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2024年12月の記事一覧
6年総合 富勢の魅力を発信する・・・
6年生の総合的な学習の時間も動き始めました。柏市内でも人口減少が最も激しいと推計されている富勢地区。その事実を知った6年生は、富勢に人々が住んでもらえるように富勢の魅力を発信する動画づくりに取り組み始めました。いろいろなテーマがありますが、今日は歴史をテーマにしているグループに講師をお招きして、富勢の歴史全体のお話を伺いました。
講師は、柏市教育委員会文化課の課長であられる吉田さんです。吉田さんは本校のPTA会長もお勤めいただいた方で、今は富勢地区学校運営協議会の会長をしていただいています。
まず最初に、新大利根橋への道路を作る際に今のセブンイレブンあたりの遺跡から出土した縄文土器を持ってきてくださりました。4500年くらい前のものです。そんな昔から人々が住んでいたということは、とても住みやすい場所なのですね。
実際に土器に触れたあとで、富勢の歴史について多方面からの魅力をお話いただきました。国土地理院の昔の地図と今の地図を対比できるものを使うと、昔の様子を想像できますね。
https://ktgis.net/kjmapw/index.html
吉田さんがおっしゃっていました。「○○はどうだったのですか?」と答えを聞くような質問をするのではなくて、どうだったのか?と思ったら、予想をしてみて、それを確かめるために調べる学習をする。どうやって調べたらよいですか?という質問はいい質問ですね。
さあ、明日は3人の方がお手伝いにきてくださいます。富勢の魅力を広げていきましょう。
今年の芸術鑑賞はミラクルパフォーマンス
今年の芸術鑑賞は、音楽でも演劇でもなく、パフォーマンスと手品。名古屋のパフォーマンスチームの「パフォーマンスラボ」をお招きしての開催となりました。
サーカスアーティスト、クラウン、マジシャン、俳優、アクロバットパフォーマーなど、様々な特技を持つ人たちによる、多彩な舞台が展開されました。子どもたちがパフォーマンスに見入っています。
手品は見事に・・・どうして体が???
先生たちも舞台の上にまねかれて・・・
椅子に座って隣の人のひざに寝転がったのに、椅子をとってしまってもあらら・・手もあげちゃって寝たままで・・・
すごいバランス・・椅子もないのに体が浮かび上がっていく・・・???
最後は、箱の中に女性、上に男性が、一瞬にして、入れ替わった!? 見事!!
代表の子どもたちがお礼のあいさつをして、見事なパフォーマンスを閉じました。
県立柏高校書道部からお手本が・・・
12月も中旬となり、お正月の伝統行事である書き初めに向けた準備が始まります。
今日は、県立柏高校の書道部の先生が、3年生以上全員の子どもたちに一人1枚のお手本を届けてくださいました。作品を書く際のお手本となる字は、書道部の生徒さんが書いたようです。そして一人一人の名前も書かれており、それは全て書道の先生が書かれたとのこと。
名前があるので、折った状態での写真ですが、素晴らしいお手本です。富勢小学校では毎年このようにお手本を届けていただいているようです。これで上手にならなければね。努力をしようという気持ちになりますね。ありがとうございます。
来週の火曜日と水曜日には、手本を書いてくださった高校生から習う時間がありますよ。しっかりと習いましょう。
6年生「レザークラフト」を体験しました。
6年生 「工業生産とSDG's」
柏駅東口に店舗を構える「柏レザー Nuizaemon」の飯島店長を講師としてお招きし、革工芸の視点からSDG'sについて学びました。
生き物を食肉として加工する際に廃棄物として捨てられるはずの「皮」を、「革」にして利用する。「革は究極のSDG'sである。」との、飯島店長の言葉に、子どもたちは熱心に耳を傾けていました。
「牛・豚・鹿・ダチョウ・キョン」など、初めて見る様々な動物の革に興味を持ち、肌触りや硬さの違いを感じながら興味深そうに触っていました。
質問の時間には、「革にできない生き物はいるのか。」「これまで扱った商品で最も大きな商品は何か。」など、様々な質問が飛び出しました。
