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市内小中学校63校の学校図書館活用の様子を紹介しています
第6回 学校図書館指導員全体研修
3/22(水)沼南庁舎にて全体研修が実施されました。
指導課の太田先生のお話から研修がスタートです。
【研修① 活動報告発表】
「学校図書館活用実践記録」の冊子をもとに、今年度の活動報告をグループごとに行いました。
各学校の実践発表を聞いた後は、質問コーナーと交流会へと続きます。
【笹間コーディネーター 講評と来年度へ向けて】
笹間コーディネーターより「活動報告発表」を受けての講評がありました。
学校図書館指導員として、どのような授業支援が必要か考える時間になりました。
【研修② オリエンテーション】
来年度に向けて、指導課の先生方、小・中学校リーダーがオリエンテーションの実演を行いました。
4月のオリエンテーションですぐに実践できるように、資料も準備しました。
今年度最後の研修は、63名が一堂に会して実施することができました。
来年度に向けての心の準備も完了です!
誰でもウェルカム♬ 本との出合いを応援します 大津ケ丘第二小学校図書館
「学校図書館大好き」「やっぱり学校図書館は落ち着く」…大津ケ丘第二小学校の子どもたちの言葉です。中には「住みたい!」という子まで。大津ケ丘第二小学校は、児童数約300人。校舎2階にある学校図書館は、窓一面に校庭の桜の木が見える、明るくて気持ちのよい空間です。本をゆっくり読みたい子はもちろん、時には友だちとケンカした子が、心を落ち着かせるためにやってくる場所にもなっています。
図書委員、がんばっています♪ ~図書じゃんけん~
秋の読書フェア「読書ビンゴ」に引き続き、3学期も図書委員発プチイベントを実施しました。その名は「図書じゃんけん」。本を返しに来た子は、図書委員とじゃんけんをします。連続2回勝つとしおりをもらえます。いつもはシャイな図書委員も、「じゃんけん」と書かれた札を首から下げて台の上に立ち、挑戦者相手に頑張ってくれました。
授業ではこんなふうに活用されています ~本の帯づくり、読書会~
こちらは、5年生の本の帯の展示です。図書室前の廊下に並べました。通りがかった児童や先生が目をとめるような素敵な帯ができました。さらにこの帯をかけた本の中から、各クラス3冊ずつ選び、学年でビブリオバトルを実施。本への思いを自分の言葉でしっかりと語り、聞いている人の心をつかんでいました。なお、帯の下書きやビブリオバトルの原稿作り、チャンプ本の投票や感想の記入など、随所にタブレットが活用されていたのが印象的でした。
2月には、今年度最後の読書会を2年生で実施しました。
本は『ペンギンのヒナ』です。同じ本を読んで、お互いの感想などを発表し合います。一人一冊の本を手にする特別感がある楽しい時間となりました。「またやりたい」との声がたくさん聞かれました。一人で行う読書とはまた違った読書の楽しさを発見できたのではないでしょうか。
これからも本とともに ~6年間の思い出の本~
もうすぐ卒業式。そこで、6年生に小学校の思い出の一つとして「6年間で一番心に残った本、思い出の本」を書いてもらうことにしました。大津ケ丘第二小学校では1~6年生までの読書の記録をファイルにまとめて保管しています。それも見ながら、6年間の読書を懐かしく振り返っていました。
書いてもらった用紙は廊下に掲示しました。それぞれに請求記号を添えたので、気になった本を下級生が本棚で探している姿が見られました。もうすぐ卒業する6年生に、これからも素敵な本との出合いがたくさんあることを願っています。
大津ケ丘第二小学校図書館は、今後も心の栄養になるような本や新しい情報との出合いの場となり、子どもたちと一緒に発展していけるよう頑張っていきます。
生徒の学びを支える学校図書館 田中中学校
田中中学校の図書館は、校舎3階の明るく見晴らしのよい場所にあり、読書センター、学習センターとしての役割をもつ「読書室」と、情報センターとして様々な学習活動を支える資料がそろう「図書室」の2部屋があります。1,2年生の教室と同じフロアで、生徒が利用しやすいため、読書だけでなく、学習課題のための本を借りに来る生徒もいます。
〈読書室の入り口には、朝読書におすすめの本を展示しています。〉
学習図書委員と清掃担当の生徒によって、日常的に書架整備や館内清掃がおこなわれており、気持ち良く読書できる空間となっています。
