノーチャイムデイという取り組みを生活委員会が提案し、本日実施

しました。

いざノーチャイムデイが実施されると、授業開始2分前には全員が

教室の自席に着席し、廊下からは生徒達の姿が消え去ります。教室

を移動する授業ですら、2分前にはしっかりと移動先の教室で準備

をしているように見えました。友達とじゃれ合う1年生の男子生徒

ですら、談笑しながらもしっかりと時間には気を配っています。

ノーチャイムの影響を1番受けそうな、昼休みに校庭で遊ぶ元気のよい

生徒達も、時間になればすぐに行動を切り替えて教室へと戻っていきます。

学校全体が自分達で時計を見ながらしっかりと行動し、ノーチャイム

の影響を全く感じさせない1日を過ごしていましたが、生活委員会は

まだまだ伸びしろを感じている可能性もあり、その志の高さがうかがい知れました。

また、放課後には、1月15日から17日の3日間で集めた石川県への義援金を

生徒会長が柏市役所まで届けに行きました。各家庭のご協力の他に本校のPTAさん

からも協賛もいただき、集まった金額は合計87,511円となりました。

生徒の思いやりある行動に応えていただき、誠にありがとうございました。

夢の力

1年生が英語の授業で「世界の通学路」という、通学に2時間以上の時間を

必要とする子ども達のドキュメンタリー映画を視聴していることから、生徒達

には国際情勢に関する知識が一定はあることが予想されます。本日は生徒達が

更に他国の事を理解する機会として「NPO法人YouMe Nepal」代表理事の

シャラド ライ さんを講師としてお招きして国際理解集会を開催しました。

生徒達が持つ、インフラが整備されていない国に対する印象は「大変そう」

というものかと予想できますが、本日お招きしたシャラド ライさんは

そうした環境からチャンスを掴んで国の発展のために力を尽くし続ける、教科書に

出てくる偉人のような活躍をする方。集会の時に出て来た「子ども達に教育を受ける

チャンスを与えたい」という言葉や、学ぶことで自分の未来を切り開いた体験談は

他国に対する新たな視点だけでなく、進路や学校に対する価値観にまで影響を

与えてくれそうなものばかりでした。

講演中のシャラド ライさんは、台本のようなものを一切見ることが無く、

生徒達の席の中心に立って悠然と話をしています。講演と言うよりも対話をして

くれているような進行により、質問をする時間には様々な生徒から様々な質問が

飛び交っており、生徒達も一瞬で心を掴まれていたことがわかりました。

講演の最後には、日本の経済成長率や少子高齢化問題といった、日本が抱える

問題についても言及があり、自国のことでなく日本の将来についてまで真剣に

考えてくれるシャラド ライさん。特に生徒達の心に残ったのは「英語を学ぶ

のではなく、英語で学ぶ」という言葉のようで、感想箋には「明日から英語の

授業を頑張る」という言葉を複数の生徒が書いていました。

既に国に対してかなりの貢献をしているシャラド ライさんですが、IT企業を

立ち上げて更なる国の発展を目指しているようで、夢を追う人間の力強さという

ものを会場にいる全員が実感したことと思います。環境に負けず進み続ける

シャラド ライさんのお話や姿には、生徒達も色々な学びがあったかと思います。

貴重なお話をしていただきありがとうございました。

 

