柏市学校図書館紹介blog

市内小中学校63校の学校図書館活用の様子を紹介しています

みんなで学ぼう!考えよう!-授業と学校図書館の連携を目指して-

★本を集めて「さぁ,授業!」

3学期のスタートともに,図書を使った調べ学習も始まりました。
『学びづくりフロンティアプロジェクト校』である酒井根中学校では,
学校図書館を活用した授業を行っています。

★テーマ,決まったかな?

図書を使った調べ学習で一番大切なこと,
それはテーマをしっかりと決めることです。
教室の授業では,『敦盛の最期』(中2国語教科書)を読んで
本文の内容を確認し,自分のテーマを考えました。
さらに発表をすることで他の人の考え方も学びました。

★本を使ってみよう!

学校図書館の授業では,本を2冊以上使うことを
目標にしています。ワークシートの完成までもう少し!
本の情報(奥付)のチェックも忘れません。

★みんなで考えよう!

疑問点や新しい発見があった時は,班の中で話し合いをします。
先生や学校図書館指導員も一緒にみんなで考えていくことが出来る場所,
それが酒井根中学校の学校図書館です。

東っ子の図書館は、いいところ♪

手賀東小学校の図書館は,2階の中央!特等席にあります。
南向きの窓からは四季折々の景色が見られる,素敵な図書館なんですよ。
全校生徒数50名の小さな学校ですが,
先生を含めて,まるで大きな家族のようです。

1月22日,柏にも4年ぶりに大雪が降りました。
図書館からは,元気に雪遊びするみんながよく見えます。

手前にあるのは,4年生が書いた”ものがたり”。力作揃いです。


図書委員会による「ALTジェレミー先生のおはなし会」


今回読んでくださったのは,「The big turnip(おおきなかぶ)」

初めの言葉は,なんだか同時通訳のようです。
はじめから終わりまで英語尽くしで,なんだか緊張気味ですが…

最後にはジェレミー先生がおじいさん役になり,飛び入り参加のみんなを巻き込んで
Heave-ho! Heave-ho!
みんなが笑顔になりました。


読書会


手賀東小では、今年も全学年で読書会が行われました。

4年生が読んだのは「おおきな木」。
読書会では,自分にとってのおおきな木は誰か?と考えて
「4年生のおおきな木」を作り…

後日行われた二分の一成人式では,
自分にとってのおおきな木である両親に,感謝の気持ちを伝えている生徒もいました。


これこそ,世界に一つだけの「手賀東小短編小説集」


昨年度,「小学生に小説の書き方を教え,短編集として1冊の本にする」という企画に参加した4・5・6年生。
小説家の神永学先生にお越し頂き,指導して頂いた作品たちが今年度1冊の本となって届きました。
神永先生が書かれたあとがきには,”全てが,個性的で,チャーミングで,胸が躍るような素晴らしい作品ばかり”との記載が!!
みんなとても誇らしそうでした。

手賀東小の子供たちに 図書館ってなんだか楽しい!と思ってもらえるよう,これからもがんばります。

第9回 学校図書館指導員研修

2017年最後の研修。
まずは,今年度より取り組んだ調べ学習コンクールの報告からスタート。
すばらしい作品が数多く出品され,来年度に向けてより良い調べ学習となるよう支援して行きたいと思います。


続いて【みんなでつくる魅力ある学校】プロジェクトに取り組んでいる3校の活動報告。
西原小学校 2年生;国語「さけが大きくなるまで」
高柳小学校 4年生;国語「ごんぎつね」「読書発表会をしよう」
光ヶ丘中学校 1年生;社会「古代までの日本」 2年生;英語「英語でおすすめの場所(都道府県)を紹介」 3年生;国語「おくのほそ道」
3校ともに授業の中で図書を活用しながら生き生きと学習に取り組んでいる児童・生徒の様子が印象的でした。


また,中学校地区で集まり,調べ学習や読書指導での図書の活用についての話し合いもおこないました。
授業で使用した資料等も持参し,各校の実践を持ち寄りました。


そして,くじを引いて当たった人がブックトークをする,その名も“ドキドキブックトーク!”
小学校担当者は「ごんぎつね」新美南吉 「雪わたり」宮沢賢治
中学校担当者は「夢を跳ぶ」佐藤真海
の単元をテーマに本を紹介しました。



