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2020年11月の記事一覧

感染者“増”の中で…

 ここ数日は「感染者が増加傾向」「その対策は」という報道がトップニュースになっています。昨日の数値も「最多更新」の見出しが目立ちました。千葉県も最多となり、柏市も20名と多く、検査をする人が以前より増えているということはわかってはいても、その数の多さに目を奪われてしまいます。柏市内でも小学校の児童が感染し、休校という報道もありました。きっと市教委から感染症に関するメールがある度に、ため息をつく方も多いのではないでしょうか。感染症の状況や柏市長、教育長からのメールにより、「気をつけなければ」という危機感は持つことができます。大事なことは、それをみんなで共有し、どのような行動にしていくのかだと思います。学校では現状をしっかりと認識し、家庭の協力を得ながら共通行動にしていくことだと考えます。
 先日の打合せで、職員から感染症防止に取り組む子供たちの現状を聞きました。まずは、
○マスク着用と検温&カード提出は習慣化され、子供たちは頑張っている。
という報告はどの学年からもありました。検温忘れ、カード忘れがいても、「忘れてしまった!」という思いになり、職員室に検温しに来る子供がいます。「明日は持ってこなければ」という思いから行動につながり、忘れない状況につなげたいものです。ここは家庭の協力が必要です。ぜひ支援してください。
①寒くなり、長袖を着ていることもあって、手洗いが簡単になっている。
②マスクをしていても、あごまで下げて話す様子も見られる。
③肩を組んだり、腕を組んだり、子供同士の距離が近い!
④給食準備中や給食中のおしゃべりが以前よりは目立つ。

以上の4点が課題としてあげられました。給食中はどのクラスも班の形にはせず、全員が前を向く形で食べています。「もぐもぐタイム」を設定し、食べることに集中する時間を設けながらの喫食ですが、おかわりをする際や食べ終わってからの時間帯に、ついしゃべるという行動が目立ってきているという状況です。子供たちも感染者が多い最近の状況を知っている子も多く、「6月の頃の学校には戻りたくない」という声もあるとの報告もありました。6月は今までとの違いが多く、我慢することばかりが目立ち、何か異様な雰囲気でした。あれから6か月、子供たちが積極的に取り組むことで、できるようになっていることは数多くあります。そのことはしっかりと認めていくことは大切です。その上で上記の4点には、できないことを注意するのではなく、子供たち同士が意識を高めるために「がんばろう」と励まし合って取り組むことが必要だと思います。
 もう1つ大事なことは感染した後のことです。現状を考えると大人も子供も感染することは十分に考えられる状況です。「しっかりと療養し回復する」ことに努めることはもちろんですが、「もしかしたら」「念のために」という行動も必要です。ご家族や子供たちの様子で何か気がかりなことがあればご相談ください。これは私たち教職員も同様です。
 気が滅入ることが多い3連休かもしれませんが、気持ちを切り替えて「楽しめること」を見つけていきましょう!