校長雑感ブログ

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4月9日(火)花散らしの雨と入学式準備

〇発達した雨雲が関東へ近づいており、登校時には傘が役に立たないほどの南からの強風が吹いていました。生徒の多くは傘はあるにもかかわらず、傘を開くと飛ばされそうなので閉じたままで歩いていました。また何人かは傘の骨組みが壊れてしまい、かわいそうでした。

〇大雨のピークは、関東は昼前後となりそうとのことで、下校時には生徒に注意を促します。その後天気は西から回復しますが、夜は北よりの風が強まり、気温が低下するそうです。服装の調節が大変です。

〇せっかく満開の桜の花も風で散らされて「もったいない」と思ってしまいます。でも明日の入学式は、青空の下でまだその奇麗な姿を残してくれることでしょう。

〇午後は明日の入学式準備を行います。

須藤昌英

4月8日(月)学年集会と給食開始

〇2・3年生はそれぞれ学年で集会を行い、学年担当の先生からの自己紹介を聞いたり、学習や生活の約束、今後の予定などの確認を行ったりしました。

〇学級活動では、学級目標や委員会・係決めの話し合いを行いました。4月は自然と気持ちが前向きになりますので、新しい役割などにチャレンジするには最適です。

〇給食は、アフターコロナで班の隊形で会食することに戻りました。ただ大声で話したり食事マナーを守らない生徒は皆無で、豚キムチ丼を美味しそうに食べていました。

須藤昌英

 

4月5日(金)令和6年度着任式・第1学期始業式

〇令和6年度は雨のスタートとなりました。ただ桜の花は満開に近くなってきており、いろいろな鳥もよってきて賑やかです。

〇今年度から着任された教職員に着任式で、自己紹介をしてもらいました。ある職員は、「きちんとした姿勢で話を聞いてくれたので、嬉しかったしびっくりしました」と後で話してくれました。

〇始業式では、「進級おめでとう」「入学式もよろしくお願いします」「修学旅行や林間学校もすぐなのでしっかり準備を」などと話しました。

〇新3年生はクラス替えはなく、すぐに1号館2階へ引っ越しました。新2年生は体育館で新クラスの発表後、4号館へ引っ越しました。

〇学級開きで行う自己紹介などは、来週の学級活動で行います。

 須藤昌英

4月4日(木)始業式の前日に思うこと

〇生徒のいない校舎内は静かで、教室の机や椅子も主役(生徒たち)が来ることを待っているかのように感じます。今日も全職員で明日の始業式に向けて、最終準備を行います。

〇話は変わりますが、昨年まで年度終わりの3月31日に満60歳を迎える教員は、その日をもって定年退職となっていました。しかし今年から公務員の定年延長が開始され、私の年齢は満61歳まで、私の一年下の職員は満62歳と徐々に延長され、数年後には65歳で定年退職となります。

〇これが決まったのは3年前ですが、教員となってから長い間60歳で退職と思ってきた私の年代などは、「60歳の4月1日は朝からゆっくりと自宅で過ごせるな・・」と想像していました。しかし実際にはこの4月1日も朝の6時半には出勤し、校長室で会議資料を作成していました。今は残りの1年を何とか健康を保って乗り切りたいとだけ思っています。

〇たまに「校長先生はなぜそんなにはやく出勤しているのですか?」と尋ねられることがあります。理由の一つは、朝の部活動に参加する生徒は、7時に登校します。すると距離が遠い生徒は6時半には自宅を出ています。万が一登校中で交通事故や不審者等に遭遇した場合には、すぐに連絡がとれるようにするためです。

〇逆に明日の午後からは部活動も再開されますが、完全下校の30分後までは、生徒たちが無事に帰宅したかを心配する毎日が戻ってきます。昨日も台湾では大地震、九州でも部活動中に落雷で高校生が意識不明になるなど、いのちに関するニュースを見て、他人事ではないと思います。

〇これから明日の始業式で、生徒たちに何を話そうか・・、ゆっくりと考えます。

須藤昌英

 

4月3日(水)主役の交代と多様性

〇校内のソメイヨシノはまだ咲き始めたばかりで、今週末くらいに満開になるかもしれません。そのソメイヨシノが終わると、少し遅咲きの八重桜の花が次に咲き始めます。ソメイヨシノから八重桜への主役交代は毎年見事な風景です。

〇調べますと、「八重桜」という呼称は、一つのサクラの品種ではなく、八重咲きに花を付けるサクラの総称だそうです。ソメイヨシノに代表される一般的な桜の花弁は5枚で、この咲き方を「一重咲」と呼称するのに対し、桜の場合は6枚以上の花弁を付けるものを「八重咲の八重桜」として区分しています。

〇サクラも複数の品種が交配してできた変種や観賞用に開発された改良品種を合わせると600種類を超えるといわれています。日本に分布している桜のうち80%以上がソメイヨシノだそうですが、実は他にも個性溢れる品種が多く存在しています。花弁の数も影響してか、本校の八重桜はピンクも濃く、花全体がモコモコしています。

〇サクラと同じく生徒もすべての面で、多様性に富んでいます。人にはサクラと同じくそれぞれの良さがあり、比べることは無意味です。ソメイヨシノにはソメイヨシノの良さ、八重桜には八重桜の良さがあり、そうだからこそそれぞれの特性が際立って、観る我々は楽しいのでしょう。

〇明後日の5日の天気予報は、「曇り時々雨」ですが、2週間ぶりに登校してくる本校の主役の生徒たちのために、2つのサクラも懸命に咲く準備をしています。

須藤昌英