校長室より

2024年5月の記事一覧

交通安全見守りボランティアの方々と・・・

今日は高野台町会の会館で、高野台町会で登校見守りボランティアをしてくださっている皆さんの会合に呼んでいただき、様々な情報交換や意見交換をさせていただきました。長い期間、ずっと見守ってくださっている方々ですので、10年単位で子供たちの様子の変化や学校の変化も感じていらっしゃり、様々なことを教えていただきました。

〇18年間このボランティアをしている。朝の規則正しい生活につながっています。 

〇農協に行こうとしたときに、ちょっと待ってといって描いてきた絵を見せてくれた子がいた。朝の短い旗振りだけでも覚えてくれてうれしい。

〇朝の6時頃から歩い、歩きながパトロールをしている。子供たちは、私服の時にも挨拶してくれるとうれしい、挨拶する子としない子がいる。パトロールしていてもご苦労様って言ってくれる人がいる。

〇富勢小中の卒業で、始めたきっかけは高野台会館前で事故がありそれから安全確保のために始めた。朝早く行く子がいるとその子に合わせて早く出るようにしている。習字があると黒い服装でくるなど、様子がわかってくると字を書くポイントを話してみたり、子どもとコミュニケーションをする。

〇20年以上行っている。押しボタン信号のところからはじまった。子供たちが歩道を歩いている位置がもう少し内側をあるいた方がいいとか、信号の変わり目に渡ってしまおうとする様子が気になること。子供たちの命に係わることなので、緊張しながらやてっている。中学生はほとんどが挨拶ができるが、小学生では挨拶ができない子がいる。成長だと思うが挨拶ができるようになって欲しい。

〇交通安全指導をしていて、子供たちの様子でいやいや行く子が雰囲気でわかる。下を向いていく子、登校中の様子が気になる子がいると心配に感じている。6年生は卒業の時に、お礼を言われたり、ご苦労様ですと言ってくれたり、元気をもらうことがある。

〇PTAの方への交通安全見守りの方法をお伝えする機会が持てたらよいと思うし、PTAの協力も働いて大変だと思うけどもう少し盛んになってくれるとうれしい。

〇信号待ちでふざける子がいる。信号待ちのところは注意して立っていて欲しい。

今後ともよろしくお願いいたします。今日はお招きいただきありがとうございました。学校の先生や子供たちに伝えていきたいと思います。

運動会記念品のエピソード

運動会の記念品として、一昨年度までは柏市教育委員会から記念品が配られていました。クリアファイルなど、学校が選んだ品を教育委員会の予算で購入していました。様々な事情からその予算が廃止されたことを受けて、運動会の記念品は無くなったのですが、富勢小学校では「PTA会費によって、記念品を・・・」という声があがり、記念クッキーが昨年より配付されています。

このクッキーに秘密があります。最近はグルテンフリーなど様々なアレルギーに対応したクッキーが作られています。本校児童の中にも様々なアレルギーがあり、どんなアレルギーがある子どもも食べられるクッキーを製造してくださっているのです。

それは株式会社MEDFOOD JAPANという会社が経営する、「フォルトゥーナ ルッソ」というスイーツのお店です。昨年度はアーモンドアレルギーへの対応ができなかったようですが、今年は全てのアレルギーに対応したクッキーを用意してくださるとのこと。

先日、来校されて打ち合わせを行いました。スイーツ部門の管理栄養士の方やクッキーづくりで働いている方々が子育て世代のために、なんとか工夫をしてどの子にも食べられるクッキー開発を一生懸命に行い、昨日は、全ての機械を洗浄して本校の記念品向けのクッキーだけの製造をしてくださっているとのことで、先ほど製品が届きました。

本校運動の教員の目標は「一つの目標に向かい、集団で取り組むことを通して充実感を味わう」というものが、スイーツづくりの会社でも共有されているなあ・・と感じます。明日持ち帰るクッキーの秘密を家族で共有して欲しいと思います。

 

5月22日は富勢小学校開校記念日です

今日は開校記念日。学校の歴史を少しだけ紐解いて見ました。

明治33年5月22日に富勢尋常小学校開カルと学校沿革誌にあります。

それまでは、布施尋常小学校と根戸尋常小学校と2校あった学校を1校にして本校が生まれたとの記録があります。校舎は今の場所に新築をしている最中で、布施を第一教場、根戸を第二教場として始まったと記録されています。当時の生徒は225名。男子115名女子110名を3学級に編成したとあります。1クラスは70名以上もいたのですね。

