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2025年2月の記事一覧

スマイルネクストドリルの活用方法を研修

柏市教育委員会は、小学校全校にスマイルネクストドリルというオンラインドリルを採用し、税金から相当額をいただいて子供たちの基礎学力定着に活かしています。

本校でも活用していますが、オンラインドリルが整備されている上に紙のドリルを保護者負担で購入する利点があるのか、オンラインドリルをフル活用することにより、全ての子供たちに有益な学びができ、先生方の負担減につながる活用方法が無いのか、という観点で受講しました。

一人一人の理解度に合わせた復習ができたり、子供たち一人一人の達成状況を確認したり、個別に課題を出すことができるなど、様々な機能が搭載されており、すぐに採点されてフィードバックされる仕組みは、子供のやる気も引き出すだろうと思われました。

従来型の紙ドリルからオンラインドリルに移行する学校が増えてきているという理由も納得するところがありました。次年度ドリルの採択にあたって今後校内の検討をしていきます。

 

ドリルとワークテストのプロポーザルを行いました。

計算ドリルや漢字ドリル、各教科のワークテストは、年度の初めに先生方が見本を見ながらそれぞれの学年で決めている、ということがほとんどの学校の当たり前です。

でも、ドリルもワークテストも作った業者ごとに工夫があり、勉強が苦手、ワークテストの点数が思わしくなかった、というような子も、前向きに自分から取り組むような工夫がされていたり、先生方にとって採点の業務が軽減されるような仕組みがされていたり、実際にどのようにそれが作られているかという話しを聞く機会はありません。

そこで、今日は希望する11社に来校いただき、それぞれの社が作っているドリルやワークテストをプレゼンしてもらい、聞いた先生や富学協の委員に点数化してもらいました。富勢東小、西小からも先生方が来て、4時間近くのプロポーザルとなりました。

 

このようにして、子供たちにとって最も適した製品を選び、保護者負担が少ない製品を選び、全校で統一した指導につながるようにしていきたいと考えています。

先進校の視察で新たな視点をもらいました

2月5日と6日に、本校職員4名と愛知県の東浦町立緒川小学校と私立瀬戸SOLAN小学校の視察に行きました。

緒川小学校は、47年前から今の学習指導要領に示されているような、子供の主体性を活かし、子供自身が自分で考えて学んでいくスタイルの教育を行っている学校です。校舎もオープンスクールを真似て作られているので、壁がなくクラスも入り交じって子供たちが学んでいます。

 

2年生は図工の箱をつくる勉強と算数の立体の勉強を、自分でやりたい方から選んで学んでいます。こうやって2つの教科で関連するような学びは、自由進度で一人一人が自分のペースで学ぶような時間が、年に数回設けられています。

 

子供たちが自分から学べるような環境が、あちらこちらにあります。先生の関わり方が教える人ではなくて、案内を出してくれる人、のようになっているのです。

 

校内は47年前に作られたとは思えないくらいラーニングコモンズという広い空間が、子供たちの学びを支えています。

翌日は、瀬戸市にある瀬戸SOLAN小学校に、三重県教育委員会、豊橋市教育委員会と一緒に視察させてもらいました。この学校の理事長とは20年来の知人で、教育についていろいろと学ばせていただいている方です。瀬戸市立の小学校と中学校が廃校になった校舎をリノベーションして作られていますが、この学校も広い広いラーニングコモンズがあります。

 

普通教室も廊下との間がオープンで、グループで学び合えるような空間が・・

 

緒川小でもそうでしたが、子供たちが自ら学べるようにサポートをする掲示物などがしっかりと整えられています。

 

1年生の教室の前に、なぜ考えるわざを勉強するの?というように、学ぶことが何につながるのか、学力観が変わっていくしかけがありました。

どちらの学校も、習得・活用・探究という学習のストーリーがそれぞれの形で教職員が共有できるようになって、みんなが同じ方向に向かって共有された実践を、生き生きと行っている、私が理想とする学校の姿がありました。 4人の職員がその学校をみて、富勢小学校をみんなにとってすてきな学校にしていってくれると思います。

東浦町立緒川小学校ホームページ

瀬戸SOLAN小学校ホームページ