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2021年2月の記事一覧
「書写」の授業
絆、真、努、正、変、翔、現、実、支、幸、挑、夢、桜、咲、窓、創、褒、大、未、健、算、一、点、翼、育、勇、優、友、知、勝、志、敬、莉、学、宙、賢、詩、音、修、謝、憧、憲、共、二、煮、…
まだまだあって書き切れません。小学校卒業を間近にした6年生が選ぶ漢字は中学校での活躍を誓うものが多く、決まって登場する漢字も多くあります。その一方で、毎年新しい漢字が登場するので感心します。今年新たに登場した漢字は、
親、点、恩、別、警、諦、算、寮、褒、海、闘、狂、乗、早、再、詩、亀、憧、虎、…
と、まだまだあります。今までで一番多いかもしれません。
親…今までお世話になった親に感謝の気持ちを!
恩…お世話になった先生方に恩返しをしなければ…
算…算数は難しかったなあ。中学では数学、算数は小学校で終わり。
褒…褒められると力が出る。嬉しい気分になる。
警…将来、警察官になりたい!
「諦」を選んだ子も数名いて、「何でこの文字?」と思いましたが、その理由には「諦めないようにする」・・・なるほどなあと納得しました。子供たちがその文字を選んだ理由を読むと、自分をしっかりと見つめ、将来への誓いが感じらるものばかりです。「さすが6年生!」と感心しつつ、嬉しくなりました。選んだ文字を毛筆で書く子供たちは、いつもより一生懸命に取り組んでいるように感じたのは、一人一人の思いが込められていたからですね。選んだ理由に支えられた毛筆の作品は、個性があり、重みがあると感じます。
子供たちが選んだ文字をもとにして卒業のメッセージをつくる…この後の私の仕事です。6年生の思いを受け止めながら頑張ります!
来週月曜日は3月1日。卒業まであと「12」日です。
感動!6年生を送る会
これは1年前、「6年生を送る会」の実施前にHPに書き込んだ内容です。昨年の今頃は「新型コロナウイルス感染症」の恐怖をジワジワと感じている頃、「『送る会』は実施できないかも」そんな思いもあり、緊急事態宣言が発出されて翌週の3月4日からは休校にも入りました。あれから1年経っての「6年生を送る会」を昨日、実施しました。
今年は「体育館に全校が集まって、それぞれの学年が6年生に披露する、お互いに見合う」という形式は初めから想定できず、「動画を撮ってそれをつなぎ、各教室で視聴する」形式で取り組みました。いつものような数回に及ぶ学年練習はありません。学年全体が合唱する、合奏する「集まって合わせる」ことはできません。「どんな発表なら、6年生に『ありがとう!』の気持ちを伝えられるのだろうか?」ここからの企画であり、子供たちと教職員が知恵を出し合い、工夫をしながらの会になりました。PCのフォルダに児童会からのオープニングセレモニーから各学年の作品(発表)が保存されていて、各学級の担任が操作し、発表をつないでいきます。9時半に始まり動画視聴、6年生の感想発表、私の話、そして終わりの言葉まで45分、10時15分に終了しました。
○感動しました。感染症によって多くのことができなかったけど、今日の会は本当に良い思い出になりました。皆さんに感謝します。
○皆さんの気持ちが伝わってきました。涙が出るほどです。
○体育館での会とは全く違う感動がありました。
これは6年生の感想です。放送で全校に伝える声も涙声になるほどでした。撮影の舞台は教室が多く、学級ごとの発表です。子供たちは書いた文字や描いた絵を持ちながらカメラに向かって話します。「カメラを見ながら踊るんだよ」って言われたんでしょう。カスク越しではあるけれどカメラを見ながら、楽しく踊っています。5年生は「思い出のページ」という発表で、6年生が入学してからの写真をたくさん使ってページを作りました。カメラの向こうの6年生を意識し、PCで編集しながら見てくれる6年生を思い、それぞれがバラバラに取り組んだ「一部」が集められて、この日に「全部」になりました。教室で視聴する6年生は在校生の視線から、体育館で実施する会とは違った「在校生の感謝の気持ち」が伝わったんでしょう。私ももう何度と参加してきた「6年生を送る会」ですが、今年は感染症防止に必死に取り組み続けている子供たちのことを思うと、今までとは違う感動があり、富勢小のみんなが集まることの良さを感じ、子供たちの力を感じました。「ピンチをチャンスに!」と思い続けてきた今年度でしたが、昨日の会はまさにそれを実感できるものでした。
卒業まで15日