校舎の新築費は2867円95銭6厘、その他開校に至る経費は約3592円との記録もありました。

開校する前は布施の学校は南龍寺に根戸の学校は東陽寺にあったものを今の地に移して開校をしたようです。

富勢小学校の校歌は第15代校長の川本菊雄先生(初代柏市教育長)の際に作られたそうで、昨日、息子様にあたる川本勝彦氏(元柏市教育長・現善照寺住職)に校歌のお話を聞いて参りました。当時、他に引けをとらない立派な校歌とするために、公募をして、作詞者は五味 保義(ごみ やすよし)氏でアララギ派の歌人、作曲は下總 皖一(しもおさ[1]/しもふさ[2] かんいち)氏で今の東京芸大で教鞭をとる有名な先生、のお力で今の校歌を昭和23年に作られたそうです。校歌ができた年代としても早い年代だと思います。

豊かに流るる大利根川の

 岸かぎりなき あしの原

茂りに茂る すがしきさまは

 これぞのびゆく われらが姿

 

さやかにかおれる くすの木かげ

 道なつかしく 入りゆきて

しずけき丘の われらが母校

 学びの日々の 常たのしけれ

 

緑に映えゆる 朝日が丘の

 明るき里に 生いたちて

体ゆたかに 心も清く

 代のあけぼのをひらかんわれら 

富勢地区ふるさと協議会・・・

5月18日(土)に富勢地区ふるさと協議会の総会が開かれました。昨年度までは、学校関係者は呼ばれていなかったようですが、コミュニティ・スクールを進めていく上で、地域の方々と面識を持っておくことは大切だと4校の校長で話し合い、今年から総会にお招きいただけるように調整をさせていただきました。

 

会に先立って、各学校の子どもたちの安全見守りをしてくださっている方の表彰があり、富勢小学区からは、給食室前の交差点で見守りをしてくださる成嶋様が表彰されました。

総会の最後には、富勢地区4校は富勢の地域を教材とした総合的な学習に取り組み、この地域をより好きになる子どもたちを育てるために、地域の皆様と一緒になって教育活動を行っていきたいという希望と、地域の方々に学校を利用していただき、学校を核とした地域再創成というコミュニティ・スクールの大きな目標の実現に向けて歩んでいきたい、ということをお伝えさせていただきました。

 

午前中は会場となっている布施近隣センターで子ども食堂が開かれており、大人としてお代を出して、「やきそば」をいただきました。ボランティアで県立柏高校の生徒さんもお手伝いをしており、温かく、焼きそばに混ざってもしっかりと野菜がたっぷりと感じられるほどに、野菜たっぷりの焼きそばで大変美味しくいただきました。富勢小の子どもたちは少し遠いのでなかなか足が向いていないようですが、食事だけでなく楽しいイベントもあるようです。来月は参加してみてはいかがでしょうか・・・

富勢地域の財 その2

5年生の農業関係をテーマに布施新田町会の方に放課後足を運んでみました。途中で、黄色い安全見守りベストを着ている方と出会い、お伺いしたところ毎週月曜日と木曜日の午後4時から1時間程度、地域の見守りをされてるということ。子どもたちの遊びの様子や自転車での移動などにも目を配ってくださっているようです。この方々が朝も交代で、富勢出張所前、データセンター交差点、布施新田ふるさと会館前などで見守りをしてくださっているようです。地域を守る方がいらっしゃる地域は、安全安心な街になっていますね。

みなさんがパトロールに出られるのをお見送りして、近くの農家を3軒おたずねして色々なお話を聞かせていただきました。ネギやいちご、トマト、トウモロコシなどなど様々な野菜や果物を育てていらっしゃいます。子どもたちが作り方を伺ったり、農業の仕事のことを教えていただいたりという学習活動にはご協力をいただけるとのこと・・・実際に触れて学ぶ機会が増えそうです。

長く農業をやっているけど、ここは布施新田だからここでも新しいところなのですよ。色々な魅力を教えてくださいました。