大根いいぞ

新年初登校日から大量の大根を収穫していた菜の花学級ですが

未だにその収穫量が衰えることはなく、本日も調理実習で採れたて

の大根を煮物にしています。

かなり立派な大根がかなりの量あるのですが、生徒達はその全ての

皮を剥いてから下茹でをするという、とても手間のかかる調理方法

を選択しています。流しに溜まっていく皮の量を見るだけで、その

大変さが伝わってくるようです。

完成した煮物は、油揚げとめんつゆの旨味が凝縮され黄金色に

輝いており、大根が本来持つ味を最大限に味わえる薄味であることが

視覚から伝わってきます。自分達で育てた作物だからこそ、素材の味

を活かす味付けはナイスチョイスなように思います。

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短時間でも進む三中生

本日は3時間日程ですが、2年生では修学旅行スタート集会が開かれ

1年生は後期期末テストの勉強計画表を作成と、短い時間ながら今後に

待ち構える行事に向けて歩みを進めています。

私立高校の受験まっただなかの3年生は、週の中頃は学年の半数ちかく

が受験のため登校していませんでしたが、本日は道徳の授業で意見交換

を実施できるほどの賑わいを見せています。「差別や偏見のない社会の

実現について」という中々難しそうなテーマでしたが、さすがに受験生

というだけあって、各々がしっかりとした主張を持って議論に参加して

いるように見えました。

今週は3年生の姿を見る機会が少なかったので、学校で活き活きと

活動する姿を見るとなんだかホッとします。

(修学旅行スタート集会のプレゼンテーションを保護者ページの

修学旅行のページにアップしています)

侮れないひと手間

1年生が家庭科の調理実習で中華風春雨サラダを作っています。

具材の人参は生で食べると少し硬いイメージがありますが、皮を

むいたり薄くスライスしたりという生徒達のひと手間により、

加熱せずとも食べやすそうな一品へと変貌を遂げます。

自家製ドレッシングも、大さじから溢れたゴマをすりきりべらで

払い落とし、キッチリ15gの分量を計量。レシピを寸分の狂い

もなく守ろうとするこだわりを持って作っています。

ちょっとしたひと手間が積み重なった1品は絶品のようで、給食後

に調理実習をしたクラスでも箸が進んでいるように見えました。

室内とはいえ水道水ややや冷たいですが、片付けの食器洗いなども

生徒達は怯むことなくテキパキと進めていきます。班員たちの見事

な連携のおかげか、調理実習は時間に余裕をもって終了。余った時間に

ちょっとしたナゾナゾ大会を開くほどの余裕っぷりでした。

正しい走り方とは?

スポーツの世界では、短距離の走り方を「スプリント」長距離の走り方を

「ランニング」と区別しているようで、同じように見える走る動作でも

身体の使い方に違いがあるそうです。

体育の授業で長距離走が始まった柏三中では、 疲労を感じるメカニズムや

長距離走の足の着地の仕方など、ランニングについての基礎知識を授業で

説明してから、実際に走る授業へとステップアップしていました。

辛いイメージのある長距離走ですが、生徒達は互いのラップを細かく計測

しあいペースが落ちれば励まし、走っている生徒はライバルと競い合いながら

ラストスパートをかけるなど、非常に良い雰囲気で走っています。

長距離が嫌いという生徒もいると思われますが、こうしたクラスの雰囲気

があれば、少しは苦手意識がなくなるかもしれません。

図形で人助け

世の中で活用されている数学の図形の知識には何があるのか数学の教員に

聞いてみると建築・ゲームのプログラミング・車作りなど、あらゆる分野

で活用されているそうです。

本日の数学の授業では全学年が図形について学習しており、3年生の黒板

に書かれている数式はアルファベットが大半を占めているので図形と数式を

交互に確認しなければ理解するのが難しそうな内容です。音楽科の教員が教科

の枠を飛び越えてTTとして入っている様子からも授業の難しさがうかがい知れます。

しかし、生徒達は班活動で積極的に意見交換したり、教室前方で問題を

解答したりと、難問にもへこたれることなく挑戦しています。

高度な授業にもしっかりとついていく柏三中の生徒であれは、図形の知識を

活かす専門家になり世の中に貢献する未来もあるように思えます。

何が正しいのか?

1月1日に発生した地震による災害では、渋滞緩和のため個人での

ボランティアや支援物資は受け付けていませんと被災地の石川県から

発信があり、災害時に本当に必要な行動とは何なのかと考えさせられました。

本校の生徒会長も休み中にそんなことを考えたのか、登校初日の9日には

募金活動の企画を提案してきました。企画書の目的には「募金活動を通して

被害の少ない千葉県でも今回の震災を身近なものと捉える」「被災者に対して

できる事があると実感する」と書かれており、子どもながら全校生徒に

震災に対して考えるきっかけを投げかける思考と行動力は流石生徒会長

としか言いようがありません。

募金活動は本日の朝からボランティア委員会と生徒会総務部が協力して

実施しており、人員配置や活動の周知や道具の用意など、1週間程度で準備を

完了させていました。生徒達の行動力には感心するばかりです。