〈新着本展示会には多くの生徒が来館しました。〉
〈廊下には、学習図書委員のおすすめ本の紹介や読書通帳のイラスト応募作品など、本に関わる掲示物が常時展示してあります。〉
今年度貸し出し1位は、田中スタンダード本の『カラフル』(森 絵都 著 文藝春秋)です。田中中学校区では、小中連携読書活動に取り組んでおり、多くの児童、生徒が朝読書などの時間を使って、田中中学校区の推薦図書である田中スタンダード本を読んでいます。今年度は、学習図書委員が「本の面白さや読書の楽しさに気づき、読書の習慣を身につけよう」という目標を掲げ、学校図書館の本を使った、朝読書全校一斉ブックトークに取り組むなど、積極的な読書推進活動が主体的に行われています。
〈朝読書の時間に、班ごとにブックトークを行いました。〉
また、主体的で深い学びを実現するために、全学年、様々な教科で積極的に本とインターネットを使用した授業も行われています。オンライン百科事典(Sagasokka!)を効果的に使用することで、多岐にわたる資料から、学習活動に役立つ適切な情報を見つけ出し、学習に役立てることができました。
〈本とインターネットを使用し、SDGsについて調べ、意見文を書きました。〉
これからも、学校生活におけるすべての活動を支える図書館として、田中中学校図書館は生徒とともに進化し続けていきます。
第3回 司書教諭・学校図書館指導員合同研修
1月30日(月)、第3回 司書教諭・学校図書館指導員合同研修会が、Teams(Web)で実施されました。
今年度も柏市学校図書館は、『学校図書館活用実践記録』を作成しました。市内各学校図書館の紹介、および学校図書館活用授業の記録をまとめたもので、今回のWeb研修でも実践報告の資料として使用しました。
そして『子ども司書講座「こんな図書館あったらいいな」』も完成しました。柏市立図書館とともに取り組んでいる「柏市子ども司書養成講座」を受講した児童の、アイデアいっぱいのレポート「あったらいいな こんな図書館 本」を冊子にしました。
★著作権研修
柏市学校図書館コーディネーターの笹間ひろみ先生より、「学校図書館における著作権」について御指導をいただきました。
著作権の研修は、一昨年、昨年度に続き三回目になります。今までの研修を踏まえて、「改正著作権法第35条」・「SARTRAS (授業目的公衆送信補償金等管理協会)」など、著作権に関する制度について確認しました。
続けて、学校における著作権の具体的な事例について、クイズ形式で考えました。
司書教諭と学校図書館指導員で話し合い、チャットで回答する双方向の研修は、著作権の理解が深まりました。
★中学校区での実践報告
中学校区ごとのチャネルグループに分かれ、自校の学校図書館活用の実践報告をしました。授業実践だけでなく、地域の課題や小中学校の連携について意見交換をする貴重な時間になりました。
その後、チャネルを移動して4つの地区(北部・中部・南部・東部)ごとに交流し、成果と課題を共有しました。
今年度の柏市学校図書館は「本とICT(インターネット資料)の併用」を重点に掲げています。学習・情報センターとしての学校図書館活用がさらに進んでいくよう、研修で学んだことを学校に広げていきます。
読んで知る楽しさがいっぱい!笑顔あふれる大津ケ丘第一小学校図書館
情報センター(0類から8類)と,読書センター(9類)の2つの部屋から成る大津ケ丘第一小学校図書館は,校庭の向こうに広がる田畑や木々ののどかな風景を見渡すことができる4階にあります。ほぼ全てのクラスが週に一度来館し,読み聞かせやブックトーク,調べ学習や並行読書などを行います。
<笑顔あふれる図書館は憩いの場所>
昼休みになると,外で遊ぶ元気な子どもたちの声が聞こえてきます。図書館も子どもたちであふれ,活気づきます。
読書の記録を持ってきて絵本を読む低学年。
友達と図鑑を楽しそうに眺める中学年。
お手伝いありませんか?と笑顔でボランティアに来る高学年。
読書好きな子どもたちが集まる図書館は,子どもたちの憩いの場所です。
また,月に一度,昼休みには読み聞かせボランティア「おはなしランド」さんによる,読み聞かせが読書センターで行われており,毎回満員御礼となる人気振りです。さらに,毎週水曜日には1学年ずつ,朝の読み聞かせもしてくださり、子どもたちがますます本を好きになる時間になっています。
<情報センターの活用>
2学期に入った折,情報センターに大型モニターが設置されました!