講義を聴いた後は、レザークラフト体験として、一人一つ、本革のキーホルダーを製作しました。講師の先生が用意してくださった革をリングに通し、バネホックと呼ばれるボタンの部品を専用の工具で取り付けていきます。スムーズに作業が進み素早く完成させる子もいれば、初めての道具に悪戦苦闘する子の姿も・・・
最後は全員がきちんと完成させ、嬉しそうに持ち帰っていきました。
しいすま富勢3校交流しました
今日は富勢東小学校に、富勢小、富勢西小の支援級の子どもたちが集まり、交流しながら仲良くなりました。
富勢東小学校までは1.5kです。行きも帰りもしっかりと歩くことができました。
体育館では、自己紹介をして、しっぽとりゲームをして仲良くなり、体を使ったオセロゲームで汗を流して、最後はモルックで競い合いをしました。とても仲良く交流することができました。今年から、富勢3校は全ての学年で3校交流を行っていきます。どんどん仲良くなっていけるといいですね。
2年生町たんけん お礼にいきました
2年生は町たんけんでお世話になったお店や事業所に、すてきを伝えるポスターを作ってお礼をしながら届けに行きました。
25グループにそれぞれ引率ボランティアの地域の方や保護者の方についていただいて、行きました。
道路を歩いて、交通ルールを守りながら歩けていたかな?
ポスターを読みながら、お礼を伝えています。どんなポスターなのかな?
引率してくださった方々にも、お礼の手紙と富勢小で収穫したミカンをお届けしました。
朝の落ち葉はき ボランティア活動
12月に入り落ち葉の季節になりました。朝、用務員さんが少し早く出勤をしてくれて、落ち葉を集めて掃除をしています。朝7時50分に昇降口が開くまでの間、落ち葉を一緒にはいて集めるボランティア活動が広がり始めています。
最初は数名の6年生がはじめました。
すると・・・最近は・・・3年生が一緒に参加するようになり・・・
6年生と一緒にがんばって、あっという間に落ち葉をかき集めてくれています。今日からイチョウの葉がたくさん落ちるようになりました。黄色い葉を集めてきれいにするボランティア活動を通して、人のため社会のために働く良さを感じてくれるといいですね。ありがとう!ボランティアのみなさん。
授業を変えていくための授業研究会(2年生)
今日は校内授業研究会を行い、2年生と3年生を対象に研究授業を行いました。富勢小のテーマは、「子どもを主語にした算数指導のあり方 ~個別最適な学びと協働的な学びを通して~です。
2年生の授業はかけ算の単元の11時間目の授業。学習問題は「あつまれ!九九の森」に取り組もう」という授業。3クラス約100人の子どもたちが、次の5つのコーナーに分かれて、学ぶので九九の森、それぞれの場で自分が追求していきたい九九を学びます。
5つの森は・・「問題づくりの島」「クイズを作る九九屋」「九九博物館」「波にゆられて九九の歌」「九九のひみつ発掘の森」です。廊下も学びの空間です。
廊下は九九秘密発掘の森・・・九九表をみながら、一つしかない数字は4と9と・・81など、交換法則や様々な発見をしていき、お互いに発表しあっています。
ipadを使って、身の回りのことから問題をつくる問題づくりの島では、撮影した写真を使っていろんな問題ができていますね。
クイズを作る九九屋や九九博物館では、黙々と問題づくりや九九の説明に向かう姿があり、どの子の頭の中にも九九がぐるぐる回っている様子がわかります。
九九の歌では、九九を読み上げながら録音したり、録画をしたり、手拍子を入れてみたり、楽しく歌づくりをしながら、自然に九九を覚えていきます。何度もいろんな段を作ってみていますね。
一人一人の学び方が違う、だからその分だけ場所をつくり、その場所で一生懸命に取り組む子どもたちの姿・・・45分の間、九九かけ算に取り組んでいない子は誰一人いません。誰一人取り残さない授業の姿が・・今日は展開されています。
それぞれの学び方ごとに1時間の学びのまとめがされていきます。単位や「ずつ」ということがとても大事だということがまとめとして書かれており、このことは、次の時間の3年生につながっていく大切な数学的な見方考え方ですね。
授業を変えていくための授業研究会(3年生)