昨日の放課後、校舎を回っていると、6年生の教室に「卒業まで15日」の表示がされていました。3学期になり、6年生の各教室には、子供たちの手作りによる卒業までのカウントダウン表示があります。1月始め、40台の数字から始まりましたが、1月末にかけて30台から20台へ。2月半ばを過ぎると10台に入り、来週にはいよいよ1桁に入ります。今週から来週にかけて、2月から3月に入ると6年生は卒業をより間近に感じられるはずです。先週の金曜日のこと。ポカポカ陽気の中、6年生4学級が校庭に分散集合、学年による「なわとび大会」を実施しました。短縄跳びのいろいろな跳び方にチャレンジする選手を各クラスから選出し、学年で回数を競います。実行委員が進行し、結果報告では「1位、○組、△△さん!」という発表に各学級から歓声が上がりました。この日までの休み時間、今は学年毎に使用が決められているので限られているのですが、6年生はこの日の学年大会めざして熱心に練習する姿を見かけました。今までのことが思うようにできず、新たなことに工夫しての取組が求められたこの1年です。「このままでは終われない」ということで各担任から相談があり、子供たちと一緒に決めた、ちょっとしたワクワク感、ドキドキ感を味わう取組です。各学級、学年全体のまとまりと個々の子供たちの所属感、連帯感を感じるには良い機会であり、校長室から見えるその様子からも伝わってきました。暖かな陽射しの中、子供たちはワクワク、ドキドキを味わえたのではないでしょうか。
いよいよ3月17日の卒業証書授与式も迫ってきました。先日の懇談会資料にも記載しましたが、今年度の式は、
○式には卒業生、保護者(1名)、教職員が参加して実施
○証書授与は2回に分けて実施
○保護者の控え室を用意
という形で実施するつもりです。式の内容については今、検討中で、決まり次第、保護者の皆様にはご案内しますのでお待ちください。
先週に続いてオンラインによる懇談会を昨日は1年生で実施、明日は最終日で2年生が実施します。ただ話だけで終わらないように内容を工夫していますが、聞こえない、見られないという不具合もあり、ご迷惑をおかけしています。昨日も放課後、2年生が入念にチェックをするなど、どの学年も準備に努めているのですが、なかなか思うように行かない様子です。申し訳ありません。明日もどうぞよろしくお願いします。
続「校長室の話」
以前、「校長室の話」という見出しで取り上げましたが、20代までの歴代校長の写真が仕上がってきました。「掲示する作業は時間もかかるし、後で良いかな…」と優先順位を下げてしまったのですが、「やれるときにやる」と思い返し、今週始めに取りかかりました。
A3サイズよりやや大きめの5枚の額にA5サイズの写真を4名並べます。写真の下に氏名を表示し、写真がない先生方の場所には校章と氏名を表示しました。間隔を取ってフックを付け替えて掲示します。そして21代目から39代目までの写真を順番に掲示していきました。要した時間は3時間ほど、校長室のリニューアルが完成しました。4名を並べた額の色が明るいベージュなので、校長室全体が何となく明るく感じます。以前、写真を外した校長室を見て「完成したらぜひ見たい」と言っていた6年生も、「凄い!」「何だかきれい」と喜んでくれました。2月の「逃げる日々」を有効に使えた実感があり、気分が良くなりました。この先、額を掲げるスペースも確保でき、しばらくは安泰ではないでしょうか。
しばらくと言えば、感染した児童生徒を伝えるメールがありません。ここ数日は「感染者数が減」というニュースが続いており、柏市の感染者数も一桁が目立ってきています。家庭からの検査、濃厚接触などの連絡も減ってきており、学校でも「感染者数が減っている」実感があります。ただ気温の変化が大きい日々もあり、体調を崩しやすく、発熱などの様症状で欠席、兄弟姉妹や家族が体調を崩し、その影響を受けて欠席という状況は続いています。でも皆様がこのような「念のため」の取組を理解し、協力してくださっているから感染減という状況になっていることは間違いありません。またマスク着用、手洗い、換気、給食や休み時間の過ごし方など、「新しい生活様式」に継続して取り組んでいる子供たち、そして教職員も同様です。このような感染を防ぐ生活様式が当たり前になってきていますが、それは「頑張って継続してきた証」だということは忘れてはいけないと思います。本当に子供たちにも、保護者の皆様にも、そして教職員にも感謝したいと思います。
本当にありがとうございます! 落ち着く時を信じて、みんなで頑張りましょう!!