情報センターは,主に調べ学習で利用されており,理科・社会・総合など,様々な教科で,活用されます。また,タブレット端末を併用することで,アナログとデジタルの双方の良さを効果的に活用し,読書力の向上を図りながら,子どもたちのより一層の理解と学びを深めます。
<秋の読書フェア>
11月には,図書委員主催の読書フェア“読書で”ビンゴ”と“ポップコンテスト”を開催しました。
子どもたちが自ら選んだおすすめの本を紹介する“ポップコンテスト”には,1年生から6年生まで全学年から,合計60点の応募がありました。子どもたちがそれぞれの気持ちをこめて作成した数々の力作を廊下に掲示すると,休み時間に自分のポップを見に来た子どもたちの嬉しそうな声が響き渡りました。フェア終了後は,ポップを見て気になった本を探して借りる,という光景が見られました。子どもたちは初めて知る本を嬉しそうに手に取り,選ぶ本の幅が着実に広がりました。
<新刊展示会>
3学期は新刊展示会からのスタートです!新しく購入した本を1週間展示しました。
低学年向け・高学年向けの本,スポーツや生き物の本,子どもたちはさまざまな本を手に取って興味深く眺めており,どの本を借りようかな,とワクワクする楽しそうな会話が聞こえてきました。
これからも,子どもたちに読んで知る楽しさを届ける,笑顔あふれる図書館を目指します。
生涯を通じて学び続ける力をつける 大津ケ丘中学校
大津ケ丘中学校は創立46周年になる生徒数600名の学校です。昨年度より2期制(前期・後期)になり、10月中旬に後期が始まりました。図書館は2階にあり、日当たりもよく、教室と職員室の真ん中にあるため、人が行き来する素晴らしい立地となっています。一番目につく入口周辺には、新聞と旬な情報や学校行事関連本や授業で使う本などを展示しています。
<ワールドカップ企画>
後期中間テストが終わり、11月下旬から12月はワールドカップ企画で盛り上がりました。2年前、リニューアルされた書架の一部を展示スペースとして使い、サッカー選手の本やサッカーについての本、国旗の本、参加チームの国や食べ物が調べられるようにしました。
また、優勝チームの予想やごちゃまぜにした国旗の国名を当てるクイズも用意しました。優勝予想は、先生方も参加していただき、生徒も楽しく参加していました。国旗クイズでは、普段お昼休みに図書館ではあまり見ない生徒が問題を解いて、持ってきてくれました。
<学習面>
大津ケ丘中学校の学校図書館教育の目標は、「情報を適切に活用する力をつける」「様々な教科で横断的に図書館の資料を活用する」の2つです。
後期の授業では、3年 国語「和歌の調べ」、音楽「自分の好きな曲のキャッチコピーを考えPOPを作成する」、2年 国語「坊っちゃん」近代文学の作品に触れる 「二千五百年前からのメッセージ」論語調べ、社会・総合「近畿地方」近畿地方の魅力を伝える(主に修学旅行で行くところ)で、図書やICTを利用しました。図書とWeb、長所と短所を理解した上で、授業内容によって適した情報活用を行っています。
12月から毎朝図書館を開館し、3年生が受験に向けて朝学習を始めました。7時30分~8時20分、集中して勉強することが目的で、約10名の生徒が利用しています。
<図書委員の活動>
お昼休みは、週5日開館しています。今年度から、曜日に関係なくどのクラスも使用できるようになりましたが、落ち着いて本を読む場所という認識がまだまだされず、本を借りたらすぐ教室に戻る生徒が多いです。
図書委員も図書館に興味も持ってもらえるように、POP作成や企画の声かけ、委員長の働きかけで、11月から図書委員のおすすめ本を教室に飾るなど活動しています。再度、withコロナの状況下で、図書館の在り方(心を整える読書、知識・教養を増やす、社会人の学び直しには図書館があるということ)を確認して利用に繋げたいです。
冬休み明けには「新春フェア」を予定しています。新しい年を迎え、運命的な本に出合えるよう準備していきます。
第5回 学校図書館指導員全体研修
12/12(月)沼南庁舎にて、全体研修が実施されました。
①授業実践研修
柏中学校で行われた国語の授業実践について、
担当された国語科の三浦佳菜子先生に報告をしていただきました。
「読書を通して知識を広げ、考えを深める授業を作る
~『薔薇のボタン』ノンフィクションの世界~」
教科書教材を学習後、たくさんのノンフィクションの本に触れ、
ビブリオバトルにつなげる実践でした。
学校図書館指導員としてどのような授業支援が必要とされているのか
学ぶことができました。
②グループワーク 「R5年版 学校図書館活用単元例〈柏モデル〉」改訂
今年度行った授業支援の情報を持ち寄り、来年度に向けての改訂作業を行いました。
学校図書館を活用した授業づくりに生かしてほしいと思います。
③グループワーク 選書検討会
今年度2回目の選書検討会です。情報交換することで
自校の選書をより良いものにしていきます。
「来年度はこういうことを学びたい」という研修の希望もたくさんでました。
短時間の研修でしたが、対面で行うことで得られる情報も多く
実りの多い研修となりました。自校で生かしていきたいと思います。
学習に活きる学校図書館をめざして 富勢西小学校
今年度、富勢西小学校は、創立40周年を迎えました。柏市北部の自然豊かな場所にあり、
全校児童は175名。全学年1クラスです。小規模校ならではの学年を越えたつながりがあり、
児童は明るく元気で素直です。
図書館は2階にあります。向かいには2年生、1年生の教室があり、気軽に立ち寄って
くれます。
昨年度、図書館のいすとカーテンが新しくなりました。
今、図書館内に展示している「百舌鳥のはやにえ」です。百舌鳥は冬に備えて、餌を枝に
さして干物を作るそうです。干からびた蛙が枝に刺さっています。昨年の冬に、校庭で児童が
見つけたものです。図鑑と共に展示したところ、さまざまな反響がありました。
【めざせ!年間一人70冊】
校長先生から、学校図書館だより4月号に「本は心の栄養です。本をたくさん読みましょう!