さらに,学校図書館環境チェックシートや選書についても再確認しながら,今年度最後の研修を締めくくりました。

来年も,子どもたちの「読みたい」「知りたい」を全力でサポートして行けたらと思っています。
皆さま良いお年をお迎えくださいね。

第7回 指導員研修


2学期は,11月,12月に3校にお邪魔して授業見学と研修です。


【柏第二小 4年生国語 ~読書発表会をしよう~】
 新美南吉「ごんぎつね」の学習後,新美南吉のいろいろな作品を読み,
本のナビカードを作成,それをもとに読書発表会を行いました。
指導員は,新美南吉の作品を34作品から7作品に選書し
ブックトークを行って支援をしました。





【高柳西小 2年生音楽 ~童謡~】
 たくさんの童謡の詩集の中から「お気に入りの詩」 をみつけだし,その詩の情景を想像して絵を描きました。歌詞に込められた思いや,言葉の意味を考えながらの授業です。
 大人にとっては懐かしい童謡ですが,子どもたちにとって初めて知る・聞く童謡はとても新鮮だったようです。



【南部中 1年生国語 ~故事成語~】
 各班1つ,故事成語を選び複数の本を広げてその意味を調べたり,どんな場面で使えるかを
考えました。このあと劇で発表するそうです。どんな発表になるのか楽しみです。
 


 どの授業にも共通するのは,学習後に絵やナビカードを作成したり,劇にしたりと,
学んだことを様々な形に変えて,工夫して表現するということでした。

また,教科書には載っていない作品や故事成語を用意された本で知ることができ
より一層学習が深まったのではないでしょうか。


 新年を迎えました。
子どもたちの学習がより深まるように,そして本を通して広い世界へつながる
一つの窓になるように,今年も学校図書館は頑張ります。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

読書でいきいき!名戸ヶ谷小学校図書館へようこそ


 名戸ヶ谷小学校には,「低学年80冊,中学年60冊,高学年50冊読もう!」という
学校目標冊数があります。学校図書館は教室棟の中心に位置し,児童が気軽に
立ち寄れる環境となっています。
 学校図書館では,「授業での図書館の活用」と「児童の心を豊かにする読書」を
2本の柱に,年間を通してさまざまな取り組みを行っています。

調べ学習・並行読書・・・学びに活用される図書館

 今年度の新しい取り組みとして,3年生の「放課後子ども教室」があります。
名戸ヶ谷小学校では,調べ学習を取り入れています。学習アドバイザーの
ブックトークでスタートし,その後,宿題やプリント学習の他,学習ルームに
隣接する学校図書館で調べ学習をすることができます。
ブックトークは調べ学習のきっかけ作りです。児童たちはブックトークをヒントに,
興味を持ったテーマを自分で見つけて取り組んでいます。
 

 授業では,先行読書・並行読書ができるように,主に国語の単元に合わせて
「本の配達便」という名前でクラスに本を届けています。
また,国語に限らず社会や総合的な学習の時間の調べ学習にも図書館の本が
活用されています。

 学校図書館指導員が,クラスに本を持って行き授業に参加することもあります。
この日は,柏市の読書会用図書「ペンギンのヒナ」を用いて,2年生が
「ペンギンクイズをつくろう」と題した読書会を行いました。

 
読書を身近にする取り組み

 とってもおいしい名戸小の給食。みんなの大好きな給食を通して本をより身近に
感じてもらおうと,毎月,栄養教諭と相談し,給食のメニューに合わせた本の紹介や
展示を行っています。
 11月には,「みんなでつくるおはなし給食」として,料理やデザートの出てくる
本を展示し,投票を行いました。第1位は「ルルとララのスイートポテト」。
12月の給食に登場しました。

 
 年間を通して行われる,ボランティアさんによる読み聞かせや,職員による
オープン読み聞かせ,理科支援員とのコラボなど,いろいろな方々の協力のもと,
読書に親しむ環境づくりに取り組んでいます。

なくてはならない存在「図書委員会」「子ども司書」

 たくさんの児童や職員に活用される名戸小図書館にとって,図書委員会や子ども司書の
児童たちはなくてはならない存在です。毎日のカウンター当番,本の整理や修理,
読み聞かせやPOPづくり,秋の読書イベントなど活動は様々。本の面白さや大切さを
全校児童にアピールすると同時に,自分たちが成長する場にもなっています。

 

 このように,たくさんの人が関わる名戸小図書館です。すべての児童がたくさんの
本と出会い,成長できるよう,これからも進化していきます。