オンラインによる懇談会
今週は月曜日から学年、学級ごとにオンラインによる学級懇談会を実施しています。時間帯は15:30~16:30で、本日は6年生、明日は支援級、来週は1年生、2年生と続きます。スタートの月曜日、3年生が実施していたときのこと、突然停電!少し慌てましたが、何とか復旧し、終えることができました。学級から子供たちの様子を伝えたり、来年度の向けた準備に関してお話ししたり、皆様からご指摘を受けたり、今後につなげていくためにもこの機会は大事と考えての取組です。残念ながら、思ったほど参加者が少ないので、仕事中のこと、環境のこと、何か問題があるんですよね。「どうすれば保護者の皆様の関心を高められるか」これは私たちが考えなければいけないことですが、様々な取組に対し、問題点があれば指摘していただき、改善を図っていくことが必要だと思います。継続する課題ですが、機会があるたびにぜひ、ご意見ください。
実は昨日、私も市内の校長間で1時間、オンラインによる会議をホスト役で実施しました。在宅勤務をしている保護者の皆様も多く、オンライン会議なんて当たり前という皆様には笑われてしまいますが、まだまだ不慣れで、今までは参加するだけであった自分にとってはドキドキの1時間であり、準備でありました。今年度の会議はオンラインでつながることも多かったのですが、事情もあり、発言時のみ「顔を見せ、ミュートを解除する」というやり方で実施しています。コロナ禍と言うこともあり、この時期、情報交換する内容も多く、アッという間の1時間でしたが、正直、疲れました。何故だろう?と、考えたのですが、やはり顔が見えないと言うことだと感じました。「うなずきながら聞いてもらえるありがたさ」を実感したんだと思います。職員の前で話す際もやはり、うなずいてくれると話しやすくなります。顔が見えないと「聞こえているのか」「肯定的に受け止められているのか、逆なのか」「どんなふうに相手はとらえているんだろう」…いろいろと考えながら話を進め、だんだん不安になってきました。これは今週、オンラインによる懇談会を実施している職員も同様のことを言っていました。これは学級での子供も同じ。発言をするのに、ざわついていたり、反応が無かったりよりも、うなずいてくれる子が多いほど、自信を持ってでき、次につながります。「話し手は聞き手が育てる」とは言いますが、まさにそれを実感しました。とはいえ、オンラインによる取組に慣れないといけないですよね。それは十分に意識しつつ、話しやすい環境作りにも努めることにも取り組んでいこうと思います。
「富学協(ふがっきょう)」に決定
昨夜に発生した地震、東北地方では震度6強の大きな地震になったようですが、この辺りは震度3,4ほどでしょうか。普段に比べると長い時間だった気がして、怖さを感じました。震源に近い東北地方では火災が発生したり、怪我をされる人もいたりという被害が出ている様子ですが、皆様の所はどうだったでしょうか。実は昨日、「おやじの会」の皆さんが玄関に雛人形・七段飾りを設置してくださいました。その雛人形が昨夜の地震でどうなっているか、気になります。明るくなったら見に行ってこようと思います。雛人形設置はこいのぼりと同様に、富勢小・季節の風物詩になっています。結構場所を取ってしまうので、全ての飾りを設置するのは難しくなっていますよね。我が家も一部だけ、ということはありました。明日の月曜日、子供たちには「もうすぐひな祭りだ」と、3月間近、もうすぐ春!といった季節を感じて欲しいと思います。この場をお借りし、「おやじの会」の皆様に感謝します。本当にありがとうございました。
雛人形が設置された昨日の午前中、21名が参加し、『柏市立富勢中学校区学校運営協議会』の3回目の会議が実施されました。この会議は「地域とともにある学校づくり」を目的に設置され、子供たちの健やかな成長を支援する組織であり、この会が設置された学校は「コミュニティ・スクール」になります。柏市では令和5年までに全ての学校が「コミュニティ・スクール」になるように準備を進めており、富勢中学校区は今年度から取り組みました。様々な考え方、様々な環境の中、地域と学校をつなぎ、みんなで子供を育てるための連携体制です。富勢中学校区には富勢中、富勢東小、富勢西小、富勢小の4校があり、小学校3校は規模をはじめ、課題はまちまちです。しかし、子供たちの生活の中に地域行事が根づき、「卒業後は富勢中へ」という共通点があるので、6年間の学びを支える体制づくりをめざしています。『柏市立富勢中学校区学校運営協議会』というのが会の正式名称ですが、長いですよね。そこで委員の皆様が考えてくださり、「富岳(富士山)が見える富勢地域を強調し、富士山のごとく広い視野を持って多くのことを俯瞰し対処していく。そんな視点で子供たちの学びを支えていく組織」ということで『富学協(ふがっきょう)』となりました。中々思いつかないですよね。委員の方々の視点は、これだけでも凄いなあと思います。