1年間に70冊以上が目標です。」とメッセージをいただきました。昨年度は残念ながら一歩
及ばず、68冊でした。今年度はリベンジに燃えています。
年度初めの図書委員会では「みんなに年間70冊の本を読む目標を達成することができるよう
声をかけたい」という意見が出てきました。今年度は達成できそうです。
【本を身近に】
富勢西小学校では、一回の貸出で一人3冊借りられます。3冊のうち1冊は、国語教科書
掲載本か今月学習している本のコーナーから借ります。今月学習している本には、国語だけでは
なく、算数、理科、社会、道徳、家庭科といった全教科の本を集めています。普段は手に取ら
ないような本も多く、でも読んでみたら「意外とおもしろかった」と言ってくれることも。
また今年度、学校図書館の本を各クラスに持っていく学級文庫を始めました。学校図書館を
利用した際に、児童が学級文庫として読みたい本を選び、図書委員が本を持っていきます。
図書委員は大活躍です。学級文庫は、すきま時間に読まれています。
昨今、読書離れが進んでいると言われていますが、本が身近にある取り組みを今後も続けて
いきたいです。
おはなし給食の取り組みも紹介します。
栄養士の先生の協力のもと、本の中にでてくる食べものが、実際の給食のメニューになります。
図書委員の読み聞かせを録画して、当日の給食の時間に、児童は見ながら食べます。おはなし
給食の本は「読みたい」という児童が絶えません。いつもは残しがちなメニューも、おはなし
給食になると不思議と食べてくれます。
児童も先生もにっこりの楽しい取り組みです。
【ICT活用】
今年度、富勢西小はGIGAスクール研究校2年目です。Sagasokka!(さがそっか!)の活
用も始まりました。
3年生では、国語で「絵文字を説明する」という授業で使いました。児童は本、インターネ
ット、Sagasokka!とさまざまな資料を駆使し、ワークシートを作成していました。
本をたくさん読み、本を身近に感じながら、学習ではICTと併用して本を活用していく。
学習に活きる学校図書館を目指して、これからも富勢西小は、変化をしながら取り組んでいきます。
第4回 学校図書館指導員全体研修
11/8(火)沼南庁舎にて、全体研修が実施されました。
今回も午前と午後に分かれての対面研修となりました。
①「授業支援について」 笹間ひろみ学校図書館コーディネーター
学校図書館を活用した授業支援を紹介していただきました。
T2としての支援方法や、レファレンスブックの重要性を教わりました。
②柏市パスファインダー更新について 大野都学校図書館アドバイザー
毎年新しい情報に更新するため、パスファインダーに記載されている本や、
インターネットサイトの確認作業を実施しています。今回は、リンク申請について
重点的に説明をしてくださいました。
③学校図書館紹介動画
リニューアルされた柏第三小学校図書館と、田中小学校図書館を動画で紹介してもらいました。
設備や書架配置、蔵書コレクション、学校の取り組みなど、綺麗で明るい学校図書館でした!
④「学校図書館紹介」グループワーク
各学校の「ウリ」を紹介!ブックフェアの取り組みや掲示物など、
自校でも取り入れるアイディアをたくさんもらいました。
指導員同士の横の繋がりを大切にし、これからも、より良い学校図書館環境を目指していきます!