2年生の授業に引き続き、3年生の授業が4時間目に行われました。3年生は「小数」を学びます。授業の最初に、この単元は、前半は「小数マスターになろう」後半は「小数マジシャンになろう」という昨日行った単元全体の学習の流れを確認します。マスターは説明できる人、マジシャンは使いこなす人ということのようですね。そのあと、クラスルームにあげた身の回りにある小数の数字について、お互いに見合いました。洗濯機、納豆の成分表・・・いろんなところに小数って使われているのですね。
こんなにたくさん小数が使われているから、小数ってどんな数か説明できるマスタ-になろうと始まりました。今日の学習スタイルは、学びGPSで、一人で学ぶ、友だちと学ぶ、教えてもらう、教えてあげる、と自分のスタイルを決めてからスタートです。
1Lと3dlを合わせると、13dl、リットルで言うと・・・?1.3L・・どうして1.3なの?これを説明できる。cmとmmでも同じような課題が出て、どちらから取り組んでもよい・・ヒントカードや廊下のヒントコーナーを体験してもよい。
やってみると・・・なんか説明できそう・・・
ヒントカードを選びにいって・・・先生に説明をして「3dlは0.3Lだから・・」「どうして0.3になるの?」「それは・・・」とわかっているけど、言葉としてしっかりと言えないもどかしさを繰り返しながら・・・
ミニ先生になった友だちと話しをしながら、だんだんわかってきた・・・・この時間は2時間続き、次の時間も引き続き行って、小数を説明できるようになりましょう。今日の時間の振り返りを「わかしとや」から選んで書いていきます。わかったこと、がんばったこと、知りたいこと、友だちの参考になったこと、やってみたいこと を書いて、授業を参観してくれた先生方に読んでもらいました。休み時間になっても説明をし続ける子どもたち・・・今日は学びの実感があったのでしょう。本当に、全員が45分間ずっと小数を考えていました。
子どもを主語にというテーマに対して、自由に学び方を選んで学ぶ方法が全学年で展開されるようになってきました。さらに、学習の振り返りを自分の言葉で書くようにという授業が増えてきました。このことが、昨日の学力調査の結果に反映をしていくことは間違いないかと思います。授業は一人も取り残さない・・・を実現できる形に変わりつつあります。
授業を変えていくための研究協議
今日は5時間で授業を終了して、その後は授業研究協議を行いました。最初に全員の先生が本日の授業について、「研究テーマに照らしてどうだったか」「授業から今後に活かせる視点」の2つの観点で、スプレッドシートに書き込みをします。書き込んだものを元にして、グループに分かれてディスカッションをしていきました。
九九の森というネーミングは先生も楽しいという発想。子どもたちがやりたいことをくみ上げて単元計画としていった。前段階では、学習形態を選んで選択する学習を行った上で、九九の森に入った。九九の学習に子どもが楽しく取り組んでいることが、今までの学習と大きな違いがあった。個別最適な学びができていた展開だった。学級の枠を超えて学習形態を組むことは、様々な面で利点がある。教科を幅広く取り組んでいってもよい。
こどもの粘り強い姿につながり、説明するという学習のゴールは富勢小の子どもの課題に向けた良い取り組みにつながる。ヒントカードが響いた子とそうでない子がいたが、自分たちが選択した課題に取り組んで説明することが大きな学びになる。自由進度の方法を取り入れると、中間層の子どもたちの学びに向かう姿勢がとても積極的になる。他教科に取り入れて積極性をあげている。
最後は、教育研究所の杉本アドバイザーから、どうやってわかりやすく教えるかに専念していたが、子どもたちが学び取ることに視点を当てて授業づくりをすることの大切さに先生方が気づいて、変化させていくことはとてもよい。
その気にさせる仕掛け、楽しい仕掛けは定着を促し、深く知る仕掛けも定着を促す。子ども自身が学びを調整することで、自分の学びを自覚していくということが、実践を通じて見えてきている。AIや機械で代替ができない教師の仕事は、こういう工夫改善で子どもたちの力を引き出すところにあり、まさに富勢小の先生方はそちらに向かって確実な一歩を踏み出している。とお話いただきました。
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