校長室より

2024年4月の記事一覧

富勢の街を歩きながら・・・

富勢小学校に赴任して半月。子供たちの登下校に合わせて、学区内をいろいろと歩いてみると、驚きと感動と面白さに満ちている。広い畑があり、隣接して新興住宅が建ち、昔は全面が畑だったのかなと思いながら歩き、起伏も多く、小さな川をたどっていくと、地形がよく見えてくる。

そんな中、東実健保体育センターの広大なグランドと体育館の脇の道を、下校時に歩くとのどかな道だが、朝歩くと国道6号からの抜け道になって多くの車に遭遇する危険地帯と気づく。PTAの方が立ってくださっている理由がよくわかる。

高野台公園は子供の遊び場で、多くの子供たちが集まってくる。そのすぐ近くのお肉屋さんでは子供向けの駄菓子もあつかっていて、子供たちが三々五々数十円の買い物をして公園に戻っていく。体を悪くしてしまって思うようにお肉屋さんができないが、お肉とできたての惣菜と子供の駄菓子を丁寧に売っているお話を聞かせてもらう。

 

 

ファミリーマートのオーナーらしき方に声をかけると、本校卒で中学校も富勢。昭和10年ころからお店を開き代々つないできた家業が、今はコンビニとして健在しているとのこと。路地に一軒家の食事処が多くあり、密かに大きな工場があり・・・わくわくする富勢の地域である。本校の教育活動を一緒に支えてくださる方々を少しずつお話しながら探していきたい。

第1回職員ワークショップを行いました。

富勢小学校の学校教育目標は、富勢中学校区の4校で統一の目標となっています。統一目標は「自ら学び 心豊かに たくましく生きる富勢の子の育成」です。この最上位目標をより身近に置いて、常に意識しながら教育活動にあたることが大切です。この目標に対する目指す児童の姿は、次のように3点掲げられています。

知識や体験を通して根気強く学ぼうとする児童

自分も相手も大切にし、互いに認め合う児童

心身ともにたくましく正しい判断ができる児童

校長赴任して1週間では、ここから学校経営をどう進めていくかなかなか難しいことです。そこで、私は、1学期をかけて先生方とやりとりをしながら、学校経営手段を確立していきますと説明して、スタートしています。校長として3校目、今までの流れを活かしながらも全職員と保護者や地域の皆様も同じ方向に向かえるような経営を目指していきたいと考えています。よろしくお願いいたします。

始業式から3日目の4月8日の午後に第一回のワークショップを行いました。ファシリテーターには福島毅さんをお願いしました。

 

最初は、以前の勤務校で梅津校長の元でこのワークを経験している教務主任が、ワークをすることでどうだったのか、何がワークによって変わったのか、インタビュー形式で答えながら、ワークショップの意義をなんとなく伝えてくれました。

 

先ほどの3点について昨年度どのような取組を展開してきたかを書き出していきます。

 

お互いに説明をし、お互いの実践を理解しあいました。転勤してきた先生は前の学校での実践を語り、お互いの実践交流ができていました。

 

次は、今年度はどんな挑戦をしていきたいか、書き出してお互いに説明をするというワークを行いました。こちらも、なかなか熱のある挑戦手段が出てきて盛り上がっています。

 

このようにワークを繰り返しながら、最上位目標となる児童の姿を具体的にわかりやすくしていきたいと考えています。