やなぎっ子の「知りたい!学びたい!」を応援します 高柳小学校図書館
柏市立高柳小学校は、柏市南部に位置する、児童数約700人の小学校です。
昨年度、創立50周年を迎えました。地域の方々に見守られ、のびのびと教育活動が行われています。
学校図書館は、校庭に面した5年生の校舎2階にあり、日当たりがとてもよいです。教室2つ分の広さのひと部屋に約11,000冊が収められており、本が探しやすく、落ち着いて読書ができる環境です。
【新着本で味見読書】
10月初め、新着本展示会がありました。期間中の図書の時間に「味見読書の会」を行いました。「読書の秋の始まりに、たくさんの本を“味見″して読書の幅を広げよう」という目的があります。普段読書をするテーブルにディスプレイされた新着本。児童は全部のテーブルを巡り、たくさんの本を味見読みしました。たくさんの児童が、「読んだことがなかったけど、今度ぜひ読んでみたい!」と思えるような本を見つけることができました。
【頼れる存在その1!「図書委員会」】
新着本展示会のためにすてきなPOPをつくってくれたのが、5・6年生の「図書委員会」と「子ども司書」です。
図書委員会は、普段は休み時間にカウンター当番や本の整理をしていますが、このように特別なイベントを盛り上げるのにも一役買っている頼もしい存在です。
現在は読書週間に合わせた「読書でビンゴ」のイベントを開催中。ビンゴ用紙や景品のしおりをつくったり、昼休みに感想を聞いてスタンプを押したりと、やなぎっ子がいろんなジャンルの本を読むきっかけになるようにがんばっています。
【授業でも活用されています】
クラスに割り当てられた図書の時間には、ほぼ全クラスが学校図書館を訪れています。本の読み聞かせやブックトーク、図書を活用した授業や読書を行っています。
1学期には、4年生国語「分類をもとに本を見つけよう」の授業を学校図書館で行いました。「日本十進分類法」を実際の書架で確認し、どの分類にどんなジャンルの本があるのかをクイズで確認しました。さらに授業のまとめとして「本のラベルで本をおすすめしよう」を作成しました。授業後、写真のように廊下に掲示し、他学年に授業の成果を見てもらうこともできました。
全学年の廊下にはブックトラックがあります。授業に関連する図書はこのブックトラックに置かれ、児童がすぐ手に取れるようになっています。調べ学習や、並行読書に活用されています。
【頼れる存在その2!「子ども司書」】
図書委員会の他に、学校図書館を支えているのが「子ども司書」です。
昨年度認定された子ども司書の6年生は、図書館に欠かせない存在です。特に、本の修理の腕前はプロフェッショナル。修理のツールを使いこなし、破損した本をどんどんよみがえらせていきます。
今年度は9名の5年生が講座を受講中です。過ごしやすく、魅力ある図書館をつくり、やなぎっ子がもっと本を好きになれるようにがんばっています。
高柳小学校図書館は、図書を通じて、やなぎっ子の「もっと知りたい!学びたい!」という気持ちを応援しています。
本と仲良しになろう!高柳西小図書館
高柳西小学校はいつも、明るい子どもたちの声であふれています。外で過ごすときは元気いっぱいの子どもたちですが、学校図書館では、一人ひとりが夢中になって本を読む姿がみられます。
【秋のイベント計画中!】
10月は、図書委員会がもっとも忙しい季節です。秋の読書週間に合わせて、図書委員全員で、アイディアいっぱいのイベントを企画します。今年のイベントは、本を1冊多く借りられるチケットが当たる「図書ビンゴ」と、放送による「読み聞かせクイズ」。
1年生から6年生までみんながビンゴを楽しんでくれるように、ビンゴカードやチケットを、飾り文字や手描きのイラストをちりばめて作っています。とてもていねいで、心のこもった1枚ができあがります。
放送での読み聞かせは、声だけでおはなしを伝えるのがむずかしいところです。聞いている人たちに楽しんでもらえるように、読むところの分担や声の出し方を工夫して、くり返し練習しています。
【読書だけじゃないよ!図書館で日本一周】
校長先生の声かけで、夏休みにでかけたところのパンフレットを集めています。誰かが出かけたところは、大きな日本地図に赤いシールで印をつけました。休み時間には、友達がでかけたところのパンフレットをながめたり、地図で場所を確かめたりする高西っ子の姿が。学校図書館は、本を読むだけではなく、いろいろなことに興味を持つきっかけになる場所でもあるのです。
一期(一冊)一会を大切に 光ヶ丘中学校
光ヶ丘中学校の図書館は、校舎2階、3年生の教室の並びにあり、昼休みには多くの生徒が訪れます。約14,000冊の蔵書が光中の学びと読書を支えています。