ところで昨日の会議、感染症の影響もあり、ましてや緊急事態宣言中です。一堂に会することはできないため、オンラインによる初めての会議となりました。各委員の自宅や職場、オンライン環境が難しい方は4校に集まりました。富勢小のPC室が事務局という形になり、12箇所をつないでの会議です。「音が聞こえない」「ミュートを外して」「顔が見えない」「画面が共有できないよ」「○○さん、久しぶり!」…と、はじめはワイワイ、ガヤガヤと雑談です。会議に臨む場所は委員の方一人なのでマスクを外しての参加でした。それだけでも何だか安心です。10時からのスタートでしたが、15分ほど経つと真剣な雰囲気に。6つの議題に対し、「こうしたら良いのでは」「こんな取組もできる」という意見や役に決まった方からはそれぞれの抱負などがスムーズに共有でき、予定終了時刻の11時半には、不安が満足に変わり。無事に終了することができました。
今年度は具体的な取組は何一つ、できませんでしたが、「子供たちを支えたい」という地域の皆様の思いがひしひしと伝わってきて、期待感が膨らんできました。学校を取り巻く環境が大きく変わろうとする今、「富学教」と連携して、子供たちの学びを支えていきたいと思います。
子供たちの悩み
今週始めのこと。担任を務める職員が「子供がどうしても、校長先生に相談したいって言っているんですが…」と、困った顔をしてやってきました。この日の休み時間、男児4名がやってきました。「女子が勝手なことをして、言うことを聞いてくれない。学級を男女別にして欲しい」とのことです。不満を聞いてみると、何をしても文句を言われるし、馬鹿にされたように思うし、…緊張気味ではあるけれど、口をとんがらせて話します。「クラスを男女別にしたり、教室で男女を分けたりは富勢小ではできないなあ。男子だけの学校、女子だけの学校に行くしかないかなあ」と言うと、「そこまでは考えていない」とのことです。でも結構不満があるようです。この日は「今度は女子にその不満を伝えてみるよ」と伝えて終わりました。
翌日、そのクラスの女児2名と話をしました。「男子は女子に注意はするけど、自分たちだってできていない。話も聞かない」とのこと。お互いが同じように思っています。「男女別にしてほしい」という考えを伝えると、「そこまでは考えていない」とのことでした。男子から助けられたこともあるし、楽しいこともあるし、一緒で良かったと実感している様子も見られます。「わかった。そのことを伝えてみる」と言って終わりました。
そして昨日、男児2名と話しました。先日よりは緊張の様子はなく、少しリラックスしています。女子との話を伝え、「一緒にいて楽しいと感じたこともあるようで、男女を分けて欲しいとは考えていないようだよ」と伝えると、何となくホッとしたような表情が見えました。「お互いの良いところは何だと考えてる?」と尋ねると、考えながら答えました。「人には良いところが必ずあるから、女子の良いところを見ることは大切。良いところを探す目はきっと優しいよ。お互いに文句を言うことも大事だけど、わかり合おうとすることも大事。両方ができるようにしてほしいな」と伝えました。その上で「せっかく相談に来たから、他に困っていることはない?」と聞くと、「休み時間、自由に遊べないこと」「給食が少ないこと」の2つをあげました。給食については、お替わりしたくても量が少ない、はじめの量がもっとあればとのことです。「わかった。1つだけ山盛りにすることはできないけど、『もっと食べたい!』ということは中山先生に伝えておくよ」と言いました。休み時間のことについては感染症のことを話しました。2人は今の状況をしっかりと理解できています。「今の休み時間が良いとは思っていないよ。2人の気持ちを聞かせてもらったから、全員が自由に遊べる時を考えていく」と話しました。最後に「こんなふうに相談することはとても大事なこと。先生は担任の先生だけじゃない。学年の先生もいれば教頭先生や校長先生もいる。お家には家族もいる。相談したら自分で考えて、行動していくようにしよう」と伝えました。2人は満足して校長室を出ていったようです。
このクラスの担任は若年者で、十分な経験があるとは言えません。子供たちの悩みに接し、私の所にやってきました。これは大正解と、職員には伝えました。今は担任だけではなく、学年や全体の複数で子供たちに寄り添っていくことが必要です。経験があるベテラン職員も同様です。多くが関わることで子供たちは安心できていくと思います。「休み時間、自由に遊べない」これは感染症による子供たちの大きなストレスの1つだと、改めて実感しました。きっと他にもあるはずです。だからこそ複数で対応し、子供たちの安心感を少しでも広げられるようにしていきたいと思います。子供たちの相談から学びました。子供たちに感謝です。
2.7倍
「2.7倍」…この数字、何だかおわかりでしょうか?
