校長室より

2024年8月の記事一覧

夏休みじゃないとできないつながり・・・

今日は午前中に南龍寺の住職とお話をしたあと、5年生の担任の先生方と一緒にオリエンテーリングのコースを回ってきました。手賀の丘のオリエンテーリングですが、前任の土小学校が採用していたコースとは違うコースだったので、実際のコースを見るために行きました。担任を誘うとみんなついてきたので、5人で回ってきました。

12時に帰ってくると、お昼のお楽しみイベントを教頭先生が企画して「全国ご当地カップラーメンを味わう会」を行っています。

日本列島の形に並べられたカップ麺。北は北海道札幌の味噌ラーメンから南は福岡のとんこつラーメンまで20個のカップラーメンを、少しずつ味見のように食べながら、うんちく?を語ります。いろいろな味が再現されていて、確かにこの味は・・・と楽しいですね。

おわんに取りながら、少しずつラーメンを味わうと、長野の味噌ミルク・・尾道ラーメン・・喜多方ラーメンと・・少しずつですが、知らないうちにお腹もいっぱいになり、わいわいと楽しいお昼でした。

その後は、授業づくりの話し合いがあい、3時前に雨が降り出す前に、校庭に沿って設置されている花壇の雑草を抜くぞ!という校長の掛け声に、若手中心になって、暑い暑いと言いながらも、力を合わせてきれいに・・・していきます。作業しながら話をしながら・・・文句を言いながら・・・

 

 

すっかりときれいになりました。これで、子供たちをよい環境で迎えることができます。やっぱりきれいな学校がいいですね。

来年に向けては、フラワーボランティアなどのお力を借りれるようにしていきたいと考えています。

作業が終わると同時に、台風の影響を受けた土砂降りが降ってきました。始業式に向けて色々と備えなければなりません。

富勢小の前身の学校へ・・・魅力ある富勢

富勢小学校は今年創立125周年を迎えます。ここの場所に富勢尋常小学校ができる前は、布施尋常小学校と根戸尋常小学校があり、その2校が一つになって富勢小学校となりました。そのルーツを2年生の学区探検や6年生の富勢の歴史といった、生活科や総合的な学習の時間で学んで欲しいと願っています。

そこで、昨日は根戸尋常小学校があった東陽寺へ、今日は布施尋常小学校があった南龍寺に出かけてお話をきいてきました。

北柏駅近くにある東陽寺では、今の本堂が明治維新前から使われている建物で、今はご本尊が安置されているところが職員室だったようで、教室と分けるための扉のあとがしっかりと残っているところを見せてくださいました。

 

鎌倉時代から脈々と続いている歴史の一端を聞くことができ、ご住職も昔は高等学校の先生をされていたとのことで、子供たちが訪ねてくれるのを楽しみにしてくださいました。毎月第三木曜日には子供食堂を夕方行っているようで、コロナ明けてからは、小学生が少なくなってしまい寂しくしているとのこと。テイクアウトで行っているので、是非訪ねてみてください。

今日は布施にある南龍寺を訪ねました。こちらは布施尋常小学校で、東陽寺と同じように江戸時代からの寺子屋が地域の人々の力で学校とされていったというお話を伺いました。

 

今の本堂は建て替えられたようですが、昭和の頃には当時の子供たちが墨で落書きをした文字が雨戸の裏側に残っていたり、当時の名残があったようです。住職も富勢小学校の卒業で、子供たちが来るまでに色々と準備をしてくださるお話を聞かせていただきました。

富勢のあたりは、江戸への人通りの多いところだったようですし、鎌倉時代の北条氏や相馬氏とゆかりの深い方々が住んでいて、今もそのつながりが残っているようです。

歴史は、教科書の中にあるのではなくて、住んでいるこの場所に脈々とつながっているのですね。

地域を教材として学習を様々な学年で展開していきたいと思い、その下調べをしながら、学ぶことの楽しさを味わっています。

子どもを主語にした学びを考える

夏休み最終週の3日間は、午前、午後に1学年ずつ、2学期に取り組む算数の授業改善に向けて、教育研究所の杉本アドバイザーに来校いただき、いろいろお話をしながら単元づくりに取り組んでいきました。

 

今日は3年生と6年生が午前、午後にそれぞれ検討を行っていました。

授業は子供たちに先生が教えるというイメージを持たれやすいですが、それは今までの授業方法で、これからの授業は教えることだけでなく、子供たち自身が学びたい、やってみたい、という意欲をもって、自分の課題や問いを解決していくように授業に参加をしていく、そのような授業ができるようになることが求められています。このように子ども自らが学ぼうという気持ちを大切にする授業は、20年ほど前から大切だと言われてきましたが、これからは、そういう授業ができないとならない、状況になってきています。

先生一人一人が、子どもを主語にした、個別最適で協働的に学ぶ算数の授業をつくるには、学習全体をどのように考えていけばよいか、前例が無い課題に向けて、討議しながら進めています。

先生方もアドバイザーに教えてもらう、のではなく、対話しながらよい方法を編み出していく、そういう時間を夏休みの後半に行っています。

夏休みは教材集めもします

8月に入り、学校に訪れる先生たちは少なくなってきました。

8月6日と7日は、富勢地域の農家の方を訪問して、古い農機具が残っていないか、残っていたら学校にいただけないかとお願いの訪問に3年生の先生が回りました。

 

 

すると納屋の奥から回転式のせんばこきを出してきてくださいました。竹でできた背負子、田植えの際に使った道具や、麦踏みの時に使った道具を譲ってくださいました。今も実際に足踏みで回転をして使えます。いい教材をお譲りくださりありがとうございました。

 

栄養教諭も一緒に同行して、田んぼの稲の成長の様子や農家でのネギの出荷処理などを取材しています。

 

 

稲も植えた時期や品種で出来具合が違いますね。食育の教材づくりのための取材をして、2学期に授業に生かしていきます。

学校の池田んぼに植えた稲も大きくなってきました。明日からは10日間学校が閉鎖されます。その間に稲の花が咲いて、お米ができてくるかな?

 

水草が増えてきています。学校を通るときに観察してみてください。