3年ぶりに全校で行われた体育祭。校庭に面した明るい図書館には、練習に励む生徒たちの、元気な声が響きました。
【授業での活用】
1年生の国語「ベンチ」では、作品の舞台となったナチス・ドイツ時代の社会について、興味を持ったことについて本を使って調べ、ライブラリーナビにまとめました。
「ホロコースト」「アンネフランク」「杉原千畝」「人種差別」など、調べたテーマは多岐に渡りました。
「歴史は消せないけれど、繰り返さないことはできる。つらい過去を知ることも大切だと思った。」「こういったことを調べる機会を作ってくれて、たくさんのことが知れた。差別を無くす仕事をしたい。」などの感想があり、授業での学びを通して、生徒それぞれが、自分の問いに向き合う時間を持つことができました。夏休み中に全員が完成させたライブラリーナビの作品は、校内審査を経て、「第6回柏市図書館を使った調べる学習コンクール」に出品します。
このほか、2年生国語では、本とクロムブックを併用し、SDGsを調べてまとめたうえで、明日からの自分の目標を宣言する活動、3年生国語「おくのほそ道」では原文、訳を読み比べ、キャッチコピーを作る活動などが行われました。今後も各学年で図書館を活用した授業が予定されています。
【図書委員の活動】
光中の図書委員会はアイデアを出し合い、熱心に活動を行っています。
昼休み中の開館業務はもちろん、給食時の放送でのブックトークや、全校しおりコンテストの企画運営、図書委員のおすすめ本コーナーのPOP作成など、光中の読書活動は図書委員によって支えられています。
本年度は、新入生歓迎展示として、「一冊一会」コーナーを実施しました。図書委員がそれぞれ選んだおすすめの本の書き出しの一行のみを紹介するPOPを作成し、題名や著者名はわからないまま貸出をする、というものです。
中学校3年間という限られた時間の中で、出会える本はまさに一期(一冊)一会。一生心に残るような本との出会いを、図書委員と一緒にお手伝いしていきます。
【 いつでもそばに、本を 】 名戸ヶ谷小学校
名戸ヶ谷小学校は児童401名の、笑顔あふれる小学校です。学校の周りには田んぼやビオトープなどの自然が多く、子どもたちは地域の方々と一緒に米作りを行うなど、たくさんの方々に見守られながら、のびのびとした学校生活を送っています。
そして、子どもたちの元気な声が響く3階中央に、名戸ヶ谷小学校図書館は位置しています。2年生と3年生の教室に挟まれ、毎日多くの子どもたちが利用しています。
また、当校は読書活動を長年大切にしており、学校全体を通じて図書への関心がとても深いです。毎朝「読書タイム」を設けており、子どもたちは自分で用意した本や、学校図書館の本を読んでいます。他にも、各学年のブックトラックには単元に合わせた本や図書委員おすすめの本などを配架し、本が身近に感じられる環境を作っています。
さらに、栄養教諭と連携し、毎月、給食と本のコラボ「おたのしみ給食」を行っています。本に登場する料理や食材を使った給食を出してもらい、子ども司書による読み聞かせ放送を全校で見ながら、おいしく給食を食べています。
1学期には、図書委員おすすめ「本のおたのしみ袋」のイベントを行いました。多くの子どもたちが楽しそうに本を選んで借りていく姿が見られました。図書委員会では毎学期イベントを行うことを目標とし、「みんなが来てくれる楽しい図書館」を目指しています。
名戸ヶ谷小学校図書館は2学期もみんなで力を合わせて、よりよい図書館づくり、読書の楽しさを広める活動をしていきます!
第3回 学校図書館指導員 新人研修・全体研修
9/1(木)沼南庁舎502会議室で、第3回新人研修が行われました。
今回の新人研修は、全体研修に先立って「①選書と除籍」「②授業支援」「③蔵書点検」について
指導課の先生方より、ご指導いただきました。特に「②授業支援」の中で、「ビブリオバトル体験」を
実施し、新人学校図書館指導員たちの本に対する熱い思いを知る機会となりました。
また、9/6(火)には沼南庁舎大会議室で、対面での全体研修が午前・午後に分かれて行われました。
今回は、二学期の業務について、また学校図書館PCリプレイスに関する研修です。
さらには「ステップアップ研修」に「グループワーク」と盛りだくさんの3時間になりました。
【二学期の業務について】:大野都学校図書館アドバイザー
【PCリプレイスに関して】:教育システム 本間氏
【ステップアップ研修】:笹間ひろみ学校図書館コーディネーター
今回のステップアップ研修のテーマは『廃棄について』です。
2021年に改訂された「学校図書館図書廃棄規準」をもとに、各学校での悩みや困りごとをグループで