2019年度に実施した公立小学校・教員採用試験の全国平均競争率です。最も低い自治体は1.4倍、最も高い自治体は7.1倍で、千葉県は2.1倍とのこと。「教員の仕事は多忙過ぎる」ということで、教員をめざす人の減少が続いているとの記事が掲載されていました。今週の打合せでのこと。職員に「2.7倍」を紹介し、「教員の仕事の魅力は何だと思う?」と尋ねました。自分はどうして教員になったのかなあ…まず、現職の私たち教員が原点に戻り、そこから教員の仕事を見つめ、やりがい、魅力、そして改善点に取り組むことが今、必要なんだろう、そしてコロナ禍ではあっても、いきいきと仕事に取り組むこと。それが「教員をめざそう」と感じさせる大事な点だと思います。
私が教員になって思うことは、小学校4年生で担任していただいた男性の先生の影響が大きいということです。その先生は初任で、とても厳しかったけれど、よく遊んでくれました。その先生が叱るときの表情や話す言葉を何となく覚えています。その時はきっと「こんな先生になりたい」なんて思ってはいなかったはずです(小学生の夢はジャイアンツの選手でした…)。自分の目の前にいる一人の大人の言動に納得し、「こんな大人にならなきゃ」そう思うことが染みついていったんでしょう。5年生になると担任は代わり、女性の先生に。その先生は「あの先生(4年生での担任)が良かった」という私の不満(結構、わがままな子どもでした…)に対しても叱ることなく、受け入れて、その先生らしく厳しく、優しく接してくださっていたことも覚えています。やはり目の前に現れた一人の大人としての影響は大きかったと感じます。それが子供たちに関わる教員としての一番の魅力なんだろうと思います。集団生活をする学校では、学習や友だち関係、そして今はコロナ禍という問題がたくさんある中で、子供たちと一緒になって問題に向き合い、解決していくために進んでいく大人は必要です。その役割を私たちは担っている…しっかりと自覚していきたいと思います。今月後半には職員と面談する機会があります。「教員の仕事の魅力は何だと思う?」それぞれの思いを聞いてみたいと思います。
今日は立春!
「コロナ外!」そんな声も、昨日の豆まきではしたのではないでしょうか。緊急事態宣言が1か月延長されました。街の方へのインタビューでは、「仕方ない」「これで収まってくれれば」「解除してほしかった」「不安で仕方ない」「効果があるのか…」と、様々な声がありましたが、飲食業を中心に影響の大きさを嘆いている声が多いようでした。休校ではない学校にとっては1月に引き続いての2月ということになります。しかし、学年をまたいでの交流はしない、外部の方の来校をできるだけ控える、ことも引き続くので、委員会やクラブ活動、皆様によるボランティア活動も実施できません。来週に予定していた新入生保護者の皆様への来校による書類等の受け渡しも中止し、別の方法をとることにしました。また授業参観は実施せず、オンラインによる懇談会のみ実施します。そして6年生の卒業に向けた行事もこの時期、大切なものです。2月末の「6年生を送る会」は全校児童が体育館に集まることができないので、動画視聴による内容で検討しています。
そして3月17日の卒業式。昨年のこともあり、きっと心配されている方も多いことでしょう。感染症の状況によって、また学校の規模によって、どのように実施できるかは左右されますが、「時間短縮、蜜の回避」、保護者の方の参加を見すえて検討していきたいと考えています。まずは校内で協議し、6年生の保護者の皆様にはお伝えしていきたいと思いますのでお待ちください。
今、必要なのは感染を防止する取組と感染による影響を最小限にとどめる取組を、同時に進めることです。学校生活では子供たちと一緒に感染防止策への取組を引き続き行います。家庭では同居する家族の体調に、皆さんで関心を持っていただき、「念のための休養」や「念のための相談」をぜひ、お願いします。連携して、不安いっぱいの時期、困ることが多い時期を乗り越えていきましょう!
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