文字
背景
行間
ブログ
2020年5月の記事一覧
5月22日
昨日、5月22日は富勢小学校の創立記念日。昨日は全職員が出勤し、来週の、子供たちの登校の準備にあたっていました。昨年度末には年間行事計画を作成し、特に記念行事はなかったのですが、予定表には「5月22日 創立記念日」と記載されています。昼食時、分散してそれぞれの場所で食べているのですが、数名は職員室に。職員が「今日は創立記念日ですよね」と発し、「そうだ、忘れていた!」となりました。
4月からの休校中、私が行ったことがあります。それは校長室の整理整頓。書棚には結構古い書類も残されており、「いつかどこかで整理整頓を」と思っていたので実行しました。今週になってからは校長室にある金庫の整理です。金庫と言っても大金が入っているわけではなく、卒業生の記録と学校の歴史を記載した物が入っています。富勢小学校は今年で121年目を迎える歴史もあり、校長室の小さな金庫には入らないため、職員室の大きな金庫にも保管されています。それを引っ張り出して見始めると、午前中は思いのほか早く過ぎていきました。
・明治16年5月14日 定期試験アル 児童総数52名(男44 女8) 受検人員50名(病欠2) 合格児童数50(優等児童数2)
・明治37年3月 修学旅行 東京市上野 浅草 公園 54名(小人 30銭 大人 45銭)
・明治41年3月 修学旅行 横濱(浜)市 70名(小人 60銭 大人 80銭) 天気晴朗非常盛大
薄い和紙に墨を使って、小さな文字なのに、細くきれいにびっしりと書かれています。内容もそうですが、その文字の達筆さにも感心し、見入ってしまいました。大正の時代になると4月に「全校児童花見遠足行ふ」とあり、場所は「桜山」。桜山とは今の「あけぼの山」とのこと。昭和35年の記載には、「4月16日 2の1 流感のため学級閉鎖」「5年遠足筑波山 1年桜山 2年谷津遊園 3・4年姉崎海岸 6年遠足鎌倉・江ノ島」などなど…。タイムスリップしたような気分になり、充実感いっぱいになりました。『富勢小80年ところどころ』という記念誌がありますが、それによると、
・1番最初の学校は明治6年の「天眞学校」(布施・南龍寺)
・明治7年 「公立布施小学校」に名称変更
・明治20年 「布施尋常小学校」に名称変更
・明治22年 「富勢村」が誕生
・明治33年5月22日 「富勢尋常小学校(今の富勢小学校)」が開校
という歴史を経て、今年、学校は121年目を迎えています。開校当時の様子は「かけ足をする子の上に花びらが散ります。遠くには菜の花が黄色いじゅうたんのように広がり、その向こうには利根川を行く高瀬舟の帆がただようのどかな絵のような景色でした」と書かれていました。先ほどの修学旅行ですが、柏駅から汽車に乗って上野公園に行き、公園で弁当を食べます。そして午後は帝国博物館を見学してから浅草へ行き、南千住から汽車に乗ったとのこと。そのときは18時だったそうです。そして柏駅に着き、そこからはたぶん歩いて…帰宅は20時頃になったんでしょうか?何だか想像するとどきどきしてしまいました。
5月22日の創立記念日を意識したわけではなく行き着いた学校の歴史です。ちょっと運命を感じました。そんな歴史のある学校に勤務していることを受け止め、しっかりと現状に向き合っていきたいと思います。
4月からの休校中、私が行ったことがあります。それは校長室の整理整頓。書棚には結構古い書類も残されており、「いつかどこかで整理整頓を」と思っていたので実行しました。今週になってからは校長室にある金庫の整理です。金庫と言っても大金が入っているわけではなく、卒業生の記録と学校の歴史を記載した物が入っています。富勢小学校は今年で121年目を迎える歴史もあり、校長室の小さな金庫には入らないため、職員室の大きな金庫にも保管されています。それを引っ張り出して見始めると、午前中は思いのほか早く過ぎていきました。
・明治16年5月14日 定期試験アル 児童総数52名(男44 女8) 受検人員50名(病欠2) 合格児童数50(優等児童数2)
・明治37年3月 修学旅行 東京市上野 浅草 公園 54名(小人 30銭 大人 45銭)
・明治41年3月 修学旅行 横濱(浜)市 70名(小人 60銭 大人 80銭) 天気晴朗非常盛大
薄い和紙に墨を使って、小さな文字なのに、細くきれいにびっしりと書かれています。内容もそうですが、その文字の達筆さにも感心し、見入ってしまいました。大正の時代になると4月に「全校児童花見遠足行ふ」とあり、場所は「桜山」。桜山とは今の「あけぼの山」とのこと。昭和35年の記載には、「4月16日 2の1 流感のため学級閉鎖」「5年遠足筑波山 1年桜山 2年谷津遊園 3・4年姉崎海岸 6年遠足鎌倉・江ノ島」などなど…。タイムスリップしたような気分になり、充実感いっぱいになりました。『富勢小80年ところどころ』という記念誌がありますが、それによると、
・1番最初の学校は明治6年の「天眞学校」(布施・南龍寺)
・明治7年 「公立布施小学校」に名称変更
・明治20年 「布施尋常小学校」に名称変更
・明治22年 「富勢村」が誕生
・明治33年5月22日 「富勢尋常小学校(今の富勢小学校)」が開校
という歴史を経て、今年、学校は121年目を迎えています。開校当時の様子は「かけ足をする子の上に花びらが散ります。遠くには菜の花が黄色いじゅうたんのように広がり、その向こうには利根川を行く高瀬舟の帆がただようのどかな絵のような景色でした」と書かれていました。先ほどの修学旅行ですが、柏駅から汽車に乗って上野公園に行き、公園で弁当を食べます。そして午後は帝国博物館を見学してから浅草へ行き、南千住から汽車に乗ったとのこと。そのときは18時だったそうです。そして柏駅に着き、そこからはたぶん歩いて…帰宅は20時頃になったんでしょうか?何だか想像するとどきどきしてしまいました。
5月22日の創立記念日を意識したわけではなく行き着いた学校の歴史です。ちょっと運命を感じました。そんな歴史のある学校に勤務していることを受け止め、しっかりと現状に向き合っていきたいと思います。
カウンタ
2
5
5
1
0
6
9
富勢中学校区学校運営協議会
保護者閲覧ページ
個人情報の掲載及び取扱いについてのお願い
画像はあくまでも個人的に楽しまれる範囲で取扱われるようお願いいたします。画像等の情報は,他の情報と結びついて個人を特定させる性質があることから,情報悪用の危険が伴います。公開範囲が広ければ広いほど悪用されるリスクが高まります。公開範囲を限定していても,そのつながりを超えて漏れていく可能性があります。
一般的なマナーとして,SNS,動画サイト等への学校行事等の画像をアップする行為については,慎重さが求められます。
子どもを不審者被害や犯罪から守る観点からも御理解御協力の程,よろしくお願いいたします。
地震時の対応
学校情報
〒277-0825
千葉県柏市布施925-1
TEL:04-7133-2077
FAX:04-7134-5530
このホームページにおける文章、写真の著作権は柏市立富勢小学校にあります。無断転載は固くお断りします。