話し合い・共有しました。
【グループワーク】グループ交流「Sagasokka!」の活用について
7月に実施した「司書教諭合同研修」での各中学校区での話し合いを、学校図書館指導員同士で共有しました。
今後どのように「Sagasokka!」の活用をすすめていけるか、学校図書館指導員という立場を通して
どのような支援ができるか、様々な意見が飛び交いました。
今回の研修では、各学校の取り組みや困りごとなど直接話し合いをする時間を多く取ることができ
学びの多い、充実した研修となりました。
学んだことを各学校へ持ち帰り、豊かな「読書の秋」を実らせます。
第2回 司書教諭・学校図書館指導員合同研修
7月29日(金)、第2回 司書教諭・学校図書館指導員合同研修が、Teams(Web)で実施されました。
★講義 「本とICTの併用」~「調べる」学習をどう支援するか~
笹間ひろみ学校図書館コーディネーター
今年度の柏市学校図書館の重点は「本とICTの併用」、学習・情報センターとしての学校図書館活用の推進
であることを確認し、「調べる」学習の支援の手立てを学びました。
実践例として、「Sagasokka!」を活用した授業や、課題設定でのレファレンス・ブックの活用について
紹介していただきました。
★講義 「学習・情報センターとしての学校図書館のあり方」
講師 白百合女子大学非常勤講師 袖ヶ浦市教育委員 中村伸子先生
学習・情報センター機能を充実させ、疑問が解決できる学校図書館づくりについてご講義をいただき、
袖ヶ浦市の「調べる学習コンクール」の長年の取り組みと、優秀作品を紹介していただきました。
調べ学習で探求することは、自分の内面を見つめ直す機会になり、将来への道へと続いていくことを学びました。
★中学校区でのグループワーク協議
中学校区に分かれて、学習・情報センターとしての学校図書館について、自校の取り組みの情報交換をしました。
合同研修は、調べ学習の意義と、学習・情報センターとして学校図書館が果たす役割の大きさを改めて感じる
貴重な時間となりました。
自慢がいっぱい!増尾西小図書館
増尾西小の図書館は、B棟2階にある広々とした図書館です。
子どもたちの教室があるA棟とは少し離れていますが、休み時間にはたくさんの子どもたちが集う
憩いの場所になっています。そんな増尾西小にはたくさんの自慢があります!
自慢① 【大活躍の図書委員】
増尾西小は、委員会活動が活発です。
自ら進んで活動することができる図書委員のメンバーたちは、低学年が乱雑に
書架に戻した本を「こうやって入れてね」と丁寧に指導してくれます。
またイベントも盛んです。1学期は「なかよしルーム」で低学年向けの「読み聞かせ」が
ありました。お迎えからお見送りまで、自分たちで行いました。
自慢② 【学校図書館内の大型モニター】
柏市内、どこを探しても図書館内に大型モニターを設置している学校は他にありません。
この大型モニターを使ってPowerPointを使ったオリエンテーションや普段の読み聞かせまで
行うことができます!
自慢③ 【本好きな子どもたち!】
増尾西小の子どもたちは、とにかく本が大好き!
指導員をつかまえては「おすすめの本を教えてください」攻撃に嬉しい悲鳴の日々。
一冊でも多くの本と出会ってもらいたいと、新刊展示会も大々的に行いました。
連日満員御礼の大盛況となりました。
〈低学年向け・絵本読み物コーナー〉
〈リクエストの多かった怖い本コーナー〉
他にも、授業や調べ学習で使える本も興味深く手に取っていました。
これからも子どもたちの期待に応えられる学校図書館作りを目指します!
第2回学校図書館指導員研修
7/5(火)沼南庁舎大会議室で、午前と午後に分かれて開催されました。
今回は体験型研修です。
・体験Chromebook
指導課の太田真奈美先生と教育支援アドバイザーの田中香穂里先生にご指導をいただきました。
指導員1人に1台のChromebookが手渡され、子ども達が授業の中で使っているJamboardを体験しました。
4人1グループで付箋に言葉(しりとり)を入力し、貼っていくというゲームです。スプレッドシート体験
では、夏休みに行きたい場所を紹介し、コメントをし合いました。
・体験読書会
小学校2グループ、中学校グループに分かれて読書会を実施しました。
・選書検討会
各校の選書リストを持参し、情報交換をしました。次期の選書に向けて、みんな真剣に参加
しています。
体験型研修を通して積極的な対話が生まれ、楽しみながら、学びの多い研修となりました。
授業単元での学校図書館活用を推進するために、これからも発信し続けていきます!
読んでワクワク、調べてワクワク、そんな気持ちを大切に 富勢小学校
富勢小学校は明治33年に開校した児童数656人の歴史ある小学校です。図書館は
2階で、第一図書室(9類の物語の本)と第二図書室(0~8類の調べ学習の本)
の2部屋に分かれています。年間を通して、読書センター、学習センター、情報
センターとして様々な活動を行っていますが、ここでは近況をご紹介します。
◆五感で絵本を味わう~栄養教諭とのコラボ◆
コロナの感染予防対策を十分行ったうえで、1年生がソラマメの皮むきを行いま
した。図書館指導員が「そらまめくんのベッド」を読み聞かせし、栄養教諭が
絵本に出てきたお豆をクイズ形式で説明しました。むいたソラマメはその日の
給食の献立です。児童からは「ソラマメって大きいね」「ベッドの中はふわふ
わだね」との声が…。五感をフル活用して絵本もソラマメも味わえたようで
す。
◆どこででも百科事典で調べ学習を~Sagasokka!(さがそっか!)の活用◆
柏市で今年度から導入されたSagasokka!(さがそっか!)の活用が、端末
に慣れた高学年から順次始まっています。6年生ではSDGsや修学旅行、
5年生ではお米やAIなどの調べ学習がさっそく行われています。さまざ
まな検索メニューや音声・動画情報など、本とはまた違ったデジタルなら
ではの良さを実感したようです。本と併用しての活用に期待です。
◎6年生の自学ノート。自宅での調べ学習にも役立っています。
◆ゴールデンアップルめざして~読書のりんごの木◆
毎年3月になると図書館の廊下の窓は、桜の開花でピンク色に染まるの
ですが、それにも増してこの春、図書館に華やぎを添えてくれたのは
「読書のりんごの木」です。これは貸出冊数に応じて、緑の葉、黄色
の花、赤や金色のリンゴの実がつくもので、昨年度から始めました。
今はまだ緑の葉っぱだけれど、ゴールデンアップルめざして、全校で
楽しく読書に励んでいます。
◎今はまださびしいけれど…(1・4・6年生用と2・3・5年生用の木の2本あります)
◎昨年度の「読書のりんごの木」。今年度は全員でゴールデンアップルを実らそう!
【読みたい!知りたい!調べたい!に応える学校図書館】柏の葉中学校
柏の葉中学校は創立5年目の市内で一番新しい中学校です。
学校図書館は一面ガラス張りで明るく、床や書架は木の温かみが感じられる造りで、
生徒の憩いの場となっています。
<人気の閲覧コーナー>
【情報発信する学校図書館】
本を読む楽しさを伝えるだけでなく、「知りたい」という知的好奇心を刺激するような
場所となるよう、日々、情報発信を心がけています。
カウンターには「今日は何の日」の掲示と、それに関連する「おすすめ本」を紹介する
コーナーを設け、毎日更新しています。
<新聞コーナーと学習スペース>
新聞コーナーでは、日刊紙2紙と中高生新聞を読むことができます。
英語の記事や投書欄、時事問題などは切り抜いて掲示しています。
昼休みには生徒たちが閲覧台を囲む姿が見られます。
2年生の国語の授業では、新聞の投書欄を教材として意見文を書き、
希望者は書いた文章を新聞社に投稿しました。
【学校図書館オリエンテーションと自校の推薦図書】
今年度は全学年で学校図書館オリエンテーションを実施しました。
3ケタの分類記号(NDC)と書架の配置を確認したので、本を
元の場所に返すというルールがほぼ守られています。
また、本校ではぜひ読んでほしい本を「柏の葉中推薦図書」として、
各学年20冊ずつ選定しています。その中から、指導員が各学年3冊ずつ紹介しました。
<2年生の学校図書館オリエンテーション>
【タブレット端末と図書を併用した授業】
柏市の小中学校では一人に1台、タブレット端末が貸与されていて、
調べものをしたり、レポートをまとめたりと、日々、様々な授業で使用されています。
「絵本の制作」では、市立図書館からお借りした絵本を手に取り、対象年齢や絵本の
ねらいについて考えることから始めました。手描き派もいれば、フリー素材の画像で作る
デジタル派、混合派もいるようです。館内にあるイラストの本やポップアップカードの
作り方の本を参考にする生徒もいます。どのような絵本ができあがるのか楽しみです。
<3年生家庭科 絵本の制作 構成を考え中…>
【図書委員会の活動】
「来館者と貸出冊数を増やしたい!」
という思いから、図書委員会ではポップの制作を行いました。
館内でおすすめ本とともに展示しています。
図書館だよりや昼の放送でお知らせしたところ、昼休みに利用する生徒が増え、
おすすめ本の貸し出しも増えました。
今後の活動としては、先生方へのおすすめ本取材、柏の葉小学校への読み聞かせなどを予定しています。
これからも、「癒しの場」「信頼できる情報が得られる場」として、学校生活をサポートしていきたいと思います。
「子どもの力 図書館のためのブックフェア2022」がひまわりプラザで開催されました。
5月23日(月)から26日(木)、「子どもの力 図書館のためのブックフェア2022」が
ひまわりプラザ学習室で開催されました。
柏市学校図書館でお世話になっているTRC図書館流通センターの主催です。
24日は、合同研修会会場がひまわりプラザ大ホールでしたので、
多くの司書教諭・図書館指導員がブックフェアに参加し、
学校図書館にどの本を選書しようかと手に取っていました。
今回の「ブックフェア」は、SDGsに配慮した方法での開催となっており、
学校図書館での掲示や展示のヒントにもなりました。
柏市大島田48番地1
04-7191-7369(指導課)